EPL18/19 Week3、リヴァプール v アーセナルのマッチレヴュー。コメント集につづいてはマッチスタッツとトーキングポインツを。
試合について
アーセナルのファースト11
リヴァプールの11人も確認するために。Sky Sportsより。
クロップも驚いたアーセナルのシステムはまさかのダイヤモンド4-4-2。まさに奇策。
4-3-1-2(4-4-2ダイヤモンド)
オバメヤン、ぺぺ
セバーヨス
ウィロック、ジャカ、ゲンドゥージ
モンレアル、ルイス、ソクラティス、AMN
レノ
ウィロックが3CMに入り、ラカゼットが犠牲になった。
またフィットネスを取り戻したジャカが即復帰。エメリからの厚い信頼を感じさせた。
対するリヴァプールは強力3トップを攻撃の軸にした、いつもの4-3-3。
リヴァプールのシステムは何日もかけてヴィデオで分析するエメリのチームでなくても完全に予想可能なもので、ワイドを使う攻撃をしてくるだろうリヴァプールを相手に、エメリがダイヤモンドという全体的にナロウなシステムをなぜぶつけてきたか。
エメリ本人は試合後のコメントで、ウインガー(サラーとマネ)対策のためにボックスの守備を厚くしたかったと語っていたが、そのせいですっかりフルバックの攻撃参加を自由にしてしまった。
マッチスタッツ
同じくSky Sportsより。
意外にも90分のポゼッションはほぼ互角。またジュエルと空中戦はアーセナルが勝っている。
パス数もアキュラシーもそれほど大きな差は出ていないが、注目すべきはクロス。数は27 v 13と倍以上、アキュラシーも25.9% v 15.4%と差は歴然。前半の自陣に釘付けになった時間帯の影響が大きいだろう。
攻撃のスタッツではリヴァプールの圧勝だ。ボックス内からのシュートが17 v 4。シュートのアキュラシーだけ20% v 33.3%と大きな差をつけて勝っているのがアーセナルらしさ(CVだけ異様に高い……)。
タックルも惨敗。クリアランスで勝っているのは攻められた証拠。何もうれしくない。
以下、Understatより。
トータルのxGは2.79 v 0.99。実際のスコアに近い。
後半が始まってすぐに2点目が決まり、アーセナルは前へ出ていかざるを得なくなった。そのせいでオープンな展開になったためか後半開始後のリヴァプールのxGが急上昇。60分すぎあたりで落ち着いているのは、3点差がついてリヴァプールが攻撃でアグレッシヴになる必要がなくなったことを表している。ごく短い時間で一気に勝負を決められたというわけだ。
そういう意味では、当初のプランを捨てざるを得なくなった原因である48分の2点目(ペナルティ)が悔やまれるところだ。
いつも楽しみに読ませていただいております。
今節の敗戦はショックではありますが、明るいところに目を向ける筆者さんの姿勢をみているとまた次節を楽しみに一週間ワクワク過ごせています。
また、ジャカの件に関してまったくの同意見です…….とにもかくにも来週のNLDが楽しみですね!COYG!
狙いは分かるものの…っていう試合でしたね。ダイアモンドの意図としては、連動した攻撃を断ち切ることだったかなと思いました。
確かにサイドバックからのクロスはかなりあげられていましたが、ウイングと連動して深く抉られてからのクロスはほとんどあげられていませんでした。単純なクロスに対しては高さで勝るDF陣は回避していました。
ただ、セットプレー、判断スピード、戦術の徹底度など上手な部分が多く、思ったより押し込まれた形になったように思います。
交代の判断が遅かったのは私も感じました。ラカゼットとトレイラをハーフタイムで投入すると思いましたが、まさかのステイ…
ビルドアップは自動化できるかが重要だと思うので、9月ぐらいまでは辛抱が必要かもしれません。蹴り出してしまえば楽ですが、長期的に見るとマイナスだと思います。今は苦しくてもつなぐ、でいいと思います。
まだまだプロセスの途中にいると気づいた試合。とはいえ、ノースロンドンは必勝で。
トレイラがあそこで意地をみせて、マンUとToTが負けたから今週はなんだか明るくなれます。次節は攻めダルマ、のアーセナルが見たいですね!
