いやひどかったな。WHUの劇的勝利の勢いとか大嘘である。
ひどかったけど結局は2点差を追いついてドロウ。フランクファートがホームでヴィトーリアに敗れるという波乱もあり、なんとグループFをトップでフィニッシュ。つぎのR32に進んだ。ツイてる。
Standard Liege 2-2 Arsenal: Gunners fight back secures top spot
フットボール的にはあまり語りどころのない試合だったが、一応振り返っておこう。
ちなみにこの試合の日は、ご存知のようにUKでBrexit選挙が行われていて(※これを書いてる時点で開票中ながらボリス・ジョンソンの保守党が勝利が確定。歴史的大勝だとか)、リベラルの多いジャーナリストやアーセナルのファン界隈のtwitterでもそちらの結果のほうが大きな話題になっていたりする。これで来年1月末のEU離脱が正式に決まったも同然で市民社会への影響は大きい。選手補強やHGルールなど、EPLにもどんな影響があるのか何かわかればまたこのブログでお伝えしよう。
ユングバーグの試合後コメント「ハート、ファイト、信じる気持ち」
試合後のプレス会見より。要約にて。
- (SHではタッチライン上で不安そうにしていた)FHはゲイムプランどおりにうまくやっていたのだから当然。HTには1-2点は取っておくべきだった。ふたつのディフレクテッドゴールという少しの悪運でやられた
- そこからのリアクションで試合をオープンにさせ、ふたつのファンタスティックゴールを得た
- アウェイで芝も悪いなか2-0とされて意気消沈しかけたが、カムバックしたし3-2にできたかもしれない
- ほかの試合(フランク v ヴィトーリア)の情報も得ていたので、行きすぎないようにはした
- (フランクファートが敗けているのは知っていた?)イエス
- (ファイトバックが物語るチームのキャラクター)すごい。とても誇らしい。2-0から挽回するのは簡単じゃない。ファンもすごかった。未来に期待が持てる。経験も必要だが、ハート、ファイト、信じる気持ちは見ていて素晴らしかった
- (経験ある選手が必要だという考え方に、若い選手たちはどんなインパクトを与えている?)わたしが云いたかったのはそういう年長の選手に敬意を欠いたことではなく、わたしもかつては若い選手だったときがあるので、もし問題があったとしてもそれでプレッシャーをかけるのはフェアでないということ。それはチーム、選手のために変える必要があり、経験あるプロがリードすべきということ
- もちろんチームには若くてもとてもいいプレイができる選手がいるし、ハードワークもしている。だからできれば経験ある選手が彼らが自由にプレイできて自分たちを表現できるよう手助けしてほしいと思っている
- (この2試合でのインテンスで爆発的な得点)わたしはWHUでのFHでさえ、それと今日も、ポゼッションしようとトライしたと思っている。インテンシティが足りなかったので少しスロウになったかもしれないが、相手を疲れさせることはできていた。FHに得点すべきだった
- 相手が疲れてポジションを保てなくなりこちらについてこれなくなった。それもゲイムプランだ
- (グループトップでフィニッシュ)もちろんとてもとてもよい。グループで最初はいいスタートだったが2試合で問題が起き、こうなった。最近はたくさんの試合があるので若い選手にチャンスを与えたいし、けが人も出ているのでロテイトすることも必要だがオプションはあまりない。日曜の試合もあるので少しギャンブルではあった
- (マネージャーの仕事を学んでいる)これまで経験したのはいろんな感情だね! 今日は勝たなかったが、先日は勝ったし今日はグループを突破した。とてもいい気分だ。できるだけいい仕事をしようとトライしているが、ときにはそれが難しい。仕事というのはそういうものだろう。わたしも楽しんでいるが重要なのはクラブが前進すること。それが主なことだ
FLは相手の「疲労」についてよく言及しているな。エメリがあまり使わなかったワードである。
さて、FLが試合中にチェックしていたというフランク v ヴィトーリアの試合中スコアについて。
シーソーゲイムで、ホームのフランクが逆転で2-1と先行したのが38分、同点に追いつかれたのが85分(アウェイチームの再逆転が87分)と、ほとんどの時間でフランクが順当勝ちするはずだった。だから、われらはグループトップになるためには、ずっと勝つつもりで(リスクをかけても)プレイせねばならなかったはず。そこが不可解。リスクをかけずドロウでよかったのは最後の5分だけである。なんかずっと勝たなくてもいいみたいにプレイしているように見えたなあ。
サカについてユングバーグのコメント「ウイングバックにされてちょっと怒っていた」
