気がつけばもう12月も後半でクリスマスシーズンまっさかり。
ヨーロッパのメジャーリーグが冬休みに入る頃、過密日程でおなじみの英国は恒例のフェスティヴ・ピリオッドに突入した。
なおすでにプレミアリーグでも2019/20シーズンからウィンターブレイクが導入されるということで、年末進行(意味違う)スケはこれがおそらく最後である。
毎年、この年末年始にプレミアリーグだけはさらにアツい戦いを繰り広げている光景というのは、リーグの魅力のひとつでもあっただけに残念だが、選手たちのQOLやPLクラブのヨーロッパでのプレゼンスを考えればやむをえまい。
さて、PLウイーク18、アーセナルはホームにバーンリーを迎える。
バーンリーは現在18位と降格圏にいるが、サウサンプトンとの戦いを思い返せば安心はできない。
ガナーズにとってはいまさまざまに山積みされた問題を乗り越えて、また一段と力強いチームになるチャンスである。ファンへの一足早いクリスマスプレゼントを期待したい。
Arsenal vs Burnley preview: Sean Dyche wants points not praise
予想ファースト11
当ブログの予想スターティング。
4-2-3-1
ラカゼット
オバメヤン、エジル、イウォビ
ジャカ、トレイラ
コラシナツ、モンレアル、ソクラティス、リヒトシュタイナー
レノ
ここまで流れをみればコラシナツをWBにあげるバック3も当然ありだが、そうなると右のWBがいない。AMNはぼくも好きな選手だが、残念ながらここまでエメリに強く印象づけることができているとは思えない。
リヒトシュタイナーをWBで使うならCBにコシエルニを入れる必要があるが、エメリによれば彼はこの試合でプレイすることはオーヴァーワークだと考えている。
ユースのゼック・メドリーはファーストチームとともにトレイニングしていたというが、さすがにPLでスタートするには早いだろう。
エメリのコメントからすると、ジャカのCBをもう一度行う可能性も否定できない。CBのジャカはファンには不人気だが、ジャカのポジションをひとつ下げると中盤にゲンドゥージを入れることができる。
今回の予想もまったく自信なし。また恐ろしく大胆なフォーメイション変更を行ってきたりして。
けが人情報
※エメリのプレス会見でミキタリアンとムスタフィのアウトは確定の模様。
公式Team Newsより。
コラシナツは試合前に要テスト。
ベレリンはフルトレイニングまで2週間。
ESR、ディノスは今月中に復帰予定。
ホールディンとウェルブズはアウト。
ボスのみことば
試合前のプレスカンファレンスより。グッドゥイーブニン。
(年末年始です……)
エメリ:そうだね。わたしにとってはクリスマスに働いたり試合したりする初めての体験だ。でも仕事は好きだから。試合を楽しみたいし、選手やサポーターたちと楽しみたい。勝利とワークを楽しみたい。しかし、家族と過ごす時間もある。選手たちやコーチたちとも。エミレイツステディアムの皆さんにも会えるし、TVで試合を見ているひとも同じだ。
(土曜のビッグパフォーマンスはどれだけ重要……)
どの試合もとても重要だ。相手が勝っているとき、止められないとき、進歩しているとき。サウサンプトンで負けたあとだから3ポインツが必要だ。
選手には満足しているよ。エミレイツではわれわれは力強くやれると思っているし、たとえばトテナムとの試合ではスピリットはとてもよかった。選手たちはプッシュしたし、チャンスもつくった。そしていまわれわれは効率よく得点するためにつづけている。
わたしは選手たち、ストライカーたちを信じている。明日はサポーターの後押しが必要だ。エナジー、いいプレイを出せるようにプッシュしていくつもりだ。
バーンリーには大きなリスペクトがある。いいチームといい選手たち。よくオーガナイズされていてディフェンスもとても強い。そしてロングボールとセカンドアクションを使ってきて、たくさんのクロスがあり、得点できるクオリティある選手たちがいる。明日はビッグマッチだ。
(バーンリー戦でけがから復帰する選手……)
最新の状況は今日知った。たとえばミキタリアンはアウトだよ。コシエルニはOKだが今週は2試合もプレイしていて明日プレイするのは彼には多すぎる。彼には慎重になる必要があるし、試合がつづくなかではこれからたくさんの試合に備える必要がある。セアド・コラシナツはたぶん大丈夫だ。ムスタフィも明日はアウトだ。
(コシエルニについてと、彼の過労……)
わたしは彼を信頼しているし、そのポジションで誰がプレイするかの解決策もある。
