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【マッチレビュー】21/22EPL アーセナル vs ノリッチ(11/Sep/2021)安堵のシーズン初勝利とトミヤスの大満足デビュー

試合について

ファースト11

SofaScoreより。

4-2-3-1

オバメヤン

サカ、オーデガード、ぺぺ

AMN、ロコンガ

KT、ガブリエル、ホワイト、トミヤス

ラムズデイル

サブは、パーティ(62 ロコンガ)、ESR(62 トミヤス)、セドリック(82 AMN)。

スターティング11にはサプライズがいくつか。

まずパーティがいないこと。彼はもう十分フィットしているものだと思っていたので、ちょっち驚いた。結局CMとしては5thチョイスのようなAMNがスタート。本人はうれしかったろうね。

そして、トミヤスのスタート。ぼくは彼のスタートを予想していたけれど、試合前にいくつか観たメディアやファンの予想などでは、チェンバースやセドリックを予想したひとが多かった。さすがにいきなりはないだろうと。

あとはラムズデイルも。ここでほんとにGKを入れ替えるとは。レノはベンチに入っていたし、彼に何か問題があったようには見えなかった。この試合でGKが入れ替わる予想はあったといえばあったのだけど(彼の友人がラムズデイルのスタートをゲロったというニュースもあったり)、アルテタがほんとにやるとは思わなかった。シーズン中にファーストGKが入れ替わることはあまりないわけで。ロテイション? あるかなあ。。

この判断をレノが歓迎するはずもなく、そういう波風を立ててでも彼を使いたい理由がアルテタにはあったということ。そして彼はそれをこの試合のプレイでちゃんと示したように思える。

マッチスタッツ

『BBC Sports』より。

ポゼッションは結局ほとんど50/50。

あれだけ圧倒的に支配した時間がありながら、いざボールを持たれたときには全員でオウンハーフにドン引きするので、そうなるのも道理かもしれない。それが全員で攻撃し全員で守るモダンフットボールなのかもしれないが、正直ぼくのような素人からすると、ノリッチくらいの相手なら守備のフェイズでも前目にひとを残すなど、もう少し攻撃に野心を見せてもらいたかったという気もしないでもない。ゴールしなければならない状況ならなおさら。

ただし、ショッツとSoTでは、試合全体としては明確にアーセナル攻撃の優勢を示している。

ちなみにショッツ30は、アルテタのアーセナルでは過去最多ということ。あまり攻撃に威力のない彼のチームならさもありなんといったところである。この試合の前のマンシティではショッツがたったの1しかなかったので、そこはがらりと変わった。

試合後は、アルテタもオバメヤンも勝利を喜びつつもゴールの少なさを嘆いているが、ショッツ30、SoT7でたったの1得点というのはたしかにかなり物足りない。フィニッシュで決定的になれなかったことは間違いないが、いっぽうでティム・クルルのセイヴを褒めなければならない部分もあるだろう。彼が防いでいなければ入っていたショッツはあと3つくらいはあったのではないか。この試合の彼は、ただの時間稼ぎ野郎じゃなかった。

Understat.comによるxGは、2.69 v 0.58。

ノリッチにはわりといいチャンスもつくられていた印象があるが、ひとつづつのチャンスのクオリティはけして高くなかった。彼らはビッグチャンスもゼロ(アーセナルのBCは3)。

パーティとESRがピッチに入ったのが62分。xGのチャートの尻上がりを見るに、後半の攻撃の優勢は、彼らの影響がかなりあったかもしれない。

ショッツ/SoTも前半が10/1、後半が20/6と、停滞した前半とは打って変わって、後半は危険な攻撃になった。

Scott Willisのパッシングネットワーク。(※パスを出した平均位置)

前半は、オバメヤンが誰かと重なっているのか、ボールにあまり触っていないのか、マップのどこにいるのかわからない(笑い)。後半になるとサカ、オーデガードと太い線が見えるように。

こちらは『BTP』のパスマップ。

ドーナツのなかにクリームが入ったという。。冗談はともかく、ロコンガ、AMN、オーデガードがピッチの中央でたくさんボールに触っていることはとてもポジティヴに思える。

興味深いのは、このグラフィックの左側のデータ。いつもはわりと個人に偏りがありがちなのだけど、今回は5つの指標でベストが異なる5名。それだけ多くの選手が自分の強みを生かして試合に関与したということか。

Orbinhoによれば、アウトフィールドプレイヤーズでは、オーデガードとホワイト以外はこの試合で全員ショットを打ったそうな。ホワイトはともかく、オーデガードはあのポジションなら得点にはもっと貪欲になってもらいたいところではある。先日のノルウェイNTでも12チャンスクリエイションは記録的スタットだというが、ゴールもアシストもなし。今後の課題。

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12 Comments on “【マッチレビュー】21/22EPL アーセナル vs ノリッチ(11/Sep/2021)安堵のシーズン初勝利とトミヤスの大満足デビュー

  1. ぺぺは中よりで起用するには、チャンさんが書いているようにボールタッチが不安定すぎると思います。そしてその役割をやらせるなら、そこにサカを置いた方が確実にいい。ぺぺは最終的には結果を残すけど、いない方が楽に勝てないか?と常々考えます。

    ナイルズ、ロンコンガは大分厳しいですね。諸々の判断が悪すぎる。ウーデゴールを一列下げるか、ホワイトを一列あげてパーティと組ませるか。

           レノ/ラムズデール

     冨安     ホワイト   ガブリエル

    セドリック ウーデゴー パーティ ティアニー

     サカ          スミス/オーバー
          ラカ/オーバ

    の343が見たいです。セドリックは、オーバーラップなどを見てやはりいい選手だなと思いました。

  2. だいぶハラハラしたw。最後まで最後尾に2人残してたのも分かる気がする。さすがにここで引き分けるわけには行かないし、そういう嫌な想像がチラつく状況だったと思う。
    しかしそれでも鉄面皮で戦いきったから、そこは評価したい。
    最初の一歩。マイナスがゼロになったくらい?

