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【マッチプレビュー】21/22EPL アーセナル vs リーズ・ユナイテッド(8/May/2022)アルテタ新契約でブースト

試合結果予想

BBC Sports (Lawro’s prediction)  2-0

Sky Sports (Jones Knows)  1-0

WhoScored.com  3-0

フースコが3-0のような予想をするということは、スタッツの観点からもホームチームがかなり有利と観られるということだろう。アーセナルにとっては、勝って当然のような試合。危険だ。

ロウロ:この試合までに、アーセナルはトッナムが前日にアンフィールドで何を得たかがわかっているため、ここでの勝利で、木曜のNLD前に彼らに5ポインツをつけるかもしれない。

もっとも、スパーズがどうなろうと、アーセナルは自分たちのことを考えねばならない。ダービーはいまのところ、まだ問題ではない。リーズと対戦するこの試合が、アーセナルにとってシーズン最大の試合になる。

リーズもまたこの試合にはかなり意味がある。なぜなら、降格争いに巻き込まれているから。

Jesse Marschが来てからのリーズが努力を怠ったということはない。だが、アーセナルは先週ウェスト・ハムに対し、彼らがどうしても必要だったポインツを台無しにできることを示した。

ノウズ:先週末にシティと対戦するまでのリーズは、降格の可能性は10%しかなかったので、どれだけ急速にものごとが変わるかということ。いまや彼らの降格確率は44%で、これは彼らの残念なフィクスチャのせいでもある(※シティ・アーセナル・チェルシーとつづく)。バーンリーやエヴァトンの残り試合の相手と比べると、リーズの相手はみんなやる気マンマンで、アーセナルもトップ4のために全力である。

アーセナルはPLの昇格チームとのホーム試合では33試合敗けなしで(W28)、最後に敗けたのは2010年のニューカッスル。リーズは今シーズンの昇格チームではないが、スタッツ的には近いものがある。

「この試合がアーセナルにとって今シーズン最大の試合」。うむ。そう云いながら、ニューカッスルあたりが今シーズン最大の試合にならなければいいけど。。

試合のみどころ

アーセナルはトップ4のために、この試合は勝たねばならないので、かならず得点が必要。そして失点は不必要。

オープンプレイからゴールできればなんの問題もないが、このような重要な試合なら、流れと関係ないところからも試合を決めたい。セットピースである。

さて、今朝『The Analyst』のたいへんに興味深い記事を見かけた。今シーズンのアーセナルのセットピースの進歩についての分析記事。

How Arsenal’s Corners Are Creating Havoc | The Analyst

このなかで、アーセナルがいまやっているコーナールーティーンが図入りで説明されていて、これが非常にわかりやすかった。そして、こんなにも毎回同じことをやろうとしていたのかと。

あとでブログ記事にするかもしれないので、詳細は触れないが、そのルーティーンを簡単にまとめると以下のようになる。

  • コーナーを蹴るのはインスウィンガー(右コーナーはサカ、左コーナーはマルティネリかESR)
  • 6ヤードボックスに4人を入れ密集状態をつくる(相手を入れて10人とか)
  • この4人のうちひとりがGKに張り付いてスクリーニング(ラカゼット/エンケティア)
  • チーム最大の空中脅威になるふたりがボックス際(ガブリエルとトミヤス)
  • キッカーがボールを放り込むと6ヤードボックスの3人が、相手DFを引き連れてニアへ
  • 空いたゴール前のスペイスにガブリエルとトミヤスが突っ込む
  • このときトミヤスとガブリエルはお互いのマークを外すため進路をクロス

みたいな。

もちろん、その都度こまかい調整はあるにせよ、コーナーでは忠実にこのルーティーンを繰り返していると。by ニコ・ヨヴァー。これで、すごい進歩があるのだから、セットピーススペシャリストってやつはやっぱりすげえですね。

アーセナルは最近はほとんど毎回これをやっているのだから、相手も学習していると考えるのが自然。しかし、セットピースでやられがちなチームがあるということは、適応、とくに学習能力が問題だということだろう。

リーズは今シーズン、コーナーから10失点していて、これはリーグワースト4位タイということなので、あまり学習できてないほうのチームということに。

したがって、アーセナルはこの試合で前回にひきつづき、セットピースからのゴールするチャンスはかなりあるんじゃないか。トミヤスがコーナーから決めたりすると、さぞかし盛り上がるでしょうなあ。

同じルーティーンを繰り返すのか、あるいはなにかまた新しいことをやるのか、今回もまたアーセナルの攻撃セットピースには注目。

それと、かならず3ポインツが必要なこの試合で、ゴールはもちろん最大の懸案ポイントになるが、いっぽうで失点のほうも、かなり気にせねばならない状況である。

アーセナルは直近6試合、すべてで失点。それまでの失点記録からすると、あきらかにゴール前守備が緩んできている。

もちろん失点を上回る得点をすれば試合には勝てる。だが、失点のためにより多く得点をしなければならない状況をつくってしまうのは、効率が悪い。

攻撃のセットピース同様、アーセナルのゴール前守備も注目しよう。

 

キックオフは、日本時間で明日5月8日(日)22:00。助かる時間。

アーセナルがイージーに勝ってしまいそうな予想もできるし、まさかの展開も全然予想できなくもない。ドキドキである。応援しよう。

COYG!



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