ロビー・バートンのインタヴュー by BBC Sportsウェールズ
ウェールズの新星。
Robbie Burton: Midfielder eyes progress with Arsenal and Wales
バートン:(カラバオカップでベンチ)もちろんプレイできなかったことには失望した。でもスクワッドに入っただけでもよかった。
ファーストチームといいプリシーズンを過ごしたあと、マネージャーからハードワークを続けること、ポジションを取るためにプッシュするように云われたんだ。そうしてから何が起きるか見ようと。ファーストチームでのプレイがぼくのつぎのステップだといいんだけど。
(ウェールズでプレイする資格は元代表の祖父ピーター・エヴァンスのおかげ)ぼくが生まれてからずっと一緒に住んでたよ。
ぼくはケントでおばあちゃんとおじいちゃんと住んでいたんだ。いつもぼくのそばにいてくれた。ちょうど1年前に亡くなってしまったけど、おじいちゃんがしたみたいに国を代表する選手になりたい。
彼はウェールズの歴史を誇りに思っていた。彼はそれをぼくに渡したんだ。だからぼくは今度はぼくがおじいちゃんを誇りにするんだ。
(イングランド育ちだがウェールズにコミット)それがぼくが理解してきたすべてなんだ。いつだって胸にバッジがあることを楽しんでるし、チームのためにすべてを捧げるよ。
(EURO2021予選を戦うウェールズU-21)ベルジャン戦ではハードワークしたんだ(※初戦でベルジャンに勝利。ジャーマニーとモルドヴァに敗け)。みんなが団結すれば何ができるかを示した。
(アーセナルU-23のキャプテン)ぼくはいつだってリーダーシップのクオリティを見せてきたと思う。アーセナルはずっとぼくのチームで、子どものころからそこにいる。だからチームをキャプテンとしてレペゼンできることはいいことだ。
ぼくはその責任を楽しんでる。いい経験にもなる。キャプテンで居続けるためには継続的にパフォーマンスしていかないと。
(リュングベリがファーストチームのアシスタントコーチになったこと)フレディは去年のU-23コーチで多くのひとよりぼくのことをよく理解してる。彼がボスに与える情報は若い選手にとってはありがたいこと。フレディはぼくだけじゃなく、アーセナルのたくさんの若い選手を助けているね。
成長し続けられることを願っている。ぼくの目標はぼくのクラブ、それとウェールズでのシニアフットボールなんだ。
以上。
ロビー・バートンのこれから
ユースウォッチャーのバード氏によれば、バートンはシニアチームに近づいてはいるが、まだフィジカルの強さが足りず、ときに致命的なミスをやらかしてしまう、そのあたりを改善する必要があるということ。「致命的なミステイク」は、彼がポジションを後ろめに移していることも影響があるかもしれない。前でボールを失うのと後ろでボールを失うのとではミスの重みが違う。
彼はU-23というアカデミーのチームのなかではもっともファーストチームに近いチームのキャプテンを任されているので、たしかにファーストチームには近いだろうが、一方でファーストチームの現在の構成と彼のポジションを考えるに、いますぐそこに入っていくのは難しいかもしれない。
MFではグラニト・ジャカが1月の退団が濃厚で、かつエジルやトレイラの去就も不透明となれば今年後半、あるいは来年にはチャンスがありそうだが、ファーストチームでプレイするには、少なくともウィロック、ゲンドゥージ、ESRあたりには追いつかねばならない。なかなかにタフなタスクである。
プリシーズンの印象としては、ボールをもった姿がセスク・ファブレガスを彷彿とさせるなあと個人的には思ったものだが、この先どうなるか。
TJJ、バロガン、ボラ、バートン。アーセナルには楽しみな選手たちがまだまだいる。
おわる
今年のプレシーズンで決定的なパスをいくつか出してインパクトを残してましたよね。
この世代で課題があるのは当然のことなので、シニア相手にも通用するストロングポイントを持っていることをポジティブに捉えたいですね。
中盤のつなぎは大きな課題のひとつだし、彼が救世主の一人になってくれたら。ELの勝ち上がりが決まったら、最終節とかはとびっきりの若手で固めてほしいですね。