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Arsenal, Behind The Scene, Controversy, Emery

ウナイ・エメリ氏の恨み節「アーセナルでわたしは孤独だった……」

エメリ発言への反応

あんまり好意的な反応がない(笑い)。

とくにザハとペペの比較のくだりについてはツッコミが多数。

ザハがひとりでおれたちに勝ったって、ムスタフィがひとりでやらかしただけじゃねえかと。

エメリ発言のポインツ

ざっとまとめると。

  • ELファイナル(あるいはPL)で失敗したのは選手のコミットメント不足が一因
  • キャプテンたちを手放したのはクラブの間違った判断
  • 将来性のペペより即戦力のザハがよかった
  • ラムジーに新契約を与えなかった判断が正しかったかわからない(財政の問題で自分は関与してない)
  • ジャカのキャプテンは選手が投票で決めた。自分は選手の意見を聞く
  • エジルをリスペクトしていたし助けたかった
  • 自分の英語力は大丈夫
  • チームが落ち目のときクラブのサポートがなく途方に暮れた
  • クラブは自分を守ってくれなかった。孤独
  • 若い選手たちが自分の下で成長した
  • 自分は自己批判的な人間

エトセトラ。

新発見はあまりないのだけれど、今回はこれまで以上に選手やクラブのボードに批判的と受け取られそうなコメンツが随所に見られるとあって、アーセナル界隈はなかなか燃えている。

もっともひっかかるのはどこだろうと考えると、ぼくは個人的にはやはりエジルのくだりかなと。

そりゃあ対外的にはそう云うにしても、実際には彼がフィットしていても起用しないなどほとんど干している時期もあったわけで(しかも彼はそれは独断ではなくクラブの意向だといい訳とも取れる説明をした)、彼をリスペクトしていただとか助けたかっただとかは、少しいまさらで空虚に聞こえる。自分のプレイスタイルには合わなかったと正直に云ったほうがよほど受け入れられるだろうに。

また、問題があったとき・苦しかったとき、クラブ(ボード)からのサポートがなかったという恨み節について、これは正当な訴えだと云えるんだろうか。

むしろ個人的には、エメリの末期、誰が見てもその先はないと思えたようなときでも、ラウル・サンレヒだけは最後まで彼をかばいつづけていたという印象がある。批判の矢面というのなら、サンレヒは彼をずっとサポートすると表明していたし、がんばってその役割も果たそうとしていたように見えたがどうだろう。

なので、今回の彼らへの批判的な発言はちょっと意外に思えた。ラウルもびっくり? まあドレッシングルームのことまではわからんけども。エドゥやFL、メルテザッカーあたりのOBが助けてくれなかったってことかな。

それとこれはもうこのブログではこれまでにもさんざんツッコんでいるので多くは書かないが、若手を育てたと自画自賛しているところ。

おまいさんがたくさん使ったのはゲンちゃんだけじゃねえかよぅ!っていう。



さて、冒頭にも書いたようにこの記事はシド・ロウの記事部分がアツい。

どうも、本人に聞きにくいような厳しいことも実際に訊いているようだし、エメリのコメンツはともかく、ばっちり批判的なポインツも抑えていてとてもいいインタヴュー記事だと思う。一読をおすすめ。

 

おわる

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7 Comments on “ウナイ・エメリ氏の恨み節「アーセナルでわたしは孤独だった……」

  1. ウナイ氏が過去の愚痴言うだけで次のリクルートにもマイナス要因になってるだけな気が
    まぁ2連続失敗でビッグクラブはもう無いでしょうけど

  2. どこぞの首相のように言い訳すればするほど自分の首をしめる結果になるんじゃないですかね。
    エメリ氏こそアーセナルを守ってくれなかったどころかドン底の最下層クラスまで叩き落としてくれましたよ。

  3. おそらくヴェンゲルのせいだろう –
    この訳は作為的だなぁ。lol
    ま、実際そういうつもりで言ってたのかもしれないが。

    何にしてもエメリナイスには特にがっかりもしない。ディスガスティングな言い訳がミントクールにすら感じられる。

    もはやパーソナリティイスューだよね。あの醜態であそこまで延命をゆるされてなおもこれ。エミレーツでの失敗を元カノのせいにしたってのも実話か。コシはもちろんだがラムが出てったのもお前のせいだっつーの。自覚ないところがフライトニング。

    エメリナイスよ、まぁがんばれ。俺たちには聖ミケルがおるけん。こっち見ぃひんといてくれる?

  4. まあエメリはまだ若めだし、待遇こだわらなきゃまた次見れるでしょ
    その時ですよ これらのコメントが恨み節なのか、違うのかわかるのが

    ただとにかくアルテタをひき止められて良かった。。

  5. 自分より優れている(または自分より大成する可能性のある)人材、得手してまぁ彼らはプライドも高いわけですが、
    彼らをどう束ねるか、どうやって一つの方向を向かせるか、どうやって自分の考えを反映させるか、、、
    サッカーに限ったことでなく、とても難しいミッションと思います。
    エメリ氏のアーセナルでの旅路の結末には同情できないのですが、なんといいますか、
    リーダー論?的な感じのことを考えさせられますね。

  6. ヴェンゲルさんが連れてきた選手やし育てた選手やし、クラブのボスだったヴェンゲルさんから引き継ぐのはどの監督であっても難しかったとは思う。アルテタであってもその違いで苦しんだのかもしれないけど、今の選手との関係性を考えると(エジルもあんなに走ってたし)、その違いを乗り越えて監督として選手と信頼関係が築けてたんじゃないかなぁと思ってしまいます。
    あと日本人的な感覚なんだろうけど、前クラブにこういう批判的なことコメントしてるのにまだそのクラブをフォロウしてるとか言えちゃうところが八方美人な感じで好きになれないなぁ。

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