チェルシーについて
今年のPLでは結局4位フィニッシュ。
3位のマンUとポインツでは並んでいるが(66)、GDで大差をつけられた。
失点の多さ
それもそのはず、今シーズンの彼らは失点が「54」とハンパないものになっている。
アーセナルの直近3シーズンの失点が51、51、48というもので、1シーズンに51失点はいくらなんでもやべえと云われていたことから考えても、彼らの54失点はどえらいものがある。
その主要な原因のひとつは、例のアレである。ケパとかいうGKである。£70mとかで買ったGK。われわれは未来永劫、チェルシーファンに何か云われたら「ケパ」とひとことで黙らせることができるだろう(笑い)。
おもしろいのは、アーセナルはまったく逆にGKが大活躍したシーズンだったこと。
Chelsea’s goalkeepers conceded 16 more goals than expected based on the chances they faced. https://t.co/iHp46w1t8S
— Orbinho (@Orbinho) July 30, 2020
アーセナルのGKからSoTでのセイヴ%はリーグトップ。OptaのxGOT(オンターゲットxG)スタットによれば、アーセナルはxGAから5点も少ないということ。
一方のチェルシーは、xGAから16得点も多いと。そりゃ失点も増えるわ。
ちなみにケパは今シーズンPLのチェルシーで33試合プレイしている。終盤はセカンドにポジションを奪われているようであるが、ぜひこの試合でも使ってほしかったなあ。
フォーム
まあまあのようだ。
チームニュース
Ruben Loftus-Cheekがアウト。
エンゴロ・カンテとウィリアンはどちらもダウトだったが、どうもフィットしているようである。
アーセナルとチェルシーといえば、いまもっともアツいのはウィリアンの去就だが、彼がアーセナルに移籍する可能性がそれなりにあるのだと考えると、ランパードが彼を起用するのをためらうような気もするがどうだろう。
注目選手
BVB時代に、オバメヤンともチームメイトだったプリシッチとかいうメリケンや、メイソン・マウントとかいうよく知らない選手らが彼らの攻撃のキープレイヤーのようだけれど、ここはふつうにジルーでしょうなあ。
彼はアーセナルとチェルシーを含め、FAカップでだいぶゴールに絡んでいるそうで(P30でG16 A8)、最近もいつの間にかしっかりレギュラーポジションを掴んでいる。
ジルーといえば、『The Athletic』の記事がなかなかだった。
彼はアーセナルでもついぞメインマンになれなかったし、チェルシーでも当初はまったく使ってもらえなかったが、辛抱強くハードワークして結局いまは自分のちからでポジションを奪っている。
敬虔なクリスチャンでハードワークのひとということで、これだけ読むとなんだか尊敬できそうな人となりである。でも、浮気事件とかあったし。
それともちろん、ELファイナル後の「Thank you! Arsenal」を水に流せるグーナーはそういないだろう。彼のAFCでの扱われ方(AWは彼をずっと気にかけていたが)を考えれば、そう云ってしまいたくなる気持ちも理解できなくもないが、ああいった振る舞いをしたことで彼自身にどんなベネフィットがあったろうか。アレで溜飲を下げて一時的に感情は満たされたかもしれないが、それなりにいたであろうジルー派のグーナーまで敵に回してしまった。
そういうふとしたところで人間性が出るものだ。
この試合でもジルーには、アーセナル相手に特別のモチヴェイションはあるんだろう。彼の思い通りにさせないためにもCBsには死ぬほどファイトしてもらいたい。
前回の対戦(今シーズンのPL)
今シーズンのPLはW0 D1 L1だけど、内容からするとあまり完敗したという感じはしない。むしろホーム・アウェイでよくやったと褒めたいような試合だった。
【マッチレビュー】19/20EPL アーセナル vs チェルシー(29/Dec/2019)アルテタ10日間のインパクト | ARSENAL CHANGE EVERYTHING
【マッチレビュー】19/20EPL チェルシー vs アーセナル(21/Jan/2020)【コメント集とマッチスタッツ】不屈の闘志 | ARSENAL CHANGE EVERYTHING
ホームではおかしなミスがなければ勝っていたかもだし、アウェイでひとり減っても立派な戦いぶりだった。
マイケル・コックスによるスカウティング
コックス:チェルシーはポゼッションするチームでMFから脅威をたくさんつくる。ウィリアンはリスタートから右でいいフォームをつづけていて、メイソン・マウントはライン間のスペイスをうまく見つける。クリスチャン・プリシッチの左からインサイドへのドリブルは最近問題を起こすものになっている。
コックス:アーセナルにとりジルーの説明はあまり必要ない。彼はタミー・エイブラムとの競争において、ランパードのファースト11に割って入ってきた。彼はいまでも空中戦のターゲットであり、ニアポストフィニッシュのエキスパート。突っ込んでくるMFたちとのリンクも素晴らしい。
まごうことなきファイナルゲーム。
この際、終わりよければ全てよし。
COYG
朝早いので、試合前に一眠りするつもりが結局ソワソワしてプレビュー記事の更新を待っていた。
我らに未来を!COYG!!!
いい試合をしてほしい!!
ケイオスのシーズン、、ホーム最終戦/リーグ最終節もセレモニーなく、なんかモヤモヤ。
来季へ繋がるいい試合を!!
いつもありがとうございます。
今シーズンは、長いシーズンでした。
プロセスも大事ですが、今日ばかりは結果が全てですね。個人的には、ラカゼットとナイルズにはたいへん期待します。
COYG
試合後のランパードのインタビューによればウィリアンはちょっとした怪我があったみたいです
ならなぜベンチにいるのかはよくわからないですけど