スパーズのヘッドコーチ後任候補
本件のアーセナルへの影響という意味では、彼らの後任マネージャーがアーセナルの次期マネージャー候補と少なからずかぶっているということがある。
マックス・アレグリ、エディ・ハウやナーゲルスマンといった名前が取りざたされるなかで、いま一番騒がれているのは熱心に就活中のジョゼ・モウリーニョだ。チーム・ジョゼがアーセナルに熱烈オファーしていた?のと同じようにToTのマネージャーもやる気満々の様子で、Sky Sportsその他メディアがすでに両者は接触しており、モウリーニョのアポイントメントが有力だと見ている。一説には明日発表の見込みとも。
この件でデイヴィッド・オーンステインは以下のようにツイートしていた。
Tottenham training on Wednesday has been moved from morning to afternoon with aim of appointing Mauricio Pochettino successor early in day & new boss leading squad in that session. Jose Mourinho in frame but not only option as Spurs close in on final decision @TheAthleticUK #THFC
— David Ornstein (@David_Ornstein) November 20, 2019
オーンステイン:ポッチェティーノの後任がすぐに決まりそうで、トッナムはトレイニングの時間を朝から午後に変更した。新しいボスがそのセッションを率いるためだ。ジョゼ・モウリーニョは候補ではあるが、最終決断までは唯一の候補ではない。
エメリの後任については、つい先日ルイス・エンリケのスペインNT復帰が発表(公式?)されており、サンレヒが希望していたという人選はなくなった。
これにつづいて、もしToTがモウを選ぶのなら、ファンに大不評だったモウリーニョの線も消えることに。このあたりの動きは悪くない。
逆に悲惨なのは、アーセナルのファンの多くが望んでいると見られる、アレグリやナーゲルスマンといった人気コーチが選ばれること。ナーゲルスマンはシーズン中はライプツィグに集中するので転職はしないとコメントしているようだが、アレグリに関しては彼もまた就活中ということで、可能性はあるのかもしれない(一説にはアレグリは候補にも入っていないとも)。
ということで、ToTのヘッドコーチが誰に決まるかは、アーセナルの未来に影響を与える可能性がある。
(どうかモウ様に決まりますように。なむなむ)
ポッチェティーノがアーセナルへ?
状況としてはこういう事態になっていながらも、マウリシオ・ポッチェティーノのマネージャーとしての評価は決して下がっていない。
彼はいまもマンU、あるいはBMの次期マネージャーともしきりに噂されているし、ジャーナリストのギレム・バラゲはBBC Sportsのコラムで、この解任はポッチェティーノにとってはむしろ「解放」になるかもしれないとすら書いている。
Tottenham sacking may be liberating for Mauricio Pochettino – Guillem Balague column
r/Gunnersなどを見るに、アーセナルのファンのあいだでは彼の評価は賛否両論といった印象だが、ぼくがリストでフォロウしているAFCインフルエンサー系の多くはポッチェティーノにポジティヴなようである。
ポッチェティーノの実績
前任のティム・シャーウッドに替わって、14/15シーズンにクラブのヘッドコーチに就任すると、PLランクは5位、3位、2位、3位、4位と、初年度と現在を除けばコンスタントにトップ4フィニッシュさせている。
4 – Tottenham Hotspur finished in the top four in four of their five previous completed seasons under Mauricio Pochettino, this after having finished in the top four in just two of their 22 Premier League campaigns before his arrival. Improved. pic.twitter.com/Ie8mo6MhNO
— OptaJoe (@OptaJoe) November 19, 2019
ポッチェティーノがToTをトップ4フィニッシュさせたのは「4シーズン」、それ以前で22シーズンかけていたのと同じ。
要するにポッチェティーノは、トッナムというミッドテイボークラブを、彼の代だけでトップチームに仕立て上げたということ。
そしてもちろん、ご存知のように去年のCLではチームをファイナルに導くという偉業をやってのけた。。
いまはまだ彼が実際にノースロンドンのライヴァルにやってくるなど考えも及ばないが、ブックメイカーの「次期アーセナルマネージャー」オッズがどうなるか見ものである。
こちらはいま(11/20)キャプチャしたSky Betの「NEXT PERMANENT ARSENAL MANGER」オッズ。ポッチェティーノは8/1で4位。ロジャース(12/1)やアレグリ(14/1)よりも上である。ていうかまだジョゼが入っているのかよ…… しかも2/1でダントツトップ。
ちなみに、「NEXT PL MANAGER TO LEAVE」では5/4でウナイ・エメリがトップ。ウケるw
おわり
※追記(11/18)
ここでフォロウする必要もないかと思いながら。
Club statement
— Tottenham Hotspur (@SpursOfficial) November 20, 2019
日本時間でつい先ほど夕方、スパーズがジョゼ・モウリーニョを新ヘッドコーチにアポイント。
これ面白いのは現地時間で朝の6:30とか7:00とか?かなり早い時間だったこと。メディアのみなさんも朝っぱらから大変でしたな。
ポッチェティーノの解任を公式に発表したのが前日の20:00とか21:00くらい? スタッフはどんだけ忙しかったのか。お疲れさまなことだ。
仮にモウがスパーズ就任となれば、さすがにアイコンは変えますか?笑
云われて気づいた。ほんとだw
そうなんですよ、問題は5位から15位までがわずか3ポイントでひしめき合ってるってことなんですよね。次の試合結果でかなり変わるとゆう。4位以上とはかなり離されてますし。
ポッチェ来てくれたらそれはそれで面白そうですけどね。エドゥと南米ホットラインとか仲いいのなら面白そうです。
お昼休みに読ませて頂いております。更新お疲れさまです。
プレミアにはうんざりしてると思ってたけどそうじゃないのか(元いたチームのファンとかは特に気にしてないのかな)
あと、今監督を変えたってことは、
今シーズンは諦めて来期以降も見通した人事だと思っているけど、
今のメンバーより弱くなる可能姓もある中、大金使うモウリーニョに託す気なのかなぁとか思いました。
ベンゲルと同じようにスタジアムの返済で四苦八苦するモウリーニョも見たいけど、フリーで中心選手を手放す来季以降を考えると、モウリーニョは受けないと思うなあ
と思ったら受けたね、モウリーニョ
自分の不明を恥じる
だけど、火中の栗を拾うような、モウリーニョとしては珍しい
そんなにプレミアで仕事したかったのか
エリクセン他、主力は来季抜けるだろうし
まあ、アーセナルに来なくてよかった。w
とはいえ、エメリとの比較で言えば嫌な監督になったと思う。
どっちも中盤を完全に省略するサッカーだけど、ディティールの精密さはモウリーニョが圧倒的に優れてる。
またモウリーニョには自分の戦術を実行できるメンバーについて明確すぎるくらいのビジョンがある。エメリは。。。トレイラ(以下略)
ほぼ同時に似たようなチームを作り始めることになるが。。。正直勝てるとは思えない。
我が軍の指揮官がモウになるのは実はちょっと楽しみでしたが、スパーズの指揮官になってくれて結構ホッとしているジレンマ。