パパ・ソクラティスのコメント「ぼくのミスが原因」
去年の活躍でファンから絶賛されていたのが一転。今シーズン始まって以来、低パフォーマンスに終始しているヴェテランCBの謝罪コメント。
(試合について……)
ソクラティス:ぼくのせいだと思う。あれはぼくの単純なミステイクでやる必要がまったくないものだった。これが3ポインツを失った原因だったと思っている。
(自分の責任だと……)
もちろんそうだ。
(バックからのプレイが問題なのか……)
ノーノーノー。これはすべて自分たちの責任で、うまくやらなきゃいけなかった。あれはぼくのミスで今日はぼくのミスがなければ3ポインツは取れていた。
(謝罪したので?……)
もちろん。謝ったよ。ぼくのせいだし、ハードワークしなければならなかった。そのときまでミスはしていなかった。すべては完璧に近かったんだ。ディフェンスでもリスクがなかったし、今日のはぼくのミスだ。
(なぜにセカンドハーフであんなに苦しんだ……)
それはファーストハーフのようにセカンドハーフも同じペイスでプレイできなかったからだろう。でももしああいったミスがなければ、ドロウにもなっていなかったと思う。もちろん彼らにはもっと得点するチャンスがあった。しかしミスさえなければ、なにも起きなかったはずなんだ。
(チームとしてもっとうまくプレイすべき……)
ノーノー。ほかの選手たちについて話したくはないんだ。今日はぼくのミステイクでそれが高くついた。ほかには何もない。みんなは全力を尽くしたよ。ぼくがミスをすべきじゃなかったんだ。
(メスト・エジルが戻りました……)
彼はいいプレイをした。必要な選手だ。
このひと、試合後わりとすぐにSNSでファンに謝罪コメントを出していて、ひどいエラーだったにも関わらず、彼の態度には好感を持ったファンも多かったようだ。
この試合の流れはあの失点が決定的だったのはおそらくたしかだが、あのミスがなかったとしてもあのままの試合展開だったら、われらが勝利に値したかどうかは微妙なところではないか。彼らはセカンドハーフの悪さを「ファーストハーフに比べて」とみんなが口にしているが、実際ファーストハーフだって云うほどよくはなかった。
しょぼい守備にビルドアップ、そしてリッチなストライカーが試合を決めて問題はいつも有耶無耶に。こうやって去年は「ラッキーに」22戦無敗をやったんだよね。いつこうなってもおかしくはない伏線はあったのだ。
P.E.オバメヤンのコメント「ラカゼットの不在は大きい」
唯一の明るい材料はバメやんの2得点。すっかり台無しに。Canal Plusによる試合後のPEAのコメント。
PEA:もちろん(結果は)予想はしてなかった。やる気マンマンで挑んでくるだろうこと、(セカンドハーフに)カムバックしてくるだろうことはわかっていた。
悲しいことに、ぼくらは彼らと張り合うことができなかった。文字通りゴールを相手に献上したみたいに感じたよ。その点では進歩できるかどうかは自分たち次第だね……。
誰かを責めたりはしたくない。アタッカーが3点目を取れば試合を終わらせられたとも云えるだろう。だからぼくは誰かのせいだなんて云わないんだ。
あんなふうに失点するなんて残念だね…… (ラカゼットの離脱)がぼくらに影響したんだと思う。
こういう試合では彼がもたらすものがとても大きいからね。
ああ、そういう視点もあるか。たしかにラカゼットがこの試合に出ていたらと思うと、彼がピッチで激怒したりチームを鼓舞する様子が目に浮かぶようだ。
さて、このエントリではポジティヴなことを書くタイミングがなさそうなのでここにぶっこんでおくと、オバメヤンのセカンドゴールは20本もパスをつないだ結果だそうで。今季PLここまででは最多のパス to ゴール。
20 – There were 20 passes in the build-up to Pierre-Emerick Aubameyang’s second goal for Arsenal against Watford – the longest passing sequence leading to a goal in the 2019-20 Premier League campaign so far. Rhythmic. pic.twitter.com/5yPy0uPmEy
— OptaJoe (@OptaJoe) September 15, 2019
いい感じで勝ってたら、これも試合後にみんなが語るような印象的なチームスタッツだったのだろうが、おかげさまでいまや誰からも顧みられない!
ベルント・レノのコメント「31本すべてのシュートが危険だったわけではない」
この試合のレノのセイヴ「8」は今季PLで最多ということ。セイヴ数ってふつう被シュートが多い下位チームのGKが独占するスタッツなんですけどね。なんでかな?