    AMNは後半DFラインからボールを受けて運んでたのは適役だったと思う。走力勝負なら負けないから広く動けるし、ターンが上手い。ちょっとコクランを思い出した。
    しかし走力があって有利なのにポジショニングが雑で活かしきれず、キックも下手ではないのにパスが雑。MFとしてのポテンシャルは感じるだけに、ちょっともどかしい。

  3. 勝ちましたね。素直にうれしいです。
    スタメン見たときはアルテタの覚悟を見た気がしました。
    始まる前から日本メディア特有の富安フィーバーなのりで解説実況が続くのかなと憂鬱になったものですが、それを差し引いてもビッグインパクトなデビューでしたね。正に即戦力として補強。全盛期の中田ヒデさんと同等の 移籍金なのはだてじゃなかった。
    パーティとスミスローの存在感やばいっすね。あの2人が入ってから明らかに流れがかわりましたね。アルテタが言い訳にするだけはありますな。
    この2人はケガがちなのがとても気になりますが、ケガなくフルで出れるようならかなり結果もかわるでしょうね。
    パレス戦見ましたが、いい選手たくさんいましたね。逆にトットはバラバラとゆいか、フンミンソンがいなければつながらないのがよくわかりました。
    チェルシーはもう次元が違ってますから、我々も次のバーンリーでしっかり弾みをつけてNLD にのぞみたいですね。COYG

  4. ぺぺの流れを止めてしまう感じが誰かを連想するんですが、思い出せない。
    左サイドのディアビかなとも思いましたが、何となくピンと来ないのと、正直もうあんまり覚えてない。

    ジェルビーニョではない。ウォルコットでもない。誰だったかな。

  5. ぺぺはRBも使えてたし、何度も1対2で仕掛けてコーナーまで持っていけてたので良かったと思います。苦しい時にぺぺか冨安のいる右サイドに放り込めば競り勝てるのも有り難い。
    セドリックも短い時間ながら3回くらい良いシーンありましたね。
    ナイルズはだいぶ厳しいなと感じました。パスが雑なのでRBとしても起用しにくいのでは

  6. ウーデゴールは正直トップ下に拘るより試合終盤の様に
    スミスロウと2インサイドハーフで下がり目ってのが一番良い気がする
    攻撃より守備のが目立ってたし、ファイナルサードより少し後ろ目で広い目でプレイする方が向いてる気がする
    ロコンガはアンカーの経験もあるようだし、パーティと二人で回していけば問題ないと思う

    1. 富安良かったですね!
      あんだけ上下運動やれる、ホワイトが足元それこそDルイス並み、
      ホワイト真ん中 富安 右サイド いいわー
      逆とかは選択肢ないな。よっぽどのことないと。
      ラムズデールはレノとのスタイルの違いを明白に出しましたね。あとはショットセイヴなどで大きな差がつかなければこのまま1st交代でしょうか?

      ウーデゴールはセスクを感じるんで、徐々にチーム事情とマッチして得点をあげてくれると思ってます。
      それよりもサカが左で窮屈そうだから、ESRの左サイドでのもっともっと爆発に期待ですかね。あれ決めて欲しかったーー

      ぺぺは少なくとも局面を動かす存在ではあったので、まあまあ。
      AMNはやっぱ真ん中だともう守備的なクローザーとしてぐらいしかこのチームだと可能性感じないよなあー

      若手コアメンバー+中盤の柱パーティ+オーバメヤン のベストメンバーが揃うであろう次節楽しみです!
      願わくば皆様がこのまま健康でいますように!

  7. バックラインはかなりよかったですねこの組み合わせがベストじゃないでしょうか。
    悩ましいのは二列目の人選で、サカが左でやりづらそうにしてたのが気になりましたね。ペペを使いたいってなると器用なサカを左にってのは分かりますけど、難しいとこですね。攻撃では左はハーフスペース、右では大外がサイドハーフの使うエリアで、役割が違うので、サカが若干割りを食ってるような気がします

  8. 試合の後半でパーティのワンアンカーの4-3-3的な感じになってたけど、いい感じでしたね。
    ただ90分てなるとパーティの負担がけっこう大きいようにも思います
    サカに関しては90分左に固定とかじゃなくて、試合の中でサイドを入れ替えながらやるのも良さそうですけどね
    ロコンガはフィジカルと運動量が気になりますね、まだまだこれからて感じがしました

  9. 結果だけ見れば最低限。
    でも、内容はまだまだ完成度は低いとはいえ、冨安の空中戦の強さやAMNの中央での縦への意識など今まで足りなかった部分に改善が見られて悪くないと思いました。
    AMNは正直プレーの選択が雑だったりしましたが、中央をキチンと使おうという意識が見れたのはポジティブでした。今日出てない選手もU字に頼らず中央を使うことを心がけて欲しいです。

  10. レギュラー組が復帰して来た分少しマシに見えただけの話で、意表を突く崩しもなく、火力の無さは相変わらず、緩い守備の改善も見られず。
    相手が上位チームだったら蜂の巣になっていたと思う。2週間あったのにたったこれだけ?と大いに失望。
    正直なところ、監督の技量不足はいよいよ覆うべくもなくなって来た感、です。

  11. ぺぺがピュアなウインガーじゃないというのは同意です。きっとジューラブシアンやサンレヒ案件でなければ、ウィリアンやぺぺではなくザハのようなウインガー然したウインガーがボスは欲しかったんじゃ?

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