アルテタのサブが遅ければ遅いと文句をいい、サブが早ければ早いと文句を云う。つねに一貫性のない批判をしているブロガーのわたしです。こんにちは。

それはさておき。先日のNLDは、試合後もさまざまなところで議論があって、アーセナル言論世界はむしろ終わったあともアツかったなと。それがダービーマッチの熱量なんすねえ。

さて、そんなアツい試合から中二日でやってくるのが、カラバオカップことEFLリーグカップのブレントフォード（A）。アーセナルとしては初戦となるサードラウンド。

PLクラブにとってカラバオカップというのは、もちろんシーズンのなかでもっとも優先度の低いコンペティション。いまケガ人が続出しているアーセナルのチームセレクションは、試合前の最大の注目ポイントになっている。選手起用でリスクはかけたくないのはやまやまながら、相手はPLチーム。競争力維持とリスク管理のバランスで、難しい判断がありそうだ。

昨日は、すでに同ラウンドのマンUがパレスと対戦（3-0でマンU。パレスはロブホもデビューしていたが話題にもならず涙）、アーセナルと同じようにPLチームと対戦した彼らのチームセレクションも、この試合のファースト11予想の参考になるかもしれない。

試合をプレヴューしてゆこう。

アルテタの試合前コメント「（新ストライカー）まったく考えていない」

昨日のプリマッチプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。

（チームニュースについて。ライス、トロサール、マルティネリ、パーティ？……）

アルテタ：デクランはまだトレインできていない。彼は試合を継続できないほど、まったくよくなかった。大きな問題ではないとよいのだが、われわれには自信がある。彼はまだ具合が悪いし、ピッチから去らねばならないほどだったのは、彼のような選手にとってはいいサインではない。だが、この数日のあいだによくなっていくことを願っている。これはタフな問題だ。

レアンドロは、明日は無理だ。週末にチャンスがあるかどうか、彼の回復を毎日観察していこう。彼はいくらかの活動で違和感があって、試合前のセッションはつづけられなかった。そしていまもまだトレインできていない。だから、明日は起用できない。

ガブリエル（マルティネリ）も明日は早すぎるだろう。週末にもそのような状態であるかどうか観てみよう。そのあたりの選手たちは明日は使えない。

トーマスについても、まだだ。キミが云うように長いケガ人リストだよ。

ジュリアンも同じ。それがいまのわれわれの状況だ。それに適応しないと。現時点でわれわれのスクワッドはとても不足している。選手たちには戻ってもらう必要があるのは、間違いない。

（週末に高くついたミステイクスについて……）

ミスとエラーはフットボールの一部だ。避けられないし、起きる。ときには、それをやっても相手に罰せられずに済むというラッキーもなければならない。今回はそうじゃなかった。ボールがMaddisonにわたり、ボールの前にSonがいたのが最悪だった。

彼らは、ああいうアクションを必ずフィニッシュするクオリティを証明した。あれが残念なのは、あそこが試合のターニングポイントだったから。われわれには試合のなかで最高の時間になっていたかもしれない。だが、それは受け入れねばならない。

ああいうことが起きたとしても、ほかの要素の影響だってあった。だから前に進まないと。

（もっとゴールするためにどれほどストライカーが熱望されている？……）

エディにもとても大きなチャンスがあった。1対1だ。1-0になるまえ、ガビーにもさらなるチャンスがあった。結局、ビッグマッチではああいう決定的瞬間がものをいう。ボックスであそこにいなければならないし、違いをつくらねばならない。

PSVのあと、われわれはとても素晴らしかったと話していたが、その3日後にはそれを欠いた。だがそれもフットボール。

（なぜにわれわれはチャンスをミスするので？……）

なぜなら、それがフットボールでもっとも難しいことだからだよ。正しいときにボールをネットに入れることが。どんなストライカーだってチャンスをミスする。それは、すべてのリーグで観られる。

われわれも効率的になれる。だが、週末には試合に勝つための必要な効率がなかった。それががあれば試合が非常にポジティヴに変わったはずだったのに。

（ブレントフォード戦でダヴィド・ラヤの起用が可能なことについて……）

今日はみんなトレインした。ラインナップについては、まだ決めていない。明日にはまだ疑いある選手が何人かいるから。だから、チームは明日決めるつもりだ。

結局、われわれも試合ごとにやっていくしかない。重要なことは、パフォーミングでありつぎの試合に勝つこと。それが、そのつぎの試合の役にも立つのだから。だから、それに集中する。

（サカのダーツセレブレイション……）

わたしはそこはあまり注目しない。彼らには、それをやる自由があるし、やりたい理由があるからやるんだろう。おそらくは、わたしがその理由を知ることはないんじゃないか。なぜなら、それは選手たちがドレッシングルームで話すようなことだから。

