NLDでの悔しい敗戦から、昨日はToTがバーンリーに勝ったため(あのペナルティさえなければ……)、すでにテーブルでは彼らがアーセナルを2ポインツ上回り、順位が入れ替わっている。
何度も繰り返すように、彼らの最終戦はノリッチであり、シーズンでもっともイージーなフィクスチャのひとつ。3ポインツはかたい。ということは、アーセナルはここで彼らを上回らないかぎりは、CLの夢はついえたも同然。
したがって、アーセナルはここで敗けても分けても目標達成はかなり厳しい。希望をつなげるには、今回はインフォームな相手に、アウェイで勝つしかない。
NLDが今シーズン最大のビッグマッチだとおもったら、今回のニューカッスルが最大のそれになってしまった。というか、NLDで4位を決めてしまわなかった時点で、仮にわれわれがここでニューカッスルに勝っても4位はまだ決まらず。最後のエヴァトンがシーズン最大のビッグマッチに。ビッグマッチビッグマッチ云いすぎて、ビッグマッチがインフレしている。途中ビッグマック™を挟んでもわからないくらいである。
もし来年CLがなければ、思い描いているもろもろのプランも絵に描いた餅になりかねず。
この重要な試合をプレヴューしてゆこう。
アルテタの試合前コメント「敗戦は勝利よりも学ぶものがある」
試合前プレス会見。オフィシャルサイトより。
(どのディフェンダーがフィットしている?……)
アルテタ:いい質問だね! 明日にはもっと詳しくわかるだろう。だから、できるだけこの期間を長くしたいと思っているところさ。誰がどれだけ回復しているとか、誰の調子がどうだとか理解するために。明日になれば、もっとたぶんわかるはずだ。
(誰のニュースをいちばん待っている?……)
ベンとガビ。
(NLDについて……)
わたしは前を観ているよ。プレスコンファレンスのあとにも述べたように、わたしは前しか観てない。試合には敗けた。失望した。だが、われわれは回復の時間もあまりないし、月曜にはニューカッスルととても大きな試合がある。エナジーをもって完全に集中する。
(アントニオ・コンテの試合後コメンツ……)
わたしはニューカッスルに完全に集中している。
(トッナム戦のプレイについて……)
試合をとてもよくスタートした。そして最初の失点。あの決断で失点し、判断したり評価したりが難しい状況に陥ってしまった。しかし、云ったように、わたしは選手たちのことはとても誇らしかった。彼らがどう状況に対処しようとしたか。もちろん結果にはとてもがっかりした。
(敗戦のあと、選手たちから学んだことは?……)
彼らがいてくれてわたしはなんとラッキーなのかということ。困難にいかに立ち向かっていたか、月曜の試合にどれだけ期待しているか、目の前のチャレンジにどれだけ興奮しているか。なぜなら、全員が自分たちがシーズンを通してやってきたすべてをわかっているから。このポジションのためにどれほどのファイトが必要になるか。
(あのNLDはあなたのキャリアのなかで最低のときだった?……)
木曜もまたそのひとつだった。もちろんダービーに敗けることは、いつだって苦痛だ。試合のなかでああいう状況を体験してきたことも。しかし、おそらく、勝利よりももっとたくさん学ぶものがある。だから、ときにああいうことを経験するのはいいこともある。
(あの敗戦で選手たちの自信レヴェルが傷ついている……)
そういう可能性はあったし、自分たちがいまいる場所からすれば、過去にもたくさんのことが起きたし、経験してきた。われわれには経験があるから、できれば月曜にはそれが役に立つといい。
(選手たちから観たいリアクション……)
彼らがわたしに毎日見せている興奮がある。今日元気いっぱいで彼らがやってきて、最高レヴェルでパフォームする気はマンマンだ。
(1月からのニューカッスルの進歩……)
エディ(ハウ)とコーチングスタッフがやっていることを観ることができる。彼らはすぐにプレイを調整しようとして、何度かフォーメイションも変更した。しかし、その後には彼らはかなり安定していて、わたしが思うにとてもいいやりかたでターンアラウンドしてきた。彼らにはそれがよかった。
(St James’ Parkはどんな雰囲気になりそう?……)
これぞPLという。アウェイのグラウンドに行き、そうしたときを経験するのはグレイトなことだ。アスリートとして、そういうところで舞台に立ちたいし、そうした試合でプレイできるのはラッキーに感じるだろう。
(ケガ人にどう対応していく……)
ワークさせるためにあるポジションは調整の必要がある。われわれにはもう十分なディフェンダーがいないし、そのポジションで経験のないアカデミー選手しかいない。彼らはセントラルディフェンダーでもないし。だから、やりかたを探ることにはなる。
(ホワイトとガブリエルがフィットする可能性……)
見込みでしか云えないが、わたしはなんとでも云うだろう! 明日ならもっといい答えができる。あるいはもしかしたら、試合の日までは答えられないかもしれない。いい答えができるといいのだが。
アルテタ「わたしは文句を云わない」
「文句を云ってばかり」というNLD試合後のコンテのコメントについて、オフィシャルサイトでの書き起こしから省略されている部分があるようだ。『The Guardian』より。
アルテタ:わたしがこの2年半でやろうとしていたのは、文句を云わないということだよ。
わたしには不満もないし、木曜のことについても文句を云わなかった。わたしが云ったのは、わたしが試合で観たものについて、明快に評価することはできないということ。それだけだ。
われわれが何をしようとも、われわれは正しいやりかたでクラブを守る。いつもやっているように。この前の夜も同じようにやろうとしていただけ。わたしは明快で率直であろうとした。
わたしはそれが自分の仕事であり、責任であると考えている。わたしがクラブの利益について語り、みんながどう感じているか表す。もしそれができないのなら、やらないほうがいい。
“If I say what I think I am suspended for six months” これは不平不満ではない! 屁理屈か(笑い)。
正にビッグゲーム。
こうして毎試合ビッグゲームと言えるのもそうゆう順位にいてまだチャンスがあるからなんですよね。
ここ何年かはこうしてシーズン終盤に何かをかけたしびれる試合を見れてない気がするんで、やっぱ今季はよくがんばってるんですよ。
チームも選手もアルテタもわれわれも、ほんとにむくわれてほしい。
とにかくネバーギブアップ。
COYG