たとえば、ジャカのようなMFがCBでプレイしたことについてはちょっとした批判があるのは読んだ。だが、わたしは彼にとても満足しているよ。彼のメンタリティはとても大きなものだ。彼はわれわれを助けてくれる選手で、LBでプレイしたときもうまくやったと思う。だから、ファースト11でプレイする選手たちを信頼するし、ベンチから出てくる選手もそうだ。
わたしたちはバーンリーを相手に戦うにはいいポジションにいる。リスペクトを持って、同時に自分たちのワーク、慣れないCBやMFでプレイする選手を信じている。それに、わたしはメンタリティがチームを助けるビッグメンタリティだと思う。われわれには違うポジションでもプレイできる選手がいるんだ。サウサンプトンでプレイしたジャカやリヒトシュタイナーのようにね。
(選手たちはクリスマス当日もトレイニングするんすか……)
わたしたちはこのクリスマスもへったくれもない仕事に適応しないと。わたしは去年10日の休暇を取ったよ。スペインでは7日がふつうだけどね。選手たちは慣れていると思うが、日曜はオフ、そして月曜と火曜はブライトン戦の準備だ。水曜の朝には出発することになるが、彼らは火曜には家族とランチは取れるだろう。
わたしは選手たちはとてもとても責任感があると思っている。その日は家族と過ごさねばならないこともわかっているだろう。しかしクリスマス期間にもたくさんの試合をこなす責任があるんだ。
(メストは明日のスコッドに……)
イエス。
(ミッドウィークのアレはまじで戦術的な判断だったんでしょうか……)
イエス。
(メストのことは好きですか。彼にプレイしてもらいたいですか……)
どの選手にもチームを助けるいいメンタリティを持ってほしいと思う。彼らのキャラクターとクオリティをもたらしてほしい。われわれにはメスト・エジルは必要だよ。
(彼の未来はここにあるんでしょうか……)
イエスだ。なんで?
(ステディアムにモノを投げ込んだ愚か者……)
イングランドでもふつうは誰にとってもリスペクトがとても重要だろう。いい振る舞いではないね。みんながみんなにリスペクトを持つべきだと思う。
(メストの不在がどれほどフラストレイション……)
すべての選手がプレイしたいし、必要とあらばチームを助ける準備ができている。試合でプレイできないときのフラストレイションはみな同じだ。しかしわたしは彼と話したし、シーズン中どれだけレギュラーでプレイするかも話した。彼にはわれわれが彼に何を求めているか伝えて、彼は彼のクオリティでチームを助けてくれるコミットメントがある。彼は明日の18人に入るよ。
(メストと個人的に話していまの状況を説明したってことですか……)
わたしはどの選手とも話したよ。メストとも。ジェンキンソンとも。モーやペトル・チェクとも。オーバとだって。すべての選手とだ。ときには個人的なこともあるし、ときにはグループでだ。
「わたしはメンタリティがチームを助けるビッグメンタリティだと思う」名言きたな。何をいっているのかはわからないが。。
予想どおり、渦中の人メスート・オジルのことに質問が集中していた。YouTubeにこの会見の動画もあったので、質問に答えるエメリの顔色を見ていたが、エジルについての質問にも顔色ひとつ変えなかった。
18人のスクワッドには入るといっているが、スタートから使うとはひとこともいっていない。どうなることやら。
なおエジル本人はまだまだポジティヴなヴァイヴスのアティテュードを見せている。
Training week done ✔ Let’s get back to winning ways tomorrow 〽❤⚽ #goodmood #M1Ö #YaGunnersYa #COYG @Arsenal pic.twitter.com/EvcKQyqCwE
— Mesut Özil (@MesutOzil1088) December 21, 2018
そういえば、今朝おもしろいツイートがあった。前に誰かがこのブログでコメントしてくれたと思うのだけど、クリホヴィアクとエメリが仲悪いみたいな話し。こういうことだったのか。
Lokomotiv Moscow’s Grzegorz Krychowiak on Unai Emery at PSG in Championat: “Before signing with PSG, I asked him if he really wanted me & he said ‘yes.’ I told myself that as he knows me & my style, why refuse? 3 months later, he told me he did not want me in his team.”
