前回日曜のロンドンダービーから中二日でまたPL。急にいそがしくなった。
アーセナルのMD30は、ブライトンへ。
近年、アーセナルはブライトンとの相性はそこまで悪くないが、ここまで来るとほんとに毎試合がファイナルである。
今回もアーセナルにとってはかならず勝つ必要のある試合。
アルテタの試合前コメント「ゲイムは進化し、もっともっと難しくなっている。楽しい試合を観たいなら外国へ行くしかない」
昨日のミケル・アルテタの試合前記者会見。AFC公式サイトより。
(日曜の試合を乗り越えて心拍数も一段落……)
- あの試合はホイッスルが鳴って終わった
- でもそんなに時間もたっていないので、わたしもまだとても強い心拍数があるよ
- テストされてる? わたしは2才のころから試されてるよ。生まれたときからかな。だからもう何年もたってる
(ハヴァーツ?……)
- 彼はセッションの一部をこなしている
- 彼が使えるコンディションかどうかは観てみる必要がある
- あとは誰も問題ない
(オーデガード、ホワイト、ダウマン?……)
- マーティンはみてみよう
- ベンは起用できない
- マックスは起用できる
(オーデガードのケガについて……)
- 彼がどれほど動けるか、見てみなければならない
(ライス?……)
- 起用できることを願う。今日の彼はよくなっていた
- 試合の前に2日しかないのでトレインできていない。明日はもっとよくなっていればと思う
(ラヤ?……)
- ダヴィドは良好。プレイできる
(多くのひとがセットピースは観たいフットボールじゃないと云っておりアーセナルは16ゴールでトップ……)
- わたしはもっとゴールできないなら腹をたてる(upset)。失点も
- だから、われわれはベストになりたい。試合のどの側面でももっとも支配的なチームになりたい
- それがこのチームの目標であり、そこに向かっているところ
- クラブとしても同じ。それをやろうとしている
(セットピースが上手なことで批判されているのは驚き?……)
- 仕事の一部
(試合終盤に向けてのゲイムマネジメント……)
- われわれはボールを持っているとき、自分たちの時間にもっとうまくやる必要がある。
- そしてわたしが云ったように、それはチェルシーの大きな功績でもある。あのとてもタイトな状況で、彼らはショットでもないクロスから最大のチャンスをつくった。ダヴィドがビッグセイヴを強いられた
- 数日前のスパーズでも、後半1-1のとき、あきらかにわれわれがうまくやるべきだった。そこでなんとか3ゴールを決めることができ、より楽に試合に勝てた
- だから、いつでもわれわれは学びつづけねばならない
(不安になることについて選手たちとも話している?……)
- われわれが話すのは試合のすべての側面について
- 試合、結果、時間の使い方をマネジすること。11人で10人とプレイするとき。とても重要
- だから、われわれはすべてのことについて話し合っている
(ブライトンについて……)
- とてもいいチーム。とてもよくコーチされている
- 彼らは何年も似たスタイルでプレイしていて、選手たちも自分たちのやりたいことにとてもフィットしており、自分たちのやることに信念がある
- 彼らはいつもとてもタフな相手
(ウィングのエゼがもたらせるもの?……)
- 相手による。それと彼の周囲との関係
- なぜなら、彼は彼の周囲でスペイスをつくるためのたくさんの動きが必要な選手だから。彼のためにスペイスをつくり、彼はそれを効果的に使う
- しかし、そこはたしかにチームのなかにあるオプション
(試合をクローズできないのはオーデガードやメリーノがおらずコントロールできないから? フィジカリティ? 疲労?……)
- そこにはたくさんの要素がある
- 述べたように、われわれのチームの選手に関係することもあれば、あることをするためにもっと明解にしたり意志をもったりする必要があるし、そして相手もある。彼らがなにをうまくやるか
(あなたはシーズン開始当初にセットピースを5年準備してきたと述べた。いまほかのチームもそれに追いつこうとしてかアーセナルのセットピースに言及することが増えている……)
- わからない
- つまり、ゴールを奪われたとき腹がたつものだろう。わたしはチェルシーでの失点のしかたは、じつに不満だった。そしてチェルシーのクオリティをご覧なさい。彼らのセットピースゴールの量。マンUもとてもうまくやっている
- わたしがマンシティにいたときも同じで、それ(セットピース)にたくさん取り組んでいた
