プレミアリーグ・イズ・バック!
と週末は興奮したんだけど、われわれはなんとマンデイナイトというイレギュラー日程。アホ面でよだれを垂らしおあずけを待っていたらすっかり平日になっていたという。
さて、長いブレイクのあと最後の決戦の日々が始まる。現在PLのトップ4争いは熾烈を極めており、アーセナルも巻き込まれているチームのひとつだがじつはそのなかでもなかなかのポジションにいる。
ToTがリヴァプールに敗けたおかげで、今回勝てば彼らを抜いてついに3位浮上。シーズン終了までの8連戦を幸先の良いかたちでスタートできることになる。油断はできないが、ホームでニューカッソーというのは決して悪い状況ではない。このチャンスを活かさねばならない。
エメリの試合前コメント
週末(金曜)に行われた試合前のプレスカンファレンス。試合からだいぶ前のタイミングなのでいまは状況が変わっている可能性もあるっちゃある。
(この試合について……)
エメリ:グッドアフタヌーン。インターナショナルブレイクから戻ってきた。いまニューカッソーについて語るのがもっとも重要だ。わたしたちは今朝からそれについて話しているが、PLもELもとてもいい準備ができている。エミレーツでサポーターとともに戦うのだからいつもと同じスピリットでスタートしなければならない。ビッグアトモスフィアが後押ししてくれると思うし、一体感をもって力強くなれる。
(チームニュース……)
今朝トレーニングして何人かの選手は休ませた。1日か明日のトレーニングの前まで休ませる。その選手はアーロン・ラムジー、ディノス・マヴロパノスだ。しかし彼らは月曜には問題ないと思う。ジャカも今日休んだ。明日か日曜まで待たねばならないが、彼はドクターの最初の検査では月曜にプレイもできそうだ。
(ドバイ合宿……)
しばらく週に3試合行うような状況だった。そのあいだ選手たちは準備・休息・試合を繰り返してきた。インターナショナルブレイクではほかの選手たちを休ませることができた。このインターナショナルブレイクでわれわれは4日のトレーニングと1試合をドバイで行うことに決めた。そこでも同じアイディアやスピリットがある。立ち止まらずに前進し続けること。そして月曜に全員で集中していくこと。しかし選手もわたしも1週間に3試合プレイするようなことにも慣れている。前進するためにトレーニングを続けて、試合に戻ることを待っていたんだ。
(デニス・スアレスの件……)
イエスだと思う。彼はファースト11でスタートすることも問題ないしチームにインパクトも与えられるだろう。しかし、われわれはチームで90分とても力強くプレイすることに集中している。あるいは50分でも1分でも。つぎの試合には選手全員が必要になる。
(スアレスは定着に時間がかかっているか……)
ふつうのことだと思う。
(これからはもっとプレイするのか……)
いまわれわれにはたくさんの選手が準備できているし、ビッグメンタリティとビッグパフォーマンスでチームを助けられる。わたしにはそんなふうに強くなれるし、ビッグパフォーマンスのために競争力を高めていける。これはデニスもほかの選手もだ。
(3位でフィニッシュできそうか……)
毎日どの試合だって、これからは自分たちにも相手にもとても重要になるだろう。38試合あれば、競争力を持ったり継続性を持ったりいいポジションにいくチャンスが与えられる。マンUやチェルシー、トテナムに比べられるビッグパフォーマンスを出すことができていると思う。ここからは1試合がとても重要になるし、わたしはチームを信じている。そしてトップ4に入るにはたくさんやることがあり、マンU、チェルシー、トテナムはこれからもたくさんポイントを稼ぐだろう。
(わたしたちはやや楽なフィクスチャなんでしょうか……)
そうは思わない。試合をやることは同じだし、5つのアウェイと3つのホームを戦う。とても難しいものになると思う。
(フットボールにおけるセイ・ノー・トゥ・レイシズムとそれをサポートする重要性……)