お疲れ様です。
戦術に関しては色んな考え方ありますから・・・
しかし、弱者の戦術なら、バックからのビルドアップは不要なのでは?苦しい時間を増やしただけ。
なぜ、弱者の戦術なら、トレイラを最初から使わない?ジャカが あたふたするだけでは?
なぜ、3点取られてからラカゼット?今さら?
解説の柱谷が、「エメリはリヴァプールをリスペクトしてる」ってのが皮肉にしか聞こえませんでした。
次戦は打ち合って欲しい!
ジャカはプレスのきつい相手には使わない方がいいですね、本当に。
ビルドアップは多分実戦で経験させていって、チームとしての連動性を高めるつもりなのかなと思います。
ルイスはいい選手だとは思いますが、サラーは本当にいい選手でしたね。
いつもありがとうございます。
戦前はPEA、ラカ、ペペの3トップを期待する声も多かったように思うが、アンフィールドでの対戦ということを考えると、2トップという選択は間違ってないように思う。期待の持てる補強をしたとはいえ、失意のELファイナルからまだ3か月しか経ってないし、スカッドも劇的に変わったわけではないのだから、CLチャンピオン相手に3ポイントを取りに行くというのはさすがにギャンブルが過ぎる。1ポイントを狙いにいくのは支持している。
あーいう戦術を取った場合はどうしても先制点を取られると苦しくなるのは当然なので、3点目のようなシーンはルイスの過失があるとはいえ、しょうがないとも思う。2点目も厳しいコースにパスを通されたので、PKとはならなくても普通にサラーに決められていた可能性も大いにあると思うし。今回はやはり高い決定力を活かして先制→相手が攻勢に出る→さらなるカウンターで2,3点目を狙うというプランしか勝ち筋はなかったかな。
ペペは良くやっていたと思うが、改めてVVDの能力の高さを痛感した。サラーにやられた3点目のようなシーンをペペに期待したのだと思うが、あそこまでぶち抜いたシーンは一度もなかった。どっちかというとマティプのいるPEAのサイドで攻めた方が良かったのかもしれない。それでもそれなりにVVDを混乱させることが出来たのはリターンマッチに向けての収穫でもある。
こういう言い方もどうかと思うが、負ける方が確率の高い相手だとは思うので、この敗戦でエメリのことをとやかく言う必要はないと思う。それよりも次戦のスパーズはじめ、トップ1,2以外のチームにどれだけ進歩したかを見せられるかがエメリの仕事ぶりを測るポイントだと思う。
次戦は期待したい。COYG
ネガティブな面についても皆けっこう似た認識を持ってて、ちょっと笑えた。
ホールディングやサリバがあのミスをしたと考えてみて欲しい、はグーナー全員が内心思ってたんじゃないかな。
トレイラではなくジャカだったのはコンディションの問題だと思う。合流遅かったし。
ジャカが生きるゲームプランではなかった。
とはいえ個人的には、どんな試合でもジャカを使うメリットがデメリットを上回る日が、必ず来ると信じてる。(これだけは皆の認識と違うみたいだw)
個人的には、今回の負けにはそこまでショックを受けていません。
気になるのはエメリのチョイスですね。昨年もゲンドゥージの抜擢やエジル外しなどありましたが、ある程度、納得する部分がありました。
しかし、エメリの基本的戦術であるハイプレス、ショートカウンター、サイド攻撃という強度の高いプランにスピードがなく、狭いスペースが苦手なジャカを中心に据えるのは大きな疑問が残ります。ベンゲルの戦術ならまだわかるのですが、チームの心臓であり、ペップやサッリなど多くの監督が一番重要視して秘蔵っ子を獲得しているポジションです。ウィロックやゲンドゥージを育てつつ、という難しい状態だと思いますが、この中盤の要の力が明らかに足りないと思います。
