2018/19 EPLウィーク4、アーセナルはウェールズのカーディフ・シティと敵地で戦う。ラムジーの古巣との対戦となる。
アーセナルは開幕2連敗のあと、先週ホームでウェストハムを相手にリーグ初勝利を上げ、チームの雰囲気も悪くない。苦手なアウェイながら、ここで3ポイントを取って波に乗りたい。
9位のアーセナルに対するカーディフ・シティはまだ3ポイントのない現在13位(W0 D2 L1)。勝利がほしいのはホームチームも同様だ。
アウェイながら下馬評で有利と見られているアーセナル。取りこぼしのないよう、チャンスを確実に決める必要がある。
予想スターティング11
当ブログの予想スターティング11。プレスカンファレンスで話されているように、これまでと大きな変更を望めそうな気がしない。
4-3-3
オバメヤン
イウォビ、エジル、ミキタリアン
ラムジー、ジャカ
モンレアル、ソクラティス、ムスタフィ、ベレリン
チェフ
わあ、トレイラもゲンドゥージもいねえとか夢ないなあ(笑い)。
エジルが病気から復帰。当然最初から使うだろう。でもエジルとラムジーを同時起用するときって、ラムジーがひとつポジションを下げる気がするんだよなあ。
決してぼく個人的には観たいフォーメーションではないけど、リアリティを優先した予想。
でもあらためてラムジーをCMに置くとえらい攻撃的に見えるな。。
またラカゼットをベンチに置くか!
けが人情報
新しいけが人はなし。
コラシナツが10月、AMNが11月、ジェンキンソンが10月/11月、コシエルニが11月、それぞれ復帰予定。
うれしい情報としては、Evening Standardのアーセナル番記者がコシエルニの復帰が前倒しされるという情報を伝えている。なんという鉄人。
Laurent Koscielny’s return to training has been pushed slightly forward, now aiming to be back on the pitches in November.
— James Benge (@jamesbenge) 31 August 2018
ボスのみことば
試合前のプレス会見でエメリが応えた。
(あなたのフィロソフィにチームが適応するのは、どれくらい進みましたか……)
エメリ:こんばんは。まあ収穫はたくさんある。しかしまだ3試合しかやってないんだから、こんなものだろう。プリシーズンは重要だったが、すべての選手がいたわけではない。われわれが選手のコンビネイションを知れたのはその後だよ。敵に対してハイプレッシングをやりたい。この試合のあとでも選手たちとともに分析することになるだろう。わたしたちは試合の始め方はいいが、試合のなかでコントロールを失ってしまうときがある。最後の20分なんかとくにそうだ。3ポイントを取れたことはとてもとてもうれしかった。しかし、チームがどのようにあの試合を戦ったか、どのように最後の数分を終えたか(を分析する必要がある)。日曜のカーディフ戦でもこれを続けていきたい。違った試合だが、自分たちの勢いを維持したい。
(ELのドローについて……)
まずこの3チームについて、いずれ彼らに対するときのレシピができるだろう。その後には、この大会でできるだけ先まで進みたい。どの試合も異なるし、どの試合もたくさんの移動がある。ときどきはとても長い移動になるが、まあそんなものだ。この3チームへの適応はポジティブにやらなければならないし、野心をもって対応するよ。
(木曜の夜に長距離移動って……)
週2回試合をするとき、試合への準備がもっと必要だし、選手のフィジカルではもっとだ。週に3回試合をするとしたら、それはキツい。準備する時間もないしフィジカルにもキツい。しかしわたしたちはそれに対応したいんだ。リーグとカップで週3回、試合をしたい。インターナショナルブレイクのあと、たくさんの試合がある。このとき、どの選手もいつもプレイするわけではない。なぜならいま毎週1試合をプレイしているからだ。いずれにせよ、インターナショナルブレイクのあとには、たくさんの選手を起用することになるはずだよ。