G1 A1で追いつきグループ勝利に貢献。MOTMパフォーマンスのブカヨ・サカについても語っている。
ユングバーグ:彼はすばらしいよ。
ウイングバックにされたから試合前は少し怒ってたみたいだし、フルバックをやることにもなった! 彼はあまりそこが好きじゃないからね。
しかし、彼はとてつもないタレントだ。またそれを見せた。彼のファイナルボールとラストプレイはいつも効果的で、彼の仕事のエンドプロダクトになっている。
わたしはローンに出さない若い選手については、ときどき申し訳なく思っているんだ。そのおかげでシニアフットボールを90分プレイすることはなかなかないから。
だから彼らをピッチに出して経験を積ませたかった。わたしは彼らがどれだけよいかを知っているから。しかし経験がないだけじゃなく、何人かは今日ミスをやったことはわかっている。
しかし思うに、そういったミステイクを繰り返さないということ、彼らにはかけがいのないものだ。
ブカヨは今日ウイングバックですごかったよ。
ちなみにユースエキスパートのジョージ・バードによれば、以前サカはFBもやっていたそうである。
怒らないでほしい。(´・ω・`)
バカヨ・サカのコメント「美しい夜になった」
サカ本人もコメントしておる。
(グループを勝ちました……)
サカ:いい気分だね。ピッチのうえではぼくらは(フランクファートの結果について)何も知らなかったし、3点目を取って勝とうと必死だった。フレディはぼくらに伝えようとしていたけど。みんな試合後のチェインジングルームで初めてグループのトップだと知ったんだよ。
(トップでフィニッシュがどれだけ重要……)
2位フィニッシュかと思っていたんだ。タフなチームと対戦になるかもって。もちろんELでもタフなチームと戦うのだけど、シードじゃないチームとのほうが楽だ。自信を持ってラウンドごとに進んでいくよ。
(自分のパフォーマンス……)
美しい。だって得点とアシストが評価されるものだから。だから得点したことと得点をつくっていい夜になった。
(2点を追いついた……)
たくさんの自信がついたと思う。PLでも勝ったし、ぼくらがカムバックしなければグループでも勝っていなかった。顔を上げて結果のためにがんばり続ける。自分たちの位置はわかっていたし、敗ければ敗退の可能性もあった。
サカはこれでアシスト6。チームでトップの成績ということ。
🤳 “Thank you to all the travelling fans for coming out tonight. We’ll see you in the next round.”@BukayoSaka87 with a message for the fans in Liege…
🏆 #UEL pic.twitter.com/g2Kuh6Ksoa
— Arsenal (@Arsenal) December 12, 2019
ラッキーにもトップ通過できたから良かったですが。。
2失点目。元はウィロックの軽率なクリアミスというかつなぎが問題ですが、捕られた後にウィロックとゲンドゥージで2対1の状況を作っていたシーン。左にウィロック、右にゲンドゥージで挟み込める状況だったのに、相手の左への切り返しにゲンドゥージが大きく反応した結果、右サイドががら空きになってゴールを奪われました。
こういうシーン、昨シーズンからずっと見ているような気がします。左サイドはウィロックに任せて、ゲンドゥージは中央をケアする守りをすべき。彼だけじゃなくて、アーセナルの選手全員こういう守り方してる気がします。
こういう個人の動きに関するところはすぐ修正できると思うけどなあ。
CLもELもENG勢が全てGS突破できて良かった!
まあ、これだけメンバーを落として結果が出たんだから一応アリかなと。
サカはタイプとして明らかにSBじゃないけど、プレーのインテンシティはけっこう高いと思う。
どうせスタメンもコラシなんだし、思いっきり高く張るSBの控えとして使っても良いような気がする。
問題は右のAMNも(言えばベジェリンですら)思いっきり高く張らないと機能しないって事で。
スピード型のCBがいるわけでもないので、現状だとDMFがサイド(か中央)をカバーするしかないと思う。
2失点目はウィロックのインテンシティが低く、ゲンドゥージが信頼しきれなかったんだと思う。
次はトレイラとゲンドゥージ(たぶん)なんで、もっとシャープな守備を期待したい。
スミスロウに期待感持って見てましたけどね。そんなに若手だから見守ろう、って言う感じのプレーでもなかったような。気になったのはビルドアップの局面で相手が3枚でこちらの3バックにハメに来た時に中盤から一枚バックラインに下ろすって言う戦術的修正が見られなかったこと。ゲンドゥージとか得意だと思うんだけど
僕はウィロックのプレーにな未来しか感じなかったですけのね!