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【マッチプレビュー】21/22EPL ニューカッスル・ユナイテッド vs アーセナル(16/May/2022)新・最大のビッグマッチ

試合結果予想

BBC Sports (Lawro’s prediction)  N/A

Sky Sports (Jones Knows)  N/A

WhoScored.com  2-2

試合のみどころ

ニューカッスルがどうこう以前に、アーセナルは自分たちの問題に正しく対処する必要がある。

それはもちろんセンターバック危機への対応。

ホワイトが微妙なフィットネスのなか、ホールディングが愚かなプレイでサスペンションであるだけでなく、ケガでガブリエルまで失ってしまったことで、シーズンのこの決定的な場面でCBは危機的な状況に陥っている。

NT・トミヤス・ホワイト・セドリック

の4人でスタートが濃厚だろうが、バックアップがいないため綱渡りになる。もう、この4人しかいないためしょうがない。

CBのオプションとしては、ジャカとエルネニーもいるので、スタートのCBになにかあれば最悪の対応はできる。が、彼らをCBにすると今度はCMのデプスが心もとない。NTよりもおひさしぶりのサンビ・ロコンガがいきなり登場で、果たしてこのようなタフな試合で競争力を発揮できるかどうか。

それに、ジャカもエルネニーもCMでかなり重要な役割を担っているため、できればピッチの中央から外したくはない。この試合にジャカがいなかったらと想像すると、かなりマズいだろう。

それと、トミヤスとホワイトのポジションに調整があるかどうかも注目したい。

ふつうに考えるとホワイトは慣れたRCBで、両足使いのトミヤスが日本でもプレイしているLCBになる可能性が高いと思われるが、NLDの反省のひとつはトミヤスを左に置いてしまったことだったように思う。そのせいで、セドリックとホールディングはソンの対応を誤った。

今回は対戦相手にアラン・サン・マキシマンがいて、彼もまたペイスとテクニックでアーセナルの右サイドをプッシュしてくるはず。11月の対戦では、トミヤスはサン・マキシマンにかなりいい対処をした。そのような理由から、アルテタが、トミヤスを右(RCB)、ホワイトを左(LCB)という選択をするかもしれない。

なお、笑える話としては、フランスでヤングPOTYに選出されたばかりのウィリアム・サリバをこの試合に呼び戻すという。彼はマルセイユの最終戦はサスペンションだそうで(フランスリーグ独自ルールがどうとか)、今年もアーセナルのPLスクワッドには登録されているため、帰ってきて即プレイできるのではないかと。ま・そんな話聞いたこともないので、ないだろうけども。

アーセナルはNLDで失点しているため、これでPLでは8試合連続失点となってしまった。最近は、あれだけ強固だと云われていたセットピースから失点するなど(2試合連続)、守備がどうかしている。

だが、どうかしていると嘆いたところで、CB危機もあるし(もともとFB危機でもあった)すぐには改善は期待できない。ということは、この試合も失点する可能性が高い。となれば、やはりわれわれはこの試合に勝つには複数ゴールが必要になる。幸いなことにニューカッスルは好調なシーズン後半も、得点力はさほどではない。2点差以上で勝った試合は、エヴァトン(H)とブレントフォード(A)、ノリッチ(A)だけ。

攻撃に関しては、最近スタートがつづいているマルティネリをESRに変えるならそろそろかもしれない。ロテイションができないスクワッドデプスのなかで、唯一といっていいほど変更可能なのが左ウィングで、肉体的にもフレッシュな選手をつかいたい。

今回はLBにヌーノ・タヴァーレスが起用される可能性が高く、NTとマルティネリの相性問題もある。

左ウィングのESRは、オーヴァラップ/アンダーラップしてくるLBをつかって自分も活きようとするが、マルティネリはボールを持ったら、まず相手DFと対峙し自力で打開することを考える(ダメそうなときだけ後ろか中央に戻す)。ゆえに精力的にピッチを駆け上がっていくLBのエナジーが無駄になりかねない。あるいは、そこでマルティネリがチャレンジしてボールを失えば、NTが空けた背後スペイスがリスクになる。

かといって、NTの攻撃力を使わないのは宝の持ち腐れ。

ヌーノとの相性はESRのほうがいいのは明白で、今回は左サイドの総合力やフィットネスを考慮して、ESRの出番を予想する。トミヤスのLBだったら、むしろマルティネリのほうがよいだろう。

ところで、今シーズンのアーセナルはドロウが極端に少ないというのをご存知か。ドロウ3は、リーグトップ。

アーセナル(21)はチェルシー(20)よりも勝ちが多いのに、現時点で4ポインツも差があるのは、ドロウが少ないからだ。ドロウより勝ちが多いのは、ポジティヴに受け止めることもできるが、同時にドロウより敗けが多いということでもある。ギリギリのあらそいで、敗け試合を引き分けに持ち込んでいたら、いまの順位は変わっていたはず。

それと、このブログでもアーセナルのレジリエンスについて書いたときにも触れたように、アーセナルはリードされた試合で極端に弱い。今シーズンは相手に先にゴールされた11試合で、なんと10敗。このチームは、リードされると、逆転はおろか引き分けに持ち込むこともできていない。

この試合でも相手にリードを奪われる可能性は大いにある。そうしたときに、いかに追いつき、追い越すか。今回の結果はドロウでは十分ではないため、万が一相手にリードを許すなら逆転する必要がある。

残り2試合、ToTとの競争では、すでにGD(※13に開いた)は問題ではない。

あまり想像はしたくないが、最後の最後ではセットピースでGKを上げることもやらねばならないだろう。

そんなことをしなくても済むような試合を望む。

 

NLDに敗けたとき「あとの2試合勝てばいいんだから問題ない」みたいなことを云うひとを界隈でちらほら見かけた。このブログにもそんなコメントをくれたかたもいた。

正直、たいそう勇気づけられたよね。

ぼくなんかは、性格的にすぐになんでも心配になってしまってお腹が痛くなるタイプなんだけど(笑い)、まあそのとおりなのだ。勝てばいんです。

逆にToTは、あんだけヤバい選手を抱えながらCLが危なくなってるとか、どうなってんだよ。おかしいだろ。

われらはここからあっさり2勝しよう。

今回はPLアウェイの最終戦ということで、アーセナル名物の「アウェイ大はしゃぎ」も楽しみだ。

ここで勝てないアーセナルなら、もうあきらめるしかない。

 

キックオフは、日本時間で5月17日(火)早朝4:00。

勝ちますように。

COYG!



 

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お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

One Commnet on “【マッチプレビュー】21/22EPL ニューカッスル・ユナイテッド vs アーセナル(16/May/2022)新・最大のビッグマッチ

  1. 正にビッグゲーム。
    こうして毎試合ビッグゲームと言えるのもそうゆう順位にいてまだチャンスがあるからなんですよね。
    ここ何年かはこうしてシーズン終盤に何かをかけたしびれる試合を見れてない気がするんで、やっぱ今季はよくがんばってるんですよ。
    チームも選手もアルテタもわれわれも、ほんとにむくわれてほしい。
    とにかくネバーギブアップ。
    COYG

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