インターナショナルブレイク中の昨日、アーセナルのテクニカルダイレクター、エドゥがSky Sportsの独占インタヴューに応えていた。
クラブとしては1954年以来67年ぶりというシーズンスタートからの3連敗で(無得点は史上初)、いま窮地に立たされているアーセナルFCのTDとして、インタヴュワーの忌憚ない(あるいは意地悪?)質問に正面から答えていくという非常に興味深い内容。
いまIB中でリーグが中断しており、アーセナル界隈はすごく静かなこともあるし、ぼくもいつもよりはアーセナルから少し離れていて、あまりブログを書く気分でもなかったのだが、さすがにこれをスルーはできなかった。
拙訳でお届けしよう。長いよ。
エドゥ独占インタヴュー by Sky Sports
インタヴュワーはGeoff Shreeves。Sky Sportsのリポーター。
(まずアーセナルの移籍ウィンドウについて。それとどうしてああいうふうになったのかその考えを。クラブはどんなほかのPLクラブよりも金を使っているが、アーセナルのファンはしらけている……)
エドゥ:イエス。その理由は理解している。まず、彼らはチームがまだみんな一緒にプレイしているところを観ていない。それが理由のひとつ。しかし、わたしが思うに、金がどうこうというよりは、もっと広いコンテキストで見る必要がある。
われわれは6人の選手と契約した。彼らはみな23才以下。それはわれわれの計画においては大いに意味があることだ。たいていは、ひとはひとつのウィンドウしか見ないものだが、わたしが云うべきことはそれは大きな絵図だということ。なぜならわれわれは、チームを統合させるこのスクワッド計画を1年前からスタートさせていたのだから。それはよりよい基礎を築こうとしているということ。
思い出してほしいのは、この期間に、われわれはチームのなかにある種の基礎をつくる意図で、ブカヨ・サカとガブリエル・マルティネリの契約を更新した。この1年で、われわれは10人の選手と契約し、そのうちの7人はU-23だ。またこの期間にファーストチームのなかで7人の選手と契約更新もした。その7人のうち5人がU-23だ。
なぜそれをしたのか。なぜなら、われわれはあらためて、いい基礎をつくろうとしているからだ。そうして、いつか、われわれもひとりかふたりだけの契約で済むようになるかもしれない。しかし、いまはひとりかふたりの獲得だけでは不可能なんだ。なぜならわれわれにはやるべきことがたくさんあるからだよ。
われわれはスクワッドバランスをよくしなければならない。スクワッドをよくしてくれる、よりソリッドにしてくれる正しいキャラクター、正しいプロファイルを持つ選手をリクルートしなければならない。そして、もっと安定が必要だ。なぜなら昨シーズンは一貫性に苦しまされたから。
これからも、わたしはミケル・アルテタとボードによりよいスクワッドを与えたい。
(若い選手を買って、将来に価値を持たせようということにおいては、アーセナルのポリシーがシフトしているのは明解ですね。それはつまり、それ以前までの取り引きがずっとプアだったということなんでしょうか? あなたには、ウィリアンの事例に見られるように、高給かつセルオンヴァリュのない選手がいた。彼の契約は破棄されましたが。これがこの新しいポリシーに影響を与えたとお考えで?……)
イエス。われわれはここ数年で21人の選手が退団している。
彼らのすべては、契約を破棄したか、売却を試みたか、あるいは買取義務つきでローンを試みた選手たちでもある。われわれは何人かの新しい選手を連れてきて、スクワッドの一部をクリアにしようとしていた。そして、この1年で、21人が退団し、10人と契約した。
21人というのは多い。1年のスクワッドより多い人数だ。しかし、そこも意図的だった。基礎(base and foundation)について話したように。
われわれは、ひとりかふたりの選手契約だけで済むように、基礎をあらためてつくらねばならない。
(多くのアーセナルファンにとっての問題は、つまりあなたが6人を補強したとして、おそらくはひとりかふたりしかファーストチームにストレイトで入っていけないということ。結局、このウィンドウはどれだけアーセナルのファーストチームをすぐに進歩させられるので?……)
そこには戦略がある。どの契約も、わたしは理由を説明できるよ。
アーロン・ラムズデイル。例えば彼はとてもいい選手であり、将来的にこのチームの大きな一員になれる可能性がある。
(将来ですか……)
