はあ、今回も長かった~。ばっちり2週間ぶり。
さあ今週末はまたまた楽しいプレミアリーグの時間だ。
今回のお相手はエディ・ハウのボーンマス。PLクラブのなかでもアーセナルみたいにエンタテイニングなフットボールをやるチームといわれている。腕が鳴るわい。
彼らは今シーズン12試合を終えてなんと6位の大健闘。さすがヴェンゲルの後任候補のひとりといわれたハウである。
つまりこの試合は順位を接するもの同士直接対決のシックス・ポインター。アウェイだけどこりゃ絶対負けられないわ。
予想ファーストイレヴン
当ブログの予想ティング。
4-2-3-1
ラカゼット
オバメヤン、エジル、イウォビ
ジャカ、トレイラ
コラシナツ、ホールディング、ソクラティス、ベレリン
レノ
ふたりのビッグストライカーを同時に起用するか。使うだろう!
アウェイでイウォビとミキタリアンというふたりのハードワーカーを入れてくることも考えられるが、オバメヤンのスタートを予想。
それとLBは、モンレアルが使えないのでコラシナツ。
個人的に一番の注目は今回のCBのコンビで、ソクラティスが久しぶりに復帰していることから、ムスタフィとソクラティスのどちらを使うかが気になっている(ホールディングがプライオリティという前提)。ぼくはムスタフィではなくソクラティスを予想した。
けが人情報
公式TeamNewsによると。
リヒトシュタイナーが右ハムでこの試合前に要検査。
モンレアルが同じく右ハムで、どうもセットバックしたらしく、あと2週間。復帰が伸びてしまった。
コシエルニがフルトレイニングに復帰しているが、長期離脱からの復帰でまずはU23で出場の予定。
マヴロパノスは12月復帰予定。地味に復帰予定が一ヶ月伸びてる。
ウェルベックが手術から回復待ち。そこであらためて復帰予定を診ることになるだろう。
試合前のボスのみことば
今回は2週間ぶりということもあってか超長い。要約ヴァージョンでお届けしよう。それでも長い。( )内は記者の質問。
- グダフタヌーン
- 16試合負けていないが直近3試合はドロー。ボーンマス戦はビッグマッチで十分な準備が必要
- (ボーンマスをどう思うか)われらと4ポインツ差。いいチームといいコーチ。戦術的にだいぶ準備してくるチームだと知っている。どの選手もインテンシティ高くプレイする
- (けが人は?)今朝トレイニングした選手は全員OK。モンレアルは日曜は出場できない。コシエルニは出場が近い。リヒトシュタイナーも練習を始めているが日曜には間に合わないかも
- (コーチ就任前のチームについて ※先日のMARCAインタヴューについてかと思われる)ひとつのシチュエイションについて語った。CL出場を2年逃していてまずはそれを取り戻したいということ。でもPLは簡単じゃない。だからELでそれを取り戻したい。それも難しくなるだろうが
- (もし事態が悪くなっていなかったとしたら?)わたしはそんなことは話していない。わたしがここへ来たらわたしのキャラクターやパーソナリティで変化があるのは当然だ
- わたしはコーチ・かつての選手として、選手たちにエナジーとスピリット、経験を伝える
- かつてのチームにもあったように新しい未来をつくる。それは過去にあったいいことと、わたしがもたらすいいものとでつくる
- (ロブ・ホールディングについて)ロブ・ホールディングは成長していると思う。自信を得た。しかしほかの選手にもいえることだ。ソクラティスも最初の2ヶ月よりもだいぶ適応している
- (ホールディングが残ることについて)イエス。マヴロパノスはけがだしチェンバースもローンに出した。われわれはホールディングは残すと決めたんだ。彼はビッグパフォーマンスを見せているが、どの試合もテストで、またロブへのテストとなる
- (ボーンマスのパフォーマンスに驚いたか)彼らの試合を観たけど、驚いてはいない。とてもオーガナイズされたチームでハードワークする。スタイルがあって戦術的
- わたしたちには日曜はビッグテスト。われわれがどれだけ高いレヴェルでプロセスを続けられるか
- (ヴィナイ・ヴェンカテシャンがヨーロッパでプレイしないことで資金がないといっている。プレッシャーですか?)過去に学んだことから、わたしはプレッシャーだと思わない。選手には高いレヴェルでの取り組みを求めるがそれはプレッシャーの下にではない。わたしたちの要求なんだ
- (トップ4フィニッシュをしなければならないこと)そうしたいね。でも簡単じゃない。それに向かって取り組めるし、取り組む。
- (トップ6の競争が激しい。それが心配ですか?)フットボールとはつぎの試合のこと。いま5位で今度は6位と戦う。3位4位ともさほど差はない。勝たなければならない。
- (リヴァプールとの試合でチャンスを逃した気分)PLではどの試合でも3ポインツを目指して戦う。リヴァプールの3ポインツもほかの試合も同じ
- 16試合負け無しはいいことだ。でももっと勝ちたいという野心がある
- (今シーズンはファーストハーフにリードできていません)ここでスタティスティクスについて話すことはいくらでもできる。26ゴールは素晴らしいか? パーフェクトだ。でも同時に15ゴール失点している。それはよくない
- ときにいいポゼッションをする。それもいい。でもたとえばウォルヴァーハンプトンでは勝てなかった。戦術的にも、個人的にも、スピリットでも、メンタリティでも何か違ったことが必要だ
- わたしたちは途上にあり、そのプロセスであっても、わたしはもっと必要だと気づいているよ