(メスト・エジルについて……)
彼はグループとふつうにトレイニングしてるよ。今週もすべて参加した。火曜日に始めてから毎日ずっとだ。彼はOKだ。わたしも毎日よく彼を観察しているしね。
(試合に出ないとか報道されてますけど……)
たくさんのジャーナリストがテレビやメディアで働いているのは知ってるよ。でもそのニュースは真実じゃないね。わたしのキャリアでも、それが真実じゃなくてもべつにニュースを止めたりはしない。ニュースが正しくないとき、それは正しくないんだ。
(リース・ネルソン……)※ホッフェンハイムへローン移籍が決定
彼にとってはとても大きなチャンスだ。レヴェルが重要だよ。わたしたちは彼にはそういったことが必要だと考えている。彼はまだとても若いし、新しいレヴェルでプレイすること、新しいレヴェルで過ごすこと、経験を得ること。そのためにわれわれはコーチたちとクラブと彼のローンの可能性について話し合ってきた。あと彼も一緒にね。一緒に決めたんだよ。クラブ、コーチ、選手で。彼にはいいチャンスだし、またここに戻ってくると。彼はわれわれと新しい契約を交わしたはずだからね。
(今日ほかに何人か退団する選手がいるかどうか……)※この日がデッドラインデイ
退団する選手はいないと思うよ。もしかしたら若い選手でそうなる可能性があるかもしれないけど。リースと同じシチュエーションの若い選手がひとりだけ、高いレヴェルでプレイするために出るかもしれない。
(たくさん糖分が入ったフルーツジュースを禁止したってマジですか……)
そうだよ。それは本当。わたしが変えたのはそれだけ。わたしはフルーツが大好きだしフルーツジュースも好きだ。でも、たくさん砂糖が入ってるのを飲んでる? それはダメだね。わたしが子どものころ、父が毎日しぼりたてのオレンジジュースを持ってきた。わたしの一番好きなものだよ。わたしが初めてここに来たとき、料理人にそれだけ頼んだんだ。そして選手たちも、まあそうなんだろう。彼らはフレッシュなオレンジジュースのほうが好きなはずだよ。
(ルーカス・トレイラがスターティンに近づいているかどうか……)
彼にはとても満足しているし、ほかの選手だって同じようにプレイできる。彼らは毎日とてもよくやっているし、わたしもそれに付き合っている。試合に出るためにね。その心意気が好きだし、ファースト11でプレイする可能性もある。あるいはサブのから試合に出る可能性もある。どの選手にも、本当に本当にとても満足している。それはルーカスだけじゃなく、全員だ。
(ELはプライオリティなんでしょうか……)
その経験はわたしに異なるシチュエーションと異なるときを与えてくれる。わたしのキャリアではたくさんのことを学んできた。スペインでもアルメリアでもヴァレンシアでもセヴィーリャでもスパルタクモスコウでもPSGでも。いまわたしは自分のキャリアのなかで進歩し続けたい。どの試合でも相手に対峙する90分のなかで、自分たちの選手と最高のやり方で試合に臨み、相手もリスペクトして、パーソナリティとアイディアをもってプレイするんだ。このピッチ上でのアイディアをどの試合でも90分のあいだ持つ必要がある。だから、日曜はわたしたちにとってとても重要な試合で、とても重要な3ポイントで、相手のサポーターが味方をプッシュするなかで戦うのだから難しくなる。
なんかだんだんとエメリの話す内容が内容ある内容になってきていて、英語がどんどん上達しているのがわかる。まじ感嘆。
アーセナル最新ニュース
UELとかカラバオカップとかネルソンのローン、U23NLDの話題など、伝えたいニュースが多すぎるので、別エントリにしよう。お楽しみに。
カーディフについて
調べたら13/14シーズン(20位でフィニッシュ)以来のプレミアリーグ復帰らしい。04/05シーズンにはジュニーチ・イナモトもいたんだな。。
現在のスクワッドはひとりも知ってる名前がない。RBに「Manga」という選手がいる。マンガちゃん。
