hotいま読まれているエントリ

Arsenal, Arteta, Match, UEFA CL

【マッチプレビュー】23/24 UCL バイエルン・ミュニック vs アーセナル(17/Apr/2024)みせろレジリエンス

バルセロナ。m9(^Д^)プギャー。

さて、アーセナル。日曜のPLのダズ~ンから中二日。もうCLバイエルンがやってきた。先週のエミレーツでの2-2からのセカンドレグは、ミュンヘンのAllianz Arenaにて。非常にタフな試合が予想される。

正直、アーセナルはここが伸るか反るかのタイミングだろう。まだシーズンは終わっていないし、このあとも重要な試合がつづくが、そこに弾みをつけられるかどうかが、この試合にかかる。本物の勝負強さが問われる試合。



アルテタの試合前コメント「歴史をつくるとき」

昨日行われた記者会見。AFC公式サイトより。

(水曜はチームにどんなものを求める?……)

アルテタ:CLのセミファイナルへ進出するパフォーマンス。そのためにすべての準備をしてきた。われわれは、10ヶ月間ずっと準備ができていたし、昨シーズンやってきたすべてが、この久しぶりのCLでの旅路を始めるためだった。そして、明日われわれにはことを起こす信じられないような機会がある。

(ドレッシングルームのムードは?……)

数日前、われわれは投げ出してしまった試合がある。しかしその結果に関わらず、それは明日起きることとは関係ない。われわれは、あらためて集中し、明日相手を倒すために必要な自信と信頼、理解を築いていく。そして勝負を勝ち抜ける。

(選手たちには感情を排除せよと教えている?……)

フットボールでは感情は必要だ。それをどう調整するかだ。チームがつねに安定できるよう、正しいときに正しいボタンを押すこと。喜ぶべきときは喜ぶこと。

わたしが思うに、われわれはロンドンではそれをとてもうまくやっていた。最初のゴールを決めたあと、つぎのゴールを決めるビッグチャンスもあった。彼らが先行したのはその5-10分後だ。

われわれは、そこですべてを投げ出したりしないほどには成熟していた。自分たちのリズムを見つけ、ゴールを決める瞬間を見つけ、そして3点めが決まってからすぐのチームのリアクションもあった。

(選手たちのプレッシャーをどうやわらげる?……)

多くの選手はこうした夜を経験してきていない。これが彼らの初めてになる。彼らは、超やる気になるだろうし、あの経験豊富な相手に対し示すことができる明日に、とても準備ができていて自信もある。だが、ことを起こすのは自分たち次第だ。

(ミュニックでのわれわれの最近の記録をどう改善させる?……)

われわれはそれを変えねばならないし、機会は来た。明日、そのストーリーをかなり違うように書き換えるには、やるべきことがたくさんある。とても力強いパフォーマンスを出すことになるだろう。セミファイナルへ行くための権利を得るために、集団でも個人でも。

(明日どんな類のパフォーマンスを観ることになりそう?……)

相手のアプローチにも依ることは間違いない。ステディアムに関係なく、わたしは自分のチームには自分たちであるよう求める。

自分たちがやりたいことを、相手が許してくれないこともあるし、自分たちのプレイ、どうプレイしたいかをとてもはっきりさせておく必要がある。何がこの試合に勝たせてくれるのか。

(この試合についてXabi Alonsoに助言はもらった?……)

まず何より、Xabiとグラニトには大きなおめでとうだ。彼らにとっては大きな日になったから。わたしもとてもうれしいよ。彼らがやってきたことは非常に素晴らしい。

わたしが彼を称えるのは、わたしたちがよき友人だから。そしてわたしはとてもうれしいから。だが、それとこれは違う話だ。われわれは、このコンペティションでも頻繁に対戦しているわけでもなく、これはCLの勝負。試合がまったく違う。

(最近ジンチェンコがファンに批判されている……)

われわれはアレックスが大好きだよ。彼はチームにかなりのものをもたらしているし、違うクオリティを持っている。どんな状況や要求があろうとも、彼は信じがたいほどの勇気でプレイする。

選手たちには寄り添ってサポートしてほしい。そうすれば彼らはいいパフォームをするから。

(選手たちを外野の騒ぎから遮断する……)

わたしにはコントロールできない。わたしは、彼らの電話もチェックできないし、TVを観せないようにも、ひとに会わせないこともできない。

われわれは、去年から何も失っていない。なぜなら、何も勝ち取っていないから。まずは勝つことだ。そうしたら、失うことができる。

この7年間、われわれがここでもヨーロッパでも、世界のベストチーム相手にやってきた旅路は信じられないものだ。ここが、われわれのいたい場所であり、そして満足もしていない。

われわれはもっとよくなりたい。それがいま競っているレヴェル。だから、最後の最後まで、そうしたカップを勝ち成功できるよう、われわれはベストを尽くす。

(最初から重要なポジションをねらっていく……)

どの試合においても、われわれは選手たちや相手の状況、シナリオについて、ベストな決断をしていく。われわれは、それをどの戦いでも考えるし、それは試合をどうスタートするかだけでなく、試合の状態で流れがどうなっていくかもある。そここそが、われわれの計画していること。

(ジンチェンコの将来は決まっている?……)

