昨日のインテルとバルサのセカンドレグはすごかったな。 短いハイライトしか観ていないが、それでもローラーコースターがすごかった。あれをライヴで観ていたひとの興奮は、きっとそうとうなものだったろう。 彼らのファーストレグもあわせて、間違いなくUCL史上に残る劇的な勝負になった。フットボール世界最高のコンペティションにふさわしいよ。 いっぽう、アーセナルは今日PSGとのセカンドレグ。ただでさえタフなフランスでのアウェイマッチで、先週のファーストレグで1-0とリードされた状況をひっくり返さねばならない。アーセナルは、これで敗ければ今年のトロフィの夢もすべて終わる背水の陣。 正直、こっちはあちらのように誰もが興奮するような試合になるような気はしないが、最後にアーセナルファンだけが笑えばよし。 インテルとバルサ、両チームのパフォーマンスとレジリエンス、最後まで勝負をあきらめないメンタリティはアーセナルの選手たちも大いに触発されたはず。
アーセナル2025夏のウィンガー補強はBVBのJamie Gittens?
昨日はLIVのTAAのRM移籍が決まったというニュースでフットボール世界は大賑わいだったなか、アーセナル世界ではドルトムントのウィンガー、Jamie Gittensという選手の話題で盛り上がっていた。 20才の英国人でたいそうな将来有望株なのだとか。わしは名前すら初めて聞いた。 アーセナルでは、ストライカー同様にウィンガーもこの夏の最優先補強ポジションと云われており、これまでもさまざまな名前が取りざたされてきた。そこにあらたな名前が加わった。 Jamie Gittensとはどんな選手なのか。来年こそはタイトルを獲得する必要があるアーセナルにふさわしいのか。 今回はこの話題についてすこし。
【マッチレビュー】24/25 EPL アーセナル vs ボーンマス(3/May/2025)想定外の逆転敗けでPSGに最悪の準備
冷静になるまで一日かかってしまった。 これは、さすがに最低最悪な試合だったのでは。 1-0のリードをあんなふうに追いつかれた時点で、「もしかして敗けるんじゃないか」という予感があったのが、結局そのとおりになってしまった。ホームで2-1敗け。ボーンマスには今シーズンこれでダブルをくらったことに。ああいうとき、空気というか雰囲気というか、よくないオーラをふんわり感じるのだよね。 敗けかたもひどかった。ぼくたちはどうしてもリードを維持できない。最近これを繰り返しているから既視感がすごい。今回はお仕事完了できないどころか、ついに敗けてしまったし、試合終盤のチームはもう勝負への執着も失ったみたいだった。あれじゃあ、サポーターもついていけない。 おそらく、この試合はアルテタも選手も全員、勝つつもりだっただろう。そういうチームセレクションだった。そして、4日後のCLセミファイナルPSGセカンドレグの決戦に弾みをつけるという目論見。 それがどうだい。本命のCLのために自信や勢いをつけるどころか、その試合に向けてはむしろエナジーと信念はごっそりと削られた。さらには、今度はプライオリティじゃなかったはずのPLの最終順位のほうまで心配になってきている始末である。 われらのチームは、この短期間でよくぞここまで事態を変えることができたものだと、逆に感心してしまう。ネガポジ反転の速いこと。 それにしてもこれは想定外のことが起きてしまった。いろんな意味で非常にシリアスな敗戦と云わざるを得ない。 Premier League LIVE: Arsenal vs AFC Bournemouth – radio commentary, text updates & stats
【マッチプレビュー】24/25 EPL アーセナル vs ボーンマス(3/May/2025)ドロウはもう観たくない
PLもこの試合含めて残り4試合。もうシーズンも終わるんだなあとしみじみしている。 昨日は、マンシティがMD35で勝って3位に上がったそうで、2位のアーセナルとはたった3ポインツに迫った。アーセナルは、UCLだけでなくEPLも本気にならないと、このいいところのないフォームではほんとうに2位から脱落しかねない。 今回のボーンマスは、ホーム。結局彼らは現在10位といるべき位置に落ち着いた感もあるが、今シーズンはかなり強さを見せた。この試合もアーセナルはまったく油断できないと思う。
【マッチレビュー】24/25 UCL SF アーセナル vs PSG(29/Apr/2025)ホームのファーストレグを落とす
これは、ホームサポーターが意気消沈してもおかしくない内容だったな。 正直、ぼくもけっこう衝撃を受けた。なんだか、自分たちが相手より強いという信念が揺らぐ。 このPSGは今シーズン、アーセナルが対戦したどの相手よりもタフに思えた。時間帯によっては、チームとしても個人としても、アーセナルがなんだか格下チームのようにさえ見えた。ここ数年、これまでいくら相手にポゼッションを譲っても、観ていてそういう気分になることはあまりなかったと思うのだが。 試合に敗けたとはいってもまだ1-0に過ぎない。2レグスのまだ前半が終わっただけというのはたしかにそのとおりではあるが、有利なホームでこのありさまで果たしてアウェイで勝てるのか。ファイナル進出には、大いに疑問を残したファーストレグになってしまった。 じつを云うと、ぼくはRMみたいな試合展開すらほんのり期待していたので、試合後はその落差がすごい。 Arsenal 0-1 PSG LIVE: Champions League score, team news, radio & updates