— Jonathan Johnson (@Jon_LeGossip) December 21, 2018
PSGでのエメリについてクリホヴィアク「PSGと契約する前にぼくは彼に本当にぼくを欲しがっているのか訊いたら、彼はイエスと答えたんだ。ぼくは自分のこともちゃんと伝えたし、彼はぼくのこともプレイスタイルのことも当然知っていた。なのになぜなのかな? 3ヶ月後には、ぼくはチームには必要ないっていわれたよ」
エメリの心変わりの早さにビックリと。選手を見限るのがひとより早いのかな?
年末年始です
BBC SportsがPLのフェスティヴ・フィクスチャについて特集記事を組んでいた。
Premier League schedule: Which club has the toughest festive fixtures?
今週末の試合から年明け最初の試合まで、クラブによってどれだけ過密な日程か、移動距離はどれほどかなど、年末年始の4試合についてのよもやま話。
トップ5についての考察では(ついに話題がトップ「5」になっているのが新鮮)、リヴァプールの日程がもっとも余裕があるものの、対戦相手にアーセナル(H)とシティ(A)が含まれているということで、もっともキツいフィクスチャとなっている。
アーセナルの日程もまあまあキツい。もちろん2018年最後の試合はここまで無敗のリヴァプールということで、厳しい日程なのはアーセナルも変わらない。
バーンリーについて
うーんさっぱりわからないのですまない。詳しくはググってほしい。
選手を見ると、CBのタルコウスキーというのは名前を聞いたことがあるな。GKがハート。ん? ジョー・ハートか。
あー、マネージャーがショーン・ダイク。かなり有望株の若いマネージャーだったはずだけど、今季はダメな感じだったんだな。
最近3-4-3にフォーメイションを変更しているらしい。
6試合でW1 D1 L4とドイヒーなフォームだけど、トップ4狙うクラブならアーセナルもあんまひとのこといえないねこりゃ。
アーセナル公式が選ぶデインジャーマンは、ヨハン・グドゥムンドソン?
マイケル・コックス:ヨハン・グドゥムンドソンは、バーンリーの攻撃アプローチのなかではクルーシャル。クロスもできるし、クロスに飛び込むこともできる。そしてロングスローもある。
マッチファクト
- アーセナルはバーンリとのすべてのコンペティションで直近10試合は負けなし(W9 D1 L0)。総失点4で1試合で1点以上取られたことがない
- バーンリーはエミレイツでのPLアーセナル戦4試合で全敗。アグリゲイトスコアは13-2
- アーセナルが最後にホームでバーンリーに負けたのは1974
- アーセナルは2018年のPLホーム18試合で2敗。どちらも相手はマンシティ
- アーセナルは今季PLで2連敗すれば開幕以来
圧倒的有利に思えますけどね。
試合結果予想
BBC Sports (Lawro’s prediction) 2-0
SKY Sports (Paul Merson) 1-0
WhoScored.com 2-1
アーセナルの勝利予想が3つ。
BBC(ローロ予想):アーセナルがバーンリーに勝つと思う。簡単にはいかないと思うけれど。クラレッツは最近ちょっとだけ神通力を取り戻しているからね。
Sky Sports(ポール・マーソン):アーセナルにとってはかなり大きな試合だ。わたしはバーンリーがトテナムで彼らを苦しめるのを見た。もう少しでドローだったよ。アーセナルはハダースフィールドにも苦戦したし、サウサンプトンではアーセン・ヴェンゲル時代に戻ったみたいだった。
でも彼らはただ1点取ればもう十分だと強く思うね。ずっといってきたことだが、アーセナルにおいては結果がすべての亀裂を覆い隠していた。毎週逆転する状況に自ら追い込むべきじゃないし、試合に勝つのに毎回2点も3点も必要なら、遅かれ早かれ化けの皮がはがれてしまうものだ。
試合のみどころ
エジルがプレイするかどうか。プレイするならどんなプレイを見せるか。
以上
試合のキックオフは日本時間12/22今晩21:30。ウホいい時間。メリークリスマス&COYG
バーンリーもサウサンプトン同様に調子上向きの印象でタイミングが悪いなと。バーンリーはEL権取ってから色気出してポゼッション志向に走っておかしくなった時期が長く続いて、最近ようやく元に戻ってきた感があるんですよね。だからタイミング悪いなと。これがフラグになって快勝して欲しいなー