いやいや、予想外に苦戦してしまったな。
正直、いまのアーセナルが3部チームにそこまで苦戦するとは思わず。だが、後半にアーセナルがつぎつぎとゴールを決めると、結果はPLのトップと3部チームの試合としては順当なものになった。お仕事完了。
これで、週末の超重要なPLのNLD(A)にはずみをつけることができた。
この試合を振り返ろう。
Nketiah getting better and better – Arteta
アルテタの試合後コメント「エディはこのときをずっと待っていた」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプトより。
アルテタ:(タフな対戦だった)それは予想していたこと。とてもフィジカルなチームで、とてもいきいきとした観客。ピッチコンディションも、われわれが慣れているものとは違っていた。しかし、われわれはどんな状況でも勝たねばならない。よく競っていたと思う。
(HTには)調整をして、意図を示さねばならないと思った。より脅威になる必要があったし、ポゼッションでもすこしリズムがほしかった。それがうまくいった。
セカンドハーフには、こちらが試合を少しコントロールするようになり、スペイスへの攻撃もよくなった。とても危険になった。
彼(ヴィエラ)の持っているクオリティがあり、彼はファイナルサードで試合を決めることができる。彼にはそのクリエイティヴィティがあり、今日は試合に勝たせるふたつのとてもいいアシストでそのことを示した。
エディもとてもいいときを過ごしている。彼の自信は醸成されて、フィジカリーにもよくなっているように観える。彼は今日もまたいい試合をプレイしたと思う。
試合後のプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。
(難しい60分だった……)
アルテタ:イエス。この手の試合はいつでも勝つのがタフだ。多くの場面がフィジカルゲイムであり、それでこちらは受け身になった。彼らはとてもダイレクトなチームでもあり、われわれはある部分をもっとうまくコントロールしなければならなかった。
セカンドハーフには変更を加え、われわれがいくらか試合をコントロールし、そして試合に勝つ端緒を見つけた。
(セカンドハーフでの変更について……)
いくつかのことだ。とくに彼らのダイレクトプレイと攻撃に対応するため。われわれはその対処に苦労していたから。それとポゼッションのときも。もっとスピードが必要で、もっと脅威が必要だった。いい距離と、彼らをオープンにさせるためにあるスペイスを占領することが必要だった。
(ファビオ・ヴィエラのパフォーマンスについて……)
とても満足している。もちろん、彼は試合の勝利に貢献した。あれが彼のクオリティだ。ゴールをつくりだすこと。ファイナルサードで試合を決めること。ふたつのとてもいい瞬間が試合に勝つのに役立った。
ああいうファーストハーフでの始まりだったので、彼は常時マンマークされていたし、彼にはあまりスペイスがなかった。試合がとてもダイレクトになり、彼にもクリアになっていくと、だんだんとチームもよくなりだして、彼もスペイスを見つけた。あれが彼のゲイムだ。
(サブで下がったブカヨの様子……)
彼は大丈夫。問題ない。(He is fine. He’s fine.)
(エディの2ゴールズ……)
彼は素晴らしい落ち着きを観せた。彼はグレイトなフィニッシャーであり、ランのタイミングも完璧。最後の瞬間まで待つという意思決定が、彼のクオリティを示している。それだけでなく、彼の理解、ワークレイト、どんどんよくなっていると思う。彼にはとても満足している。
(エディのフォームを考えたとき、アプフロントにはさらにデプスが必要なのかどうか?……)
問題はひとりしかいないということ! それに、その状態でジェズースが戻るまで何ヶ月もあるのはまずい。われわれは、いまいる選手たちのベストを引き出さねばならないし、そこに何人か補強をできるなら、それはグレイト。
(つぎのラウンドではマンシティと対戦……)
それがこのコンペティションさ。FAカップでは、トップチームともプレイせねばならない。それは毎年経験している。
(FAカップのシティ戦とPLのシティ戦がかなり近い件……)
そうなったとしか。それは決まったことだし、同じチームと違うコンペティションでプレイしなければならず、わたしはもちろん試合に勝つ準備をする。リーグとの試合とはかなり異なる試合になるはず。だが、われわれはお互いをとてもよく知っている。どのチームもお互いをよく知っているし、それで何かを大幅に変えることになるとは思わない。
(去年のサードラウンドでノッティンガム・フォレストに敗けた……)
われわれは今日(スターティングを)7人を変えた。すぐ始めから違う試合になっていたと思う。われわれが話していたことは、われわれは教訓から学ばねばならないこと。そして、われわれは自分自身がレペゼンしているクラブについてよく知る必要があること。クラブの歴史は、このコンペティションにとても関係が深い。だから、選手たちは、それを正しく理解していたと思う。
(ミドフィールドを変えた……)
この試合のなかに、ふたつの異なる時間があった。もちろん選手によってピッチでの時間が長い選手とそうでない選手がいる。そして、われわれが進歩・改善させねばならないいくつかのことがある。それがわたしの仕事だ。
このコンペティションではサブがとても重要。5人サブがあり、それを正しいときに利用する必要がある。彼らがインパクトになり、それがわれわれが望んでいたこと。
(スミス・ロウの出場……)
よかった。彼がプレイしていたときから4ヶ月もたった。彼に時間を与えるには完璧なときだったと思う。これから彼は準備万端になっていかねばならない。最高レヴェルでプレイを始めること。なぜなら、われわれは彼が必要になるから。
(エディの素晴らしいフォーム……)
彼はこのときをずっと待っていた。彼はずっと我慢していて、このときのために正しいマインドセットで準備をしていた。だから、彼は準備できているように観えるのだろうし、ああして彼のパフォーミングができている。
以上
モー・エルネニーの試合後コメント「このクラブのためのゴールは特別」
ヴィエラの完璧フリーキックから頭でG1。AFCオフィシャルサイトより。
エルネニー:ぼくらは今日の試合の勝利がどれほど重要かわかっていた。つぎの試合はダービーだから。そしてアウェイでも勝つ自信を得ること。これでつぎのラウンドへも行ける。
ダービーはみんなにとって特別な試合だから。自信マンマンでそこへ行き3ポインツを取る。
今日はタフな試合になると思っていた。オックスフォードにはシーズンのひとつの試合でありつつも、大きなものだったろうから。だから、どの試合も全力でやるし、ここで勝ってつぎのラウンドへ行くためになんとかしなければならなかった。
(60分近く沈黙させられた)ぼくら自身もいいプレイをしていたと感じていたから、フラストレイションがあったんだと思う。あとはゴールを入れるだけだった。試合を支配していたが、ゴールだけできていなかった。そして、セカンドハーフにはいくつかのことを修正して、実行し、試合に勝った。
もちろん自分がゴールできて、試合に勝つことを助けられたことがうれしい。これはぼくには特別なことなんだ。なぜなら、このクラブがぼくにとってとても重要だし、クラブのためにゴールするのは、とてもとてもいいことだ。
クラブ愛。クラブ愛じゃなくて、クラブ愛ね(いろんな意味での伝わらなさ)。
そういえば、このひとのゴールシーンをよく観ると、かなり近い位置にトミヤスも飛び込んでいるという。トミヤスのゴールなら日本のスポーツ新聞もネタができて喜んだろうに。
アルテタのシティでのコーチ時代に、オックスフォードユナイテッドとシティがカップ戦で対戦しているみたいですね