【マッチプレビュー】24/25 UCL SF アーセナル vs PSG(29/Apr/2025)PSGはマドリッドより手強いか
今回もまた最大の試合がやってきてしまいました。 CLセミファイナルのPSG。16年ぶりのSFという大舞台。レアル・マドリッドくらいの相手に勝つと、さすがに舞台がでかい。 PSGは、われわれとは10月にすでにリーグフェイズで一度対戦している相手。あのときは、試合にも勝ったし、あまり脅威を感じさせない過渡期のチームという印象であった。 しかしながら、その後の彼らの進歩は非常に印象的だった。今年のCLの優勝候補でもあったリヴァプールを破り、QFではアストン・ヴィラも撃破。彼らのパフォーマンスを観た感じも以前われらが対戦したときとは、全然違う。彼らはマンシティにも勝っていて、こういった試合から彼らが英国チームにいい手応えをもっているであろうことは、この勝負においてはやっかいに思える。アーセナルは、前回対戦を忘れたほうがいいかもしれない。 アーセナルにとっては、QFのレアル・マドリッドに匹敵するチャレンジングな2試合。いや、それ以上に厳しいという説もある。 ホームでのファーストレグをプレビューしてゆこう。
最近のアーセナル移籍ニュースまとめ(26/Apr/2025)パーティに新契約オファー、Dean HuijsenでさらなるDF強化?、Nico Williamsに最高給、その他……
こんにちは。 アーセナルは、シーズン最重要となった来週火曜のUCLセミファイナルPSGを前に約一週間のブランクがあり、やや落ち着いているところ。このタイミングで、チームも多少休暇が与えられるようだ。ありがたいこと。 そして、PLもあと数えるほどの試合数の終盤となり、夏の移籍市場に関心がうつり始める時期でもある。 最近のアーセナル周辺の移籍ニュースをまとめておこう。
【マッチレビュー】24/25 EPL アーセナル vs クリスタル・パレス(23/Apr/2025)今シーズン13回めのドロウ
こりゃフレンドリーだね。親善試合。お互いこの試合のあとにUCL、FAカップのビッグマッチを控えて心ここにあらず。勝負へのこだわりの薄い大味な様子が、とてもそう感じた。 結果は、ホームで2-2の引き分け。これにはアーセナルファンもがっくり。省エネでも、せめて勝ってほしかった。いや、てっきり最後には勝つものだと思って最後まで試合を観ていたから、終わったときの脱力感がすごかった。 べつにもうPLは重要じゃないし、CLに集中するというならそれでもいい。だが、レギュラーを温存するにも中途半端な起用法に見えたり、この試合はテーマもいまいちはっきりしないように見えた。 まあ、PLで中途半端な試合をやったあと本番のCLで超挽回している昨今のわれらなので、これでよかったのかもしれないが。 結果的には収穫のあまりない、モヤモヤが残る試合ではあった。 Arsenal 2-2 Crystal Palace: Jean-Philippe Mateta scores sublime late equaliser but Liverpool made to wait for Premier League title
【マッチプレビュー】24/25 EPL アーセナル vs クリスタル・パレス(23/Apr/2025)ケガとリスクのバランス
こんにちは。 ミッドウィークのPL。週末はわれらの試合はないのだが、なぜにこのような変わったスケジュールになっているのかと思ったら、どうもパレスがFAカップのSFに残っている影響らしい。彼らは、このあと土曜にヴィラとの試合がある。 しかし、それも悪くない。われわれは、今シーズンをかけた超重要な来週の試合まで、時間をかけて準備できることになった。 さて、アーセナルは日曜にアウェイでイプスウィッチ・タウンに快勝し、PLでもいいかたちでふたたび勝ちに戻ったところ。そして迎えるMD34は、クリスタル・パレス@エミレーツ。 昨日は、マンシティが勝って3位に浮上し、2位のわれらとの差が5ポインツ。今回もまたポジション確保のため、3ポインツがほしい試合となる。このあとPLは、ボーンマス、リヴァプール、ニューカッスルとつづく。無駄にポインツを落とし、自分たちにいらぬプレッシャーをかける必要はない。 われわれにとっては、現時点で超プライオリティになっている来週火曜のCL PSG(H)に向けては、最後の試合でもあるため、今回もまた前回のイプスウィッチにつづきCL試合に向けたテストという位置づけもある。 PLで結果も出しつつ、CLの準備もしておく。テーマは明快。
