アルテタ指名の舞台裏Part1につづいて、このPart2では、この件についてのデイヴィッド・オーンステインのLive Q&Aからのトピックを紹介。これは発表の日、つまりエヴァートンの前に行われたものだ。
ユーザから質問を募って、それにオーニーがライヴで個別に応えていくという企画。彼はこれをわりとよくやっている。
Live Q&A: Discuss Mikel Arteta’s unveiling as Arsenal’s new…
『The Athletic』はもちろんご存知のように有料サイトなので全文の引用はしない。r/Gunnersで要点がサマライズされていたのでそちらから紹介しよう。
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アルテタのAFCヘッドコーチ就任に関して、オーンステインの見解まとめ
※質問回答順
- アルテタがトップ4にチャレンジするのは来シーズンが見込まれている。今シーズンは(慣れるまで)時間が与えられる。
- フレディはクラブに残らないかもしれない。野心が非常に旺盛。
- アルテタは「早い勝利」を目論んでいる。それはピッチのなかと外で。
- アルテタはクラブ全体を盛り上げている。エメリが来たときとは違う雰囲気がある。アルテタの指名はとてもよいこと。彼はとてもインテンスな人間。
- エジルは残る。フェネルバチェに行くなんて説はナンセンス。アルテタは彼のベストを引き出せると思っている。
- 資金がないので1月の補強はどうなるかわからない。アルテタはいま自分のスタッフに集中。4-5人のコーチをつれてくる。スティーヴ・ラウンドとイナキ・パヴォン(ブレントフォードのGKコーチ)ふたりに可能性がある。
- アルテタがファーストチーム選手たちに関して決断することを、クラブが支持しているという件が興味深い。選手は売却されるか、あるいはファーストチームから外される可能性も。アルテタは自分のヴィジョンに合わない選手はほしくない。
- 財政がヤバそう。Swiss Rambleが指摘しているようにアーセナルはFFPでまじヤバい領域に入っている。アーセナルはFFPと将来のコマーシャルディールのためにCLが必須。
- アルテタのミッションは、ひとまず現在の戦力で、選手のパフォーマンスとメンタリティを改善すること。
- ヘルタ・ベルリンの噂が出ているが、ジャカのこれからに関しては不明。
- アーセナルはいまでもスクワッド自体はとてもいいものを持っていると思っている。
- 1月に両フルバックを検討する。ジャカが去るならホールディングMFも。
- エメリはいくつかの部分でいい仕事をしたが、いくつかの最大の問題はついぞ掴むことができなかった。メンタリティと環境。コミュニケイションもいつも欠いていた。
- アルテタのインタヴューは大成功だった。正しいことを云ったというだけでなく、明快さがあり意味があった。彼はクラブの最大の問題は雰囲気と環境(environment)だと特定した。まずは何が起きているか知ることから始め、それを修正していく。
- クラブの外部にもれないデータにアクセスできる多くの人間が、ジャカは一般に云われているよりもはるかにいい選手だと感じている。またゲンドゥージのような選手は過大評価だと。もしバーがとんでもなく高くないならば、ジャカはいないよりはいたほうがよい。(ジャカの退団は)関係者全員にとりいいことかもしれないが、クラブは新しいトップDMの補強がかなり重要になる。
- アルテタがエメリと比べてどれだけ移籍市場に口を出せるのかわからない。エメリは自分のターゲットは得られなかった。
- エメリは(伝えられていたような)全会一致の同意のもとでの選択ではなかったのではないかと感じる。彼はクラブにプレゼンをして、それを彼らが受け取っただけではないか。アルテタはたしかに全会一致で、彼らはアルテタを求めた。
- (エヴァートンでわかるだろうが)アルテタはスクワッドのギャップを埋めるのに若い選手を起用する(ただしそれはフレディの計画かもしれないが)。エヴァートンでアルテタがピッチサイドに立つこともほのめかされているが、少し深読みかもしれない。※スタンド観戦した
- この指名はエドゥよりもラウルによるもののように感じる。今回ラウルがプロセスをリードしていた。プレスカンファレンスのあとアルテタのとなりでインタヴューを受けたのも彼。※サンレヒはエドゥがリードしたと発言している
- クラブはエメリのときエジルを積極的に放出したがっていたが、いま彼は契約の最後までいそう。
- アルテタは「マーマイト(※食品)Amazonリンク」みたいなもの。大好きなひともいるし、大嫌いなひともいる。彼はシティでビッグパーソナリティともやりあってきた経験があるし、ポジティヴな関係を築いてきた。繰り返すが、クラブは選手よりアルテタを支持する。
- 選手たちはアルテタに同調する必要があるだろう。アルテタがエジルをチームに入れることが大きなカギになる(ピッチのなかと外で)。
- アルテタの指名に関して、ほとんどの選手はポジティヴな反応をしている。
- 今後アルテタが白髪になるかどうかはわからない。
