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アーセナルFCがエミレーツスタジアムの新しい外壁アートをお披露目

昨日アーセナルFCが、かねてより伝えられていたエミレーツステイディアムの外壁アートの完成をお披露目していた。

まずはこちらの映像をご覧あれ。もうとっくに観てると思うけど。

今回あたらしくなった8面の装飾は、クラブの歴史、伝統、フィロソフィ、アイデンティティ……「アーセナルファミリー」をレペゼンするテーマで、数々のアイコニックなモチーフ、レジェンドがあしらわれたデザイン/グラフィックがどれも印象的。ファンがさらに誇らしくなるような立派なホームスタジアムのリニューアルとなった。



エミレーツの外壁装飾をリニューアル:アーセナルファミリーのためのプロジェクト

今回お披露目されたキャンバスの総面積は、ピッチのそれにも及ぶという8つの巨大なアート作品。これがどのようなものか、各メディアも伝えているが、ぼくが観たところ、AFCオフィシャルサイトがもっとも内容が豊富で読み応えがある。

New artwork revealed for Emirates Stadium

※このサイトは、モバイルユーザはぜひスクリーンを横にして観てほしいとある

この特別サイト、コンテンツもボリュームがあって充実しているが、しばらく読んでいて最後にババンとこれが出てくるとけっこう感動する。映画みたい。

まずは、AFCからのメッセージ。

エミレーツ・スタジアムの外観を飾り、ロンドン北部のスカイラインを一変させ、クラブの本拠地を文化的ランドマークとして再定義する、8つの新しいアート作品を発表することを誇りに思います。

ターナー賞受賞アーティストのジェレミー・デラー、高い評価を得ているアーティストのルーベン・ダングール、著名なグラフィックデザイナーのデイヴィッド・ルドニックが、多様なサポーターとともに、2022年4月に始まった一連の協議の中でデザインプロセスをリードしてきました。

ワークショップでは、2023年以降に私たちが目指すものを表現した8つのアートピースを制作するために、私たちの遺産、文化、コミュニティに関するインサイトを集め、デザインしました。

それぞれの作品には異なるテーマがありますが、私たちの豊かな歴史、コミュニティの価値、進歩の絶え間ない追求を称えることで統一されています。

このプロジェクトは、100人以上のサポーター、レジェンドとその家族、そして多くのクラブスタッフの貢献によってのみ実現しました。 白紙の状態から始まり、世界中のサポーターの情熱、愛情、知識を活用し、クラブに対する誇りを表現するアートを制作しました。

新しいアートワークを実現するために貢献した多くのサポーターの中には、ケリー・スミス氏をはじめとする伝説的な選手や、ジョージ・アームストロングの娘ジル・アームストロング氏、デイヴィッド・ロカストルの家族、エディ・ハップグッド氏の娘と孫のリン・ハップグッド氏とジェイク・ハップグッド氏、テッド・ドレイク氏の息子とひ孫のグラハム・ドレイクとリアム・ハーディング、レジ・ルイスの連れ子リチャード・スタブスなどの亡くなった人々の子孫の方々が含まれています。

以上 DeepLにて翻訳

つづいて、VVことAFC社長、ヴィナイ・ヴェンカテシャンのコメント。

VV:これは、ここイズリントン、そして世界中にいるたくさんのアーセナルファミリーなしには実現しなかった、すばらしいプロジェクトです。全員の貢献なしには、われわれもこのプロジェクトを進めることはできず、それは彼らの情熱と献身のたまものです。

このプロジェクトは、われわれのサポーター、コミュニティ、レジェンド、そしてスタッフがひとつになって実現しました。まさに、アーセナルコミュニティを盛大に祝福するもので、アーセナルファミリーのためのデザインであり、アーセナルファミリーによるデザインです。

特別サイトにも、このアート作品群のメイキング映像がすこし流れる部分がある。そこでは、まずサポーターを集めたワークショップで彼らに意見を訊くシーンがある。まさに、アーセナルのファンのためのデザインをつくろうというコンセプトだったことがわかる。

Q:「togetherness(一体感・連帯感)とは何でしょう? そしてあなたにとってアーセナルとは?」というアンケート。

「アーセナルのDNAのなかに含まれるもの」

Equality(公平性・平等)、Inclusivity(包括性=誰も排除しない)、Belonging(帰属)、Doing the right thing, even when nobody is looking(正しい行い、誰も観ていなくとも)、Community work(地域社会への貢献)、Highbury(ハイバリー)、A Tradition of giving(与えることの伝統)、Supporters Clubs e.g. Gay Gooners(サポーターズクラブ、例:ゲイ・グーナーズ)

エミレーツを彩る8つの美しいアート作品たち

ひとつづつ観てゆこう。

以下の説明は、AFCのサイトと『GOAL』(チャールズ・ワッツ)の記事をもとにした。

1. Victoria Concordia Crescit(Victory Through Harmony:調和からの勝利)

“Victoria Concordia Crescit”というのは、もちろんAFCの代表的スローガン。1913/14シーズンから使用されているということ。

フランス革命の絵画(新古典主義)からインスピレイションを受けたスタイルで、Ian Wright、David Rocastle、Tony Adams、Eddie Hapgood、Marieanne Spacey、Alex Scott、Jayne Ludlowを含む12人のレジェンドが描かれている。

2. Remember Who You Are(自分は誰なのか思い出せ)

デイヴィッド・ロキャッスル:Remember who you are, what you are and who you represent.

(自分が誰か、自分が何者か、誰をレペゼンしているのかを思い出せ)

かつての、いまはなきAFCのホームであるハイバリー・ステディアムへのオマージュ。フットボール界の傑作建築のひとつと云われたハイバリーのイーストスタンドを描いている。

ワッツによれば、この作品はファンにもっとも人気のひとつになるはずと。

ホワイトハートレインでPLタイトルを勝ち取った2004年のArsene Wenger(Arsene Knowsのバナー)。それと、Ian Wright、Thierry Henry、フェイマスバック4のLee Dixon、Tony Adams、Steve Bould、Nigel Winterburn。この4人は揃って象徴的なオフサイドポーズを取っている。

ほかには、Kenny Sansom、Ted Drake、Cliff Bastin、David Danskin、Herbert Chapman、George Graham、Alex James、Ken Friarら。

ジョージ・グレアムやアラン・スミスは自分といっしょに記念撮影。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

3 Comments on “アーセナルFCがエミレーツスタジアムの新しい外壁アートをお披露目

  1. ARSENAL JAPAN
    左下4つ目に赤富士に太陽の柄でありますよ。(^.^)

      1. 富士と太陽で大砲を表してる。
        日本らしいデザインですね。

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