チームの将来だ。彼がやりたがっていることは、ポジションをバランスさせること。そしてなぜ彼を連れてきたか。われわれにはすでにベルント・レノがいる。しかし、将来のために助けになる誰かを連れてくることが必要だった。
つぎにライトバック。われわれはタケヒロ・トミヤスと契約した。彼はここですぐにプレイできる選手だ。なぜならヘクター・ベレリンはローンに出て、彼がすぐに入れるスペイスを空けたから。
それは計画だった。もちろん、彼がプレイするかどうかはミケル次第だが。
そしてつぎにヌーノ・タヴァーレス。彼もそこでプレイしているキーラン・ティアニーと同じキャラクタリスティクスがあるが、そこも彼をカヴァする誰かが必要だった。
(つまり、彼らはあなたの云うように現時点ではリザーヴなわけです。あなたがほんとうに云えるのは、ファーストチームのスターターズと期待できるのはマーティン・オーデガードとベン・ホワイトだけでしょう。だから、6人のうち、たったふたりしかチームを進歩させられないということ……)
われわれは去年に苦しんだのは、たくさんの選手を失って、試合をプレイできるいいバックアップスがいなかったからだ。
わたしは、試合に勝つためのスクワッドが必要だと思う。シーズンの最後においても、いいポジションにいられるスクワッドが必要だ。それはファースト11だけじゃないから。
繰り返すが、われわれは基礎を必要としている。われわれにはプレイできる選手たちが必要であり、つぎにファースト11をカヴァできる選手たちが必要。
あとは、それをコンテキストにあてはめてみようか。たとえば、ミドフィールドに、グラニト・ジャカとトーマス・パーティがいる。わたしとミケルにとっては、彼らがプレイをすることになるならば、彼らより優先するようなほかの選手を獲得することは、意味がなかったんだ。
それがわれわれがアルバート・サンビ・ロコンガを選んだ理由だ。彼は彼らを助ける。
もしアプフロントに、アレクサンドル・ラカゼット、ピエール・エメリク・オバメヤン、ブカヨ・サカ、ニコラス・ぺぺ、そしてガブリエル・マルティネリがいれば、わたしは彼らがともにプレイしているところを観たい。
ナンバー10ポジションについては、そこにはギャップがあった。エミール・スミス・ロウしかいなかったから。われわれには、そこでプレイできて、助けになる、同じクオリティのナンバー10が必要だった。
わたしとミケルにとって、大きな大きな資金を使わねばならなかった場所、それはセンターバックポジションだった。なぜならわれわれはそのポジションを誰かで埋める必要があったから。ダヴィド・ルイスが去って、誰かがそこに来なければならなかった。すぐにチームにインパクトをもたらせて、かつ短期・中期・長期において正しいプロファイルだと信じるものが。
それがベン・ホワイトだった。それが彼を獲得した理由だ。スクワッドに必要なものを与えた。
(とはいえ、あなたはなぜアーセナルのファンがこう云うと理解しているでしょうか? £150Mを使うなら、なぜすぐにファーストチームに入っていけるような「オーヴンレディ(※即戦力)」な選手3人にしなかったのかと。PLで経験があるとか、あるいはどこかでファーストチームの経験があるだとか。これでいまチームは進歩しますか? ご存知のとおり、いまチームはゴールを取れていませんし、ひとつのポイントも確保できず、PLの最底辺にいるわけで……)
それはとても理解している。しかし、一方で彼らにも理解してほしいのは、その理由と、クラブとしてわれわれが向かっている方向だ。
もちろん、このような状況は大変に傷つく。われわれは傷ついていて、わたしもそうだ。そんなところにいるクラブは見たくない。わたしが観たいのはチームがともにプレイしているところだ。
フェアにいえば、われわれは3試合あって、まだ一度もチームが(全員)ともにプレイしているところは観ていない。だから、わたしはこれらの契約が見たかったし、準備されたスクワッドが見たかった。ブレントフォード、チェルシー、マンチェスター・シティ、この3試合は、どれも残念なことにCovidとケガがあり、難しいときだった。
わたしはチームがともにプレイしているところが見たいし、そうなったところでチームをジャッジしてもらいたい。そうなれば問題はないと。だからそのときにジャッジして。
わたしもいまのわれわれの状況については理解していて、それは大変にタフだ。これはいい訳ではない。しかし、チームが一緒にプレイするようになってからジャッジしよう。
