今朝、twitterをチェックすると「Mudrykがメディカルのためにロンドン行きの飛行機に乗った」という文字列が目に入って、お・これはようやく決まったかと。アーセナル移籍が。
さらなる情報を確かめようとTLを遡っていたら、あなた。おらもさすがにびっくらこきましたね。
なんと、チェルシーがアーセナルの3回めのオファーを上回るオファーを出してシャフタールと合意したというのですな。
ちょっと信じがたいが、現実のようだった。Joao Felixにつづいて、チェルシーがふたりのアーセナルのターゲッツを連続ハイジャックするとは。
この現地昨日時点での驚きのニュースと、思うところについてすこし。
チェルシーがシャフタールとMudryk移籍で合意
Exclusive: Chelsea have reached an agreement with Shakhtar Donetsk for Mudryk. €100m fee agreed between parties today after mission. 🚨🔵 #CFC
Chelsea now pushing on player side — as Mudryk priority has always been Arsenal.#AFC bid remains €95m add ons included. pic.twitter.com/PoIddYaARC
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) January 14, 2023
Mykhaylo Mudryk to Chelsea, here we go! Documents are being exchanged between Chelsea and Shakhtar. Deal will cost €100m package as Ukrainian club always wanted. 🚨🔵 #CFC
Mudryk, arriving in London tonight.
Medical tests booked on Sunday then he will sign contract until 2030. pic.twitter.com/mVxODeLYqn
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) January 14, 2023
ロマーノ:<独占>チェルシーがシャフタール・ドネツクとMudrykの移籍で合意した。本日€100mの移籍金で双方が合意。
チェルシーは現在選手サイドにプッシュしている。Mudrykのプライオリティはアーセナル。アーセナルのアドオン含め€95mオファーはまだ生きている。
Mykhailo Mudrykがチェルシーへ。Here we go! すでに書類はチェルシーとシャフタールで受け渡し済み。取引はウクレイニアンクラブが望んでいた€100mパッケージに。
Mudrykは今晩ロンドンに到着。メディカルテストが日曜に予定されていて、そのあと2030年までの契約にサインする。
🚨 Chelsea exec Paul Winstanley & senior #CFC board member in Turkey working to sign Mykhailo Mudryk from Shakhtar Donetsk. Talks around €60-70m fixed; €30-40m adds. #Shakhtar + 22yo open to getting it done. W/ @AdamCrafton_ @SJohnsonSport @TheAthleticFC https://t.co/LlFyvfQvho
— David Ornstein (@David_Ornstein) January 14, 2023
🚨 Chelsea have reached an agreement with Shakhtar Donetsk for Mykhailo Mudryk. €70m + €30m add-ons. 7+ year contract agreed. Leaving Turkey for London to undergo medical. Not signed yet but done deal. W/ @SJohnsonSport @AdamCrafton_ @TheAthleticFC #CFC https://t.co/LlFyvfQvho
— David Ornstein (@David_Ornstein) January 14, 2023
オーンステイン:チェルシーのエグゼクティヴPaul Winstanleyとボードメンバーが、シャフタール・ドネツクのMykhailo Mudrykとサインするためにターキーにいる。交渉中の移籍金は、€60-70mが固定に€30-40mのアドオン。シャフタールと22才は、交渉成立に向けてオープン。
チェルシーがシャフタールとMudryk移籍で合意した。€70m+€30mのアドオン。7年契約にも合意。選手はメディカルのためにターキーからロンドンへ。まだサインはしていないが、契約は成立した。
FC Shakhtar president Rinat Akhmetov and Chelsea co-owner Behdad Eghbali discussed Mykhailo Mudryk’s transfer to Chelsea FC today.
