ゲンドゥージ、ウィロック、サカ、マルティネーリにネルソン…… 今シーズンはアカデミーからファーストチームに抜擢された20才前後の若い選手たちがますます台頭しているアーセナル。
クラブの方針もありつつも、彼らに実戦で成長する機会を与えていること、それはウナイ・エメリのアーセナルにおける数少ない功績のひとつであることは、きっとのちに語られるだろう(ウナイ・エメリのアーセナルでの失敗を論じる記事などのなかで)。
さてそんななかで、アーセナル・アカデミーにはファーストチームを虎視眈々と狙う有望な選手たちがまだまだ後ろに控えている。
そのひとりがMFロビー・バートン。6才からアーセナルの生え抜きで、現在U-23スクワッドのキャプテンを努めている。
今年のプリシーズンUSツアーではRMやBMで出場し印象的なパフォーマンスを見せながら、シーズンが始まって以降はカラバオカップで一度ベンチに入っただけで、まだファーストチームでプレイするチャンスはない。そんな彼について、BBC Sports(ウェールズ)がおととい彼のインタヴューで構成された特集記事をアップしていた。
今回はこちらと合わせて、ヤングガナー、ロビー・バートンについて書いてみよう。ロビー・バートンて誰だよエントリである。
ロビー・バートンのプロファイル
まずはバートンの基本プロファイルを。
TMによれば。
1999年12月生まれの19才。ウェールズ。今年20才ということは、ゲンドゥージ、ウィロック、ネルソンらと同年代。
ポジションはCM/AM。身長175cm、右足。2018夏にアーセナルとプロ契約、残り契約は不明。
去年の夏からアーセナルではU-23にステップアップして、今年はPL2で10試合3ゴール(去年は12試合でG2 A2)。
ウェールズNTのシニアスクワッドでのプレイはまだないが、U-16以降ではすべてのユースチームに選ばれている。先日EURO予選ではウェールズU-21でベルジャンとの勝利に貢献。
プレイスタイルについて興味深いのは、去年はAMでのプレイが多かったが今年はポジションを少し下げてCM/DMでのプレイが多くなっていること。いまアーセナルアカデミーでは、彼の適性はMFでもより後ろのポジションにあると見られているようだ。ファーストチームでポジションがかぶるのはゲンドゥージやセバーヨスか。
オフィシャルサイトでは以下のようにキャラクターが紹介されている。※おそらく18-19シーズン時点でのもの。
鋭いパス眼を持ったクラッシーなMF。ロビーは昨シーズンにU-18PLで13試合出場。ファイナルまで行ったFAユースカップでは8試合すべてでプレイした。
FWの後ろでプレイできる能力もあるが、ロビーはしばしば前目のプレイメイカーとして起用され、ボールを持って支配するプレイを任されつつ、相手ディフェンスを切り裂く役割を与えられた。
昨シーズンのU-18では5ゴールと4アシストを記録、またスウォンジー・シティではU-23としてサブからもプレイした。彼は2018夏、アーセナルと最初のプロ契約にサインした。
今年のプレシーズンで決定的なパスをいくつか出してインパクトを残してましたよね。
この世代で課題があるのは当然のことなので、シニア相手にも通用するストロングポイントを持っていることをポジティブに捉えたいですね。
中盤のつなぎは大きな課題のひとつだし、彼が救世主の一人になってくれたら。ELの勝ち上がりが決まったら、最終節とかはとびっきりの若手で固めてほしいですね。