(ミケル・アルテタはこのクラブが向かっている方向というものに、どれだけ乗り気なのでしょう? だってどんなマネジャーだって結果でジャッジされてしまうのですから。もしわたしがアルテタならば、あなたが将来のための計画を立てていることに理解をしても、もし結果が改善しなければ、ここで解任されてしまうかもしれない。たとえば、ロメル・ルカクとかそんな選手を取ってきてとか。彼の理解はどれだけあるので?……)
ここでの場合、われわれはいまのスクワッドの選手たちをとても信頼している。ほかのひとたちはそうでもないかもしれないが、われわれはそう。もしスクワッドがまとまってくるのが見始められたら、われわれはスクワッドを信じる。
わたしはミケルと一緒にスクワッドを観ている。われわれには毎年25ゴールズをもたらすストライカーがいる。もうひとりは15-20ゴールズもたらす。
サカとスミス・ロウというふたりのとてもパワフルなアカデミー出身の若い選手がいる。彼らとスクワッドを信じる。
(ご存知のように、いまアルテタはとてつもないプレッシャーにさらされています。また、あなた自身の仕事も批判の対象になっていますね。あなたへの批判というのは、以前にヨーロッパで仕事をしてきていないだとか、ヨーロピアン市場を知らないだとか。そういった批判についてはなんと云いますか。また、あなたがやってきたこととクラブでのポリシーについて、何を、いつなら、ジャッジできるようになると?……)
わたしはすべてのプレッシャーを尊重する。わたしはコリンチャンス、ブラジルNTから来ていて、そこにだってここのように信じられないようなプレッシャーがあった。
わたしはファンたちを理解する。理由も理解するし、受け入れる。しかし、われわれにはプランを遂行するためにもう少し時間が必要になる。
わたしはこの手の仕事を知っている。補強について話したとき、それと我慢を強いることはアーセナルのファンを多いに苦しめる。だがそれが現実だ。
それがわたしがあなたに、われわれはいい基礎をつくる必要があると述べた理由だ。いい基礎をつくるには時間がかかる。
(しかし、フットボールでは時間がありません……)
わかっている。だが、それが決断をする理由だ。われわれはいまのスクワッドを信頼している。しかし、われわれはこのスクワッドが将来にもっと強くなっているとも信じている。
わたしの仕事は、短期のことを考えることだが、同時に長期のことも考える必要がある。この手の旅をどう計画をしていくか。なぜならわれわれが、いまひとりかふたり取って、埋めるべきギャップが3、4、5つある、そこで人々はわれわれを観てこう云うんだ。「おまえら、何をやっているんだ? おまえたちはあのポジションだけに大金を使って、こっちはどうなるんだ? あっちやそっちは?」と。
バランスを得るのはかんたんじゃない。だが、繰り返すように、われわれは自分たちがやっていることを信じている。
わたしの役割について云えば、わたしはプレッシャーを理解している。わたし、ミケル、ボードとクラブにかかるプレッシャーを理解している。なぜならわれわれがいまいる状況は受け入れられないからだ。
しかし、いまこそみんなが団結しているときなんだ。そしてわたしはこの難局にこそみんなが一歩踏み出してくれるところを観たい。責任を取るところを観たい。
いまわれわれが行っていることについては、わたしが責任を負う。
(いま、プレイングスタッフ、マネジメントスタッフに、この結果を説明できていると感じていますか?……)
当然われわれには異なる責任がある。われわれがそこへ行くことは決してないし、ミケルに彼と彼をプレイさせるようになどとは絶対に云わない。
もちろんそれは、チームやシステムを選んだのは彼の責任だからという意味ではない。彼はリクルートメントにおいての決断は彼に助けられてもいる。リクルートメントは一緒にやっているからね。
わたしでもない。彼でもない。フェアにいえば、ボードのところへ行き、われわれの計画を示し、もちろん、彼らはその計画を受け入れていなければならず、そうなれば、われわれはともに進む。われわれはそれを進めていく。
われわれには当然異なる責任があるので、われわれはみんながグループとして責任をもって前進していくところを観なければならないし、この状況をできるだけ早く抜け出さねばならない。
(すべての選手がフィットしたとして、このスクワッドで今シーズンはどこまで行くべきだと思いますか? トップ4? トップ6? なにが現実的?……)
