昨日の書いた、Spotifyの社長がアーセナルFCを買いたがっている件のつづき。
Spotifyの創業者Daniel Ekがアーセナルのオーナーシップに名乗り。アンリ・ベルカンプ・ヴィエラがこれを支援 | ARSENAL CHANGE EVERYTHING
ダニエル・エク買収オファーの報道にKSEが反応「AFCはnot for saleである」
Exclusive: #afc director Josh Kroenke told club staff that KSE will not entertain any offers to sell Arsenal during an internal call this afternoon. Also stated they will make transfer funds available this summer to help team compete for trophies. Story: https://t.co/MmOrQTOITn
— James Olley (@JamesOlley) April 27, 2021
昨日報じられた、KSEの声明は以下のようなもの。
“We remain 100% committed to Arsenal and are not selling any stake in the club. We have not received any offer and we will not entertain any offer.
“Our ambition for Arsenal remains to compete to win the biggest trophies in the game and our focus remains on improving our competitiveness on the pitch to achieve this.”
わたしたちは100%アーセナルにコミットしています。クラブの株式はいっさい売却しません。わたしたちはどんなオファーも受け取っていませんし、どんなオファーもうれしくありません。
わたしたちのアーセナルへの野心は変わりません。ゲイムのなかでもっとも大きなトロフィーズを勝ち取ること。わたしたちは、それを達成するために、ピッチでの競争力を進歩させるよう集中してまいります。
まあ当然想定された反応であろう。
ダニエル・エクの反応
Daniel Ek and the Arsenal Invincibles were fully expecting a ‘not for sale’ message from the Kroenkes. I’m told it doesn’t change anything from their perspective even if this turns into a long, drawn-out battle of wills. Story to follow.
— Matt Law (@Matt_Law_DT) April 27, 2021
この一件をブレイキングしていたThe TelegraphのMatt Lawによれば、エクとインヴィンシブルズの面々はクロンキからの「not for sale」については、完全に想定内であり、仮に長期の、泥沼のような戦いになろうとも、彼らの考え方は変わらないということ。
また明日に、エクはUSのビジネスニュース専門TV、CNBCにSpotifyのCEOとして出演予定ということで、この件について説明をするのではないかと期待されている。
なにかおもしろいことを云っていたらこのブログでもフォロウしよう。
なお、ダニエル・エクの意向について昨日あらたにひとつわかったことは、彼はアーセナルボードにファン代表を参加させることに前向きだということ。
Daniel Ek and Arsenal’s Invincibles want to give fans a say on the running of the club as part of their takeover bid. It’s understood he is open to fan rep on the board and/or the ‘golden share’ idea, which he will discuss with supporters. Latest here #afc https://t.co/3lcBuPKM4j
— Matt Law (@Matt_Law_DT) April 27, 2021
ファン代表をボードに参画させることは、先日のファンズフォーラムでもファンの要望として取り上げられていたものであり、エクがファンに寄り添うかたちで現オーナーと戦おうとしている姿勢を見せていることになる。
「ファン vs クラブの価値を理解しないオーナー」の対立構図がより鮮明になってきているようだ。
ヴェンゲル発言に注目集まる「もしアーセナルを助けられるなら……」
さて、昨日UCLの試合が行われ(レアル・マドリッド v チェルシー)、beIN Sportsの中継ではアーセン・ヴェンゲル氏がレギュラーパンディットとして出演していた。
“If I can help @Arsenal, I will do it as well”
Wenger willing to offer his expertise to Thierry Henry, Dennis Bergkamp and Patrick Vieira in their takeover bid!#beINUCL #AFC pic.twitter.com/lLiHD5SYEt
— beIN SPORTS (@beINSPORTS_EN) April 27, 2021
その番組のなかで、今回のAFC買収報道が話題になる時間があったようだ。
ヴェンゲル氏は、インヴィンシブルズの面々が関与していることについて意見を求められると、バイエルンやマンシティのように元選手がクラブを運営することについてはとても好ましく思っていると回答。
興味深いのは「もし彼らから連絡があったら?」という質問に対し「もしアーセナルを助けられるなら、わたしはそうする」と即答したこと。
まあ、この手の発言はヴェンゲルさんはしばしばしているので、今回のこの一連のコメントのなかでそこだけにフォーカスするのもどうかと思うが、一部のメディアではこの発言からヴェンゲル氏がこの買収の動きに加わるのではないかという報道もされたりしていた。
もしほんとうにヴェンゲルさんが、アンリ・ベルカンプ・ヴィエラにつづき、この買収プロジェクトへの参加に乗り気になれば、歓迎しないものはいないだろうと思う。
インヴィンシブルズの3人は、おそらくスタン・クロンキともそれほど強いつながりはないだろうし(KSEが最初にAFCの株式を取得したのは2007年※ソース)、その点でヴェンゲルさんはこの20年のアーセナルFCのなかではもっとも影響力のあるひとりで、当然KSEとの付き合いも長い。スタン本人と直接話すことも簡単にできそうだ。
ひとまず以上。
この件について当ブログは今後も緊張感をもって注視してまいる所存です。みなさまもCOYG&Stay homeで。
おまけ
「エク&インヴィンシブルズ」って北欧のバンドの名前みたいって云ってるひとがいて、ちょっと笑った。いそうである。
スウェディッシュといえば、Lindstrømを狂ったように聴いてた時期があったなあと思って久々に聴いたらいまもよかった。ていうかスウェーデンじゃなくてノルウェイだった。
この音数の少なさ。生音とシンセ。きもちいいわあ。
LindstrømのエディットしたコンピレイションCDの1曲目に入ってたこれも好き。
てかどっちもノルウェイだった。
J-popの話をしているのにK-popをおすすめするくらい無神経だったらすまない。
気に入ったらSpotify Premiumに入ってくれよな! おれは入ってないしこのへんが聴けるのかもしらんけど!
おわり
音楽の好みは人柄が出ますナ。
僕は暗いのが好きで、ここまで明るいと聞けない人です。しかしグレゴリーアイザックが接点っていうのが何か笑える。w
Lindstrømって全然知らなかったのですが、気になったので買うてみました。
Boards of CanadaとかRoyksopp辺り好きなんですけど、これは良いっすね。
Ødegaardと同郷か。なんだかノルウェイに勝手に親近感が湧いてます。
もちろんアーセナルネタの更新楽しみにしてるんですが(あんまりポジティブになれないからか)こんな小ネタが入ると嬉しくなります。