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【マッチプレビュー】23/24 EPL アーセナル vs シェフィールド・ユナイテッド(28/Oct/2023)ジェズースが数週間のアウト

こんにちは。

PLロンドンダービーのがっかりから、スペインで華麗にバウンスバックしたミドウィーク。アーセナルファンとして気持ちよく迎えられる週末のPLは、シェフィールド・ユナイテッド。エミレーツにて。

現在シェフUは、PLの9試合を消化してわずか1ポイントと圧倒的リーグボトム、降格の本命予想を裏切らない。ホームでプレイするアーセナルとしては、当然3ポインツを期待したい試合である。シーズン中でも、もっともイージー(でなければならない)試合。

アーセナルの心配事としては、パーティとジェズース。すでにご存知のように、ふたりとも数週間アウトが判明した。

今日土曜の試合をプレヴューしよう。



アルテタの試合前コメント「(ジェズース)数週間失うかもしれない」

昨日行われた試合前プレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。

(トーマス・パーティのフィットネス……)

アルテタ:彼は筋肉を故障して、数週間はアウトだと考えている。程度についてはよくわかっていないので、今日さらに検査をするが、彼がケガをしたのはセヴィーヤ前のトレイニングセッションで、最後のボールを蹴るときだった。とても不運だ。

(それは以前と同じケガ?……)

いや、違うところ。

(ガーナスクワッドへの参加が影響した?……)

そうは思わない。彼は不在期間があったので、プレイ時間は必要だった。彼はナショナルチームでプレイしているあいだ、われわれもつねにやりとりをしようとしていた。その後には2試合、チェルシーとセヴィーヤがあり、とてもとても復帰に近づいていたので、セヴィーヤでプレイさせるために最初の試合で負荷をかけることは避けた。そしてあのケガがトレイニング中に起きた。難しいものだ。

もし彼がチェルシーやシティでケガをしてしまったとしても、やはりわれわれは彼を急がせすぎたと云われただろう。だが、彼を休ませてもケガをしてしまった。フットボールでは起きることだ。

(ガブリエル・ジェイズースのフィットネス……)

検査の結果が示しているのは筋肉のケガで、彼も数週間失うかもしれない。

(つぎのIBのあとくらいになる?……)

ガビーについては、タイムフレイムは示せない。なぜなら、彼はいつもわれわれを驚かせるから。

彼はとてもぎこちないアクションで、彼がこの2-3週間はナショナルチームで多くの負荷をかけてきたのは事実。そのあとにいくつかの試合をプレイしていた。それは彼が長いあいだやってこなかったこと。われわれにはとても悪いニュースである。

(スクワッドをロテイトできる……)

われわれには3人のビッグプレイヤーがいる。ジュリアンは長期のケガで、それとトーマスと彼。ひとつは、スクワッドをロテイトすることで、あるいは彼らをロテイトするためには正しい選手をピックアップできるレヴェルをスクワッドが持っていなければならない。なぜなら、それでスクワッドをロテイトできるから。しかし、それでもスクワッドはケガがあってもプレイを継続していく必要がある。

それはわれわれも避けたいものだ。しかし、スケジュールと試合の量からして、それが起きることもわかっていた。PLではどのクラブでも起きるのだし、違いはない。

(マーティンは休養が必要では?……)

昨シーズンにわれわれのフロントの選手たちがやったようなチームのパフォーマンスレヴェルに到達することは、非常に難しいことだ。PLでもなかなかない。だから、われわれもそのことは気づいている必要がある。

だがそれはフォームのことであり、彼をいいポジションにいさせることであり、彼を助けるためにあるエリアでうまくやることだ。彼が自分のクオリティを見つけるのを助けること。彼らは長い時間プレイしているので、それはその結果だ。

(デクランはどれほどよい?……)

彼はチームにとりすごい。彼は最高レヴェルでパフォームしていると思う。とくにビッグゲイムで。ビッグプレイヤーに観たいと思うとき。彼はそこへ踏み出すことが必要であり、そうした試合での彼の貢献は非常に重要。わたしはとても満足している。

(チェルシーの試合から進歩がほしい部分はどこ?……)

スタートしてからの最初の15-20分、とくにわれわれのキーデュエルで負けつづけたことによる勢いの失いかた。あれが試合の勢いをシフトさせた。そのあとの時間帯では、われわれも多くのいいことをつづけたが、だが、試合全体でわれわれはもっとうまくやる必要がある。いいプレイをし、より支配的になり、より効率的になること。とくにファイナルサードで。

(シェフィールド・ユナイテッドについて……)