わたしは、トップ4のため、トップ6のため、トップ8とかトップ10のためにやりたくはない。わたしはただ、このスクワッドがともにプレイするところを観るのがとても楽しみなだけだ。全員がフィットすることをほんとうに期待している。
わたしは自分たちのスクワッドが観たい。まだ観ていないから。しかし、わたしはそれをほんとうに期待しているのは、わたしも信じているし、ミケルも信じていることは、このチームにとっていいシーズンになれるということ。
(クラブにとって忍耐や理解をしてもらうことはどれだけ困難なのでしょう? また自分たちがやっていることをサポーターたちに買ってもらうこと、とくにテーブルでこんなところにいるときに……)
ハードだ。わたしは我慢をお願いしたりはしていない。なぜならそれはみんなが聞くのを嫌がることばだから。
わたしはただ、その裏にある戦略について説明をしようとしているだけだ。なぜならひとびとはひとつのウィンドウしか見ないし、もちろん彼らはそれをこんなふうに見る。そのことについては尊重する。しかし、われわれが一緒になって、それをやり始めたことを見るべきだ。われわれはスクワッドを整理しようとした。
先に述べたように、21の退団があった。それは多い。ほとんど改革だ。しかし、どうやってその21の穴を塞ぐ? 時間が必要だ。すぐにできるというわけではない。
繰り返しばかりはしたくないが、それが真実だ。ソリッドな基礎をどうつくっていくか? そして、それでオーケイだと云っても、彼らは若い。彼らは若いが、スクワッドには5人もシニア選手たちがいる。ファースト11に、レノ、ジャカ、パーティ、ラカゼットにオバメヤン。
この5人がいて、われわれが信じる、とてもとてもよく才能ある選手たちが彼らの周囲にいる。ひとびとはそう思わないかもしれない。だが、われわれはこの5人が、チームのヤングスターズと新しい選手たちをつぎのステップにリードしていくと信じている。そしておそらく、つぎの夏には、またここに座って、あなたはわたしに、ひとりかふたりか3人しかサインしなかったと云うかもしれない。
イエス。そしてなぜ? なぜなら、われわれはそういった決断を将来に何かを築くためにしたからだ。
また別の例を出そう。なぜいくつかのPLクラブスは、たったひとりかふたりの補強で済んだか。それはつまり、すでに基礎があるからだよ。彼らはすでにチームができている。すまないが、われわれにはそれがないというのが現実だ。いまそれはつくらねばならない。それが現実なのだ。
わたしはここで嘘をつきたくない。いまのアーセナルのリアリティとはなにか? われわれはソリッドな基礎をつくらねばならない。わたしはワンシーズンでスクワッドを見たくない。わたしが見たいのは、1、2、3、4、5シーズンズで強いアーセナル。戦略が必要だ。
(移籍では誰も100%の記録はありません。あなたには正しいところもあるが、間違ったところもある。あなたの職分として、ウィリアンはどうでしょう。彼は結局うまくいかなかったミステイクだったのでは?……)
ウィリアンにした決断は、PLで経験豊富な選手とのサインだった。チームにすぐにインパクトを出せるという。
昨シーズンの最初の試合を観れば、フルアムのアウェイだったが、彼はとてもいいスタートをして、みんなが「Wow」と思った。だが、シーズン中には多くのいろいろな状況があって、スクワッドにもウィリアンにもあって、不安定になった。フェアにいえば、どの選手だって不安定だったし、だからわれわれはいまより安定を求めている。
シーズンの終わりにわたしはウィリアンとミケルと会った。ミケルが「どうだい? わたしはキミにはより安定してもらいたい。何が起きてる?」と彼に云った。そうしたら彼はわれわれに、100%快適(comfortable)ではないと云ったんだ。それを聞いたとき、われわれは決めたんだ。チームのなかで100%でも10%でも快適じゃない選手はいらないと。
それがいまでなければ、その解決策を探すのはわたしの役目だった。
それがミステイクだったかそうじゃなかったかは、云うのは難しいことだ。みんながもっと安定してわれわれのシーズンがよかったら、あなたはそれを云わなかっただろう。しかし、もっとも重要なことは、われわれはトライしようとしたことにトライしたということ。われわれがプランしたことをプランしたということ。それがワークしたかどうかではない。われわれは解決策を見つけねばならない。