- だから、チームにあることをやる機会があるとき、そこにはフェイズやときがあるということ
- そしてゲイムは進化しており、ゲイムはもっともっと難しくなっている
- 以前は、ゲイムプランに慣れていれば、フルバックをインヴァートさせるだけでよかった。ミドフィールドによぶんな選手を起く。あるいはフォルス9。相手は終了。ビッグオーヴァーロード、インサイドでの4 v 3、インサイドでの2 v 1、ボールを持ちかなり支配的、70-80%ポゼッション。またほかの相手はふたつのカウンターアタック、セットピース、それで試合は終了
- いまのチームは適応している。チームはどのプレイシークエンスもそのあとどうなるか知っている。スロウイン、プレイのスタイル、オープンプレイからのチャンス、あるいはダイレクトプレイ。彼らのやるべきことははっきりしている。そしてほぼすべてがマントゥマン
- だから、ルールを変えないかぎりは(以前とは)違うゲイムになる。なぜなら、ゲイムの進化とはそういうものだから
(チェルシー戦後Roseniorにもセットピースについて質問したところファンはどんなゴールだろうが気にしないと述べた。おそらくアーセナルファンも誰も気にしない。重要なのは勝つことであり、楽しませる(entertaining)ことではない……)
- わからない
- あるゴールをほかのゴールと違うからといって、違う祝いかたになるかどうか。YouTubeなら、あのゴールよりこのゴールがナイスとなるのかもしれないが
- フットボールの現実は大いに状況による。わたしも美しいフットボールのためにオウンハーフにあと3人の選手がいてほしいが、それはフットボールではない
- もしそういう(楽しい)フットボールが観たいのなら、違国へ行くしかない。これがPLであり、この2-3シーズンは、そういうことではなくなっている
(あなたがプレイしていたときからフットボールはどれほど変わった?……)
- 4年前だ。もう3年も4年も前からまったく違う
(いまこの時代でもあなたはプレイできると思う?……)
- わたし?
- 9だ。9でだけだ(一同笑)
(チェルシーでの後半、スタンドの観客にエナジーを求めながら選手たちには冷静さを求めていた……)
- その指摘はいいポイントだと思う
- つまり、ボールを持っているときには決断をしなければならない。もし選手がボールを持っているときにわたしが「こっちにパスしろ、あっちにパスしろ」と叫べば、決断にならない。云われたことをやるだけ
- 自分が見ているものと感じていることはとても違うものだ
- 試合のなかで3つのトランジションがあったとき、わたしの心拍数は180になり、試合をスロウダウンさせるためにわれわれはコントロールし支配する必要があった
- セットピースで1分休めたあとで走り込む機会があるなら、それはまた違う機会になる
- だから、たくさんの要素があり、選手たちはそうした決断をせねばならない
- つまり、この国ではファンは40ヤードあっても、たいてい「シュー! シュー!」と叫ぶし、われわれはいつでもシュートできるが「あそこからシュートしろって?」と思う
- だから、ステディアムのなかにも分断があると思う
- 彼らがプッシュするのは当然のことだが、われわれが理解すべきは、われわれにも攻撃を始める正しいときがあるということ
(毎試合で勝つ最大のチャンスを得るためにはコントロールと支配が必要?……)
- そうだね、でもどこのエリアで支配的になりコントロールしたいか、どんなプレイシークエンスがチームにとっていいかだ。そこが目標
(ファーストシーズンのズビメンディが一年めにしてプレイ時間が多すぎる……)
- いろいろな状況がある。試合とコンペティションの量があり、ケガもある
- そして、彼が一年めにしてとてもうまくやっているという事実。彼は素晴らしいシーズンを過ごしている
(PLにはウィンターブレイクもなく彼のフィットネスに不安は?……)
- 選手のフィットネスはマネジせねばならない
- いまこそ必要なのは、いまがシーズンの後半だから。しかしわれわれはそれをシーズン全体でも行っている
- われわれにとってはこれまでなかったシーズン。クラブ史上このような数の試合をプレイしたことはなかった
- そのうえ、3月にはNTの試合もあるし、さらにワールドカップ
- だから、間違いなくそこは警戒している
- だが、選手たちはここまでいくつもの記録を破ってきた。試合の量は避けられない
(ズビメンディとライスのペアについて……)
