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ベンジャミン・ホワイトがアーセナルと2028年までの新契約にサイン!

こんにちは。確定申告やってたら出遅れてしまった。昨日のビッグニュース。

Ben White signs new long-term contract

アーセナルFCから、ベニー・ブランコこと、ベンジャミン・ホワイトが新契約にサインしたと発表された。この夏に残り契約2年になる彼だったので、いいタイミングだった。

しばらく前からこのことは伝えられていたし、この前日にはすでにジャーナリストやメディアが報じていたので、ニュースといってもあまり新鮮味はないのだが、それでもめでたい。

ホワイトといえば、現在のファインフォームのチームのなかでも、コンスタントにハイパフォーマンスを発揮しているとりわけ好調なひとりであり、ちまたでは「チームでもっとも過小評価されている」などという声もすくなくない。ケガもめったにしない。

また今シーズン途中からは、ライトバックとInvertedロールのハイブリッドというあらたな役割も担っており、選手として新境地にいるベンジャミン。26才とピーク年齢に入ってきたところであり、ますます充実したフットボールライフを過ごしている。



ベン・ホワイトがアーセナルとの長期の新契約にサイン

オフィシャルサイトの情報を引用しよう。

ベン・ホワイトがクラブとの新契約にサインした。長期での将来をわれわれにコミット

ブライトンから2021年7月に加わって以来、ベンは自らをチームのキーメンバーとして確立してきた。これまで、すべてのコンペティションで122試合プレイしている(※ポッシブル134試合中)。

ベンはノースロンドンでの3シーズンで、彼のヴァーサティリティを見せてきた。最初のシーズンはセントラルDFとして、昨シーズンはすんなりライトバックに移動して、PLのすべての試合でプレイしている。

この26才は、ピッチの両方のエンドで多大な貢献をしてきたことで知られる。つい最近もPLのシェフUに勝利したときゴールを決めており、あれはクラブ史上10,000めのゴールだった。そして、先週のブレントフォードにおけるふたつのアシスト。ベンは、1月のブレイク以降ずっとプレイしており、10試合で5失点におさえている。

ベンはキャリアの初期をブライトンで過ごしてきた。18才でデビューする前は、ローンでリーグ2のニューポート・カウンティ、リーグ1のピーターボロ・ユナイテッドでプレイ。リーズ・ユナイテッドでは、19/20にチャンピオンシップを勝ったクラブのYoung POTYにも選出されている。

えらいひとたちのコメンツ。

エドゥ:われわれは、ベンと新しい長期契約を結べたことが非常にうれしい。ベンがクラブに来てから、彼の貢献とコミットメントはずっととてもハイクオリティだった。

サポーターからも愛され、われわれも彼を愛している。これから先、何年もチームでの彼のパフォーマンスを楽しみにしている。

アルテタ:ベンがクラブに将来をコミットしてくれたという素晴らしいニュース。彼はチームのキープレイヤーであり、ウィニングメンタリティを持ったトッププロフェッショナル。そして、毎日模範を示すことでリードする漢のひとりでもある。

ベンの能力、決意、前向きな姿勢、とても重要なものだ。だが、彼はグレイトなキャラクターがあり、グレイトな人間でもある。

われわれも、これからベンといっしょに取り組みをつづけられることを楽しみにしている。

新契約を喜ぶベン・ホワイト「どこにも行きたくない」

AFCオフィシャルサイトより。

ホワイト:とてもうれしい。長い旅だ。契約はすばらしい。ここにまた何年もいられる。以前にも云ったように、ぼくはどこにも行きたくないんだ。パーフェクトさ。

オフィスにいるときはちょっと気後れしたけど、またサインできたことは素晴らしい。誇りみたいに感じる。とてもよいご褒美だ。

クラブに加入してからプリシーズンまで、たぶん(定着が)もたなかったと思う。まるで、いつもどこかで1年やってまたすぐにローン移籍したり、あるいはまたブライトンに1年戻るみたいな。そこから、アーセナルに来た。

