プレミアリーグ・イズ・バック。長かった。。インターナショナルブレイクが終わって2週間ぶりにプレミアリーグの再開だ。
EPLの5試合目アーセナルの対戦相手は、ニューカッソー。D1 L3とまだリーグで勝ちがない彼らながら、アーセナルも相変わらずディフェンスが安定せず(今季クリンシートは依然ゼロ)、アウェイマッチの苦手感を払拭したともいえない。下馬評ではアーセナル有利と見られているが油断はできない。
現在9位(6ポインツ)でエヴァートン、レスター、マンUと並んでいるアーセナルは、格下8連戦(すでに2勝)のうちにできるだけポイントを稼ぎたい。
予想スターティング11
当ブログの予想スターティング11。
4-3-3
ラカゼット、オバメヤン、エジル
トレイラ、ラムジー、ゲンドゥージ
モンレアル、ソクラティス、ムスタフィ、ベレリン
チェフ
ジャカはほかの何人かの選手らとともにフィットネステストが行われたということなので、期待も込めて彼は一回休み&トレイラとゲンドゥージの2DMとした。まあないかな。。
エメリはラカゼットについてスタートからの起用を約束していないが、さすがにここまでの活躍とインターナショナルブレイクもチームに残って一緒にトレイニングしていた彼をベンチに置いておくのはどうなのか。
レノとチェフについては、まだまだチェフで行くと予想。レノが登場するのはカラバオカップなんかのカップ戦になる気がする。ここでレノを入れてくるとしたら、チェフのフィットネスに問題があったときしか考えられない。
けが人情報
新しいけが人はなし。病気でカーディフ戦を回避したイウォビはフルトレイニングに復帰している。
これまで引き続き怪我でアウトしているのは、コラシナツ、AMN、ジェンキンソン、コシエルニの4人。
アキレス腱断裂の重症で復帰は冬といわれていたキャプテンは、もうボールを蹴り始めていたのにはさすがに驚いた。
Look who’s been continuing his rehab at London Colney 💪
Good to see you back on the ball, @6_LKOSCIELNY 🎯 pic.twitter.com/dJWRBg3vvj
— Arsenal FC (@Arsenal) 11 September 2018
ボスのみことば
試合前のプレス会見。
(インターナショナルブレイクでした……)
エメリ:今日は午後のトレイニングをもう切り上げた。これから火曜にプレイした4人についてフィットネステストをするつもりだ。ジャカ、リヒトシュタイナー、ウェルベックにソクラティス。全員ニューカッソーに間に合ってほしいね。
(ニューカッソー戦でチームのどの辺の進歩を見るつもりっすか……)
プロセスの途上にあっても、まず試合には勝ちたい。それに前回の試合で勝てたことは非常に重要だったと思う。土曜のニューカッソー戦での目標は、改善し続けることとアイディアを実現し続けること、ピッチでスピリットを築くこと、個人でもチームでも。そしてこのプロセスもひとつのプロセスに過ぎない。土曜はわれわれができるもう一段階上のものにしたい。もちろん難しいだろうが、ピッチ上でのパーソナリティを見せていきたいし、このパーソナリティを相手に見せることをチームに課すことで勝利を目指したい。
(エジルがインターナショナルフットボールから引退したことで得られる利益……)
まずどの選手もインターナショナルブレイクでアイデンティティを賭けて重要な試合をプレイするものだ。その後には選手は自分のチームに集中する。それは選手にとってもいいことだと思う。メストがわたしにとって重要である理由は、彼の場合は毎日われわれとともに集中し、週末の3日間はリラックスした。メストは、ほかの選手のように、ここでハードに練習してきた。メストはここで完全に集中しているよ。
