アーセナルがジャカに新契約をオファーするという件のつづきを。
グラニト・ジャカに新契約の怪 | ARSENAL CHANGE EVERYTHING
ジャカに新契約オファーの件の続報
昨日は、チャリティマッチのチェルシー戦だった。
ジャカは驚くべきことにホリデイから帰ってきてすぐプレイ。プレイの様子を観ても彼が休暇中も身体を動かしていたのは明白で、さすがのプロフェッショナルぶり。得点もして、なかなかいいパフォーマンスも見せて、まるでなにごともなかったみたいだった。ついにこないだまでイタリア語の勉強までしてたのに。
そしてアルテタの試合後の発言。「彼はチームに残る」「彼はキープレイヤー」「彼はチームに残りたい。コミットメントを見せている」。
これはもう決まりじゃないか。あのニュースはローマへのブラフとかじゃなかった。ていうかキープレイヤーだったら売るなよ!!
ロマーノによれば、アーセナルは給与アップを含めた2025年までの新契約をジャカにオファーするということ。もともとは2023年までの契約なので、それがさらに2年延長される。
Mikel Arteta to @talksport: “Granit Xhaka is going to stay with us. He is a key member of our squad”. ⚪️🔴 #AFC
Arsenal offered him a new contract until June 2025 with an increased salary, confident to complete the agreement soon after turning down Roma bid [€12m+€3m add ons].
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) August 1, 2021
あたらしいCMは取らないかも?
個人的にショックだったのが、こちらの報道。うすうすわかっていたことだが…… ※ペイウォール
Granit Xhaka staying at Arsenal to end Jose Mourinho’s hopes of bringing him to Roma
ジャカはアーセナルに残留する見込みで、今後エドゥとアルテタはほかの重要なエリアの補強にフォーカスすると。
つまり、ジャカが残留することで、CMの補強のプライオリティは下がった。新シーズンのCMは、パーティ、ジャカ、エルネニー、ロコンガで行く可能性がある(アズィーズも入るかも?)。
このあとCMを取るとしても、これまでうわさされていた30-40Mレンジのレギュラー候補ではなく、もっと若い無名の安い選手かもしれない。
これってほとんど昨シーズンと同じでは。。
まあパーティが去年よりもっとたくさんプレイしてくれるなら、それだけの進歩はありそうだが、彼の不在でジャカとエルネニーのコンビでプレイする試合もあるのかと考えると、とてもトップ4フィニッシュは無理な気がする。これが、5年連続CLを逃し、2年連続8位フィニッシュしているビッグクラブの補強だなんて。ちょっと信じがたい。
CBを50Mで取って、つぎは60Mでストライカー? アーセナルの補強プライオリティは、いったいどうなっているんだろう??
ジャカの契約延長についてアルテタとエドゥ「まるで新しいサインみたいだ!」(云いかねない)
高齢選手に長期契約を与えるリスクをかける覚悟はあるか
新契約のリスクについて。
アーセナルがジャカにオファーするのが2025年までということはこれから4年契約だから、彼が32才までの契約ということ。彼は9月が誕生日なので(今年29)、実質33才まで。
これめちゃくちゃ危険じゃないかな。
エジル、ウィリアン、オバメヤンといった近年の契約で、高齢選手に大きな契約を与えることのリスクは、アーセナルは誰よりも身にしみているはず。
ジャカが突然フォームが落ちたり、彼らのようになる気はあまりしないが、それでもこの先数年のあいだに新しい選手にシフトしたくなるなんてことはふつうにありえるわけで。実際いまのわれわれだって、ついこの数日前まで、28才の彼から新しい選手にシフトする寸前だったのだから。クラブはいつだって、新しい若い選手を求めるものだ。だいたい、アーセナルで進行中の「プロジェクト」というのはそれそのものである。
マネジャーが彼を信頼しているのだからいいじゃないかというかもしれない。たしかに。だが、アルテタとエドゥの時代がこのままつづくという考えも楽観的かもしれない。アルテタがジャカとズッ友だと思っているのは、まあいいとしよう。でもアルテタ自身がこれからもずっとアーセナルにいるとは限らないのだ。
仮にアルテタが今年か来年かわからないが、成績不振かなにかで解任されたとする。去年はギリギリだったし今年も絶対ないとは云えない。同じような成績なら彼の首は今年のほうがもっとヤバいだろう。そして、つぎのマネジャーがジャカを不要認定する可能性もまたある。アルテタだって巨額でサインしたサリバを不要認定した。
でもそのときジャカはもうどうにもならないのだ。長期契約があるし高給だしで、誰も手が出せない。サラリーによっては移籍金ゼロでも売れない。下手をすると移籍してなお、こっちがそれを負担しなきゃならない。そして本人は「契約を最後までまっとうする」。