どのプランにしても中盤のフィルター能力が高いトレイラを軸にした方が間違いないと思う今日この頃です。
リバプールで1番怖い攻撃はサイドからクロスじゃなく3トップの中央での崩しなんで僕は4312に好印象です。リバプール相手にサイドも中央も譲らないってのは不可能ですし。リバプールもシティも4バックの泣き所であるSBとCBの間とバイタルを破壊するのが世界一なんで4312はベストで当然サイド空いてボックス外からクロスやドリブルでの突破が増えますがボックス内での崩しより遥かに良いと個人的には思います。ちなみにベンゲル時代に対戦相手がよく使ってきたのが4312でだいたい苦戦してました。
戦術的なことにかなりお詳しいとお見受けしますが、この試合、カウンター狙いでリヴァプールの3トップのセンターからの崩しに対応するために、3-5-2(5-3-2)より4-4-2ダイヤモンドのほうがよかった理由ってなんですか?
あと、ヴェンゲルさん時代って格下相手が引いてカウンター狙い(2ストライカー)は定石だった印象はあるんですが、ダイヤモンド(2ストライカー+No.10)の相手の印象てあんまなくて。PLのチームで442ダイヤモンドをよく使ってたチームってどこですか。
この日エメリが採用したのは3枚をディフェンシブにフラットに並べるというもの。これは確か昨年のエミレーツでのスパーズ戦の後半に見られたものと同じだった。
スパーズに自由に自陣まで運ばせて、リヴァプール戦と同様にサイドバックを自陣まで釣り出すというものだ。
このやり方は実に成功した。実際2点目なんかはまさにやりたいことを体現したゴールだった。
それをリヴァプール相手にやりたかったのではないかなと思います。サイドバックが良く上がってくるので。
蓋を開けてみるとアーセナルから見て左のサイドはウィロックが素早いスライドでアーノルドに簡単にはクロスを上げさせなかった。
しかし問題だったのは右サイドのゲンドゥージのスライドの遅さ、そしてインテンシティの低さ。
僕の主観ですがヒヤリとするクロスを上げられたのは左サイドからが多かったはず。
このやり方をするのならゲンドゥージではなく、トレイラがベストだったはず。
彼はフィジカルの面でもグッドで、インテンシティの高さはアーセナルの中でもトップクラスだと思う。
そんな彼ならロバートソンに対してハードに対応し、引っ掛けてあわよくばカウンターという場面をより作ることが出来たのでは?と思います。
僕はこのフォーメーションには否定的ではないですが、やるのならそれに合ったメンバーを使って欲しかったなぁと思います。主にゲンドゥージのところ。
戦術的なことに言及してくれるコメントは大歓迎です。勉強になります。
あとできればコメント投稿時に適当でいいので名前を入れてください。でないとみんなアノニマスになってしまうので。
セバーヨスのロールがふわふわしてた気がするのでファビーニョにマンマークなどはっきりとした役割を与えるかもしくは442フラットでよかったかなと思います。。こちらでも言われているように攻撃での役割を期待したとしても、守備ありきの戦術なので早いこと修正してもらいたかったです。
ルイスのアレをイエローにするなら、今後それを基準にVARをしていけるか疑問ですね。
今回の奇をてらった戦術するなら、バーディー1トップみたいな、思い切ったのにすればよかったのになんて、思ったりもしています。w
ぺぺは、アソコ決めてほしかった・・・。
(ToT)
断定的で上からくるのは、戦術クラスタではなく、戦術クラスタのツイートを見た受け売りの人が多いと思います。戦術クラスタは別に他人の意見をねじ伏せてやろうという感じはないので。