Parties are very close to agree on player’s transfer to the club.#Shakhtar pic.twitter.com/IoHOaFRfn5
— FC SHAKHTAR ENGLISH (@FCShakhtar_eng) January 14, 2023
シャフタール英語版:FCシャフタールのプレジデントRinat Akhmetovと、チェルシーの共同オーナーBehdad Eghbaliが、本日Mykhailo Mudrykのチェルシー移籍について交渉をしている。双方、移籍合意にかなり近づいている。
クラブ公式がこうして、完了前の交渉を伝えるのも珍しいような。(※チェルシー公式も同内容を伝えているようだ)
まあ、いずれにしても終わった。
伝えられている移籍金は総額€100m(オーンステインによれば€70+30m)。まさにシャフタールが主張していたとおりの金額。
それと、選手のサラリーについては巷では「£200kpw」と云われているようだが、ソースが見つからず。
というか、チェルシー系の情報でさえ「選手給与はあきらかでない」と云っているので、いまのところその金額は噂にすぎないようだ。ただ、そのチェルシー系の情報で「彼は最高給のひとりになる」とか、あるいはTalkSportのようなメディアで「彼のチェルシーでの給与が£250-300kでも驚かない」のように云われているところを観るに、£200kpwというのは、あながち見当違いでもなさげ。
TalkSportでは、アーセナルと選手のサイドで合意していた給与額が、£100-150kpwのレンジだったいうので、それと比較すると2倍のオファーということになる。
まあ、いずれにしても今回もチェルシーには「ファイナンシャルパワー」でやられた。
ウクライナリーグの22才に€100m。予想外の大金で決着
いくらCLで活躍していたとはいえ、東欧のマイナーリーグでプレイする22才に100ミリオンはクレイジー。アーセナルが出したオファーも驚いたが、さらにその上を行くとは。
Mudryk移籍案件でソーシャルメディアでの存在感を増していた、例のウクライナのジャーナリスト氏にも、最終的にこの金額で彼が取引されたことは意外だったようだ。
Розумію розчарування вболівальників Арсеналу. Я дуже здивований, що обидва клуби були готові віддати за Мудрика такі великі гроші. Перша пропозиція Арсенала цієї зими – найсправедливіша ціна за українця, яка відповідає його нинішньому рівню.
— Yehor Danylov 🇺🇦 (@yehor__d) January 14, 2023
アーセナルファンのフラストレイションは理解できる。わたしは両方のクラブがMudrykに対して、ここまで大金を出す気があったことには非常に驚いているんだ。この冬のアーセナルの最初のオファーが、いまの彼のレヴェルにはフェアな金額だった。
アーセナルの最初のオファーというのは、総額£55m(€62m)というアレ。最近のウィンガーの移籍相場を観ても、十分に思える。
もちろん、アーセナルがそれ以上の価値を彼に見出していたということでもあるし、チェルシーもそうなんだろう。いや、彼らはアーセナルのターゲットなら誰でもいいのかも。
今回の取引は、いろんな意味で興味深い移籍事例になったように感じる。
移籍交渉の裏側について妄想
ところで、これはぼくが勝手に想像していることだけど。チェルシーとシャフタールでは、こういう舞台裏での交渉があったんじゃないか。
つまり、アーセナルとの交渉中に首を突っ込んできたチェルシーは、シャフタールに対して「アーセナルのどんなオファーより必ずいい条件を提示する」と約束した。「いい条件」というのは、金額の多寡だけでなく支払いのタイミングなども含めて。
Money offered for Mudryk by both Chelsea & Arsenal is quite similar.
Difference at the moment is Chelsea deal is weighted more towards what Shakhtar are looking for – faster payments for more achievable add-ons, basically.