【マッチレビュー】24/25 EPL イプスウィッチ・タウン vs アーセナル(20/Apr/2025)PLでひさしぶりの快勝。CLの経験値
こんちは。 これはひさしぶりのPLでの気持ちの良い勝利だったんじゃないか。前半2-0リードした状況で相手に退場者が出た時点で、早々に勝負は終わってしまい、その分試合の魅力は半減してしまったが。 ぼくはこの試合のアーセナルの自信満々なプレイっぷりを観ていて、なんだかCLのビッグマッチで積んだ経験値が反映されているように感じたものだ。勇者はレベルが上がった。 この週はニューカッスルが敗けたおかげで、PLでポジション維持でも一息つくことができた。 試合を振り返ろう。 Ipswich 0-4 Arsenal: Leandro Trossard scores twice and Bukayo Saka shines as Gunners deny Liverpool Premier League title win on Sunday
【マッチプレビュー】24/25 EPL イプスウィッチ・タウン vs アーセナル(20/Apr/2025)PLで勝ちはじめる
レモンターダ!(あいさつ) 先日のCLでは、Bellinghamのおかげで“remontada”みたいな一生使わないだろう単語までおぼえちゃったね。SFでPSGのひとも云うかなと思ってフランス語をちょっと調べたら(※フランス語ではretour)、じつは数年前にフランスではすでにremontadaというスペイン語が注目を浴びていたという。しかもウナイ・エメリによって(2017UCLのPSG vs バルサ)。その後、2021年にはフランスでもっともメジャーな辞書にも載ったそうな。意外にアーセナルと因縁があったレモンターダ(笑)。 The word “remontada” is entering the French dictionary for 2021 – Get French Football News CLといえば、あのあと、彼らサイドの反応も気になってr/realmadridをのぞいてみたら、案の定ファンはあの試合にそうとう腹を立てているようだった。今シーズンの彼らはベルナベウでバルセロナにもちんちんにされていて、Copa Del Rayはファイナルでまたバルサにボロクソにやられるくらいならさっさと敗退したほうがマシみたいな声も。そんな彼らだから、Ancelottiの首もだいぶあやしくなっているという。あれじゃあなあ。 まあ、レアル・マドリッドは終わったしもういいか。 さて、アーセナルはPL。MD33の相手は18位のイプスウィッチ・タウン。17位のハムとは現時点で14ポインツ差がついているため、今年のPL降格は避けられそうにない。そんな彼らとのアウェイ試合。 アーセナルはCLばかりに気を取られているが、PLは直近6試合でたった2試合しか勝っていないというバッドフォームの最中(W2 D4 L0)。ここには、エヴァトンとブレントフォードというCLの準備のために大幅にチームを変更した試合も含まれているものの、本来はそれでもポインツを落としちゃいけない試合だった。 アーセナルがそうこうしているうちに、背後には5連勝中のニューカッスルが迫っている。たった4ポインツ差しかない。 アウェイでも必ず3ポインツが必要だ。
【マッチレビュー】24/25 UCL QF レアル・マドリッド vs アーセナル(16/Apr/2025)レアル・マドリッドを退けSFへ勝ち抜け
CL QFのレアル・マドリッド。勝っちゃいましたね。ホームとアウェイで2連勝。 今回はファーストレグほどのカタルシスこそなかったものの、アウェイできっちりお仕事を完了。みごとにSFファイナル進出を決めた。ホーム・アウェイ2試合のアグリゲイトスコアはなんと5-1。これは、昨年のチャンピオン相手に、対戦する前なら想像もできなかったほど大きな差をつけた。 しかし、QFが終わってみての正直な感想は、思ったよりあっけなかったなと。ファーストレグのアレから、ホームのセカンドレグは彼らもさすがに本領発揮するものだと思っていたら。 彼らはSF進出のためには、この試合で3ゴール以上を決めねばならなかったにも関わらず、アーセナルの強固なブロックを前に繰り出す攻撃はどれも単調で、われらが慌てる場面もほとんどなかったのでは。先週のエミレーツでの試合にひきつづき、サンチャゴ・ベルナベウでの彼らも、とても世界最強チームの攻撃には見えなかったのだった。われらは、レアル・マドリッドという名前だけで彼らを買いかぶっていたのかと思うほどである。 しかしそれでもレアル・マドリッド。アーセナルがレアル・マドリッドに勝ったという事実は残る。これは、クラブの歴史に刻まれるだろう。たいへんに誇らしい。 試合を振り返ろう。 Real Madrid 1-2 Arsenal (Agg 1-5): Bukayo Saka and Gabriel Martinelli strike as Gunners dump out holders to reach Champions League semi-final