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【試合前記者会見】20/21EPL バーンリー vs アーセナル(6/Mar/2021)「バーンリーでプレイするのは嫌いじゃない。あれこそがPL」

アーセナルのつぎの試合は、土曜日ランチタイムのPLバーンリー(A)。早くも昨日水曜日にアルテタの試合前プレスカンファレンスが行われていた。

いくらなんでも早いような。

そしてどうせアルテタは土曜までにSky Sportsあたりでロングインタヴューを受けたりするに決まっているので、今回は試合プレヴューエントリに先んじて昨日の会見だけお伝えしよう。プレヴューエントリまで3日も待ってたら鮮度が落ちすぎてしまう。

Arteta on Lacazette, Balogun, Barcelona and more



アルテタのプリマッチプレスカンファレンス「選手たちにはチームセレクションを難しくしてもらいたい」

オフィシャルサイトのトランスクリプトより。

バーンリー戦、チームのフォーム……

(シーズンの決定的な時期にスクワッドに何を求める?……)

アルテタ:まずはグループとしての一体感。重要であり評価されていると全員が感じられること。そこから、個人のレヴェルを上げていく。どのポジションでも進歩していくだろうし、そうなればいいパフォーマンスにつながる。いいプレイにもなる。いい結果も得られる。

(グループのエナジーを高く保つこと……)

全員がつながっていることを保とうとすること、重要だと感じられること、そしてこの数ヶ月で彼らが成功のカギになること。

貢献できることは、わたしにはプレイタイムやベンチかどうかやスターティングになるかどうかは関係ない。全員が等しく平等に重要である。なぜなら今後の数ヶ月は、疲労もあるだろうし、サブスティチューションやロテイションがカギになる。チャンスが訪れたときに「パフォームするまでに4-5試合ほしい」みたいに要求できないでは困る。ピッチに出たときはただちに最大のちからを発揮する必要がある。

(起用できない選手たちがいるときのマネジャーとしてのチャレンジ?……)

イエス。明らかにそこがカギになる。たくさんのコンペティションを戦うとき大きなスクワッドが必要になる。ヨーロッパで戦うならクオリティプレイヤーズが必要だ。すでに何人かはそうした選手もいるが、成長中の選手もいる。

そうした選手には競争が必要だが、同時にチャンスも必要。彼らにはそういったチャンスを得られる権利があるし、最近では多くの個人においてパフォーマンスのレヴェルが上がってきていることは観られるだろう。それこそがわれわれが望んでいるもの。マネジャーの立場として、(チームセレクションは)どんどん難問になってほしい。それが望みだ。

(いま結果が出てパフォーマンスできるようになっている……)

ボクシングデイ以来のわれわれにはより一貫性が観られる。何試合か敗けはしたものの、おそらくは敗けるべきではなかった。だがそれもフットボール。チームプレイにはたくさんの進歩があると思う。しかし繰り返すが、そこにはまだたくさんの進歩できる余地がある。

レスターでさえ、試合を完全にコントロールしたが、彼らにふたつもビッグチャンスを与えてしまった。ひとつは得点し、もうひとつはヴァーディにボールを渡してしまってあわや得点だった。このリーグで2-0になれば、とても難しくなってしまう。

チームはグレイトなリアクションを示したことは間違いない。いいプレイをしたし、試合に勝つのにふさわしかった。しかし進歩する余地はまだかなりある。

(土曜のバーンリー……)

とてもタフな試合。あのリソースで、ショーン(ダイチ)やコーチングスタッフがやってきた近年の仕事っぷりは際立っていると思う。やろうとしているプレイのスタイルがあり、どれだけ上手に効率的に実行しているか。彼ら相手の試合はいつでもとてもタフで、ホームでの試合はとくにトリッキーだった。こちらはひとり減って結局セットピースで敗れた。それは彼らの試合の大きな部分を占めるものだ。今回はまったく違う結果になることを願う。

(みんながバーンリーでプレイするのを嫌がるのはなぜでせう?……)

わたしはそうじゃない。楽しんでいる。だってそれがつまりPLだから。ああいったグラウンドに行き、なにかをやる。とてもはっきりしたスタイルに対して競うことができるようになる。これは大きな栄誉。

フットボールにはひとつやふたつのやりかたしかないわけじゃない。たくさんのやりかたがある。彼らはルールの範囲内でそれをやっており、仲間はずれにする理由はまったくない。彼らはほんとにうまくやる。

わたしの側から云えば、彼らがときにやることよりも、自分たちのやることを信じているほうが意義がある。選手グループからベストを引き出すことができることにコーチとして尊敬する。クラブとしての彼らの結果、ステディアムで生み出すアトモスフィア。彼らは自分たちに信念がある。どれも称賛に値する。イングリッシュPLにとりとてもナイスなことだと思う。

(まだトップ4に入れる?……)

