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【2023冬ウィンドウ】カイセドのアーセナル移籍は実現するか?【あと3日】

アーセナルがいまかなりプッシュしている、ブライトンのモイセス・カイセード(Moisés Caicedo)。盛り上がってますな。

ぼくもtwitterとredditなどでずっとニュースを追いかけているけど、スピードが早すぎて。いま日本時間午前=UKが深夜のタイミングで、直近の情報をまとめるならいましかないという。

冬の移籍ウィンドウは今日を含めてあと3日。シティとのFAカップでトーマス・パーティが故障して、エルネニーも離脱している現在、アーセナルはどうしてもCDMを確保しなきゃならなくなっている。

およそ20年ぶりのPLタイトルがかかった非常に重要なシーズン。アーセナルはシーズン後半に向け、期限までにあたらしいNo.6を迎えられるだろうか。



移籍市場期限が迫るなか、アーセナルがカイセド獲得へプッシュをつづける

アーセナルが、ブライトンに最初のオファーを行ったのが一昨日。£60m(アドオンなし)のオファーで、これをブライトンはお断り。

そして、昨日アーセナルはこれに£10mのアドオンをつけた総額£70mでさらなるオファー。これもブライトンは断ったようだ。

Arsenal submit a second offer worth up to £70m for Moises Caicedo

そしてそして、比較的あたらしい情報として、日本時間今朝早朝にエクアドルのジャーナリストが報じたのがこれ。信ぴょう性は不明。

アテンション(パトランプ)

アーセナルは、エクアドル代表のモイセス・カイセドを獲得するため、ブライトンに£5mを増額した最新のオファーを送った。

カイセドの代理人は、ブライトンのオーナーを説得できることを望んでいる。

これは、£65m+10mアドオンなのか、それとも£60m+15mアドオンなのか不明。このtweetのリプライにもその質問があるが、彼は反応していない。いずれにせよ、この3回めのオファーで「5mを追加した」というのだから、総額£75mのオファーということだろう。

一説によると、ブライトンの選手の評価額は£80mとも云われており、それがたしかなら、そこまでもう5mと迫っている。

ちなみに、うっかりスルーしそうになるが、この金額で決まれば、アーセナルにとってはニコラ・ぺぺのそれを超えたクラブ記録の移籍金になる。それだけ必死。

選手は移籍希望でトレイニング拒否&FAカップのリヴァプール戦も欠場。代理人も移籍を後押し

カイセドの移籍希望は、昨日伝えられたとおりで、本人が移籍を認めてくれるようクラブとファンに公に訴えている。彼は、間違いなくこの冬に移籍を実現したい。

また、彼は昨日のチームトレイニングには参加しておらず、今日のFAカップ リヴァプールでもスクワッドに含まれないという事態に。クラブによっては、罰を受ける行為だろう。

ところで、彼がチェルシーに移籍したがっているという報道もあるが、ぼくがもろもろのニュースを観ているところでは、当初彼がチェルシーに移籍したがっていたのは事実ながら、それはアーセナルがオファーをする前のことで、本人としてはとくにチェルシーにこだわりがあるわけではないようだ。とにかく、ビッグクラブへ移籍したいというのが真相のように観える。

そういう意味では、アーセナルも十分チャンスがあるし、まだチェルシーに土壇場で奪われる可能性も否定できない。Mudrykの悪夢ふたたび。

いっぽうであるジャーナリストによると、彼がこの冬に熱烈に移籍を希望するようになったのは、アーセナルがオファーをしているからという説もある。アーセナルはいまタイトルを争っている。

それと、いま代理人を含めた選手サイドが、積極的にクラブにこの移籍を認めてもらうよう説得しようとしているが、その説得材料として、彼の直訴メッセージにもあるように、この移籍が実現したときの巨額の移籍金があるという。

いま移籍するなら、ブライトンをかなり潤すことができる。だが、夏になればアーセナルやチェルシーにもほかにCMのオプションが多数うまれ、ブライトンが得られる移籍金がもっと下がる可能性がある。だからこの移籍をいま実現することに、選手もクラブもお互い大きなメリットがあると。

ブライトンがアーセナルに「not for sale」を伝える

一連の報道で、一貫しているのはブライトンの態度。彼らは、カイセドをこの冬に売る気がない。彼の移籍希望宣言のあとも姿勢を変えていないという。

したがって、ひろく伝わっている彼らの£80mという選手の評価額をどこまで信用してよいかはわからない。

とにかく2月1日まで表に出て来ないで、頭を冷やしてなさいと、クラブは彼に伝えたようだ。彼のトレイニング拒否もFAカップでプレイしないことも、おとがめなしかもしれない。

ブライトンはアーセナルとの直接交渉の場でも、「今月の彼は非売品である」と伝えているという。

ブライトンの姿勢としては、カイセド本人のビッグクラブへ移籍したいという意向も理解しつつ、どうしてもあと半年我慢してもらいたい。

カイセドのアーセナル移籍が実現するには?