そしてもちろんカーディフ・シティはアーロン・ラムジーの古巣である。彼が16才でデビューしたのはクラブレコードらしい。
なおこちらが拾い物画像だが5年前、13/14シーズンにカーディフと対戦したときのアーセナルのスクワッドだとか。
ロマンが詰まっているなあ。てかナチョはこの時代にもういたっけ?という。。
カーディフのボス、ニール・ウォーノックがラムジーに対してコメント「ラムジーは現代のボビー・チャールトン」
Aaron Ramsey is Arsenal’s Bobby Charlton, says Cardiff boss Neil Warnock
ウォーノック:才能あるトップ選手はいつも時間を持っている。チャールトンはいつもみんなの一歩先を行っていた。ラムジーもいつも時間を見つけるね。それはトップ選手の素質だ。
ウェールズを見ても、アーセナルを見ても、いつも彼はなんでもできるなあと思うよ。完成された選手だよ。
わたしが若いころにボビー・チャールトンてあんまり走らないなあと思っていたことを思い出すよ。よくわたしは、彼は全然動かない選手だと思っていたんだ。わたしがもう少し大人になってから気づいたのは、彼は頭脳を使っていたということと、じつはいつも動いていたってこと。単に、まわりの選手たちのようにいつも走り回っている必要がなかったのさ。ラムジーもそんな感じに見えるよ。
そうなんだ。ラムジーってどっちかっていうと、頭使ってるかどうかはともかく、とにかく走り回ってるイメージあるけどね。
マッチファクト
- カーディフはアーセナル戦13試合で勝利なし(W0 D5 L8)
- カーディフは今季イングランドのトップ4リーグでゴールを上げていない唯一のチーム。しかし失点2という記録を上回るのはリヴァプールのみ
- カーディフが今年リーグ戦のホームゲームで負けたのは4月のウォルヴズ(1-0)のみ
- アーセナルはアウェイゲーム直近9試合で8負け
- アーセナルのリーグでの直近16失点はすべてオープンプレイから(セットピースなし)
- アーセナルはプレミアリーグ開幕3試合でもっとも枠内シュート(24)を許しているチーム
- PEAの次のリーグでのゴールはトップ5リーグで合計150本目
- ダニー・ウェルベックがプレイすればPL200試合出場
得点は全然取らないけど、失点もかなり少ないと。やりにくそうなチームだねえ。やはりチャンスを確実に決めるかどうかがカギになりそうだ。だとするとラカゼットのスタートもあるかな?
試合結果予想
BBC Sports (Lawro’s prediction) 0-2
SKY Sports (Paul Merson) 0-3
WhoScored.com 0-1
おいおいアーセナルが失点する予想ひとつもないぞ。
コメンツ。
マーク・ロウレンソン:カーディフで何人かのアーセナルの選手はカルチャーショックを受けるかもしれない。しかし、彼らには十分なクオリティがあると思う。カーディフは自分たちがシーズンに渡りポイントを取るのが厳しいことを知っている。
ステディアムのファンがアツいみたいだね。続いて。
ポール・マーソン:アーセナルの試合を観ると、まじでこれはチャリティマッチかなんかなのでは?と考えてしまう。それくらい端から端までオープンで、タックルもないし、引退した元選手たちの試合なんじゃないかと錯覚してしまう。そういうのは久しく観ていないし、ウェストハムの試合なんか現実感がないくらいだった。しかし、カーディフにはアップセットを起こせるものがあるとも思えない。3-0の根拠はとくにないが、カーディフが得点できるような気がしない。もしカーディフが試合の終わりまでにフリーキックかコーナーを取れれば、アーセナルが自分たちでオウンゴールしてくれるかもしれない。
なんかの間違いで失点することって結構あるからなあ。ぼくはアウェイで楽勝できるなんて全然思わないね。
以上。
キックオフは日本時間の日曜21:30。観やすいなあ。COYG