目標はバーンリーに勝つこと。それは追ってはいるが、自分たちの手中にはない。唯一コントロールできるのは、自分たちの結果とパフォーマンスだけ。この8ヶ月にやってきたことよりももっとうまくやるという決意をもって臨む。

(直近のチームニュース?……)

エミールは昨日検査だった。ひどいケガみたいではなかったが、彼は不快を感じていた。あとの選手たちは、全員問題ないと願う。

(トップ4フィニッシュについて話をしている?……)

もちろんしている。なぜならそれは目標であり、クラブが戻るべき場所だから。この数シーズンではわれわれはそこに入れていないが、つねに見ているのはそこだ。

しかし、それは自分たち次第ではなくなってしまっているのも事実で、他者にゆだねればならなくなっている。理想的な状況ではありえないが、まず自分たちがやるべきことをやっていかねばならない。そうして、もし自分たちがやるべきことをやるなら、最後の4-5試合では、よりいいポジションに行けるだろう。

(夏の移籍について……)

どうなるか見るつもり。夏にどういうことが起きるか、計画をしているところだ。どこでフィニッシュするか、どうフィニッシュするかにも依る。思うに、12月にやらねばならなかったことは、クラブにとってもかつてないようなことだった。われわれが取引せねばならなかった案件の量でも、われわれの立場がわかってもらえるだろう。

それはとても必要なことだったと思う。前に進みたかったので、それはやりたかったことだった。自分たちが持っているものがあり、それを進歩できると信じられた。ネクストレヴェルへ行くために、選手を外部から補強した。

すべては計画されている、マーケットが何をもたらすか見てみよう。そしてこの数ヶ月がクラブに何をもたらすか。

(来シーズン、ヨーロピアンフットボールにまったく参加しない可能性……)

イエス。現時点ではその可能性はあるし、それが現実。われわれはそのうえで判断せねばならない。思うにそれはフェアな判断だと思う。しかし、まだヨーロッパに入っていける可能性をふたつ残しているとは思うので、それをできるだけ最大化していくことだ。なぜならクラブの歴史にとっても近年のELへの参加だけでなく、CLが必要だから。もちろんあのレヴェルでないことは失望だ。

(ファンとともにプレイすることの重要性……)

重要。ファンと一緒に試合をプレイするという経験をしたいから。それがすべての目的。わたし個人的には、楽しんでいるしこのクラブのマネジャーであることに幸運を感じている。自分たちのステディアムでファンを感じたい。生み出される彼らとのケミストリを感じなければならないし、彼らのためにプレイし、ファンとチームがお互いにパッションを伝え合う。いまはそれが失われてしまっている。わたし個人としても大いに失意がある。選手たちもそうだろう。

できれば、来シーズンはすべてがノーマルに戻って欲しい。すべてが正しい方向へ進んでほしい。キミが云ったように、財政的にもファンが戻ってくればそれが大いにプラスになる。

シティの快進撃

(今シーズンのシティとアーセナルのインヴィンシヴルズはどちらがベター?……)

比べる必要はない。シティがペップの下でやっていることはとんでもない。今シーズンだけじゃなく毎シーズン一緒にいる。あの完璧さのレヴェルを維持すること、あのハンガーと観ていて楽しいフットボールを維持すること。われわれはこの国に、あんなふうに楽む経験ができることがあることに感謝すべきだろう。

プレイだけじゃない。あのチームが見せているキャラクター、スピリット、ハンガー。ボールがないときでも。あの能力をもつほどの選手たちが、ボールを失ったときにあれだけ追いかける。最高の例だ。ペップがどのクラブでもやることは、際立っている。

(マンシティはPLで過去最高のチーム?……)

彼らが見せている成熟と近年のチームの進化の仕方。現時点ではベストだろうね。彼らが過去最高だと云うのは、この数年に4つの国内コンペティションを勝つなど、彼らがやってきたようにすべてを勝たねばならない状況があるから。CLをそこに加えれば、そこにはもう口をはさむ余地はない。だって前人未到なのだから。

バルセロナとのリンクとアルテタ契約延長

(バルセロナとのリンクの噂……)

バルセロナで選挙があるときは、いつでもそういった憶測があるものだ。巨大なチームだ。もちろんわたしは選手としてそこで育ったし、そうしたものはいつもリンクされることになる。

わたしはわたしがここでやるべき仕事に完璧に集中している。やることがたくさんあるし。ほんとに楽しんでいる。

(いつかバルセロナへ行くかもしれない?……)

今日も明日もわたしはアーセナルFCのマネジャーだ。それを楽しんでいる。これまでよりももっとよくなりたいんだ。

(アーセナルとはもう契約交渉を始めているので?……)

ノー。

(夏のあいだには解決していたい?……)

いまはまだシーズンの最中。たくさんの試合があるし、現時点ではそれはプライオリティではない。いいんだ。わたしには契約があるし、ここでハッピー。それが緊急なこととは思わない。

(アーセナルとバルセロナ/レアル・マドリッドのようなクラブでマネジャーをやることの違い?……)