そういう事例をわれわれはここ数年で何件も観てきた。悩まされてきた。
そのうえで、ジャカに新契約を与えるということに、クラブとしてどれだけの覚悟があるのだろう。場合によっては、クラブはビジネス上の判断として、アルテタやエドゥを止めなきゃいけないんじゃないかとすら思う。
ダニエル・エクの意見を聞いてみたいものだ。アンリやベルカンプにも(ヴィエラは除こう笑)。
クラブのこの動きが納得できるとしたら、彼らが今後もジャカをこれから数年にわたって売却もプラン外もありえず、メインマンとしてチームの中心に置くと確信しているときだけだと思う。だが、いったいどれだけのファンがそれをほんとうに望んでいるか。
また、それについて彼らの覚悟や決心はどれくらいシリアスなのか。
現在クラブがユースプロジェクトを推し進めていることに加えて、この夏に彼の売却自体に同意していた事実を思うと、ぼくにはそれがとても確固としたもののようには思えないのだ。
繰り返すが、ぼくはグラニト・ジャカの1年残留はアリだと思う。むしろお願いしたい。いまこの大きな変革のときに、彼のような選手には新しい若いチームを支えてほしい。そして来年の夏に円満退社でお互いハッピーに別れる。それでいいと思う。
アーセナルは若いチームで再出発し、彼はイタリアかどこかできっと活躍するだろう。アーセナルで得られなかったファンからの愛情も得られる。
来年の夏は彼の残り契約は1年で当然価値も下がっているだろうが、仮に€5Mだって今年の評価とたった7Mしか違わない。ラムジーをフリーで手放したクラブだ。その程度の損はこのクラブは日常的に被っている。いずれにせよ、いくら長い契約期間があったとしても、もう今年のローマがオファーした以上の金額になることは期待しないほうがいいんじゃないかと思う。
そしてクラブには、この夏に中長期でチームの未来を託せる、サカ、ESR、KT、マルティネリやホワイトのようなコアメンバーと同年代の若く有能なMFをちゃんと連れてきてもらいたい。そうやってこの先数年で訪れる黄金時代のために、ユースプロジェクトを推進する。それがファンがほんとうに共感できる前向きな姿勢というものだろう。
おわり
おっしゃる通りめちゃくちゃ危険な契約延長ですよね。素晴らしい選手だが、いつ暴発するかわからない前科アリの選手でもある。数年後、あの時売っておけば、とならない事を祈るばかり。
そうですね。来年か、冬にさよならでいいかな。
てか、アンリ氏はジャカのこと気に入ってないから絶対「出て行け!!」って言うことだろう笑
あと今年は有観客だろうから、また喉輪なんかしたらそれこそどうなるか…
ベンホワイト高額で獲った時点で嫌な予感してましたが、やっぱこうなりますか。
長期契約のリスクをまだ理解してないんですかね…。
ヨーロッパのないシーズンだからできることがあるはずですよね。
確かに若手とベテランの融合は理想ですけど、このベテランが多過ぎて給料日もらいすぎてベンチで不満ためるわりに契約満了まで居座るって、若手にも悪い影響を与えてしまう。
オバラカ問題、ウィリアン、ジャカ。この中で1人選ぶならラカゼットですね。かわりにエディ、ネルソン、ウィロック、ナイルズ残せばいい。
まだどうなるかわからない選手としてベジェやコルシ、トレイラなど問題山積み。
もう8月ですね。どんなチームでスタートするか、けっこう心配です。
セドリックも当時から序列低いのに長期契約/それなりの高めサラリーでしたし、アーセナル自体契約に関しては割とどんぶり勘定当たり前ですよね
ベンゲル時代から確か非レギュラー/若手へのサラリー厚遇はあったように記憶してます
(逆にベンゲル時代はトップレベルへの給与高くできなかったけど)
まあジャカ自体現代のサッカー戦術トレンドに合わしにくいタレントですし、引く手数多になることはないでしょうし、、
ある意味前時代的なモウリーニョからラブコールていうのは面白かった(モウリーニョがジャカどう扱うか見たかったなぁ)
正直アーセナルが商売上手なムーブかましたのあんま記憶ないですしね。
市場価格より高めで売れたってバルセロナという憎きお得意様のときぐらいかな?
僕はジャカのファンなので、クラブがまだジャカの能力を見込んでくれてるのは素直に嬉しい。
でも今年のジャカの状況はけっこうチャレンジなんじゃないかと思う。
実質ホワイト1人の補強でビルドアップを改善しようとしてるわけで、ジャカがプレースピードを大幅に改善できないと、昨シーズンと変わらない遅攻のオンパレードになりかねない。
そしたらスローダウンして引いた相手を崩すために、また左ウイングにプレーメーカーを張り出す必要が生じないだろうか?ぺぺやマルティネリがポジションを失わないだろうか?
ジャカに契約延長を打診するなら、ジャカがビルドアップ加速のボトルネックにならないという確証が必要だと思う。それには今シーズン、ぶっちぎりのキャリアハイが必要だと僕は思ってる。PLのレベルを考えれば、ユーロでの活躍は何の保証にもならない。
僕は今でもジャカの長所は1mmも疑ってないが、欠点も死ぬほど見てきた。
今が契約延長の時だとは思えない。
エジルで地獄見たのもう忘れたのか…
中盤補強しない可能性が高くなると言う事は、アルテタ、エドゥは現状何故チームがうまくいってないか理解してない可能性が高いですね
サンビが即戦力とは少し考えにくいし