彼らのトップチームとのプレイを観れば、いかに彼らが相手を苦しめていたか。いくつかのそれは100分で決まったものだし、いくつかはレイトゴールだった。彼らはとてもトリッキーな試合をやり、今回も同じものを予想する。

彼らは命をかけてファイトしている。われわれが毎試合勝ちたいように。それがトリッキーな試合にする。

(今シーズンここまででもっとも満足していることは?……)

おそらくは、われわれが示している一貫性。3日ごとに違うコンペティションでプレイしても、高いレヴェルを維持している。しかし、同様に、まだ十分じゃないことも示している。われわれはもっと多くを望んでいるし、もっといいプレイをしたいし、相手にチャンスを与えたくない。チームとして発展をつづけたい。

(今シーズンのチームにはよりデプスがあると感じている?……)

デプスはある。もちろんそれはいま出ているケガ人にも依る。正しい代替がいないあるラインでケガ人がいるということが影響を与える。ここまでは、われわれはそれをコピーできていて、みんながじつにつながりがあり、自分にもチャンスがあると感じている。それはこのスクワッドにある非常にポジティヴなことだ。

(明日は慢心にどう対策するか……)

昨日から、誰もが気を引き締めている。あのドアを歩いて通り抜けるとき、彼らも何が来るのか、これからどうなるのかわかっている。そこはとてもはっきりしている。

(ケガ問題は試合の量のおかげ?……)

いいえ。そういう期間もあり、ある日にとてもアンラッキーだったと思う。それは避けるのが難しいこと。選手たちにこれまでなかったような負荷をかければ、もちろんリスクは増す。

われわれはそれらをすべて欠かさずコントロールしようとしている。しかし、それをするのが難しいこともあり、そこは受け入れねばならない。

(現在の選手への要求について……)

われわれの要求はより多くの選手。そこには秘密もない。選手にはエナジーがあり、バッテリーが長くもつか、あるいは消耗してしまうかだ。これからもっと多くの選手が必要になる。そういうとき、われわれは適応せねばならない。

(ギャンブルについて選手には援助が必要……)

組織で働いている全員が選手サーヴィスであり、彼らの生活に必要なすべてにおいて彼らを助けようとしている。

まずなによりも、われわれは彼らの福祉を気にしなければならない。われわれには彼らを教育しつづけるとても大きな責任があり、正しい価値を示し、コミュニケイトして、彼らを導き、もし彼らが望むなら助言をあたえる。われわれは、いつでも彼らを支援できるよう近くにいなくてはいけない。

(それは、クラブのフットボールの面と同じほど重要?……)

間違いなく。とくに選手が海外から来ている場合。彼らには家族も親類もおらず、とても孤立していると感じることがある。彼らにはたくさん考える時間があり、いいことも悪いこともやる時間がある。だから、われわれは彼らがただしい道筋をとれるよう、助けていく必要がある。彼らも、いまの彼らの年齢グループでほしいことを叶えられる人生を得られる。

(なぜにマーティンはチェルシーとセヴィーヤで途中に下げられてしまったので?……)

それはパフォーマンスか、戦術、あるいは試合の流れと関係がある。だが、わたしが思うに、チームのなかのフレッシュなほかの誰かがより合っていたということ。なぜなら、われわれにはたくさんの試合があり、最後の時間であってもエナジーをもたらしてほしい。そういうことだ。

(彼は自分自身に課しているハードルがとても高い……)

なぜなら、彼がすごい選手だから。彼がチームのためにこれまでやってきたこと、そしていまやっていること。彼はわれわれのキャプテンであり、ほかの選手たちがやっているのと同様に、つねにステップインすることを期待している。

これはグレイトなことだ。なぜなら、それこそ彼の役割だから。そして、われわれは彼をそのような選手、人間になるよう育ててきたし、これからは、それを維持し、レヴェルを保持していくことになる。そこがチャレンジなのだ。

(25人スクワッドは増やすべき?……)

われわれにはより多くの試合があり、より競争力があり、よりフィジカルで、スタンダードが高い。われわれはこれからも多くの時間をプレイしていくことになるし、やらねばならない。あるいは5人サブのかわりに、(ベンチに)10人持てるとか。

いまや5サブズは当たり前になった。以前は3人でビッグファイトだった。去年はワールドカップもあったりで、5サブズもなく、今日のコンディションは想像もできなかった。

とても困難はある。だから、われわれも考えねばならなくなる。もしカレンダーが伸びるなら、間違いなくわれわれは方法を考える必要がある。クオリティを落とさないために。そして、それをやるために唯一必要なことは、選手がある程度起用できる状態にあること。

(マネジャーたちのなかでもそれは話題になっている?……)