(彼はこのブレイク期間に国際義務を恋しがっていたんでしょうか……)
もしかしたらいつもと違う感覚があったのかもしれないが、毎日わたしたちと練習していて、わたしが見る限り彼は楽しそうだったよ。毎日タスクをこなしていた。
(ぶっちゃけエジルとの関係はどうなんでしょう……)
とてもいいよ。わたしが聞いているいろいろなことについてたくさん話す時間はないけど。メストとわたしはとてもいい関係だし、プロとしてわたしは彼にはさらなる成長を要求している。彼のベストなクオリティとパフォーマンスをチームにもたらしてくれるようにね。それと、今週いくつかの新聞でマンシティとの試合について書かれているのを読んだんだ。なんかわたしが試合前に「ピッチに水をまくな」っていったらしいね。そんなこというわけないでしょうが! このたわけ! この場ではっきりさせておくが、メストとわたしは何の問題もないし、グラウンズメンにピッチに水をまくななんていうはずがない。メディアのうそっぱちを信じないでくれ。まあとにかく、われわれは自分たちの仕事を黙々とこなしていくだけさ。
(アイヴァン・ガジディスがACミランに狙われているともっぱら評判です……)
まず第一にだ。彼とのすべてのコミュニケイションはわれわれ自身に関することと、われわれが毎日取り組んでいるここでのことに尽きる。そのほかのことはなんにも知らないんだ。
(ナチョ・モンレアルに新しい契約オファーの報道があります……)
わたしはスペインにいたころのナチョ・モンレアルを知っていた。彼はオサスナとマラガでプレイしていたんだ。そして6年後のいまここにいる。わたしはニュー・ナチョ・モンレアルを知ったね。2週間後、2ヶ月後、そしていま、彼にはとても満足しているとしかいえないね。彼は32才だが、フィジカルや試合でのパフォーマンス、かなりいいレヴェルでプレイしている。それ以外のこともわたしにはとても重要だ。彼がアーセナルとともにいられるよう新しい契約を結ぶ必要があると思ってるよ。
(オバメヤンとラカゼットが一緒にスタートするのかそれともサブ……)
どっちでも同じことさ。違う選手を使ってピッチ上でのそれぞれのコンビネイションを確認している最中だ。いいパフォーマンスである程度のレヴェルではプレイしなければならないしそうしたい。同時に選手のバランスも必要で、パフォーマンスは維持しながらも勝つためにチームでお互いに助け合わなければならない。プレミアリーグでの2勝になぜわたしが満足しているのかといえば、1分1秒でもそれぞれのチームを助けるために動いてほしいかったからだ。それを30分45分90分と続けてほしい。
(アイヴァン・ガジディスの将来について教えていただきたく、頻繁に話しているということですが……)
その質問にはもう答えただろ? キミはおじいちゃんか? それとも3歩歩いたら忘れるという鶏かね? 彼との会話はすべて自分たちに関することだ。パフォーマンス、アイディア、プロセスについてだ。彼の将来のことなんかわたしたちは話さないよ。それは彼の問題なんだから彼に訊けばいいだろう? このバカチンが。
エジルの件、(バルサが興味の噂もある)モンレアルの新契約の件、ラカゼットのスタートの件、ガジディスのミラン行きの件。あと水撒きの噂。最近のトピックが網羅されてる。誰かレノのことも訊いてやれよっていう。
このなかでもよりシリアスなトピックは、やっぱりエジルだろうか。エメリとの仲なんかはどうでもよくて、問題は彼のフォームとシステムへの適応。
ストライカーと同じで、彼にはどうにかフォームを取り戻してチャンスクリエイトなりアシストなりゴールなり、記録に残る結果を出してもらいたい。それが自信につながってパフォーマンスが向上していく。それが好循環というものだろう。せっかくドイツNTを引退したんだから、その恩恵を受けたい。
ニューカッソーについて
注目はサロモン・ロンドン? あとジョンジョ・シェルヴィ?