唯一決めていることは、明日のCLに集中して勝つことだ。

(サカとオーデガードのフィットネス……)

問題なければと思う。われわれには、前の試合から回復のための時間が48時間未満しかない。トレイニングもちょっとしかできない。だから、彼らを評価するのは明日だ。彼らの様子がどうか。

(オーデガードにはマンマークがつく。彼はどうそれを解決する?……)

多くのチームがそれをやる。数日前のアストン・ヴィラでも、彼らのホールディングMFがそのようなふるまいをした。それはふつうのことであり、それによってほかのスペイスが空くし、選手があまる。わたしが思うに、彼らはそうした状況は、とてもわかっている。

(明日の夜の勝利は転換点になる……)

そのとおり。信じられないことになるだろう。明日われわれがことを起こすなら、セミファイナルだ。非常に感情が高ぶるだろう。クラブとしては15-17年やれてこなかったこと。それが機会だ。

最近の試合前会見としては、いつもよりあっさりとして短い。このつづきがあるのかもしれないが、まだ公開されていないようだ。

ジンチェンコの件

今回のミケル会見のやりとりのなかで注目は、ジンチェンコの件。正直、ファンのあいだで彼の株は最近だだ下がりであり、チームにとってはあまりよい状況ではないのはたしか。

もともと、彼はレフトバックとしてディフェンス部分には課題が少なくなかったが、最近の試合では彼のストロングポイントだと思われていた、ボールを持ったときのコントロール部分で不安定なところをさらすことが多くなったと感じる。単純なパスミスや、あるいは密集地帯でボールを持ちすぎて簡単に奪われるなど。ため息が出てしまうようなプレイをしがちではある。

試合中も気づいたけど、このシーンはちょっと衝撃的。彼が、ディフェンダーとして大きなプレッシャー(責任)を感じていることの証左と云えそう。彼のサイドは狙われがち。

さらに、ヴィラのあとにはgunnerblog氏が『The Athletic』で、夏に残り契約2年となるジンチェンコの契約の話が進んでいないとリポートしたことでも、彼の去就が一気にスポットライトをあびるかたちとなった。

実際、彼が来シーズンどうなるかは興味深い。LBについては、トミヤスもティンバーも右足で、なんだかんだいま左足のナチュラルLBは不在な状況(※KT以外)。仮にアルテタがジンチェンコを擁護しても、進歩の余地があるエリアなのは間違いない。

前回のバイエルンとのドロー、ヴィラに敗けと、若干足踏み状態のチームということもあって、ジンチェンコはスケイプゴートになっている部分もなきにしもあらずだが、彼のパフォーマンスにまったく問題ないとは云えないのも事実。

ジェズースも今シーズンのPLでのショッツコンヴァージョンがワーストというスタットがシェアされていたり、昨シーズンのチームの躍進の立役者たちが、パフォーマンスのせいで逆風が吹いてしまっている。これはよくない。

レアンドロ・トロサールの試合前コメント「たった1試合敗けただけ」

今回のミケルの会見に同席した選手は、トロサール。

さすがレオっち、いいこと云うとシェアされていた部分。

トロサール:(シーズンが失敗して終わるんじゃないかと心配?)たった1試合で、さんざんな云われようだ。ぼくらは、ずっとよい。とくに今年に入ってから。この前の試合まで無敗をやっていた。

ぼくらに必要なことは正しいマインドセットをもつこと。

1試合敗けたくらいで大騒ぎすんなと。このバカチンどもがと。たしかに!

やりとりの最後に、ペナルティ戦に備えているかという質問がある。それについてトロサールは「シーズンを通して練習しているし、自分も蹴りたい」と。

昨日のQFのほかの試合もそうだったように、今年のこのラウンドでの接戦ぶりを観るに、この勝負もペナルティ戦にもつれ込むというのは、ない話でもない。そのときは、彼の自信に満ちた発言を思い出そう。

Thomas Tuchelの試合前コメント「バイエルンが経験でやや有利」

バイエルンボスの会見コメント。

TT:われわれは、チームの経験でちょっと有利だと思う。

こちらにはCLを勝ってきた選手もいるし、このコンペティションで決定的な試合でプレイしてきた選手がいる。だが、その有利を活かすためには、ベストを尽くさねばならない。

その経験がないことが有利になることもある。挑戦者として、ハンターとしての立場で。それはアーセナルにとってもテーマになりうる。それを何年もやっておらず、ようやくそれができると躍起になる。

(アーセナルのヴィラ戦を観て)サカとオーデガードがつねに右から攻撃するね。少なくとも攻撃の始まりはそこ。彼らはそこをオーヴァーラップするか、あるいはサイドを変える。

彼らの日曜の試合から、われわれが新たに学んだことは何もない。すべてがとてもフレキシブル。トランジションはとても流動的。なにかが起きるとき、いつも彼らはひとつのフォーメイションにコミットするチームじゃない。かなり自動化されていて、しかしフリーランニングの動きもある。

われわれは、ファーストレグではとても慎重にプレイした。彼らは、とても魅力的なスタイルでプレイする。彼らはいま最高レヴェルでプレイしている。われわれは、ファーストレグではうまくやったが、まだハーフタイムに過ぎない。あらためてすべてが必要だ。ホームゲイムが決め手になることを願う。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *