やあ、こんにちは。
今日はひさびさのPL。前回のブライトンから10日ぶりである。
アーセナルは、ホームにエヴァトンを迎える。
彼らのボスは去年からモイーズが復帰しており、彼はもちろんアルテタの師匠のひとりであり、今回はそんな彼が率いるチームとの師弟対決となる。
アーセナルはもうしばらく低空飛行がつづく厳しい終盤戦となっているが、タイトルを取るには間違いなくここが踏ん張りどころ。最近のこの淀んだ流れを払拭するような快勝を期待したい。
アルテタの試合前コメント「最大の問題はマントゥマン」
昨日のミケル・アルテタの試合前記者会見。AFC公式サイトより。
(あらたなケガ人は?……)
- ノー
(オーデガードとトロサールは起用できる?……)
- どうだろう
- 彼らについてはドクターを話してみて、様子を観るしかない
(ハヴァーツのペナルティがチームのムードと勢いにもたらしたもの……)
- どの結果、どのパフォーマンスも勢いをシフトさせるもの
- チームの感情状態、最後に引き分けに持ち込んだという事実、当然アガる。あの試合には敗けてもおかしくなかったから
- だからこそ、つぎの試合だ。われわれに時間はない
- あの試合が終わった瞬間、われわれにはCL試合をひとつかふたつ観る時間があり、いい試合もあった。あとは仕事に戻る
(Fabian Hurzelerの今朝のコメントについて。その後あなたと話したと……)
- これは個人的な会話だ(内容を明かすつもりはない)
- 彼はある話についてわたしと話したことを公にしたわけだが、彼の人間としての多くの前向きなことがあったと思うよ
- だから、わたしはそのことには感謝しているし、彼は素晴らしいコーチだ
- 彼がブライトンでやっている仕事はとてもとてもいい。だから問題ない
(David Moyesがあなたを称賛している。今シーズン彼とはよく話す?……)
- ノー。何度か話しただけ
- とくに12月に対戦してからは何度か
- でもそれは彼だけじゃない。わたしには、彼のスタッフとクラブの人たちの大部分とたくさんの思い出があるし、大きな感謝がある
- なぜなら、彼はわたしのキャリアを変えたのだから。わたしがスペインへ帰ろうとしていたところ、エヴァトンに連れて行った
- わたしは彼のおかげでキャリアが変わったし、選手としても変わった。わたしたちには、いっしょに共有しているたくさんの素晴らしいことがある
(アーセナルは外部の雑音に籠城メンタリティで適応した?……)
- ドレッシングルームに行ってムードを感じてみればいい。エナジー、話している内容、いまの自分たちのいる場所をどれほど評価しているか。どれほど渇望があるか。シーズンの終わりにも同じのはず。そしてそれは自分たち次第
- だから、われわれの集中は自分たちのやるべきことにある。なにを維持すべきで、なにをともに進歩させていくべきか
(クアドラプルのことを考えずにいるのは難しい?……)
- 考えずにいること? いや、べつに
- つまり、いまのわれわれのコンペティションからコンペティションという状況があり、7日間で3つのコンペティションをプレイしている。それであっちこっち振り回され、急いで準備し、メッセージを伝え、どの試合もベストでプレイできるよう正しい決断をする
- それでいっぱいいっぱいだ。あとのことはプロセスとわれわれがどうそれをやるかの結果でしかない。それはまだまだ先にある
(トトナムにはNLDのためにも残留してほしい?……)
- わたしは同じことを云いつづけている。それはわれわれのもっとも美しい試合のひとつ。そこにはすごい情熱とライヴァリーがあり、それが正しく発揮されれば、試合を盛り上げていく。そこで勝ったあとの気分と感情は別次元だ
- これからどうなるかはわたしが云うことではないが、わたしに云えるのは、お互いにどうプレイしてきたかということ
(このゲイムにおけるMoyesの長いキャリア……)
- ただもうすごい
- わたしには、それが彼がPL史上まれにみる最高のマネジャーのひとりである理由
- レベルを維持し、さまざまなコンテクストやクラブでも一貫して難しいことをやり、ひとから感謝されている。それがとてもめずらしいからだよ
- それにはまずなにより、とてもとても力強い価値や素晴らしいワークエシックを持つ必要があり、ゲイムへの飽くなき情熱が必要
- 彼にも素晴らしい時間と難しい時間があり、それを通過してきた。彼はつねに彼らしくあろうとする。そこは彼の大きな功績
(残り8試合という時期にプレイのスタイルが問題視されている……)
- ベストなフットボールをプレイすることもできるかもしれないし、あるいは試合によっては試合に勝つベストな可能性を求められる。それだけさ
- わたしは、先日とても重要な要素によってPLでなにが起きているのか実感した
- CLのニューカッスルとバルセロナを観ていて、わたしとしては、いろいろな意味でバルセロナがヨーロッパでもっともエキサイティングなチームだと思うが、PLのニューカッスルはインテンシティとハイプレッシャーが際立つチームで、すべてがマントゥマンだ。とてつもなくたくさんの道具を持ち、トランジションがとてもうまい。そこで、わたしはかつて観たことがないバルセロナを観た。これはニューカッスルの大きな功績だろう
