「ジャカゲイト」の続報。
日曜のジャカ事件のあと、クラブ、エメリ、あるいは本人から何らかの声明があるのか注目が集まっていたなかで行われた昨日の試合前プレスカンファレンス。エメリがその後の状況について説明した。
いまのチームをめぐる状況において、エメリがいろいろ重要なことを語っているように思える。
(日曜のあとでのジャカの様子……)
エメリ:彼にとってもチームにとっても簡単なことではなかった。彼はいまショックで落ち込んでいる(devastated)し、悲しんでいる。日曜、昨日、それと今朝も彼とは話した。
トレイニングはいつもどおりグループとやっているが、彼は落ち込んでいる。この状況を悲しんでいる。彼のコミットメントはいつもグレイトだ。彼は(チームを)助けたがっている。彼のトレイニングでの振る舞いは完璧で、彼も自分が悪かったとわかっている。彼は深く自省している(He feels inside)。とても深くだ。それはひととして当たり前のこと。どんな選手だってサポーターのサポートが必要だ。彼らをサポートしてほしい。チームをサポートしてほしい。
チームでも個人的にも彼とはたくさん話しをした。自分たちがいい試合をしたとき、彼らが賞賛してくれてハッピーなことを思い出す必要がある。しかし、難しいときがあったり、批判を受けているときでも、強くあらねばならないし、プレッシャーのなかでのプレイを学ばねばならない。
それがわたしたちの仕事であり、わたしたちの人生のなかでサポーターがもっとも重要だ。なぜならサポーターがいなければ、ファンもおらず、チームを後ろから支えるひとたちもいない。ファンなくしてプロフェッショナルフットボールをプレイする理由はない。
いま彼は落ち込んでいる。いま重要なことは彼と彼の家族をケアすることだ。そうして、クラブ、チーム、ベストなグラニト・ジャカを取り戻したい。
日曜の事案のあとでも、わたしには毎回のチャレンジがある。自分自身についてでもあるし、チームと選手についてでもある。もしサポーター、フォロワーがハッピーでないのなら、いまこそプレイをする必要がある。いまこそ試合をもっとよくコントロールし、力強く進歩させる。われわれにはサポーターが必要だ。だが、まず最初は一歩先へ進むこと。日曜のような個人的なことよりも、チームとして進歩し、もっと快適にプレイし、サポーターにいいパフォーマンスと結果を届ける。もしそれができるなら、彼らはまたチームも個人もサポートしてくれるようになるだろう。
(ジャカは謝罪をすべきだったと思う……)
イエスだ。選手個人がミステイクを犯したとき、それについてわれわれは謝罪する必要がある。わたしならそうする。われわれは彼にそうするように勧めている。
(このあとに謝罪があると思うか……)
しかし現状、われわれが見ている(彼の)反応はどうだろう。彼はショックを受けてとても落ちている。まずは彼と彼の感情を回復させることだ。われわれには家族、友人、サポートしてくれるサポーターが必要だ。みんな愛してほしい。彼はいまサポーターと向き合える状態ではない(He is not feeling that with the supporters.)。
われわれはまず彼に落ち着くよう話している。家族と過ごし、チームと過ごす。わたしたちも家族だから。一緒にいること。そしてサポーターとも一緒にいられるようトライすることがステップだ。少しづつそうしていくんだ。
(彼はまだアーセナルのキャプテンにふさわしいか……)
わたしがなぜ彼を選んだかは説明した。彼には価値があり、ドレッシングルームでのリスペクトがあり、経験もある。彼はNTでもキャプテンだ。キャプテンの条件を備えている。わたしが決断して選手たちもそれを支持した。彼は日曜には間違えたし、その反応も間違えた。キャプテンとして。
(つまりそれはジャカはまだアーセナルのキャプテンという意味か……)
われわれは一歩づつ進んでいく必要がある。一歩づつだ。まずは彼が回復すること。人間として。選手として。そこからわたしたちはそこからどうやって進歩できるかについて話していく。どうやって自分たちのやり方で彼とつづけていけるか。チームと全員で。
(彼はもうキャプテンではないという憶測……)
ノーノーノー。いまはわたしはそれについて話していないし、話したくない。まずはリカヴァーだ。状況は予期できない。水曜にも日曜にも試合がある。わたしは前進していきたい。先へ進みたい。最良の決断をしたい。
(この件が彼のメンタルにどれほど影響しているか……)
いま彼は動揺しているし、落ち込んでいるし、悲しんでいる。それは昨日と今日だけじゃない。彼はサポーターから愛されていないと感じている。
これはひとつの例だが、2週間前わたしは100人のサポーターとエミレーツステイディアムで会った。ちょっとした夕食会でちょっとしたやりとりもあった。わたしとエドゥがいた。そこでひとつ質問があった。「なぜジャカがキャプテンなのか?」と。もし100人いてジャカについてひとりだけネガティヴだというならそれはまだポジティヴだろう。
昨日の朝、わたしは同じことをジャカに伝えた。われわれはみんなから好かれるときもあれば、そうじゃないときもある。ポジティヴ・ネガティヴの批判があり、みんなにサポートされたりされなかったりする。サポーターについて考えていることはみんな同じなんだと。日曜の彼の間違った振る舞いのあとですら、すべてのサポーターが彼に反対しているわけではない。(あの反応は)チームが勝てていなかったからだし、単に彼がいい試合をやっていなかったからでもある。試合ごとに、状況ごとに違うんだ。われわれは落ち着く必要があり、一貫性を持てるようトライすること。そして個人的な状況を変えていく必要がある。
