最近のアーセナルにまつわるニュースをまとめて。
まずはもちろん、ボスの退任に関する話題から。いや、驚いたの驚かないのって。いや驚いたんだけど。
アーセン・ヴェンゲルが22年のアーセナル生活に自ら終止符を打つ
既報どおり。
ほんとうにたくさんの人がこの退任についてコメントしていて、昨夜上げたリアクションのまとめエントリを続けようと思ったけど、一晩寝て、もう日本のメディアやブログも含めてだいぶカバーされているようだから、後追いはやめようと思う。※選手関係のトリビュートはArsenal公式ツイッターがだいぶRTしている。ほぼ全選手?
それにしても、フットボール界ではひさびさのビッグニュースという感じで、選手やOBなどのクラブ関係者はもちろん、とても多くの監督たちがトリビュートコメントを発表している。あらためてボスがこの世界にもたらしたものの重大さを知った。すごいものだ。
そのなかで、「マネージャーを辞めないでほしい」といった意見をちらほら目にした。モウリーニョやグアルディオラなんかもそんなコメントを残している。
かつてヴェンゲルは、アーセナル以外のクラブでこの仕事をするつもりはないと話していたが、いまでもそう考えているわけではないようだ。
『ガーディアン』に、ヴェンゲルはほかのクラブに移籍するために、AFCから解雇される前に動いたということに言及した記事があった。たしかに、このままいけばシーズン終了時に解雇通告を受けることは避けられなかったと思うので、彼の名声を少しでも守るために、このタイミングで自らの進退を自分で決めたのは賢い判断だったかもしれない。
そしてぼくがうれしいのは、それが本当なら、つまり彼はマネージャー業を辞めるつもりはないということだ。
アーセナルで指揮を執るヴェンゲル監督がもう観られなくなるのは寂しいけれど、また別のクラブで彼の指揮するチームが成功するさまを観られるのはうれしいと思う。
いまメディアは、アーセナルの次期マネージャーについてしきりに騒いでいるが、ヴェンゲルの行き先についてもそのうち候補が出てくるだろう。そのときには、またこのブログで紹介したい。てか、どこに行くのかなんて全然想像もできない。まさか日本?
これだけ長い間仕事ずくめだったんだから1年くらい休暇を取るというのもアリかなと思ったけど、68という年齢を考えると1年を惜しんですぐに別のクラブに行くのかもね。なんせボスはフットボール中毒だから。
ちなみに、ヴェンゲル退任でいま一番慌ただしく動いているのは、ロシアワールドカップを中継するTV局ではないかと予想。これまでもW杯やユーロなんかのTV解説はやってると思うけど、このタイミングなら絶対コメンテーターとしてほしいよな。なんなら専属契約で。引っ張りだこだと思う。
※BBC SPORTSによるとフランスのTVに登場しそうだとのこと。タイミング的にそりゃそうか。もう二ヶ月後で今ごろ慌ただしくしてるわけないか。
ヴェンゲル後任候補・最新版
この退任劇で次期アーセナルマネージャー人事についても報道が加熱している。
最新のSKY BETのオッズはこちら。「ネクスト・パーマネント・アーセナル・マネージャー」。
ブレンダン・ロジャースはセルティックの大株主が、アーセナルがロジャースと交渉するのは構わないと発言しているらしい。このオッズはその影響もあるだろう。この人あんまりグーナーに人気ないけどどうなんだろう。ここではロジャースとルイス・エンリケが同率で本命扱いだ。
続いて、就活中のアンチェロッティもヴェンゲル退任に際してあらためてガナーズへの就職に興味を示した模様。手堅い位置につけている。入社したくてしょうがないんだな。
以下、ボスが先日のプレス会見で名指しで「いつかクラブに帰ってくるだろう」と発言したパトリック・ヴィエラを始め、ロウ、トゥヘル、アレグリ、シメオネ、ハウ、ベニテスと続く。
トゥヘルはPSGにかなり近づいているというけれど、いまだにアーセナルの可能性も残していると。
まあこのオッズ毎度あんま当てにならないけどね。
なおSKY BETで、ヴェンゲルの行き先「アーセン・ヴェンゲルのネクスト・マネージャージョブ」も発見。
ヴェンゲルはどこへ行く
おお、PSGが本命かあ。ボスがPSGに行って、トゥヘルがアーセナル。いいね。
フランス代表やチャイナリーグ・MLS行きというのもある。日本代表はねえのか。もしかしたらクソみたいに評判を落としている日本サッカー協会が起死回生で動いている可能性。
ボス退団については以上。
アーセナルU23がプレミアリーグ2で優勝
この件、すっかりボス退任ニュースの影に隠れてしまって少しもったいない。久しぶりのタイトルなんだからもう少し騒ぎたい。やったねU23ボーイズ。