- だが、それがわれわれがプレイしているリーグなんだ
- スペインで毎週バルセロナが1000のパスをプレイしているのを観たことがある? それはもうまったく違うゲイムだ。それは美しい? イエス。だが、ニューカッスルがあのような試合にした。それは彼らの大きな功績
(今シーズンのPLで4ゴール以上が決まった試合が6つしかないのはなぜ?……)
- 同じ事例を使うが、ニューカッスルとバルセロナ。それが現実だ
- もしそれを観たくないというのなら、それはもうメガネのほうを変えるべきなんだろう。試合観戦の視野を変える。だって、それがわれわれのリーグのいまの現実なのだから
(トップチームとボトムチームの差がますます縮まっている……)
- 世界最高のリーグになりたいのなら、それが必要で、エンタテイニングで予測不可能である必要がある
- そうでないなら、それは退屈になり、どんな相手も倒すのは非常に難しくなる
- それは、もっともよい例だと思う
(先日話していたこの2-3年でのフットボールの進化についてと、それが個人によるのかあるいはチームによるのか?……)
- 全員がお互いに学んでいる。ラップトップに日々情報がたまっていくみたいなこと
- わたしは同じことを再現しようとトライする
- この動きはとてもとても早いが、ほかのスポーツと同じようになる
- テニスのベスト選手とベストトーナメントを観に行ったとして、こんなふうに云われたら。「そのサーブはだめ、そのエースは許可されていない」。違う。それは許されている。チャンピオンシップを勝ついい方法だ
- NBAでこう云う「ノー、そのスリーはだめだ。あそこからシュートすることはできない」。これも違う。みんながそれをやっているし、みんながどんどんうまくなっている。なぜなら、それはより効果的であり、進化しつづけているから
- どのスポーツでもそれは起きている。フォーミュラワン、マラソンでも同じ。そして、それは観たくないという。それは間違っていると思う
(まだ他者が使っていないフットボールのやりかたがあると思う?……)
- わからない
- しかし、どの相手でも同じように、明日何が起きるのかを予想しようとはしている。わたしもつねにしている
- それが彼らがやることだと思うし、そこが特定のやりかたで守ることになる状況だと思う
- それはわれわれが攻撃で再現したいシナリオであり、自分たちに有利なもの。それは難しい
(そろそろシーズン最後のIBがあり、NTのコーチにどの程度選手たちのプレイ時間について話す?……)
- 彼らのほとんどとはとてもいいコミュニケイションがあり、自分たちがやることについて彼らがやるように意思決定をしている
- なぜなら彼らもまた選手たちとのコミュニケイションがあるから
- 彼らが期待すること、全員の様子をどうみるか、そして会話と決断
(IB期間中は自分たちの選手に神経質になる?……)
- あまり楽しめない期間だね。とくにわれわれには18-19人がNTでプレイしているから
- そしてとくに最近はとても重要な選手に起きていることもある
- だが、それもカレンダーの一部であり、それは受け入れる必要がある
(インスウィンギングコーナーはリーグ全体のトレンドですが、それがファンからフットボール観戦の楽しみを奪っている?……)
- だからロングスロウにルールを追加するんだろう。われわれはロングスロウは観たくない。単純なことだ。ロングスロウは4秒
- だが、最大の問題はマントゥマンだよ。信じてほしい。すべてのマネジャーが賛成するはず
- もしマントゥマンで守備ができなくなったら、明日にはもう違うリーグになっている。保証するよ。それはもう違うリーグになるよ
(サカのアウトプットとその前の基礎的なメトリクスをどう分析する? )
- Bに関しては、われわれは彼を完全に信頼している愛している
- 彼がこのチームとクラブにやっていることは、もうとてつもないこと。彼のあの年齢でチームのとても大きなインパクトを与えつづけている
- 彼個人のパフォーマンスが彼本来のレベルを反映していないこともあるが、それはどんな人間でも同じであり、世界中のどんな選手でも同じ
- だが全体として、彼の強みやチームのなかにある彼のインパルスはただもうすごいものだ
(カラバオカップファイナルに向けてもうスタートの11人は頭のなかにある?……)
- ノー
- なぜなら、この短期間に5試合プレイしたところだから。誰がどのくらいプレイできるとか考えるには、試合づつやっていくしかない
- このあとの試合で、もしかしたら可能性を考えるかもしれないが、いまは考えるのが難しい
(すべてのコンペティションでホームは残り6試合。それがどの程度有利になる?……)
- イエス
- これまでとても複雑だったから。たしかある時期には4連続アウェイなんてのもあった。いくつかの難しい試合も含めて
- しかし、それがカレンダー。それがその美しさでもある