わたしは自分たち、みんな、同じだと思っている。それに関するすべての決定に賛成するよ。
(ソールシャールがユナイテッドのジョブを得ました。これで難しくなったのか……)
わからない。
(あれはいい指名だったのか……)
わたしはソールシャールにたくさん感謝している。人間としてもコーチとしても。
(なぜ今シーズン、ホームでのフォームがこんなにいいのか……)
いまはそれを考えるときじゃない。なぜなら月曜の試合はとても難しいものになるだろうからだ。ニューカッソーはいまいい。たくさんいい選手がいるしいいオーガニゼイションもある。コーチは経験豊富でとてもコンペティティヴであることはわかっている。前回の試合では、彼らは大きな自信を持って守備もとても強かった。わたしの集中は彼らの強い守備をいかに崩していけるか、そして勝利するためにビッグパフォーマンスを出せるか。
(チームはあなたのアイディアに適応しているか……)
まだプロセスにあるが、われわれのプロセンスはいつも選手たちのいいコンビネーションを与えてくれている。戦術的にも。わたしたちはいつも違うシステム、違う選手でプレイしているし、それでビッグパフォーマンスを出せている。わたしはチームと選手たちに大きな自信がある。しかし月曜の試合は大きなチャレンジになる。
自分たちはホームでは強いのはわかっているが、これまでやってきたことを続ける必要があるし、ホームステディアムのビッグアンビションとビッグアトモスフィアで前進し続ける必要がある。わたしはどの試合でもこのアトモスフィアを作り出したい。どんなシステムや戦術プランでもベストパフォーマンスが出せるように。どの試合も大きなチャレンジになる。
2週間ぶりでもいつもどおりのエメリ節。1/3くらいに圧縮できそうだ。。
会見で目を引いたのがデニス・スアレスに関する質問と答え。ドバイでのプレイはなかなかインプレッシヴだったので、今後彼がどう扱われるかはみんなが知りたいところだろう。
エメリはスタートで使う可能性もあると云いながら、実際そうするかどうかは明言を避けたかたちである。
まあ実際のところ彼をスタートから使うような気はしない。この1ポイントも落としたくない状況で(彼のために)彼をあえて使うリスクをかけるとも思えない。
彼がスタートから起用されるようになるには、けが人が出るとか、あるいはイウォビやミッキーが極端に疲労や不調に陥るといった不測の事態がないと難しいのではないか。
いずれにせよスアレスには依然厳しい状況なのが現実で、シーズン終了まで彼をスタートから使う試合があれば少し驚く。
エメリ、NCボスのベニテスを語る
別の場所で?エメリが同郷のラファエル・ベニーテスに対し、コメントしていた。
エメリ:わたしは彼のことを大変にリスペクトしているよ。彼はとてもいいコーチで、たくさんタイトルを取った経験もある。
ここイングランドではわたしよりももっと経験がある。わたしたちには大きなリファレンスになっているね。コーチとしても、彼のワークや勇気にも。
ラファ・ベニーテスのコメント
ベニテス:選手たちは木曜の夜にインターナショナルブレイクから戻ってくる。そんな彼らに土曜の試合に向けて準備をさせることは難しいものだ。しかし今回は月曜。だから時間はある。
アーセナルはいまほんとによくやっている。彼らはいつもはボールを持ちたがるチームで、それをやるクオリティもある。しかしそれこそわれわれがやらねばならないことでもある。
ときには少しの幸運も必要になる。しかしわれわれは相手が誰でも戦える。チームはソリッドだしいまは自信もつけている。チームはより自信を持ってたくさんのことをしている最中で、多くのチャンスや攻撃での脅威をたくさんつくっている。
(PL残留のためには)あと1試合は勝っておかないとヤバいことはわかっている。
しかしもしつぎの試合に勝てなくてもただ進むだけだ。自分たちにプレッシャーをかけない。
わたしたちは落ち着いて、つぎの試合に集中する必要がある。そしてそこで何が起こるか。
なにが起こるか見てみよう。