レノ:チーム全体で距離感がありすぎて、相手にスペイスを与えすぎた。とくにセカンドハーフ。あれでは簡単にこちらのボックスまで来れるのも道理だ。
どうしてあんなふうになったのかわからないが、チームで話し合わなきゃいけないことがみんなわかっただろう。ファーストハーフはマシだったが、完璧ではなかった。ぼくらは正直になってこの試合を分析すべきだと思う。敗けなくてラッキーだった。
試合のあとはみんな失望して怒っていた。みんながエモーショナルになって、とても怒り狂っていた。でもそれがふつうだ。
マネージャーはとてもポジティヴガイだよ。彼はこう云った「落ち着いたら火曜にはこの試合を分析してつぎは木曜の試合がある」。
(31本のシュートについて)ほとんどは距離のあるものだったと思う。ワトフォードはたくさんのチャンスがあったが、スロウインからのシュートもあったし、あれをシュートにカウントはできない。
31本というのはつまり3分に1本は誰かがぼくらのゴールにシュートを打っていたということになるね。それはスタッツであり「真実」ではない。たとえば、デウロフェウ。彼は彼の15本は距離ある場所からのものだ。もちろんいくつかは危険なシュートだったがすべてがそうではない。
まだぼくらは取り組みのプロセスのなかにいるんだ。リスクを取ろうとしている。なぜならワトフォードのプレスを打ち破れば、ストライカーたちにはたくさんのスペイスがあるのだから。
バックからプレイについては、ファーストハーフではとてもうまくやったが、セカンドハーフで多くのチャンスまでもっていくことはできなかった。
さあ、ここでご覧いただきましょう。去年はチャンピオンシップ、今年はプレミアリーグを戦う昇格チーム、ノリッチシティのビルドアッププレイです。
Beating the press by sticking to our philosophy… 🤗👏 #ncfc pic.twitter.com/16bSPQI7r1
— Norwich City FC (@NorwichCityFC) September 16, 2019
彼らはアーセナルの選手よりテクニックで勝っているのかな?
これがタクティクスであり、オーガニゼイションであり、リスクをかけるってことなんじゃねーの? しかも世界最高コーチが率いる世界最強チームの鬼プレッシングのなかで。彼らがそれを「フィロソフィ」だと云ってるんだから、ぐうの音も出ない。
マッチスタッツと論点エントリにつづく。。
ホントにお疲れ様です。
1P差に泣いた昨シーズン。今季は早くも2Pを簡単に捨てちゃいましたね・・・
ビルドアップのミスに関しては皆さん色々意見があると思いますが、
訳の分からない言い訳をせず、しっかりと謝罪したパパは潔い漢(おとこ)ですよ。
気になったのは、セバーヨスとエジルを二人とも変えるってことは、点を取ることを放棄したって事?
3点取られても4点取る大好きだったアーセナルが変わっていく瞬間なんですかね?
どもども。
> セバーヨスとエジルを二人とも変える
そう、ここも重要な語りどころなんすよね。
最下位相手に前半2-0で十分ではないって、いったい何位を目指してるチームの話なのか…
フリーターのモウリーニョでも呼んでストップザバスを伝授してもらいたい気分です。まだアレッグリも無職だったかな…
負けなかったことが救いでした。
エメリは危機感を持ったほうがいいですね。正直、このまま行くと解任の可能性は多いにあります。エメリのパッションは好きなので基本的には擁護派ですが、それでもそのように思います。
今シーズンに入ってゲームをコントロールしたとはっきり言える試合は一つもありません。もっと言えば、昨シーズンの終盤、いや、昨シーズンを通して、いくつあったでしょうか…?
選手たちは混乱しているのではないかと最近は良く思います。毎試合のようにフォーメーションを変えていますが、選手は本当に戦術を消化しているのでしょうか?ボールを受けてからパスコースを見つける姿を見る度にそう思います。
新しい選手にとってはチームに馴染む、新しい戦術をこなすということだけでもハードルなのに、戦術をコロコロ変えられるとたまったもんじゃないですよ。チームを職場に置き換えて考えてみたら、ゾッとします。
エメリは戦術マスターと言われているそうですが、今シーズンはこねくり回しているようにしか見えません。戦術の多彩さを武器にすることは悪くないですが、選手が迷いなくプレーすることを優先して欲しいですね。
しばしばプロセスの途中という言葉が選手から聞こえてきますが、ゆっくりと進んでられるほどプレミアは甘くないですよ。
強いアーセナルが早く見たいです。
ノリッチはクロップの弟子であるファルケが率いてプレッシング、アタッキングフットボールを武器にしだしてCSでグンと伸びたチーム。ランパードが監督したダービーもプレスからボールを奪って支配率上げるサッカーが評価され、古巣へステップアップ。ワトフォードの別に厳しくもないプレスにあのザマならこの2つにも平気で負ける気がします。んでプレスをかけてこないチーム、例えばパレス、にはザハ等快速ドリブラーがいて平気でPK献上する絵が浮かぶし、それでもチーム戦略として失点減らす策すら見えない辺りエメリは信用できないです。
ノリッジはシンプルで正確で基本に忠実で
それを十分に上手いと感じるし
シティのプレスは小粒でかつクリーンですから
特に圧力だと感じませんけどね
逆にむしろ荒くファウルで止められる方が
ノリッジは嫌だろうなという印象です
この短い動画を観るだけでも、ノリッジにあってアーセナルにないものが顕著にわかりますね。
とにかく選手間の距離が全然違う。ほとんどの選手が何も考えずか怖がってか、ボールに絡みたがらずに持ち場に突っ立ってるから、1手目のパスから追い込まれて、目に入った相手を背負ってる味方に責任転嫁するようなパスを出す。対人の強さに自信がない選手が多いからなんでしょうね。相手からしたらこんな分かりやすいパス回しもないでしょう。普段ナツメグで騒いでるだけのロンドの練習から考えてやって欲しいです。
言っちゃなんですけど、素人の自分が小学生の頃から考えてやってた事すらできてないように見えます。