全員がしている! いつ立ち止まって、正しい決断をするまでにどれほど時間がかかるのか。そしてルールは変更され、われわれが試合のなかでほかのことをやれるためのキャパシティもおそらく変わっていく。それに慣れなければならないだろうね。

(ケガで選手を失っても対処できるより備わったスクワッドになっている?……)

そう思う。われわれにはよりよい備えがあるし、よりクオリティがあり、フィットしていて、われわれに必要なプレイができる選手たちがいる。

(ガビーがアウトでエディにチャンス?……)

彼がどうやって出てきて、この3-4年でなにをやってきたか。アーセナルのようなクラブで、9としてプレイし、彼はとても大きな進歩をとげた。それが彼のため、彼のメンタリティのためになった。

(トミヤスは土曜にプレイするとPLで50試合め……)

セヴィーヤでの彼はヤバかった。彼は、チェルシーでも途中から出てきてとてもいい試合をしたと思う。あそこでも彼はみんなから愛される選手で、いつも最初に来て最後までいる。彼になにか指示を与えれば、彼は命がけでそれをやる。

彼はとてつもないプロフェッショナルな選手であり、チームにはヴァーサティリティとクオリティをもたらす。スクワッドでは誰にもできないことだ。わたしにとって、彼はとても重要な選手だ。

(多くのポジションでプレイできる選手がいるのはかなりありがたい……)

前回は6-7人の選手がラインナップにいて、それでは十分ではない。つまり、異なるポジションでプレイできるヴァーサタイルな選手が必要ということ。そこで楽にプレイできる必要がある。

そこがトリッキーなのは、毎日選手を違うポジションでトレインするようになるからだ。しかし、そうなれば彼には特定の役割を与えることになり、そこがチャレンジングになる。

それが難しいのは、彼らには関係性がないし、身体的要求もあり、それが難しい。トミは、とても自然にそこに適応していて、だから彼がいるのはすごくいいことだ。

(スクワッドサイズが増えないなら、リーグのクオリティが毀損する?……)

まあ、リスクはあるだろう。もちろん、われわれはそうならないようにしているが、それはスクワッドにあるプロファイルのようなものにも依ると思う。どれくらいのプレイ時間なら大丈夫か、彼らはそれに慣れているか、そしてコントロールのできないケガのこともある。

われわれは、量よりも質のことにフォーカスしていく必要があると思う。わたしにとって、そこが開始地点だ。

(カイはナンバー9として検討される?……)

イエス。われわれには異なるプロファイルがあるから。カイについては、彼がプレイしている時間で彼は非常によい。相手にとっては、誰がそこでプレイするかわからないこともよい。そこはこちらにポジティヴなところだと思う。

以上

 

25人スクワッドを増やすアイディアが議論になっていたのは、正直しらんかった。まあ、たしかにトップチームほど試合の量も多いし、最近はPLでもすごくケガ人の多さが注目されていたところ。そういう議論が白熱してもおかしくはない。それにともなってベンチも増えたり。どちらもスクワッドが充実してきたいまのアーセナルには好都合。

このあたりは今年からの、長い追加時間がこの議論には決定的な影響を与える気がする。選手には、毎試合100分の負担は想像以上にありそうだから。しかもあの時間はだいたいハッスルしちゃうし。アドレナリン。

リッチなクラブがより有利になるという、5サブズ導入のときの論点もあったが、放映権料などでPL全体がこれだけ潤っているので、そこはもうあまり問題にならなくなってきているのかもしれない。

それと、フットボールの一般的な話題ではギャンブル。もはやギャンブル系の罰則によるバンは、ドーピングと並んでいるのではないか。

アーセナル界隈でしつこく話題になっている彼はもちろん長期のバンを食らったし、最近ではニューカッスルのTonali。彼はイングランドでだいぶよくやっていたみたいだが、彼もまたギャンブルでしばらくバンになった。彼らがなにをやったのかはよくしらない。

PLではキットスポンサーにギャンブル系の広告主を禁止する動きもあるようで、今後もなにかと目にする機会が多そうなギャンブル関連の話題である。こういうときのミケルのはっきりした口ぶりはさすがと思う。正義のひと。教育者としても優秀。

マーティン・オーデガードのことも質問されている。チェルシーとセヴィーヤのあのパフォーマンスでは、当然お疲れが心配される。この試合ではどうなるだろう。

今回の会見はこんなに長かったから、後半部分はないのかと思ってたらしっかりあったずら。。ミケルのおしゃべり好きにもほどがあるぜ。

後半部分では、「相手チームのプレスコンファレンスは観る」という部分が興味深かった。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

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