(計画や平均年齢その他、とても明解に聞こえる。しかし、最終的にあなたもここにいる全員も結果で判断されるということについて、あなたは受け入れるのでしょうか?……)
それがフットボールだ。われわれはフットボールについて話している。だからそれは受け入れねばならない。
それがひとびとがわれわれを批判しだすときであり、われわれについて語るときであり、いまアーセナルについて語るのはたやすくなっている。みんながそこで行き、アーセナルについて語っている。
しかし、われわれはそれを受け入れなければならない。理解するほど力強くあらねばならない。それを変えようとしなければならない。
それをどうやって変えるのか。わたしは選手たちが一歩進んで、いまこそプレイするいいときだと云うところを見たい。わたし自身も成長して、クラブを助けたい。ミケルも成長せねばならない。コーチングスタッフもそう。
いまが団結するときだ。
(チームのプレイに関しては、アルテタの仕事でありあなたの責任です。しかし、オーナーたちにはなんと云いますか。あなたの役割について。見てください。われわれはここに来るまでに違う道のりがありました。だから忍耐という意味ではミケルを支える必要がある。なぜならほとんどのマネジャーズなら「すぐに修正しなきゃいけない」と云うでしょうから。もしミケルがクラブの新しいフィロソフィであるというこのルートをたどっているなら、悪い結果で平凡になるより、オーナーはそれを受け入れて、より忍耐づよく、より援助をしてもらうのが正しいと思いますか? )
彼らは、われわれがやっていることをすでに100%理解している。なぜならわれわれは計画がどのようなものかリポートしているし、その計画を遂行しようとしている。今シーズンどうなるかも。
彼らはすでにわかっていて、スクワッドが一緒にプレイするところを観たがっている。われわれもそう。ミケルもそう。ミケルはこの前もふたりか3人がトレインを始めたことに喜んでいた。
彼はみんながフィットしているところが観たいし、わたしはみんながCovidにかからないことを望む。そうなれば、われわれをジャッジするにはフェアになる。
(最後に、われわれがいまいるところ、それはクラブには困難なときです。しかし終わったばかりのウィンドウについて、あなたはとても満足だと云えますか?……)
わたしはとても満足しているよ。なぜなら1年前のプランを実行し始めたから。それでわたしはとてもハッピー。すべての計画、ステップ、プロセスは、われわれがともにつくり、実行しているから。
わたしがとても満足しているのは、それがかんたんなことではないからだ。
(つまり、選手たちがフィットして結果が出て、そうなればそれがワークしたかどうかが見ることができるようになると……)
イグザクトリ。
以上。うーん長い。
そしてかなり忖度しない質問の数々。インタヴューを受けるほうはもちろんキツいはずだけど、ファンとしてはこういう舌鋒鋭いみたいな聞き手のインタヴューが読みたかったんだよなあ。
このインタヴューのあとに、オフィシャルサイトでも彼の独占インタヴューが公開されているけれど、まあ似たような話だろうからぼくは読んでいない。たぶんこっちのほうがずっとエキサイティングなやりとりだと思う(笑い)。
今年の目標はトップ4だったはずなんですが、いつの間にか有耶無耶にされてしまいそうですね。
ファンの間でもアルテタ解任、続投派様々な意見がありましたが、トップ4が目標は大部分の人が同じ思いだったと感じています。
ヨーロッパの主要大会がなく、コンディション的にも他の上位クラブに比べて圧倒的に有利ですし。
トップ4とか目標を決めたくないみたいなこと言ってましたが、それは今勝てないことに対する言い訳でしかなく、この移籍市場での散財を考えたら最低限の今季の目標はあって然るべきでは。
フロントの甘々な考え方に、仲良しこよしのおままごとじゃ上手くいかないことを教えてくれる手綱役がいないものか。
将来という何も担保せずに希望を見出せるワードも手垢が付きまくると不自然でしかない
そもそも今夏に限ってはCBの補強は大失敗としか思えない
COVIDの影響もあったとは言え、毎年のように補強しておいてフィットさせられないのは明らかに監督やコーチの責任
ビルドアップにおいてもアーセナルが最も必要としてるのはミドルエリアからのスピードだと思う
本当に必要だったのは、機動性が高くパスやドリブルでスイッチを操作させるボランチだった
サポーターとしては決して願ってはいけないことだけども、ノリッジには負けてこれ以上傷を深くしないように監督とエドゥ諸共クラブから去って欲しい