- 当然ホームでのわれわれはとてもとても強い。それを決定的な要素として正しく使っていきたい
(マンシティとの差を維持することの重要性……)
- いまはどの試合の勝利も目標まで大きな前進になる
- そして明日もまたとても難しい
- だから、われわれはそれを自分たちで稼がねばならない。そしてもしそれができるなら、目標達成に近づける
最近アルテタは、マントゥマンについてよく話すようになっているな。
M2Mディフェンスというのは、フットボールのごく基本的な戦術だが、PLでは多くのチームがそれで守るようになり相手に困難を強いている現状がある。アルテタが「最大の問題」とまで云って、とりわけそこにフォーカスするのは、アーセナルもまたマントゥマンに苦しんでいるということなんだろう。
会見のつづき。
- Teams copying you?: we weren’t the first team to do it. I wouldn’t say it’s blocking.
- Not happy with the goal: they’re trying to manipulate. It’s not what we try to do.
- Working to stop Everton defenders: they’ve always been good defending and attacking the box.
- Lifting Saka: we have changed the attacking unit a lot. The minutes he’s played is more than last season.
- Would you miss the NLD: i don’t think I have to answer that question.
- Copying with difficult weeks: we certainly try to learn from the past. What matters is the opponent. We know what’s at stake. We’ve been trying to deal with it organically.
- Forming bonds: I don’t know if it makes the different between first and second but the bond is exceptional. We’re very lucky to have that.
以上
トトナムに関する質問がいくつか。彼らが降格すれば、アーセナルにとってはせっかくのNLDがなくなる危機。
いまもちろん彼らはかなり悲惨なことになっていて、降格が現実味を帯びてきている。現在6連敗中となれば、もう坂を転がり落ちているようなもの。止めるのも難しそう。このつぎはPLでアンフィールド、さらにそのつぎはCLのアトレチコという。
降格圏まであと1ポイント。彼らのすぐ下にいるフォレストもWHUも、最近はそれなりの結果を出している。この勢いなら追い抜かれかねない。
昨日は彼らのマネジャーが試合前会見で「何人かの選手はマネジできなくなっている」とぶっちゃけていた。チームもバラバラで末期も末期。しかし、ここまできたらアーセナルのPLタイトルに彼らの降格で華を添えたいものである。
Fabian Hurzelerがアルテタに謝罪?
いまとなってはもうどうでもいい話ながら。先週のだいぶ物議を醸したBHAボスの試合後発言、彼はあのあとアルテタに連絡を入れたと昨日の試合前会見で述べていた。
FH:あのあと、わたしはミケルに彼の仕事を尊敬していると伝えたよ。あんなふうな騒ぎを起こしたくなかった。わたしはただ自分の気持ちを伝えたかっただけで、彼らの成し遂げてきたこととは何の関係もない。それはすごいものだ。
わたしにとり、アルテタは世界のベストマネジャーのひとり。彼は模範だ。だが、わたしもたとえ小さなクラブにいたとしても自分の意見を云うことが重要だと思った。
わたしはアルテタにテキストして、同じことを伝えた。わたしは彼のことはとても尊敬しているし、PLのトップマネジャーのひとりだと思う。
わたしは彼らのプレイが大好きだし、彼らがやっていることの多くのことを尊敬している。(先週の)わたしのコメントは個人的なことはなにもない。
アーセナルがPLを勝てば、わたしは最初におめでとうを云うひとりだ。なぜなら、彼らはPLタイトルにまったくふさわしいのだから。
わたしも感情的になってしまったことがあった。わたしは自分の原則にこだわる人間だから…… それでたくさん騒がれてしまった。
あの発言はあきらかに一線を越えてたからな。彼の立場であってはならないほど感情的だった。やはり、クラブのえらいひととか、まわりの大人に怒られたんだろ。
こやつも、いずれ学ぶことになる。アルテタのレベルまで行けるかわからないが、マネジャーとしてもっと経験をつめば、つねに理想だけではやっていけないことを知る。