Chelsea in Poland negotiating – what do Arsenal do next?— Mark Mann-Bryans (@MarkyMBryans) January 14, 2023
チェルシーとアーセナルのMudrykへのオファーにたいして差はない。違いは、チェルシーの取引のほうがシャフタールが望んだものに近かった。早い支払いと、より叶えられそうなアドオン。
昨今多くのクラブは、選手の移籍金を分割払いで支払うと云われているので、それが短ければ短いほどいい。もちろん、キャッシュ一括ならそうとう魅力的になる。
伝えられていた情報では、彼らはシャフタールサイドと接触しながらも、アーセナルが3回めのオファーを出すまで、オファーは出さなかった。つまり、アーセナルの最後の本気オファーが出るのを待っていた。
シャフタールはシャフタールで、ジェズースのケガで補強をあせっているアーセナルは必ずある程度は譲歩すると読んでいて、できるだけ希望額に近づくまでそれを待った。
アーセナルの3回めのオファーで、ついにチェルシーが満を持してカウンターのオファーを出したということは、アーセナルはシャフタールにもうこれが譲歩の限界(最後のオファー)と伝えていたのだろう。だから、それをチェルシーに伝えた。
そして総額で€100mという、アーセナルの最終オファーを少しだけ上回る、シャフタールの当初の希望で取引が成立したという。
NLDの試合前記者会見でのアルテタの様子だと、もう移籍は決まったも同然と思っていたかもしれない。シャフタールには、裏切られた。
裏切りのクラブ、シャフタール・ドネツク。おぼえておこう。
最近のアーセナルの交渉移籍のスピード感が遅く感じててめちゃめちゃ不安です。
方向も間違えてなさそうで、良く言えば丁寧なのですが…
クロンキへの当てつけかってくらい、Chelseaの moveはナゾっすね。
浮いた金でパーティと競える或いは凌駕できるMFをとってほしいです。去年パーティの控えがいなくてあれだけ苦しんだんだからそっちを優先して欲しい。
むしろ金をセーブできてよかった。アーセナルはひとつのポジションに100m費やせるほどスカッドが盤石ではないから、その金で2人くらい連れてくればいい。ラム爺さんの言う通り中盤はひとりほしい。
結果ジェズス二人獲得できる金額でPL実績もない以上、撤退は妥当かと思いました。ハイライト限りではそれはもう魅力的な選手ですが、ペペ然りサンチョ然り裏切ってくる例も数知れずの時代ですし、ツイートにあるように現に逃した(らしい)魚たちがいながら首位ですしね。フロントの判断を信じたいところです。
ただシティが思いの外取りこぼし始めているのでここでもうワンプッシュして欲しい気も、、
いやー残念です。
てか、チェルシー更に嫌いになりました!
ムドリクマジでサンチョ路線かぺぺ路線でお願いします!
レアルで控えやるくらいならアーセナルで先発がいいとか言ってた時点から、図々しいガキだなと思ってたので飴行ってくれておk
神経の図太さはさすがネイマールと言われるだけはあるなと
補強のプライオリティが最も高いポジションではないと思われるので、撤退は賛成。
サカのバックアップができるRWやトーマスのバックアップならプッシュしてても理解できる。LWは絶好調のマルティネリいるし、スミスロウやネルソンも考えられる分、運命じゃなかったと納得できる結末。そりゃ驚いたけども。
ウィンガー獲るなら、Armand Laurienté が面白そうです
(プレイ動画で見た限りですが)足元はmudryk より巧いです
前から思っていたことですが、まだ市場価値が上がりきっていない有望株を狙うほうがアーセナルらしいやりかたのような気がします…(それはもう昔の話なのかな?)
例えこの先、ムドリクが結果的に無双しようとも、
最重要事項でもなかったので、1億ユーロ使わなくてよかったと思います。
一番大事なのパーティとサカの控え。
それ以外は無理して欲しくありませんね。
ザハ、トロサール、ラフィーニャ。誰きてもクセ強ですね。
ノーロン見ながら思い出したのは、たしかクルゼフスキはグーナーだったはず。彼をシットホールから救い出すのも手かと。ソルキャンベルのよおに。
いや全く。リース、スミスロウがいるのにそこじゃないだろう、と。デクランライス、か、ベンホワイトのアンカー起用、か。いまティーレマンスがきても、ジャカがあまりにも良いだけに、サンビの上位互換ぐらいのイメージしかないですもんね。ならエンケティアかバログンをサカのポジションで使う方がよっぽど合理的。そろそろパティーノも使いたいですしね。それが我ららしさ。ジェズースのように、金じゃなくてアルテタプロジェクトに参加したい漢だけ取ればよい。