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ポストBrexitを見据え戦略的青田買いをするアーセナル。ジョージ・ルイスの獲得を発表

以前から話題になっていた20才のウィンガー、ジョージ・ルイス(George Lewis)の獲得が昨日公式に発表された。

George Lewis signs professional contract

オバメヤンの契約更新、リールのガブリエルの成り行きにファンは一喜一憂しているなかで、AFCオフィシャルサイトでもアカデミーのコーナーでNEWSとして扱われているだけでトップニュースというわけでもなく、実際ファン界隈もさほど盛り上がってはいないが。

近頃アーセナルでは、アカデミー(U-23)にストレイトで入ってくるような年代の選手を積極的に狙っており、メルテザッカーを中心にしたAFCの新しいアカデミー戦略の一環という見方もされている。

シニアスクワッド以外の動きから見えるアーセナルの未来。今夏のいくつかの案件を見てみよう。



アーセナルが20才のウィンガー、ジョージ・ルイス(George Lewis)を獲得

このブログでも以前紹介したように、今年の1月にはすでに彼のクラブやエイジェントが選手のアーセナル行きを認めていたということで、やっと発表になった。

アーセナルのアナウンスによれば、彼はアーセナルとプロ契約を結び、そのままU-23スクワッドに入るということ。

20才のウインガーでルワンダ生まれ。子どものころにノルウェイに引っ越しTromso ILというクラブのユースでプレイ、その後にはノルウェイ2部のTromsdalenとFram Larvikというクラブでプレイしていたということ。ノルウェイというマイナーリーグのしかも2部から見つけてくるとは(※3部という報道もあり)。

ルワンダといえば、アーセナルにとっては大口スポンサーのひとつであり(Visit Rwanda)今回の獲得になにかしらの影響を及ぼしたという憶測もある。

本人の弁。

ジョージ・ルイス:アーセナルの選手になれるなんて信じられないね。いまは最高の気分さ。

(キミはどんな選手?)ぼくのプレイイングスタイルはとってもダイレクト。ドリブルをたくさんやるよ。ピッチで自分を表現したいタイプなんだ。ファンのみんなにはぼくのショウをお見せシヨウ。なんつって!

断るまでもなくコメントは脚色してある。ちゃんとしたコメントはオフィシャルサイトで読もう。

ジョージ! Welcome to The Arsenal!だ。

アーセナルが19才のCM、ティム・アキノーラ(Tim Akinola)を獲得

おとといの『The Athletic』(ジェイムズ・マクニコラス)によれば、アーセナルが19才のCM、ティム・アキノーラを獲得した。イングリッシュナイジェリアン。現時点では公式発表はまだされていない。

Arsenal sign teenager Akinola to continue drive for development players

※要課金記事

アキノーラは、これまでイングランドの下部リーグで頭角を現し、チャンピオンシップのハダースフィールド・タウン(去年はESRが大変にお世話になりましたね)の目に止まったが、結局1年でクラブを納得させることはできなかったとThe Athleticでは説明されている。

しかし、アーセナルが獲得したいほどのクオリティの選手ならばなぜ?という疑問は当然浮かぶ。

redditで発掘されていた今年5月のナイジェリア報道?では、アキノーラがハダースフィールドを退団した理由は、大きな給与を要求したためであるらしい。そして6月末に契約満了で退団。

Box-to-box Nigerian Midfielder Quits Huddersfield Town Due To Wage Demands :: All Nigeria Soccer – The Complete Nigerian Football Portal

そういう理由であれば、クオリティが足りないというよりも、むしろ自己評価の高さゆえに選手サイドが強気になったということかもしれない。

アーセナルはヴィデオアナリシスでトライアルなしに獲得を決めたという。

どうでしょう。

元はウィンガーだったということで脚が速いのかもしれない。そんなシーンもちらほら。最近のアーセナルのMFといえば鈍足の印象が強いので、大歓迎のプロファイルではある。

ティム! Welcome to The Arsenal!だ。

アーセナルが20才のCB、ジョナサン・ディンゼイ(Jonathan Dinzeyi)を獲得(見込み)

20才(※10月に21)のCB。イングリッシュ。

こちらも『The Athletic』(ジェイムズ・マクニコラス+オーンステイン)エクスクルーシヴ情報。gunnerblog氏はだいぶハードワークしてるなあ。

DinzeyiっていかにもDisneyみたいだから、そのうち洒落られそうである。

さてこのディンゼイは何が話題かといえば、もちろん元トッナムということ。彼もまた先月に放出された選手だという。イングランドU18。

ToTからCBが来るといえばわれらはソル・キャンベルを想起しないではいられないわけだが、もし彼がクラブで成功するとファンにとって非常に痛快なことに。。

トッナムではユースチームでプレイしており、ファーストチームに呼ばれたことは2018年のプリシーズンフレンドリーで一度だけということ。19-20シーズンは、トッナムU-23で6試合プレイ、2月にはQPRのトライアルを受けたが結局そのまま契約満了までToTに残ることを選んだ。

ToTがファーストチームに上げなかった選手を、どういった理由でアーセナルが獲得を決めたのかこの記事からは定かではないが、いつものユースエキスパートのひとは、この1年で評価するのではないかとtweetしていた。

ということは短期契約みたいな?

バード氏はディンゼイの獲得について書いたブログエントリで、ゼック・メドリーのローンで空いたU-23にそのまま入るだろうと書いている。

またアーセナルアカデミーのCBについて興味深い指摘もしている。

ジョージ・バード:もしディンゼイが加入するなら、クラブの若いセンターバックのうち何人かの未来に疑問符がつく。

Daniel Ballardはまたローンに行きそうで、Harry Clarkeについてはどういうプランかまだわからない。

Mark McGuinnessは今シーズンはU-23でレギュラーでプレイが見込まれるし、Joseph Olowuはコーク・シティのローンから戻るだろう。

加えて、Mazeed OgungboやAlex Kirkのような選手もU-23のトレイニングで印象づけているが、もしディンゼイが来るならペッキングオーダーは下がるはず。

もちろんメドリーはジリンガムにローンが発表されている。それにしてもいっぱいいるな。ファーストチームもそうだが、とにかくCBの数だけはたくさんいる。

いずれにせよ。

ジョナサン! Welcome to The Arsenal!だ。

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3 Comments on “ポストBrexitを見据え戦略的青田買いをするアーセナル。ジョージ・ルイスの獲得を発表

  1. 才能があってもチャンスが無ければ芽は出ないですから、
    トップチームでぜひ使えるようになってほしいですね。
    個人的にはバロガンを見てみたいです。ンケティアのセンターはイマイチフィットしなかったので

  2. し、知らん。誰やこの人達は。。w
    さすがarsenal change everything。実にマニアックなネタで。

    しかしアキノラ君は意外と面白そう。
    いかにも下部リーグっていう映像ながら、あのスピードとタックルは普通じゃない感じがする。
    ボールテクニックやパスもなかなか。

    大柄でパスが上手いDMFとか、超絶なテクニシャンで運動量のあるIHとか、いわゆる王道な路線から少し外した選手ほど面白い。
    カンテやマトゥイディみたいな渋い選手になってくれないかな、なんて思う。

  3. ティム・アキノーラとジョナサン・ディンゼイのプレイ動画見ましたが、近いうちにしれっとトップチームのバックアッパーに定着しても不思議ではない印象を受けました。可能性はあると。

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