ジョルディ・オセイ・チュチュがブンデス2でブレイク
ドイツ2部のボーフムにローン中のヤングガナー、オセイ・チュチュ。
アーセナルのU23でRBでプレイしていた彼は、ドイツではRWと攻撃的なポジションで起用され、なかなか活躍しているようだ。
🏴 Jordi Osei-Tutu (21) last 5 starts in the @VfLBochum1848eV XI ⤵️
⚽️ 3 goals
🅰️ 1 assist
🔑 6 key passes
🤕 8 fouls suffered
❌ 8 interceptions
💪 UnbeatenThe Arsenal loanee is enjoying life as a winger! 🔥 pic.twitter.com/6Dsgh9qhrp
— Football Wonderkids (@fbwonderkids) May 29, 2020
アーセナルは彼の活躍にうれしい驚きと『football.london』。
Osei-Tutu hands Mikel Arteta a surprise solution to a long-term issue
もともとスクワッドデプスに問題のあったRB。財政難のなかで補強予算もなく、来シーズンのバックアップは、セドリック・ソアレスのパーマネント契約が有力視されているが、オセイ・チュチュも有力なバックアップ候補になるのかもしれない。
注目したい。
ちなみにこの週末は同じくドイツ2部でニュルンベルク(マヴロパノス)との対戦があった。マヴロパノスはHTにケガで交代となってしまったが、その後のリポートによれば大きな問題はないようだ。よかった。
アーセナルがダヴィド・ルイスに契約延長オファーを検討。ただし……
アーセナルが、ダヴィド・ルイスとの契約延長オプションを行使しないという先日のニュースは大きな話題になった。
ダヴィド・ルイス、ホールディングの将来に暗雲。風雲急を告げるアーセナルのセンターバック | ARSENAL CHANGE EVERYTHING
その後の報道によると、アーセナルは当初の約束していたオプションよりも低い条件で、あらためてもう1年の契約延長をルイスにオファーする見込みだという。
Arsenal consider offering David Luiz contract for 2020-21 on reduced terms
これはいいんじゃないだろうか。むしろそうしないほうがおかしい。
ただ、選手サイドがそれを受け入れるかどうかは別の話だ。
本人は古巣のベンフィカへの復帰に大変に前向きであるということだが、ポルトガル報道によれば、もうベンフィカとも話がついているという。
Newspapers 🇵🇹 #Portugal #Benfica #FCPorto #SportingCP #Maritimo #LigaNOS pic.twitter.com/n1XZc6gEfZ
— PortugueseSoccer.com ⚽️ (@PsoccerCOM) May 30, 2020
ダヴィド・ルイス:ぼくの復帰については、もうヴィエラ(ベンフィカのプレジデンテ)とは話している。彼がそれを許可して、ファンが望んでくれればそれは実現するだろう。
ほんとなら退団は決まりじゃないか。
ベンフィカがアーセナルと同じ高待遇でルイスを受け入れるとは思えないので、彼らよりもいい条件(基本給+インセンティヴ)でオファーできるなら可能性はあるだろうが、こういう場合クラブからのリスペクトのなさのようなものも勘案されるのだろうか。
ダヴィド・ルイスの獲得に要した金額
ところでルイスといえば、彼を獲得したときの高い仲介手数料が話題になっていた。
It cost up to £24 million for a one season deal for David Luiz including all intermediary fees and add-ons. The justification for big money short term deals is very tricky now for Arsenal. Piece for @TheAthleticUK https://t.co/laeB8Vv1Yf
— Amy Lawrence (@amylawrence71) May 31, 2020
彼の獲得コストを含めたもろもろ費用の総額で最大£24Mまでになるそう。
内訳は、チェルシーへの移籍金£8M。仲介の手数料£6M。選手サラリー£10M/年。
これがワンシーズンで退団(償却)となれば、32才の選手にとんでもないコストをかけたことに。(※ちなみに年俸£10Mだと週給120kを大幅に超える計算なのでアドオンその他も含まれた金額かも)
そしてなにより、このうち、仲介の手数料があまりにも高いじゃないかと界隈はざわついている。移籍金の75%。これは手数料と云えるのか。まるで一般社団法人サービスデザイン推進協議会みたいじゃないかと。議事録? そんなものはない! 意思決定プロセス? 透明性? 文書主義? 知るか! 犬にでも喰わせろ!