これは、ぼくが一箇所にとどまる初めての体験なんだ。おそらく初めて実感した。ぼくここにいて、ここでプレイするんだと。

(この数シーズン)昨シーズンは、みんなが思ってたよりもぼくらはよかった。それで、ぼくらも自分たちならできるとちょっと自信がついたと思う。そして、ほしいものは得られなかった。でも、今シーズンは、いいスタートをした。プリシーズンでも、みんながトップで準備万端だった。そのときに、今年のチームは違くなるとわかった気がした。

チームのなかでは、自分たちがなにになりたいとか、あまり云ったりしないと思う。自分たちができるかぎり最高に向かっているとみんなわかってると思うし、ぼくらが目指しているあらゆるものが手の届かないものなんてこともない。チャンレジできるし勝てる。ぼくらが達成できるものに限界なんてない。

 

*****あわせてよみたい*****

去年夏の彼のコメント。そのときにすでに新契約についてうわさされていたので、この発表までは長かった。

新契約が迫るベン・ホワイトのロングインタヴュー「できるだけ長くアーセナルにいたい」 | ARSENAL CHANGE EVERYTHING

ベン・ホワイトの新契約の内容

各所で伝えられているのは、2028年までの契約に、1年の延長オプションをクラブがもつという内容。

彼のサラリーについては、主要なメディアやジャーナリストは報じておらずわからない。現行のそれが£120kpwだったらしいので、さらなる昇給になっているのは間違いないだろう。

わたしの雑感

このひとは、ほんといいよね。個性的。選手として有能だけでなく、観ていてなんかおもしろい。

ハンサムで、ひょうひょうとしていて、掴みどころがなくて、ちょっぴり不良っぽくて、一見愛想がないやつと思わせながら、近くで観察しているとじつはそうでもなくて。あたしだけが知ってるほんとの彼。みたいな。少女マンガに出てきそうなキャラである。主人公がだいたい翻弄されるやつ。いざというときは強引になるところも。キャー。おっと一瞬おっさんに乙女の魂が乗り移ってしまった。

そんな彼のひととなりをよく示しているのが、今回の発表に際しAFCがドロップした、チームメイトたちがあらためて彼について語る短いクリップ。

彼をずっと観てきて思わずしてしまういろいろな妄想が、あながち的外れでもないという。

ウォリアー(戦士)、落ち着いている、リーダーなどのたくさんの称賛のほかに、「説明できない」「ミステリアス」「慣れるまで時間がかかる」「ファニー」など、ちょくちょく彼の個性的な面が指摘される。

でも、そんな彼がみんな大好き。最後のジョルジーニョのひとことが、すべてを集約している。

Love you Ben. Ha ha ha…

彼が£50mでアーセナルに買われたとき、ぼくはわりと懐疑的だった。彼の能力というよりは、そのときはちょうど同じポジションのウィリアム・サリバが冷遇されていた時期だったから。

だが、ときは過ぎ、いまや彼はチームに欠かせない存在になった。サリバとも共存しているだけでなく、当初の彼はサリバにポジションを追い出されたような形になりながらも、ライトバックという場所で攻守に絶大なる信頼性を見せ、アルテタの期待に応えている。選手として進化している。

いまのアーセナルが試合結果だけでなく素晴らしいのは、こうして着々とスクワッドビルディングをやっているところだ。

若いキープレイヤーが続々と契約更新し、チームのコアを揺るぎないものにしている。かつてのアーセナルが毎年のようにキープレイヤーを失っていたことからすると、ほんとうにそこは隔世の感がある。

いま、チームはPLとCLでトップを目指し、全員がそれを達成できると信じている。積極的にチームを去りたがるキープレイヤーがひとりとていない。この一体感のおかげで、チームはより強化される。これもまた美しい好循環。ポジティヴィティの連鎖反応。あらゆるものが、どんどんよくなっていく。

今回のベン・ホワイトの新契約は、このサイクルをよりいっそう強めるはず。

これからもベニーの活躍に期待だ!

 

PS: 例のイングランドスクワッド招集拒否事件についても書こうと思ったのだけど、時間切れになってしまった。

あとで書くかも。

 

おわり



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