Congratulations #AFCU23 – well deserved ???? https://t.co/HrJJLC3QgU
— Arsenal FC (@Arsenal) 2018年4月20日
この前あと2試合なんて書いてしまったけど、1試合で終わりだった。だってPL2ってレギュレーションとかよくわからないんだよなあ。
優勝をかけたウエストハムU23とのラストゲームは、エンケティア、ウィロック、ネルソンらがプレイして、そのエンケティアとネルソンのふたりが得点して有終の美を飾るという出来過ぎな試合だった。
#AFCU23 are just 45 minutes away from becoming @PremierLeague 2 champions ????
Goals from @ReissNelson9 and @EddieNketiah9 have put us 2-0 ahead at the break against West Ham – and here’s how Reiss gave us the lead pic.twitter.com/MTZyJoKFQR
— Arsenal FC (@Arsenal) 2018年4月20日
PL2の最終順位はこちら。優勝を争ってたレスターは3位か。
まあとにかくめでたい。後半はファーストチームに帯同してU23チームで試合にでていなかったが、彼ら中心選手は来シーズン、ファーストチームに昇格するのか、それともレギュラーでプレイできるクラブにローンで出るのか。非常に気になるところだ。
そして一刻も早くネルソンと契約延長を。
ウィルシャーの去就はワールドカップまでに決まる
提示された契約内容にだいぶがっかりしているというジャックの去就について、ボスがプレス会見で語った。
ヴェンゲル:ニュースは何もないよ。彼がどうするつもりなのかほんとに知らないんだ。彼がまだサインしてないってことしかいえないね。彼はわれわれのオファーを受け取っているし、残ってほしいと思っている。
オファーは長期契約だよ。どこかのタイミングでサインしてくれるといいんだが。文句をいうのは構わないが、わたしはほんとうに彼がサインすると思っているんだ。
デッドラインはないよ。彼がいつサインするかは自由だ。彼はわたしの希望を知っているし。彼はいま次の試合に勝つことに集中している。
おそらく彼は今シーズンが終わる前に決めるつもりじゃないかな。中途半端な状態でワールドカップに向かいたくはないだろう。
シャルケのマックス・マイヤーを夏にフリーで獲得するとなると、ジャックの重要度が下がってしまいそうなのが気になる。この件はまだしばらくグダグダした状態が続きそうだ。それともボスの退任に一念発起したジャックがすぐサインするとか。それはあるかも。ないか。
ミキタリアンが復帰
アウェイのモスクワで膝を負傷し、その後重症説も囁かれたヘンリク・ミキタリアン。思ったよりも早い復帰になりそうだ。今週末のウエストハム戦には間に合わないが、来週のUELアトレチコ戦には出場できるチャンスがあるらしい。
彼はもちろん去年マンUでELのタイトルを取った経験がある。強敵との対戦で復帰できるとなれば、かなり心強い。
18/19プレシーズンツアーについて発表
今年はシンガポールで行われる「インターナショナル・チャンピオン・カップ」に参加する模様。ワールドカップが終了した後、7/26にアトレチコ・マドリッド、7/28にPSGと対戦する。これ、ELのドローよりよっぽど早く決まってたんだろうから偶然だと思うけど、またアトレチコかと。
今年はワールドカップに出場する主力選手は当然参加しないと思われるので残念だが、今回アーセナルのファンにとってこの催しのバリューが断然上がったのは、新マネージャーのお披露目になる可能性があるからである。
テストマッチはこれの前後にもいくつかあるはずだが、アトレチコやPSG以上のビッグクラブとの対戦はないだろう。楽しみである。
日本でやりゃいいのに。
アーセナルがノリッチMFジェイムス・マディソンに注目
今季のチャンピオンシップはなかなかスター選手が目白押しみたいで、話題のフラムのライアン・セセニョン(17)やウォルヴスのルーベン・ネヴェス(21)なんかと一緒にPLクラブから大注目されているというのが、ノリッチのJames Maddison/ジェイムス・マディソン(21)。
チャンピオンシップのTeam of the seasonにも選出。スパーズやシティが食指を伸ばしているといわれるなか、アーセナルも彼の獲得を希望しているクラブのひとつだという。
へえどれどれと、フースコ様でどんな選手なのか確かめてみると。
おうふ。何この緑(笑い)。ネイマールかな?