チームニュース
トレイラがサスペンデッド(3試合バンの2試合め)。
ラムジー、モンレアルはフルトレーニングに復帰。
いつもの3人はアウト。
予想ファースト11
当ブログの予想スターティング。
4-2-3-1
ラカゼット
オバメヤン、エジル、ミキタリアン
ゲンドゥージ、ラムジー
モンレアル、コシエルニ、ソクラティス、AMN
レノ
ラカ、PEA、エジル、ラムジーのマンU路線の継続を予想。これが2トップ気味にダイヤモンド4-4-2のようにもなる。
この試合でもっとも気になるのはCMだが、ジャカはどうも試合前日トレーニングにも参加していなかったようで、エメリは週末に楽観的なコメントを残しているが、現時点では彼はこの試合に出ない可能性が高いと思われる。ジャカがいないと前にボールが運べないといわれるアーセナル。どうなるかみものである。
ニューカッソー・ユナイテッドについて
11月に入るまで初勝利を待たねばならなかったシーズン前半に比べると、最近はかなり復調してきている。ここ12試合では6勝もしている。
現在14位、降格圏までは現在7ポインツも差がついておりあと3ポインツあれば安全圏といった状況で、よほど不調に陥らなければ降格もなさそうだ。そういう意味ではなかなかモチベーションが保ちづらいポジションかもしれない。こちらにはありがたい。
Fabian Schärという選手がサスペンション。彼はNCのベストパフォーマーということでダメージは大きいようだ。
アーセナル的に気になる選手はやはりミゲル・アルミロンだろうか。アーセナル移籍の噂もあったが、結局はNCに移籍した。
一時はアーセナルとのリンクはエージェントが故意にリークしたガセ情報とも云われたが、その後に伝えられたところではアーセナルはローンで彼の獲得を希望していたということで、だとすると少しほんとっぽい。
彼は冬に移籍してきたばかりでゴールもアシストも記録していないが、ぼくがちらりと見たところではなかなかいい選手に見えた。注目しておこう。
前回対戦について
【マッチレビュー】18/19EPL ニューカッソー vs アーセナル(15/Sep/18)アウェイ勝利でもクリンシート……
アーセナルが今季アウェイで勝った数少ない試合のひとつ。自分が書いたレビューを読み返してもグダグダした試合をやったようだがこの試合では同じような展開にはならないだろう。だってホームだもの。
試合結果予想
BBC Sports (Lawro’s prediction) 2-0
SKY Sports (Paul Merson) 3-1
WhoScored.com 2-0
敗け予想はナシ。ホームでつよいからなあおれたち。
マーク・ロウレンソン(BBC Sports):ラファ・ベニーテスのNCはグレイトなランを続けている。ここ6試合で1敗しかしていない。
マグピーズはいま安全圏にいる。おそらくはあと1勝すれば残留は決まりだろう。しかしここでそれが得られるとは思えない。
アーセナルはアウェイでは苦しんでいるが、ホームでは自信マンマンでプレイする。彼らにとってここでの勝利はルーティーンの類だ。ガナーズの問題はアウェイで違いすぎること。彼らはアウェイだと足かせがついたみたいになってそれに対処できないみたいになる。レギュラーでポイントを取ることができない。これまでのヨーロッパでの結果もがっかりなものになっている。
ウナイ・エメリはAWと交代して以来たくさんの変更を行っているが、そのあたりに関してはセイム・オールド・アーセナルのままだ。
ポール・マーソン(Sky Sports):NCはデンジャラスなチームだ。最近はずっととてもよくて負かすのが難しい。しかしこれはアーセナルがきっちり終わらせる類の試合になるだろう。
もしリヴァプールがアーセナルのこれからのフィクスチャを戦えばリーグを取れるだろうが、アーセナルはこれらの試合すべてには勝てない。だからアーセナルはトップ4の本命じゃないんだ。