- 彼らはペアであり、われわれはつねにそういった関係性やケミストリーについて話してきた
- それもそのひとつ。フィールドの外でもとても力強いし、フィールドの上で彼らが起こしていることはとても特別
(彼らはあまりに有能なので休ませるのが難しい……)
- イエス。どの選手にもそういうことはある
- 彼らにとりどの試合がよりフィットしているか、ほかの選手はどうか
- それがわれわれがやらねばならないこと。彼らのフィーリングを理解する
- とてもうまくいっていると感じるときがあるし、ほかの選手もいま調子がかなりいいと云うときもある。わたしはプレイをつづけさせたい
(ここからシーズン終了まで感情をマネジするチャレンジ……)
- そうした感情はここからは違ってくる
- しかし、われわれはこの8ヶ月ものあいだも感情をマネジしてきた
- それに、シーズン終了まで、感情とは無関係なところででやるべきことはたくさんある
- 復習をつづけ、望みがかなうことを願う
(PLの変化について。データは戦術やゲイムプランにどの程度影響を与えるようになった?……)
- データも教育も、影響はかなりあると思う
- われわれがほかのチームやリーグ、マネジャーから学んでいることも、システムのなかに組み込まれている
- PLにはとてもリッチなシステムがある。われわれはお互いから学び、試合から学んでいる。そしてそれはどんどん複雑になっている
- いまわれわれはなにかしなければならない。同意しなければならないとする。フットボールをプレイできないルールがある。マントゥマンはいけません。明日になってみればもう違うリーグだ
- そこには決めるべき選択がある。だが、全員がもっと競争力を持ちたいなら、もっと効率的になりたいなら、変化を受け入れる必要がある
(サカの適応とパフォーマンスについて……)
- Bの重要性、彼がチームにもたらす感情。彼の経験と役割は、すでにチームのなかにあり、それが相手にもたらすインパクトははっきりしている
- 彼のパフォーマンスはずっととてもいい。われわれは数字を上げることもできるが、いまの彼のポジションもある。彼の調子はいいと思う
(最近はクリンシーツが減っている……)
- シーズンを通して、最近われわれが奪われているような失点がある時期もあると思う。われわれにはあまり馴染みないものだが
- わたしがつねに述べているように、われわれはベストになりたい。だが、相手も強い。たくさんのクオリティがあり、予想しないことをしてくる
会見のつづき。
- Danny Welbeck:I’m really happy with him. We were teammates. He had difficult moments, go against the odds and now he’s better than ever.
- What was he like at Arsenal?: top person. Always positive, as a nine he has everything.
- What would it mean for him to get to World Cup?:I don’t know if he wants to be there, if he does I’ll be happy for him.
- Criticism:individual reaction.
- Grappling: the referee have to put a line on that. It’s happening across the game. Certain things are allowed, certain aren’t.
- Jover bonus:I don’t comment on those things.
- Arsenal take longer at corners?:I haven’t heard that but I don’t know what the comment is in that context.
- How Arsenal are being judged differently?:we have to respect every opinion.
- Depth of squad: being more open minded. What players are demanding. Helps you evolve.