わからぬ。しかしわたしが云えるのはこのクラブをマネジできることは特権的に感じているということ。このうえなくハッピーだ。

ラカゼットの去就

(アレックス・ラカゼットは夏に退団する?……)

彼には契約がある。最近の彼はとてもいいプレイをしている。あれこそまさにわれわれが彼に求めているもの。わたしは彼にとても満足している。契約についての話し合いもすぐに始まるだろうし、どうなるか見てみよう。

(彼はオバメヤンのように残る?……)

契約中の選手にはチームとつづけてもらいたいと思っている。どのケイスも違うものなので、それは見ていくことになる。そういったこととの関連で決断を下す。

エンケティアのプレイタイム

(エンケティアの時間のなさ……)

マネジメントについて話すとき、エディのような選手をスクワッドから外していることは警告のひとつなんだ(one of the hazards)。しかしいまはみんながフィットしていて、アップフロントにはかなり多くのオプションズがある。

しかし、痛いのはつまりエディの振る舞いや彼が毎日どれだけトレインしているかだ。彼はアカデミーから来た選手だから。でも彼にチャンスは訪れるだろう。彼は忍耐の必要がある。彼がアティチュードを欠いているとかそういうのはまったくない。まったく逆。彼は一緒にワークするのが楽しいし、彼はプレイに値する。彼がそれを理解できていないのなら、それはわたしの責任だ。

(彼の成長にとってプレイ時間のないことがダメッジになる……)

そのリスクはある。彼にはプレイが必要で、彼をもうちょっと使いたい。しかしそれができていない。フェアに云えば、彼がプレイするときは、いいプレイをしている。だが、彼の年齢で、彼がこの2-3シーズンやってきたことからすれば、彼はよりプレイすることが必要だろう。それはわれわれがオープンに話すべきことであり、正しい決断をすべきことだ。

サリバの状況チェック

(ウィリアム・サリバの成長……)

彼らのやっていることを評価するために、かなり頻繁にMTGを行っている。もちろんすべての情報を得ているし、彼らの試合も観ている。わたしも彼らをとてもよく観ておきたいから。たとえば、昨日だってわれわれはローン・マネジャーのベン・クナッパーと話していたところさ。彼は(ローン選手の)すべてをモニタリングする担当者だ。そして選手たちとも連絡をとっている。

彼らがプレイをしていることはいい知らせだし、たくさんプレイできていることもいい知らせ。なぜならそうであれば、われわれも彼らの現在の状況をよりよく把握できるから。今後彼らをどう使うかも。

バロガンの契約交渉進捗

(フォラリン・バロガンはクラブと距離をとっている?……)

そうだとは云えないね。わたしはそれについてはとても楽観的なんだ。彼と話すときは毎回、彼は同じことを云う。ここに必ず残るし(determined to stay)、ここに残りたいと。

彼は自分のエイジェントともとてもいい会話をしている。それはエドゥの担当だ。エドゥはそれにかなりの時間をかけていて、取引を完了させるために労力を惜しんでいない。なぜなら、いまクラブにいるタレントをキープすることはとても重要だから。われわれが保証できることは、われわれが彼をキープするためになんでもやっているということ。

サカとESRがイングランドNTへ?

(サカとスミス・ロウについてサウスゲイトから話はあった?……)

ノー。直接は。しかしもちろんわれわれもそのこと(報道)は知っているし、彼らがふたりをどう観ているかも知っている。われわれはすごくハッピーだ。彼らがイングランドNTで選ばれるなら誇らしくもある。それはつまり、われわれのアカデミーにタレントを生み出す能力があるということだから。それ以上のことはないね。

以上

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お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

One Commnet on “【試合前記者会見】20/21EPL バーンリー vs アーセナル(6/Mar/2021)「バーンリーでプレイするのは嫌いじゃない。あれこそがPL」

  1. 新FWを獲得してまでラカを放出するのはナンセンスだと思うなあ。

    僕は今のアーセナルの課題は「オーバのためにスペースとシュートアングルを作ること」だと思うんだけど、それには高いレベルのプレーメーカーが常時2人は必要だと思う。
    しかしウーデゴーアはレンタルに過ぎず、現実はESR一人とせいぜいウィリアン。

    一方でFWは大量に余っていて、そういう現実から生まれた選択肢がラカのCFでありオーバの左ウイングなんだと思う。オーバと違って誰がスペースを作ってくれなくてもラカは狭いスペースでボールを収められるし、だからこそESRもそれに絡める、という。

    chanさんが嫌いなこのやり方も、プレーメーカーが1人しかいない時、しかも敵陣にスペースがない時は僕は有効だと思う。このやり方でオーバが調子を落としたのは確かだけど、それは主にESRがいなかった時だし。

    そもそも夏にプレーメーカーを獲得できるか?という問題があって、仮にできたとしても3人ではシーズンは回せない。ここでたった1000万ポンドの節約のためにラカを切るのは、せめて4人目のめどが立ってからにしたほうがいいと思う。

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