今回BBCのロウロ予想のゲストがジョニー・マーだった。シティのサポーターらしい。誰も興味ないか(笑い)。
マー:アーセナルはいま調子を取り戻しているみたいだね。彼らを推すよ。2-0だ。
“Arsenal for Everyone”キャンペーン
Newcastle match dedicated to Arsenal For Everyone
この試合の前には、AFCが2008年からやっている「Arsenal for Everyone(みんなのアーセナル)」キャンペーンの催しがあるようだ。
また「Kick It Out」キャンペーンの25週年とEPLの「No Room For Racism」キャンペーンも同時にセレブレーションされるとのこと。
ウーナイもArsenal for Everyoneの「多様性の尊重」についてコメントを寄せている。
エメリ:わたしはアーセナルファミリーの一員であることを誇らしく思う。そしてわたしにとってそれは、誰もが歓迎されて、リスペクトとフットボールへの愛情を通して人々が一体感を得られる家族のようなものだと思っている。
フットボールの重要なところは、誰もが試合を楽しむことができることだ。彼らの違いやバックグラウンドは問題ではない。
ヘッドコーチとしてこれは明確にしておきたい。誰もがここでは歓迎されるんだ。月曜の夜にわたしたちはアーセナルファミリーのダイヴァーシティについてお祝いする。なぜならそれがわたしたちを強くしてくれるからだ。
試合のみどころ
本文中にも書いたけれど、不在が予想されるジャカの穴をどう埋めるか。
アーセナルがボールを持ってNCがそれなりにディフェンシヴに戦う時間が多いと予想されるなかで、ファイナルサードへボールを運んだり、押し込んだときにボックス内にラストボールを送るとか、早いサイドチェンジとか、ジャカのタスクの部分で苦労することになる可能性はある。
上がりたがるラムジーがCMに入ることで、いつも以上に中盤スペースのカヴァリングに集中する必要もあるだろう。
それと当たり前だが絶対勝利。絶対3ポインツ。
4位フィニッシュにおいては、まだ超苦手なアウェイを5試合も残しているのだから、ホームでの勝利はマストだ。よりチームが自信を深めるためにこの試合を使わなければならない。
この試合に勝つとホームゲーム10連勝になるそうで、これは97/98シーズンにアーセン・ヴェンゲルの最初のフルシーズン以来の記録らしい。20数年ぶりでそれをやるのがエメリのファースト・シーズンというのもなんだかすごい。
キックオフは日本時間明日4/2(火)早朝4:00。勝とう。
COYG
>>今回BBCのロウロ予想のゲストがジョニー・マーだった。シティのサポーターらしい。誰も興味ないか(笑い)。
ザ・スミスが好きなんですか? UKのミュージシャンはフットボールが大好きですからね。
ホームゲーム10連勝記録がかかっている、3位奪取の大チャンス、予想家がみんなアーセナルの勝利を予想・・・。
いや~怖い、絶対に負けられないのが逆に怖い。
今日も見逃せないなあ。
高校時代はスミス愛聴しておりました。
マー君がシティでモリやんがユナイテッド、そりゃ解散するわ!(笑
ツイッターでは反応薄かったジョニー・マーに気づいてくれてありがとう!
ぼくも若い頃にThe Smithsをよーく聴きました。くらーい青春時代を送ったぼくにはぴったりのバンドだったなあ。。
モリッシーってマンUサポーターだったの!?ってググったら、確定している情報でもないみたいですな。てかモリッシーがマンUサポだったらシティがThis Charming Manのペレグリーニフラッグ掲げないよねと。。
モリやんそうでしたか!?僕がそんな記事見たのも記憶の彼方でして失礼しました。
マンUサポ確定はローゼズのお猿さんくらいかな?
しかしあのジョーイ・バートンと仲良かったり、Sweet and tender hooligan なんて曲書いたり、フットボールの持つマッチョな暴力性にアンビバレンツあるんでしょうね、モリッシー。