状況を俯瞰するに、デッドラインまでの時間がせまるなかで、カイセドのアーセナル移籍はかなり難しいように観える。

ブライトンの姿勢は明確だし、選手サイドがプッシュしているとはいえ、彼もべつにブライトンを憎んでいるわけでもないだろうから、あと4ヶ月だけでいいから残ってほしい(夏の退団は許可するから)と云われれば、そこまで頑なになる理由もないように思われる。ここで移籍できないからといって、彼の未来が閉じるわけでもない。

なにより、ブライトンは一応はアーセナルのPLのライヴァルであり、現在争っているステイジで直接の利害はなくても、ここでキープレイヤーを渡せばアーセナルをかなり援助することになることはわかっている(PLでの争いという意味では、現在はチェルシーのほうがより競合しているが)。この移籍を許可するには、それなりの理由が必要だ。

この移籍が実現するには、なにが必要だろう?

そのひとつは、もちろんアーセナルがブライトンが断れない金額でオファーすること。それが、彼らの選手評価額と云われる£80mで十分なのかどうかわからないが。

Mudryk同様、アーセナルがこのあとさらにオファーを釣り上げるかどうかもわからない。ここでチェルシーにちょっといいカウンターオファーを出される(そしてアーセナルはあっさりあきらめる)ほうが、ありそうな展開に思える。

この移籍にも大いに関わるだろうトーマス・パーティのケガについては、各種情報ではその後の検査で大きな問題はなかったようだ。だから、CDM補強の必要度がほんのすこしでも下がったかもしれないと考えると、札束でひっぱたく的なやりかたはますますないような。

あとは、ブライトンが納得できる代替選手を取ること。

これについては、界隈ではほとんど注目されていないようだが『Football Insider』が、もしブライトンがRBライプツィグのAmadou Haidaraを獲得できれば、カイセド移籍を認める可能性があると伝えていた。

Arsenal news: Brighton could be willing to accept new Caicedo bid

『FI』も、ファンのあいだではあまり信用度の高いメディアではないため、どこまで信じていいかわからないが。

あと期待できるものがあるとすれば、ミラクルな交渉くらいか。。

ブライトンとアーセナルとの関係では、リチャード・ガーリックの存在が大きいという話があって、彼のハードネゴシエイションに期待するとか。

もちろん、彼は元PLのえらいひとで、現在はアーセナルの移籍交渉担当。各クラブのえらいひとたちをよく知る人物。

まあ、これはもしこの移籍が実現したら、彼がとくに称賛されるというくらいの話かもしれない。

すでに時間切れ間近。アーセナルはプランBへ行くべきか

エドゥのオフィスでは、いままさにこの検討をしている最中だろうか。

あるいは、すでにカイセドはあきらめて、つぎのターゲットとの交渉に入っているかもしれない。時間はすこしも無駄にできないから。時間が短くなればなるほど、ほかのターゲッツとの交渉も難しくなる。

となると、それはいったい誰か。

これまで話題になっていたCMは、わりと難しい選手ばかりなんじゃないか。

ヴァヤドリッドのZubimendiは、いずれにせよシーズン後半はクラブに残留希望で、いまこの瞬間に選手が必要なアーセナルのニーズとは合わない。

それとユヴェントスのMckennieは、リーズに移籍間近という直近の報道。

エヴァトンのOnanaは、どうだろう。エヴァトンもPLのチームだと考えると本人のつよい希望でもなければ、これも難しいような。彼らはいま降格圏で競っているチームで、クラブを売却しようとしていることもあり、クラブの価値を維持するためにも絶対にPL降格は避けたいだろう。Onanaがいい選手であればあるほど、エヴァトンは手放したくないはず。

個人的に気になっているのは、ヴィトーリア・ギマラエシュのIbrahima Bamba。番場さんていうからつい日本人かと(これは冗談)。

彼もアーセナルのターゲッツのひとりと云われ、先日は彼の代理人がロンドンを訪れていたことも、複数のクラブと交渉していたこともわかっている。

アーセナルのCDM候補リストのどのあたりにいる選手かわからないが、ウィンドウクローズ間際のサプライズがあるとすると、このあたりかもしれない。€30mという金額もリアル。

 

移籍ウィンドウが閉じるのは来週火曜。ひきつづきチェックしていこう。

おわり



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6 Comments on “【2023冬ウィンドウ】カイセドのアーセナル移籍は実現するか?【あと3日】

  1. カイセドの80〜100mは妥当。ブライトンには申し訳ないけれど、大金で取れるなら取るべき。今のアーセナルの状況を見て、来たいと思ってくれるなら、そのアドヴァンテージ来夏には無くなってしまうわけだし。

    プランBは、新しいDMを取るより、フレスネダを取って、ホワイト、トミヤス、ジンチェンコの誰かをコンバートがいいと思います。ロコンガはずっと厳しい。

  2. 今冬カイセド取れれば優勝も現実的になるし、
    そうでなければはっきり言って二位があり得ますからね。
    フレスネダは取れてもローンバックという話ですがどうなのでしょう。
    あとはキヴィオルDMF起用ですね。

    1. フレスネダのローンバックという話忘れてました。キヴィオルはまだ謎ですね。

  3. カイセドに注目を集めておいて、しれっと、ティーレマンスとか。無いか…
    彼は6月で契約切れだそうなので、そこから他チームと競合する前に安く獲得するとかないかな。
    妄想ですけど。

    1. ウナヒがなぜかマルセイユらしく、
      レスターは中盤の代替候補を逃しているから難しいでしょうね。
      契約延長交渉は実らないでしょうけど、
      とにかくレスターは金欠なのでしょうね。
      そういう意味では大金使えばパニバイできるかもしれないけど…
      エバトンが降格準備の為に早くも現金化を始めているようですね。

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