- (コシエルニがU-23でプレイする?)彼は一ヶ月前からすでにわれわれのチームと毎日練習している。まずはU-23でプレイさせるつもりであと2週間のトレイニングで状況を見る。たぶん月曜のU-23の試合でプレイするかも
- (過密日程がトレイニングなどにどんな影響を与えるか)この日曜からクリスマスの時期までノンストップだ。これはわたしは初めての経験。しかしPLの経験があるひとたちや選手はみなこの2ヶ月が非常に重要なときだという
- まずはPLだ。そしてEL。つぎでグループ1位を決めたい。そしてカラバオカップのToT
- 大変な2ヶ月になるだろうが、一番重要なことはプレイして、休んで、準備すること。ベストパフォーマンスを出すために違った選手も使う
- (ローテイションについて)おそらく、たくさんの選手にプレイするチャンスを与えるかもしれない。でもまずはビッグパフォーマンスを出すこと。エンケティア、ウィロック、エミル、それとエインズリーのような若い選手たちにはビッグモーメンツに向けて準備をしておいてほしい
ボーンマスについて
このプレミアリーグで12試合も戦って6位ってんだから、ここには金よりも重要な何かがある。そうに違いない。
今季EPLでは、チェルシー、バーンリー、マンU、ニューカッソーに負けているが、ホームで負けているのはユナイテッドのみ。ホームでつよい。
ストライカーのカラム・ウィルソンとかいうやつが今シーズンはだいぶ活躍しているようだ。今季15試合でG8 A4。チェルシーとかマンUのようなクラブが動向を追っているというのだから、いい選手なんだろう。
それとジョシュア・キングというビハインド・ストライカーの選手が4試合ぶりに戻るとか。
エディ・ハウのコメント
ハウ:アーセナルにはアウトスタンディンな攻撃の選手がいて、いい感じのチームに見える。タフな試合になるだろう。
11人ならわたしたちもとてもいい。うまくやれる。トップから繰り出される攻撃は観ていて楽しい試合になるだろうし、われわれにとっては守備を試される試合にもなる。
マッチファクト
- ボーンマスはPLのアーセナルで1勝のみ(W1 D1 L4)。その1勝は今年1月(2-1)
- アーセナルはすべてのコンペティションでのボーンマス戦7試合で得点できなかったことはない。合計17ゴール
- ボーンマスはPLの直近2試合で2連敗
- PLで25試合ドローがなかったアーセナルが、直近3試合すべてでドロー。3試合すべてで先行されている
- アーセナルはPLの直近アウェイ5試合で少なくとも2得点
- ボーンマスは前回のPLホーム、マンU戦で負け。2017年8月以降ホームで連敗していない
- アーセナルは今季PLでどのチームより多くサブが得点(7)。直近10ゴールのうち6ゴールがサブで入った選手のもの
相性は良さそう?
試合の展望
やっぱりアーセナル(右側)のキャラクターいいね。ヴェリストロングとヴェリウィークがいっぱい。個性的ってことだな。
ダイレクトフリーキック、ウイングからの攻撃、スルーボールからのチャンスメイク、ポゼッションロストからボール奪い返す、がヴェリストロング。
逆に、個人エラー、スルーボール攻撃の守備、チャンスメイクの阻止、がヴェリウィーク。
それに比べてボーンマス(左側)のなんと薄味なことよ。ヴェリストロングはセットピースだけだ。そんなんじゃ人気クラブになれないぞ。
試合の展望としては、
- ボーンマスが相手のエラーで得点、得点チャンスをたくさんつくる、スルーボールから得点、が大いにあり得る。
- アーセナルはロングシュートから得点、相手のエラーで得点が、あり得る。
どっちもエラーするんかい。
試合結果予想
BBC Sports (Lawro’s prediction) 2-1
SKY Sports (Paul Merson) 2-3
WhoScored.com 1-2
きれいに割れたなあ。BBCはなんと負け予想。こりゃ驚いた。
マーク・ロウレンソン(BBC):アーセナルは前回、大変にラッキーなかたちでウォルヴズと引き分けた。今回そのラッキーがつづくとは思えない。
ポール・マーソン(SKY):この試合はおバカっぽい試合みたいになると思う。ボーンマスが2-0で勝っても別に驚かない。アーセナルが5-0で勝ってもそれも驚きはない。
これは予想が難しい試合だ。でもアーセナルがクオリティで劣るチームとオープンな試合をやるときのことは見過ごせない。「シュートを打った、シュートを打たれた」アーセナルが失敗するのは自分たちよりいいチームを相手にするときで、やられてしまう。
この試合はハイスコアリングゲイムになると思う。だからアーセナルが3-2で勝ちだ。どちらのマネージャーも勝つかもしれないけどね。どちらもオープンな試合にしようとするはずだ。でもアーセナルにはほんの少しだけクオリティの差がある……
この試合の見どころ
この試合は、戦術的な観点で楽しみにしているひとが多いようだ。どちらもボールを持つことが好きで、攻撃が好きなチーム。
ボーンマスは4-4-1-1、アーセナルは4-2-3-1。
楽しいフットボールってのはいいよね。勝つことだけに異様にこだわっていっこうに楽しめないモウリーニョとかと対極のフットボール。
アーセナルはこの試合に負けても順位は入れ替わらないが、トップ4入りに向けてはまた一歩後退となる。
そして今週末はToTとチェルシーの直越対決もある。
アーセナルにとって上位チーム同士の戦いで望ましい結果はドローだけど、そうなるとアーセナルは勝ってもまだ4位に追いつけない。うーん。
以上。
キックオフは日本時間、11/25(日)22:30。COYG