わからなくもないですが、市場にそのようなCMが出ていましたか?フロントの言う23歳前後以下のCMが。PSGのオファーさえ断ったカマヴィンガが来てくれる見込みもなかったでしょうし。
あとルイスの抜けたCBを補強しないというのはおかしいでしょう。ホワイトが不適格だというご意見なら筋は通りますけど。
私はホワイトは最高の補強だと思う。前半戦終わるまでには、何度も攻守に素晴らしいプレーを必ず見せてくれます。
移籍金のことが言われることも多いですが、怪我さえなければ基本的に一定のリセールバリューが期待できる選手ですよ。経営上はウィリアンに払った/払うはずだった高給などよりよっぽど健全な支出です。
やっぱりそうだったのか…。
ヴェンカテシャム、エドゥ、アルテタ、お互いがもたれ合う、お手盛り3人組。
アルテタの評価は誰がするのか、エドゥの責任は誰が追及するのか。
今のままでは、出口の見えない無間地獄のような気がする。
こんな体制が健全であるはずがない。
アルテタだけじゃなくてエドゥもジャカを評価しているんですかね。。
そうであれば、ローマ移籍の噂の件がちょっと不可解なのと、契約延長を踏まえて、これまでのジャカのパフォーマンスで満足しているのか、それとも今後更なる伸びしろがある(個人のパフォーマンスというよりチームに貢献できるという意味で)と思っているのかが気になりました。前も言いましたが、個人的にジャカは好きな選手なんですが、ジャカ依存が強すぎる戦術が気になっているので。
いつもありがとうございます。次も楽しみにしています!
いやいや、エドゥ、君はあの Invinciblesの一員だろうに。なのにこんな答えか…ってのが正直なところ。
その経験とか活かしきれてないような。(ジャカで満足とかいうふざけた判断も含めて)
あとやっぱり思うのが、今年はヨーロッパなくて過密ではないってところ。それを踏まえてもこの補強かいな? それに上位浮上のチャンスなのに。
色々と、残念な思い。やっぱベンゲルさんに、(指揮官はしてくれないのはわかりきってる)ボード入りしてもらうしかないよ。意固地にならずにさ…
エドゥはなんだかんだ頑張ってる派の自分ですが、正直このインタビューは苦しいですよね(笑)
今ヨーロッパのトップクラブって短期的に競技面での成功し続けながら、中長期に経営面での成功可能なスキームを構築する という無理難題に挑み続けてるさなかですが、
正直アーセナルはヤバいですよね。
アブダビ資本を浴び続け、世界中に支部を作りまくり商業面でも組織人材的にも戦略的なサッカーコングロマリットと化しつつ、世界で最も優れた監督の1人が競技面での成功を保証してくれてるシティ。
とにかく最強のブランド力、ロナウド帰ってきて今後もアイコンとして起用する準備など商業面での成功を背景に金満球団ムーブを常にかまし続けるユナイテッド。
監督交代を繰り返してもオーナーがやる気あり資金あり、フロントが怯えず積極補強、ここんとこずっとプレミア最強のユース陣、ローンも大量に、常にトップレベルの選手を抱えるチェルシー
複合スポーツグループとしてアメリカですでに成功してるFSGのマネジメントで着実に競技面での成果が花開いてるリバプール(ホントどっかのアメリカ人オーナーに見習って欲しい)
この圧倒的トップ2+2との差がかなり開いてきてるなあーと。
こういう経営的な話は置いといて、今移籍市場での振る舞いは自分としては補強箇所頑張って埋めたなと思います。
CLから離れてるクラブにプレミアリーグで即戦力として勝ち点稼いでくれるような人材がバランス崩壊してない移籍金/給料 で来てくれんのか?って話ですわな。
補強はエドゥ頑張ったよ。
ただ売却に関しては、もっとアルテタを説得して欲しいというか、彼の選り好み起用とよく相談です。
そもそもオーバメヤンにあんだけの契約結ぶならラカゼット売却して〜とか
サリバどうすんのー?とか
個人的に今移籍市場での1番の不満はエンケティア、ネルソン、ナイルズを売却しなかったこと。ネルソンは売却先なかった苦肉の策だろうけど、あとの2人この移籍市場が売却のタイミングだったろー
(ホントはラカゼット売却に動いててエンケティア残したのかもだけどさ)
若手コアメンバーにシフト!なら切るべき人材もいた訳で。
なんだかんだこの若手コアメンバーには期待大だし、3年後の成功ではなく、メンバー的には今季から成功しても不思議じゃないと思いますよ!期待!