以上
今回もまた、アーセナルのセットピース批判と、試合終盤に神経質になってしまうゲイムマネジメントの話題が多い。
会見の後半では、“Grappling”についてのやりとりがあった。「レスリング」とか「ラグビー」とか批判されている最近のボックス守備の潮流について。もう守備側はふつうに相手のシャツをつかむし、両手で相手の身体を抱えるようになった。マンマークに集中してボールを見もしない。
(ボックスでのグラップリングの判定はどう思う? 最近とても多く、レフリーも判断が難しくなっている……)
レフリーがどこかで線引をすることだと思う。多くの状況でオープンプレイでも起きている。それについてたくさんの動画が飛び交っている。
だから、それはいろいろなフェイズで試合を通して起きている。セットピースだけじゃない。
それに、あることは許されて、あることは許されないというのは、レフリーにとり難しくなっていると思う。
これについては、ルールのマイナーチェンジをやるしかないでしょうな。それで来シーズンからリセットするみたいな。多くのフットボールファンが同じ問題意識を持っているんじゃないの。あれはたしかにやりすぎだし、ミドフィールドで許されないことがボックスではおとがめなしはおかしい。アーセナル=セットピースFCがゲイムを殺している論にはまったく同意できないが、ここに関しては同意。
去年だったか一昨年だったかのルール改訂で、セットピースでGKがより守られるようになり、それ以来あきらかに攻撃側は気をつけるようになった。ゴールを決めてもあとからファウルで無効にされるから当然。
ただ、フィールドのほかのエリアの基準を厳格にボックスにもたらしたとして、果たしてうまくいくのか不安はある。以前はそうだったはずだが、いまこういう状況になってからもとに戻すなんてことができるのか。
PLには多少のファウルっぽいプレイは流すゲイムオンの精神がある。けっこう難しい問題なのかもしれない。
それと気になっていたこの件。BHAボスの試合前会見でのコメントがあって、それにアルテタがどう反応するかは興味深かった。
(Fabian Hurzelerがアーセナルはコーナーやスロウインで1分も時間を使って遅延行為をしていると批判しました。この手の批判にはどう対応する?……)
わたしはそれを聞いていないし、どういうコンテクストで出たコメントかもわからない。
(同じことをやってもほかのチームにくらべて今シーズンのアーセナルがより批判されている……)
わからない。わたしはどの意見も尊重する必要があると思うし、それだけだ。
実質ノーコメント。まあそんなものか。
ちなみにアーセナルのリスタートでのtime wastingについては、いちおうこういうエヴィデンスがある。1分は大げさだが、コーナーにかける平均時間がリーグ最長ではあるそうなので、その点では反論できない。ただ、数秒しか違わないチームがたくさんあるんじゃないの? アーセナルのコーナーがそこまで遅いようには感じない。
44 – Arsenal average 44 seconds per corner taken in the Premier League this season, the longest average delay of any team in the competition in 2025-26. Dawdle. https://t.co/isko9Lf4NL
— OptaJoe (@OptaJoe) March 3, 2026
アーセナルで遅く感じるのは、スロウインでしょう。あれはマジどうにかしたほうがいい。時間をかけて結局成功しないとか意味がわからない。
JUST IN!
Law changes confirmed:
📌 VAR for corners and 2nd yellows
📌 5-sec countdown on throws and goal-kicks
📌 10-sec countdown on subs
📌 As revealed, players off for 1 min on an injury
📌 Wenger’s “daylight” offside trials for Canada from April— Dale Johnson (@DaleJohnsonBBC) February 28, 2026
すこし前のニュース。夏のワールドカップで施行される新しいルールのなかに、リスタート時に秒をカウントするというものがある。
PLの今後はどうなるかわからないが、こういう方向に向かっていることはたしか。
※IFAB関係者が、ボックス守備のグラップリングに関してはいまは議論になっていないとコメントしているらしい