アーセナルもふつうにやられてますがな。。
ただ本人はそんな素晴らしいクラブとのリンクにも冷ややかな様子。
マディソン:興味ないね。いつものゴシップでしょ。なんなら16のときからゴシップ記事にされてたから。もっと若ければ新聞であんなクラブとリンクされてる自分の名前が載っているのを見てはしゃいだりするかもだけど。もう大人だし。憶測に惑わされないようにするだけさ。ぼくはノリッチでプレイしているしノリッチの選手だ。
今季15点取った。16か17、18点くらいは取りたいかな。あとアシストももっと。いまが一番いいシーズンを過ごしているし、いまこそ集中するときだ。
来シーズンとかそんな未来については考えていないんだ。いまに集中するよ。
よし取ろう。かわりにイウォビをあげよう。ローンで。
ルーベン・ネヴェスはアーセナルが取るべきだったCM
ちなみにルーベン・ネヴェスも今シーズン目覚ましい活躍を見せる前、ポルト時代から(ウォルバーハンプトンに移籍する前)から、アーセナルが取るべきCMだといわれていた選手である。今夏ロシアワールドカップのポルトガルスクオッドに選ばれるか注目が集まっている。
アーセナルが結局ネヴェスに行かず、エルネニーやジャカといった選手を選んだ。この現在のネヴェスの活躍を見るに、その選択は正解だったのだろうか。
プレス耐性たけえ。
カソルラ(テク)とコクラン(ポリス)とジャカ(ロングボール)のいいところばかりを集めました的な。こういう特別な選手がいないともう勝てないよなあ。
ちなみにウォルブスはチャンピオンシップぶっちぎりの1位(2位と10ポイント差)で、すでに来季のPL昇格を決めている。ネヴェスも今のところ残留する気満々みたいだ。
アンダー世代とはいえ優勝は自信になるでしょうし、あの歓喜をもう一度、というハングリーさに繋がるといいですね。
そうなんす。ぼくもそう思います。
前回のユース黄金世代というかユース杯を優勝してた世代はなんだかんだ1stチームに戦力になったりで、結構輝いてましたし、今回の優勝はこれからに期待できますよね
2年前に2部からあがって、今季1部優勝と、、Jonkerが実は短期間ながら良かったのか、後任のGattingが優秀なのか?
まあこれからも期待していきたいですよね今の18歳前後の若手はタレントぞろいらしいてすし
ルーベン・ネヴェスは、、メンデス案件ですからねえ。。可能性さえなかったのかなとも思ってますが。
でもライオラ・アレルギーをムヒタリアンで克服しましたし、なにより新任の監督、ならびに新スカウト陣はベンゲルさんみたいに頑固な敏腕(?)代理人拒否反応を示さないでしょうから、次のステップアップ時にでも狙って欲しいですよね
> ルーベン・ネヴェスは、、メンデス案件ですからねえ
オウフ。そういえば。そんな話しをどこかで見たような。
でもおっしゃるように、そういう系の代理人とも必要ならしっかりビジネスをするってのがビッグクラブのスタンダードなんでしょうね。
そういうとこもこれから変わっていくんすよねえ(しみじみ)。