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【マッチレビュー】23/24 UCL セヴィーヤ vs アーセナル(24/Oct/2023)グループ勝ち抜けに向けて大きなアウェイ勝利

試合プレヴューエントリですこし触れた、先週末セヴィーヤがやったレアルとの1-1ドロウというのは、スペイン国内では大絶賛だったそうで、この試合の直前「アーセナルには最悪のタイミング」という記事を目にして、けっこうハラハラしていた。かたやアーセナルのほうは、週末チェルシーとの試合があんなだったし、イヤな予感はあった。

だが、結局杞憂だった。

セヴィーヤはよきチームで非常にタイトな試合になったが、アーセナルはベストとは云わずとも、週末と違い、ちゃんと本来の持てるクオリティを発揮していたように思う。ジェズースやマルティネリ、ライス(そしてトミヤス!)と活躍すべき選手が活躍し、グループ勝ち抜けのための大きな3ポインツを勝ち取った。ランスの敗戦から、しっかりバウンスバック。TNT Sportsの中継ホストだったマイケル・オーウェンは、試合後に「アーセナルはCLで2番めか3番めくらいにいいチーム」と述べたそうな。

アーセナルがCLのアウェイで勝ったのは2016年以来だそうで(まあブランクがあるから)、それもナイス。

グループステイジで3試合が終わって折り返し地点のアーセナルはグループBの単独トップに。今回敗ければ最下位になる可能性すらあったので、ほかの試合結果も含めて最高の結果になったと云える。

試合を振り返ろう。

Jesus helps Arsenal win at Sevilla but suffers injury



アルテタの試合後コメント「大きな大きなステップ」

試合直後のアルテタのインタヴュー。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプトより。

アルテタ:(試合について)とてもうれしい。このようなステディアムで見せた決意と勇気が非常に好ましかった。セヴィーヤはこの10年ヨーロッパでは多く敗けていないし、この雰囲気のなかでプレイするのは素晴らしかった。ここで自分たちのやりかたでプレイしたわれわれには、大きな、大きなステップだった。

ここへ来て、相手を制限し、試合をコントロールできたこと、そしてわれわれが生み出した状況、これは大きな功績になる。それをやるのはとてもとても難しい場所なのだから。

(3-0で試合を殺せなかった)いくつかのチャンスを逃した。とくにガビ(ネリ)のやつ。CLでは多くクリエイトすることはないので、冷酷にならねばならない。それにセカンドハーフもゴールしてとてもよくスタートしたのに、3点めを取るビッグチャンスを無駄にした。

彼らがコーナーからゴールしたのは最初のアクションで、それでゲイムオンになり勢いが生まれた。彼らは、そうしたときに対処できる経験がかなりあるので、彼らには苦しまされたし、われわれもうまくやってはいた。

われわれの旅はこれからだ。たくさんの試合があるし、なんでも起きる。これがCLで勝つことの難しさだ。とくにアウェイでは。

試合後のプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。

(ガブリエル・ジェズースのパフォーマンスについて……)

アルテタ:そこはとてもうれしかったところだ。ビッグプレイヤーのためのビッグゲイム。こうしたステディアムで勝つためには、ああいうものを生み出す必要があった。彼はそれをやった。それともちろん彼はわれわれのために試合をオープンにしてくれた。

その後は、とても残念だった。彼はハムストリングに違和感があって、交代せねばならなかった。そこは心配している。

(ゴールとアシストはどちらが好み?……)

両方だよ! 最初のターンはスロウモーションで観たいね。すごくシャープだったし、ガビへのファイナルボールもそう。わたしはとてもうれしい。彼にはあれが必要だった。

(今シーズンのジェズースの貢献……)

彼がここに来たのは理由がある。彼はわれわれの世界を変えてくれた。彼は多くの信念、エナジーをチームにもたらしている。そして彼もそうしたところに入っていく必要があった。だから、彼がプレイしているし、彼はそれをやった。

それが、彼が選手がチームに対して責任を負うときであり、チームは試合に勝つためにそうした選手に頼る。われわれには、こういう選手が必要だ。試合でプレイがしたい。マンチェスター・シティへ行き、スタンフォード・ブリッジへ行き、そしてここ。それがわれわれがいまいるレヴェルなのだ。ここで勝つこと。選手たちに大きな功績だ。

(ジェズースのCLでのゴール記録が彼とサインした理由のひとつ?……)

間違いなく。彼はここ数年で多くを経験してきて、そしてまだ若い。彼にはすごい経験があり、そういう選手のなかでも、それが最高というわけではないにせよ、今日あるような選手になっていくことが必要だった。わたしは、彼がチームにいてくれてとてもうれしく思う。

(ランスの試合後の勝利の重要性……)

それがCL。それがグループステイジ。それが勝利の難しさを示している。どれほど評価せねばならないか。ランスに対しては、もちろん結果で難しくなってしまったし、チームはリアクトする必要があった。

われわれは、非常に難しい試合がつづいた期間から来て、そしてチームはそれでもコンスタントにやっていかねばならず、重要な選手のケガなどの逆境もあった。チームはとても前向きだったよ。なんとかベストを出そうという決意があった。

(Bill Kenwrightがお亡くなりに……)※エヴァトンのチェアマン

残念なしらせだ。わたしはBillとは個人的にも関係が深かった。彼には感謝しかない。いつも助言を与えてくれて、わたしや家族ともとても親しくしてくれた。彼もこの数年はたいへんだったはずで、そのことはわたしたちも知っていた。

彼はエヴァトンには大きな損失だし、個人的にもそうだ。

以上。今回は短い。

ガブリエル・マルティネリの試合後コメント「(ジェズース)彼はアンビリーバブル」

CLデビューだったガビ。1ゴール。先日の100試合達成もあり、彼もいま上り調子という感じがする。AFCオフィシャルサイトより。

マルティネリ:前の晩にベッドでこのときのことを考えていたんだ。どうやったらできるか、どれほどやりたいか。

これ以上はない。ぼくらはとてもうまくプレイしたと思う。ぼくもゴールして、チームも勝った。チームのパフォーマンスにも大満足。

(ゴールについて)ビッグガビのクリアランスが、もうひとりのガビにつながって、そこで彼がナイススキルでぼくに渡してくれた。ぼくはキーパーの動きを待って、彼を観て、今回はミスできないぞと思った。ゴールできてとてもよかったよ!

あのひとは信じられないよ。ぼくも何度も云ってきたように、彼はとてもいい。彼といっしょにプレイするのが大好きだ。

彼はビッグプレイヤーで、ワールドカップ、CLなどビッグゲイムでプレイしてきたから、ぼくらにはとても助けになる。ぼくもよく話しかけてもらったりとても助けられてる。彼はチームにもぼくも重要なんだ。

ガビとガビとガビによるゴール。

ガブリエル・ジェズースの試合後コメント「マジックモウメントが必要な試合だった」

G1 A1で文句なしのPOTM。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

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