(クラブから罰金が課されているのか……)
同じことの繰り返しになると思う。われわれは彼のミステイクのあとで最初のステップにいる。いまは彼のひととしての回復を待つときだ。
(彼のここでの将来にも影響するか……)
われわれはここでの過去数年における選手たちの似たような状況を思い出すこともできるかもしれない。そして彼らはカムバックした。たとえば、ヘクター・ベレリンが3年前にエミレーツステディアムで受けた批判についてわたしに話してくれた。みんなが彼のパフォーマンスが気に入らなかったんだと。でも彼はカムバックしている。
もっとも重要なことは前進することだ。ワークして、進歩して、それをみんなに伝えること。もし彼らに気に入られないときがあったとしても、その状況は変えられる。
未来がどうなるかなんていまはわからないが、わたしにとりもっとも重要なことは現在だ。そして明日。明日は彼(ジャカ)はグループに入らないが、もともと彼を使うことは考えていなかったし、彼は回復するためにここに残ってトレインする。チームとのことはそれからだ。
(ソーシャルミディアで受ける批判と付き合うのは選手にとってどれくらい困難なことか……)
われわれはいまどういう状況かはわかっている。まず第一にあらためて感情的なバランス、自信を回復することだ。それと試合を自信を得るために利用していく。いい結果を出して、できるだけいいプレイをする。自分たちがそこまで悪いとは思っていないし、そこまでいいとも思っていない。いまは前進するときで、一致団結して自信を得るためにそこにポジティヴスピリットを加えていく。
重要なことはいいプレイをする道を見つけ、勝ってポインツを取ること。毎日前進し、毎日を自信を得るために使っていく。われわれは自分たちに何ができるか見せることができるし、ポインツを達成できるベストなやり方を得ることができるはずだ。
プレスもしつこく食い下がるね。。そしてわりと答えにくいようなことをズバズバと訊いている。
もっとも関心の高かった、ジャカが今後もキャプテンをつづけるかどうかについては、結局エメリはまだそのようなことを決めるタイミングではないとして、何も答えなかった。
ちなみにこの会見、ツイッターでもエメリはこの状況で受け答えをかなりうまくやったという評価をいくつも見かけた。
ジャカがプロフを変えたのは
アーセナルのシャツに自分がふさわしくないと感じたから
という見方はできないでしょうか。それほどまでにショックを受けていると。
ユニフォームを脱いだ行為から察するにふさわしくないというより嫌になったというふうに感じました。
アーセナルでプレイすることをファンが望んでないと感じてるんですもんね。
あの試合で攻撃面で楔のパス入れたりラカゼットとの連携でチャンスクリエイトしたりとか、守備も2失点ともジャカのせいってわけではないですし、それでも交代させられて、さらにファンからブーイングされてしまうと今までのSNSでのファンからの暴言とか色々重なってそういう感情になってしまうのも無理はないのかな。
エメリがジャカをキャプテンにしたのってサポーターにジャカをリスペクトしてほしかったっていう理由もあるんですかね。
だいたいなんで歩いたぐらいでブーイングなのか。エジルなんか負けてても走ってでていくの観たことない気がするけど。
個人的は本当にこのチームに必要な選手だと思ってるならもっとジャカを庇ってこの試合のプレイ自体はブーイングに相応しくなかったとか、このチームにとってどれだけ重要な選手だとか言うべきじゃないんですかね。そうでなければまた同じ使い方して同じような展開になったら交代の時ブーイング出るような気がして。。。考えすぎすかね
謝罪よりはまずジャカ自身のメンタルの安定に努めてもらっていいと思います。そのあとに謝罪してもらえれば。マスコミの追求も激しいですからね。半端なメンタルでは余計に状況が悪化しそうですし。
一般社会でもストレスでうつになるような時代なのに、アーセナルという巨大な組織のキャプテンとして、ジャカが受ける悪意は僕なんかには想像も出来ないくらい重いものだということは分かります。ムスタフィもメディアとのつきあい方で苦労したってチェンさんの記事で見たし、サポートしてあげてほしいですね。
重圧に耐えかねてキャプテン降りてもいいし、まずは一人のサッカー選手として彼の人生が今後も継続出来るようにチームや家族にはサポートをお願いしたいですね。
エメリにはジャカが復帰したとき彼が輝けるような戦術とかシステムに頭を捻ってほしいですね。ちなみに、無理矢理ジャカ使えってわけじゃないですよ。ただ、彼の左足は武器ですし、使わない手はないですよね。
エメリが今後ジャカをレジスタとして使うかなあ。。
レジスタとしてのジャカにほんの少しでも価値を見出してたら(そういうサッカーをやる気があれば)、あんな交代はしないと思うけども。
なまじ優等生でいるよりも、あれだけやったんだから自分からキャプテン辞めてしまえ、って僕は思う。
極端な意見かもしれないけど。
以前リバプールにいたベラミーは、暴言を吐いた観客を思いっきりブン殴って有名になった。
その後ケロッとして「時々自分を抑えられないんだ」とか言うベラミーは、妙にコップに人気があった。
もしベラミーがキャプテンだったら大問題だ。
でも1プレーヤーのベラミーはファンから愛されてた。裏表がなくて面白いヤツだったから。
ジャカも言いたいこと全部吐き出ししまったほうがスッキリすると思うんだが。
アンカーやってるだけでも相当我慢してるはずだ。
エメリがレジスタは必要ないっていうんなら、エメリかジャカが別のチームに行けば済む話だと思う。