(ただ若手コアメンバーで成功すると、どっかの阿呆金満クラブに引き抜かれるんだけどな、、)
長文またも失礼しました
いつもですが、今回も長いインタビューのまとめありがとうございます。このブログがないとアーセナルの情報ほとんどまともに得られてないと思います。助かります。
個人的には今のクラブの方針を支持したいです。
正直今のアーセナルにはマンCマンUでもスタメンになれる選手はほぼいないと思います。その中で2,3人のワールドクラスを獲る→他のポジションの穴は埋まらず取りこぼして大した順位も取れず、その選手も3年くらいで退団・・・みたいな状況よりは油チームほどの資金力もないアーセナルであれば層を厚くする方向かつ若い選手にワールドクラスになってもらう方が健全なクラブの進歩だろうと思います。
というかヴェンゲル時代も基本はそういうスタンスだったはず。
まあ、将来将来って主張したクラブに愛想尽かして出て行ったファンペルシーのその後、狙った将来は来ましたか?っていう苦い思い出もありますけどね。
とはいえ今やってる全てを支持してるわけでもなくインタビュアーにはウィリアンの話じゃなくてなんでリザーブの質求めてるのにサリバ出してホワイトなんだとか、ゲンドゥージはじめリセール下手すぎじゃね?ってとこはきっちり追求して欲しかったですが。
エドゥのいうスカッドが揃ってフィットした状況でも同じようにダラダラとした試合やってたらその時は手のひら返そうと思います笑
この記事にインサートされている、アーセナルに移籍ウィンドウでの動きに対するふたりのご意見番のコメントを追記。
ギャリー・ネヴィル「わたしにはアーセナルの移籍戦略がなんなのかわからないんだ。おかしなところがそこら中にあるみたいな。それはひとつかもしれないが、はっきりとしない。ときに変な獲得があったりしても、それがどういう理由かわかるときもある。だが、アーセナルではそれがほとんどない」
ポール・マーソン「わたしは(アーセナルの)リクルートメントを心配しているね。きっとわたしのほうがいい仕事をするよ。たくさんは求めないよ。なんならただでもいい。でもトニー・アダムスと一緒にやらせてほしいだけさ! わたしがアーセナルの問題だと思っているのは、彼らが選手を買うのはいいが、選手を買うことでほかのクラブスに勝つということがけしてないことだ。誰もその選手を欲しがっていない」
マーソンの言うことが刺さりまくる…
我々が狙うべきなのは、それこそ去年のトーマスみたいな引く手数多の選手。それをアーセナルというクラブの歴史、魅力で移籍を決断させたい。のに…(´;ω;`)
1個気になったのは選手の気持ちはどうなんだろうと言うところですね。
このプロジェクトが順調で何年か後に彼らが主力に育ったとしてかつてのセスクやペルシのように契約が切れるタイミングでトロフィーを獲得できる他のビッグクラブ日本移籍してしまうんじゃないの?
それってかつてベンゲルが通った道なのでは?
更新お疲れ様です!