ベニーテスがマネージャーをやってる以外のことはよく知らないんだよね。詳しくはおググりください。
追記:ベニーテスがこの試合について語っている。エメリについても。
ベニテス:メンタリティ、チームスピリット、われわれが行っているやり方に関しては、かなり自信があるよ。
われわれはこの試合に勝たねばならないことはわかっている。どの試合も惜しかったんだ。これからとてもいいチームと戦うが、われわれが去年やってきたことを再現できると信じてアプローチせねばならないね。
ウナイ・エメリのことは随分長いこと知っているよ。彼は仕事を楽しんでいるし、うまくやるんじゃないかな。
いまのアーセナルのプレイは、わたしがヴァレンシアとリヴァプールでやっていたやり方にとても近いものがあるね。よく組織され、プレスし、ボールを回す。
VARがテストされる件
Premier League: VAR to be tested at Saturday’s five 3pm games
プレミアリーグでは初めて、土曜日PM3:00キックオフの5試合で、VAR(ヴィー・エイ・アー/ヴィデオ・アシスタント・レフェリー)が試験的に導入されるとのこと。このニューカッソー戦もそれに含まれるようだ。
目の前で四角を描く例のジェスチャーがPLで見られるとか胸アツである。
ワールドカップではゴール前なんかの掴み合いはかなり厳しくファールを取っていた印象があるが、PLでレフェリーがどの程度流すのかも見ものである。ニューカッソーの荒いプレイはどんどん罰を与えていただきたい。
マッチファクト
- アーセナルはPL15試合のうち13試合で2.5ゴール以上
- アーセナルはPLアウェイ7試合のうち6試合で最低2失点
- ニューカッソーはPLホーム3試合で2.5ゴール以上
- 昨シーズンの同カードでニューカッソーはPLアーセナル戦の10連敗を脱す(2-1)
- アーセナルがニューカッソー(26)より多く勝っているチームはエヴァートン(32)、ウェストハム(29)のみ
- アーセナルは直近アウェイ3試合で2勝(W2 D0 L1)。過去アウェイ13試合と同じ勝ち数(W2 D3 L8)
- 今季PLの4試合でアーセナル(455.2km)より走行距離が長いのはToT(458.0km)だけ
試合結果予想(※追記)
BBC Sports (Lawro’s prediction) 2-1
SKY Sports (Paul Merson) 1-2
WhoScored.com 0-1
Metro (Michael Owen) 1-1
割れたねえ。スコアもすべて違う予想というのはかなり珍しいのでは。BBCが負け、オーウェン(メトロ)が分け、SKYとフースコが勝ちを予想。
唯一アーセナルの負けを予想したBBCが気になるところだ。
マーク・ロウレンソン(BBC):ニューカッソーのマネージャー、ラファエル・ベニーテスは彼のチームをかなりディフェンシヴにつくってきた。なんとなく今回はそれが功を奏するような気がする。
一方、ローロズ・プレディクションの今回のゲストである俳優のMark Wahlbergは、0-3でアーセナルの勝ちを予想している。理由はアーセナルの勝ち予想をしておかないと友だちが怒るからだという。なにそれ。
敵地で失点しつつ勝ちを予想したマーソンのコメント。
ポール・マーソン(SKY):アーセナルはいつでもチャンスを与えてしまう。カーディフ戦でも示されたようにね。それがすべてさ。
しかし、ニューカッソーはビッグチームに対してチャレンジできない。彼らがガナーズに対してミリオンものチャンスをつくることはないだろう。逆にアーセナルはたくさんのチャンスをつくる。ニューカッソーは自陣に深く引きこもって、アーセナルがどこかの時点でそれを破るという展開になる。
いずれにせよ、ロースコアの試合になると見ている。そんなの詰まらないぞ。
この試合の見どころ
ディフェンスです。
前回のカーディフとかじつは「1-0で勝つより5-4で勝ちたい by エメリ」を地でいってたわけだけど、ソリッドなディフェンスを観たいよねえ。
以上。
キックオフは日本時間明日土曜日23:00。COYG
1-0で勝つより5-0で勝って欲しいです!٩(՞ة՞)۶
トレイラが無事でなによりだ。
カラバオカップが楽しみ。ベンチメンバーや若手たちを早う見たいな。