- オバメヤンの新契約に関してたくさんの不明瞭なことがある。アーセナルは彼の価値が落ちる前に売る必要があるとわかっている。一方新契約は彼の退団希望がどれだけあるか、どれだけアルテタとつながりを持てるか、どれだけビッグな移籍とCLを望んでいるかにかかっている。
以上。
オーンステイン自身もアルテタについては大変に高く評価していて、今後にとても期待しているようだ。かなり賞賛モードである。
part1の内容ですが、エメリが失敗した原因とかも、サンレヒさんの口から聞きたかったです。どう思い、何に責任を感じているのか。
まぁ、今さら言ったって仕方ないことですし、オフィシャルで語ることはないんでしょうが。
過去を振り返らないのも美徳ですが、なんかこう、言ってることに信頼感がいまいちないのは、そういうたころかなーと。
言えないのは分かってますけどね。。
正直サンジェイの言葉はそのまま受け取る気にはならない。まぁプレゼンやこういうインタビューというのは、夢を見せてなんぼだからいいんだけど。
ジャカ過小評価、ゲンドゥージ過大評価というのはずっと思ってたことなので、クラブが狂ってなくて安心した。ゲンに期待してないわけじゃないし、成長を願ってるけど、過大評価ではある。
新たな得点源やパターンが見つからない限り、オバ放出は食い止めるべき。もちろん相思相愛での活躍が一番良い。
アルテタが、短期で好転させるためのプランをしっかり持っているというのは興味深い。
すごく期待してます。
オーバを出すなら、ジルーをレンタルでとるのもいいかもですね。ついでにラムジーも。なんならジャカとトレードでもいいかも。
左サイドバックはどうしてもいると思うんですけどね。
アルテタが中成功して、7位くらいになって、来年を迎えてほしい。4位以内もほしいけど、他のチームのメンツを見ると現実的にね、、。
そして、アルテタが言っていたように、「今何が起こっているのか」を後追いでもいいから教えてほしいな。
エメリ時代に何があり、なんで自信と相互信頼みたいなものが失われていったのか。
ミラン化だけはイヤーだ~!
##もし誰か知っていたら教えてほしいのですが、
なんでガナーズはユナイテッドやチェルシーと比べて、そしてウエストハムやエバートンと比べても、補強資金がカツカツな感じなのでしょうか?エミレーツスタジアムで入場料収入大きそうなのに。スポンサー探しが下手?
チェルシーとかってトモリやエイブラハムのようにレンタルに出して武者修行の選手が孝行息子として帰ってきているけど、ガナにはDFはいないのか。。いや、アカデミーに数人いるのは知ってるけども。
僕はオーバ放出派かなあ。守備的な左SB(兼CB)を1人獲得して、トコロテン式にサカ→ウイング・マルティネリ→CFと押し出したらだいぶバランスが良くなると思ってる。全体のバランスを改善すればCFにいいボールが入るようになるから、ここで決定力だけにこだわる必要はないと思う。まあ、オーバにいいオファーがあれば、いいSB兼CBがいれば(たぶんかなり高額)、という前提なのでしょせん妄想ではあるけれど。
また少し調子を落としてるとはいえ、僕はラカゼットの汚いプレーはこのチームに欠けてる部分だと思う。今のスタメンは少しおとなし過ぎる。ラカがエースで、マルティネリが適宜CFに入ればバリエーションも増える。(と、まあこれも妄想)
オレたちのクロップ
になってくれる事をただ願います
アルテタの白髪の件ってジョークですかね。
行間を読めてなかったらすみません。
本来CLは今季マストでしたからねぇ。
今季買った選手が怪我やら不調やらで殆ど活躍してないのはフロントの責任もあるのでは
オバメヤンとラカゼットはきっと併用できないのでしょうし、ジャカはもっと前で使うべきなのでしょうし、エジルにディフェンス期待しても…。
高値だからと無理矢理使ってうまくいかずフラストレーション溜めるくらいなら、損切りよろしくスパッと売却して、やりたいフットボールに合った選手を獲得してほしいですね。
そういうビジョンの共有と有効なリクルーティングを、エドゥとアルテタには期待したいです。
失礼します
アルテタやフレディは問題の本質を理解しています
クラブと選手との信頼関係の問題です
ノリッジでエジルジャカムスタフィをいきなり先発させたのも、フレディなりの選手達へのメッセージだと思います
ベンゲルやアルテタは明確にクラブの文化や価値観について語っています
魅力的なフットボールや人を大切にする姿勢がこの20年培ってきたこのクラブの価値観です
競争や規律は大原則として
選手がクラブに守られていると感じなければ、誰がクラブの為に戦いますか
サッカーは巨大なビジネスである以前にスポーツなんですから
ナイキや三井物産ビジネス畑出身だけではそこを理解していない
選手達に間違ったメッセージを送り続けている
スポーツの意義や楽しさは自己表現することに尽きます、信頼関係が無ければムリなんですよ
それがこの一年半であっという間にぶっ壊したものです
ジョシュが経営者としてベンゲル時代の良い部分を踏襲しつつ合理的にマイナーチェンジすべき所を
サンジェイが片寄った強引な手法でロクでもないものにしてしまった
アルテタにはそれを取り戻す覚悟があるようですが
一番の問題はアルテタがいくら理解しようがサンジェイの元では先が見える気がします
ジョシュがアルテタに任せる決断をしたことが、これまでを反省し大鉈を振るう覚悟があると信じたいです