と、冗談はともかく。
仲介手数料については、“agent fee”とは書いていないので、そのなかにはエイジェントカンパニーのほかにもサードパーティ的な存在がいろいろあるのかもしれない。ブラジリアンだし。それが積もって£6Mとか。知らんけども。
まあいずれにせよ1年で手放すとどえらいコストだったことになる。もう1年延長したい理由にはなる。
スーパーエイジェントのコメント「ダヴィドがアーセナルに残る可能性は高い」
ちょうどこれを書いてる最中に、ルイス問題について彼の代理人であるキア・ジューラブシアンのコメントが来ていた。『Sky Sports』より。
ジューラブシアン:彼はアーセナルでとてもハッピーだ。コーチともスポーティングディレクターともとてもいい関係を築いているし、クラブ全体からオーナーともそう。全員をリスペクトしている。
契約の状況やら更新やらがあって、彼が残ろうが去ろうが…… いずれにせよ“NEW”ノーマルに戻ればすべて解決するだろう。
ダヴィドはシーズンが始まる前アーセナルとしっかり話す。そしてその会話のなかでどうするか両者で決めるだろう。それはシーズンが始まる前までには行われる。(彼が残る)可能性はとても高いよ。
退団希望はない。しかしあらためて、われわれはこれから“NEW”ノーマルのなかで生きていくことになる。アーセナルがこれからどうなるのか見なければならない。しかし、わたしは信じているよ。両者が関係を継続させたいという希望を持っていることに。
ほう。条件次第というわけか。だったら本人のベンフィカ行きのコメントはなんなんだ? ガセ?
一個不思議なのは、(報道を信じるならば)ジューラブシアンのような強烈でかつクラブと深い関係にあるエイジェントがいながら、選手とクラブでこれまで契約延長に関する交渉がまったく進んでいなかったということ。これは何を示唆しているのだろうか。
ぼくはアーセナルをしばらくウォッチしているが、選手との契約マネジメントについて、たびたびこの遅延のようなものが見られる。とっくに詰まっていてほしいようなタイミングで、交渉はまだないと選手側から明かされたり。
ほかのクラブのことを一切知らないので、よそと比べて優秀なのか劣っているのかはわからないが、アーセナルFCのような巨大企業でなぜそういうことがしばしば起きるのかは興味深いと思っている。
さて、ジューラブシアンはこのインタヴューのつづきで、ウィリアンとコウチーニョというふたりのクライアントについても語っている。アーセナルとのリンクについてのやりとりはないのでフォロウはしない。ご興味あらば元記事をご覧あれ。
※追記
SSNの記事にThe Athleticの記事(総額£24M)について、KJの反論コメントがあとから加えられたようだ(最初に記事を読んだときなかったと思う)。
ジューラブシアン:(「すべてをフィックスする仲介」に£6Mが支払われたという記事について)The Athleticがリポートしているエイジェントフィーはまったく、まったく間違っている。ダヴィドのときのフィーは(移籍金の)10%以下だよ」
SSNはThe Athleticにコメントを求めているとか。。ウケるw 名誉毀損とかで取り消されたりして。
さあグーナーからの信頼も厚いエイミー・ロウレンスと、キア・ジューラブシアン。どちらが信用できるか。。
アーセナルがムサ・デンベレに接触と『L’Equipe』
Transferts: pour Moussa Dembélé (OL), l’Angleterre temporise – Foot – Transferts
長らくアーセナルのターゲットと云われている、OLのストライカー、ムサ・デンベレ。アーセナルは今シーズンもずっと彼をチェックしていたという。
アーセナルはラカゼットが移籍するなら、デンベレに向かうという。
マンUやチェルシーも興味を持つなかで、今回アーセナルが先手を取りOLに接触したと『L’Equipe』が報じている。
OLのプレジデント(ジャン・ミシェル・オラス)が、夏にキープレイヤーを手放すかもしれないと話したということで、いま彼の去就に注目が集まっているようだ。
リヨンはもちろんラカゼットの古巣で、彼はよくTwitterでOLのTweetをRTしている。いい思い出のある証拠だ。
スワップについては記事では触れられていないが、もしチャンスがあれば最高に輝いていたOLに戻ることも検討するだろうか。
まあ彼らも来シーズンはCLがないので難しいか。。25年ぶり?
今回のアーセナルニュースまとめは以上。
今日はジョゼ・アントニオ・レイエスが交通事故で亡くなってから一周忌だったということ。謹んでRIP。
おわり
ルイスに対する高い評価やマリを連れてきたところを見ると、アルテタはCBにあまりスピードを要求してない気がする。少なくとも短期的には。
ボールを保持することでカバーできるという考えなのか、トランジション局面はファウルで止めてしまえというシティ以来の割り切り(w)なのか。
素人目にはスピードで苦労しそうに見えるんだけど、アルテタのやることはいつも僕の3歩くらい先なので。。。何か明確なプランがあるんだろう。
クラブがルイスの契約で手間取ってるのは、コロナ後の給与体系の模索なんじゃないかと思う。バブリーな年俸ゆえに追い出されそうな選手が多いので、妥当な年俸で残留という先駆になってくれると嬉しい。