エドゥはもう完全にスガさんっぽい
質問してることに対して、あやふやな答え方してる…とりあえず待って的な感じ。
一年前の計画もよくわかんないし、
アルテタは我慢強く若手を使ヴェンゲルとは違うしで、とにかく、2人も解任で上層部も全員入れ替わって欲しい。
このインタビュー聞いて、スカスカな感じしか感じられませんでした。
自分の様な意見の人の鼻をへし折ってくれる活躍してほしいけど
エドゥのコメントの日本語訳をして頂きありがとうございます。
どの組織にも壮大なプランや夢は語る上司や責任者はおりますが,いざ都合が悪くなると部下【選手】をせめる。そして、自分自身はお上【ファン】に言い訳したり、こびたり自分だけ尊敬している人や綺麗な女性がいたら部下【選手】のはしごをはずす昔のええカッコ主義のムカつく上司をエドゥのコメントを見て思い出し、憤りを感じました。
部下自身【選手】が試合【業務】で指示された点を指摘するのは、仕方かいにしても責任転嫁をしたり、一方的に梯子をはずす【サリバのレンタルたらい回し】は、ファンとして人として個人的に許せないと思うついこの頃です。
長文失礼致しました。
クロップが18ヶ月やった頃にはリパプールは穴はありつつも基礎を築きあげ遂に爆発してましたけど、アルテタのアーセナルは同期間でその欠片も見えませんから非常に苦しい言い訳ですな
ブリティッシュコアは怪我で育成失敗に終わった
スパイスボーイズは育った選手を引き抜かれた
三年後と言うが、順風満帆に選手が育ち、強くなると思っているのか
来年にスミスロウやサカがシティに引き抜かれないと誰が約束してくれるのか
欧州サッカーで長期契約なんてなにも意味ないぞ
高く売れたらオッケーか?
ほんとに降格するぞ
ベストメンバーで評価してほしい、なんて眠たいことをいってるならすぐ辞めろ
誰か怪我したらチームが2部レベルになるようなクラブじゃないだろう
激しいプレミアで全員が揃って良コンディションなんてないんだよ
このまま負け続けても「~がいなかったから」とか言い訳するつもりか
結果が出てないので、批判する気持ちも分かるのですが、
エメリ時代からのスカッドを見るに、チームの再編成は必然だと思ってたので私は理解できますね。
中堅、ベテランを排除して
アルテタ、エドゥ好みのチームを作りなおしているのはもうずっと見えていたわけで、
この二人にチームを任せている以上、嫌ならもっとはやくクビを切って
持前の戦力でやりくりできる監督を選ぶべきだったと思います。
スタメンのレギュラーが4・5人欠けるなんて、
南米やアフリカネイションズ、ケガやコロナ感染、家族の事情など、
様々な理由でシーズン中、普通にありえます。
しかも、一番お金をつぎ込んで。
シティーやチェルシー相手ならいざ知らず、昇格組に完封される状況でその言い訳・・・
アーセナルとしてのプライドさえも失ったようですね。
アルテタが4バックをするには選手が4、5人足りないと発言したときは「育てろよ」と思ったけど、全部いっぺんに育てようとするなよなあ
チャカ・カーンは先輩が好きで、何となく憧れたもんでした。しかしその後数年としないうちに自分が「ボーカルの言うことが胡散臭く感じる」という難儀なひねくれ者であることが発覚。以後インストばかりですw
エドゥも胡散臭い(w)けども、ここまで極端なメンバーを揃えた直後にエドゥとアルテタを切ってもそれこそ意味がないので、とりあえずこの取組みを見るしかないかなと。
今夏の補強が成功かどうかは別として、確かに短期的な結果を狙ったようには見えない。しかしエドゥとアルテタの思惑がどうあろうと、今シーズンひどい試合をしていい理由にはならないと思う。
例えばランパードのチェルシーは若手ばかりのチームでCL出場権を得た。あれはさすがに誰もがムリだと思ってたと思う。その中心にウィリアンがいたわけだから、良くも悪くも何が起こるかなんて分からない。
大事なのは自分で限界を設定しない事だと思う。まあ、エドゥはフロントだからこんな話もするだろうけど、監督以下はあくまで最短距離を目指してほしい。