彼らは、やりことをする自由があるよ。もしそれがつねに相手を尊重していて、誰かをおとしめるとか、自分たちの価値観に反するとかでないかぎりは。

（サカのフィットネス……）

彼が試合後にひどく足をひきずっていたのはご存知のとおり。われわれは彼を交代させねばならなかった。それもまったくいいサインではない。あれから彼は、まだセッションに参加できていない。

（彼は土曜のボーンマスでもアウトの可能性がある？……）

ありえる。イエスだ。

（1月に新ストライカーを連れてこようとしている？……）

それについてはまったく考えていない。われわれにはアプフロントにとてもいい選手たちがいる。ケガ人が出ているのはたしかなので、いまいる選手たちでつづけていくことになるのは間違いない。

（ガブリエル・ジェズースのパフォーミングについて……）

彼は週末も多くのエリアで大きなインパクトを出していた。ハイプレスでわれわれが支配的になっていたときは、とくにとてもとても役立っていた。

われわれがファイナルサードでもっと生み出す必要があるのはたしかで、そこではもっと冷徹でなければならない。それはみんなわかっているので、そこを改善できるようにわれわれが選手たちを助けていく必要がある。

（チームに復帰してからのガブリエル？……）

彼はとてもよかったと思う。週末はとてもよい試合をしたし、去年の彼のようなパフォームを継続していると思う。

（ケガ人の数がCLにも影響する？……）

われわれはCLをまだ1試合プレイしただけだ。まだとても早い。彼らは、ナショナルチームでもプレイしているし、去年はワールドカップも含めて60試合もプレイした。それは多い。だが、たとえばジュリアンのように、われわれには不運もある。そこはまた違う理由だ。ブカヨが多くプレイしていたのは、そこに彼らがステップインしていったからだ。

いくつかの劇的なケガがあり、あるいは筋肉のケガが増えていて、われわれはそれを避けるために原因を見つけようとしている。だが、それもまたフットボールの一部なのだ。

（カラバオカップはロテイトする機会……）

プレイ時間が必要なたくさんの選手がいるのは、たしかだ。スクワッドを見渡せば、多くの時間をプレイしていない選手もいて、明日は彼らを起用することになるだろう。

（若い選手たちもそこに入るかも？……）

含まれる可能性はある。イエス。

（フィクスチャのスケジュールと、リスクをかける選手がいるかどうか……）

過去数回のウィンドウで、たしかにわれわれは多くの代表選手を獲得した。彼らのプレイ時間は多い。だが、現時点でわれわれには明日の試合で11人や12人を変えるための24人の選手がいない。つまりスクワッドからして、（リスクをかけないことは）無理だということ。

（モダンフットボールでは伝統的9は珍しくなってしまった？……）

それが戻ってくるとわたしが思っているかということ？ もうそうした選手はあまりいない。Harry Kane、Haaland、Hojlund、Ivan Toneyを観ても、たくさんの例がある。Mitrovicとか。多くゴールを決めているたくさんの例がある。

われわれは去年多くのゴールを決めた。たしかアーセナルでは史上最多だったんじゃないか。だから、ゴールをするには、たくさんのやりかたがあるし、われわれはゴールはしている。

だが、自分たちがクリエイトしているものからすると、もっと多くのゴールを決めるべきだったのは間違いない。

（ブレントフォードにおけるIvan Toneyの重要性と彼らのプレイについて……）

わからない。そこには多くの例があるから。エヴァトンを観ても、彼らにはストライカーのタイプがあり、それは彼らのスタイルとも関連している。それにどれほど貢献できるかという。

彼らにはとても力強いスクワッドがあると思う。ここ数年は、恐ろしくうまくやっている。フランクと彼のコーチングスタッフを称賛する。彼らがやってきたことはすごい。

（チャンスクリエイションについてと、あなたはチャンスをあまりつくれていないことを心配している？……）

それをどう分析するか、そこから何を得ようとするのかにも依る。われわれがそのポジションに侵入して、ブロックに対抗し、そのウィンガーたちを入れる。そうしたゾーンにおけるラストパスか、ラスト2パスのことなら、われわれのスタットはリーグで誰よりも高い。だが、それをやってスタットを再生産するのは、あまりに単純すぎる。

（今シーズンはもっと結果にこだわるべき？……）

わたしが思うに、その期待はわれわれがつくったものであり、われわれがつくった文化である。われわれは毎試合で勝ちたいし、だからそうだね、6試合に勝ち、ふたつドロウをやり、ひとつタイトルを取った。そしてそれは十分じゃない。

われわれは6人のトップトップ選手がケガをしてしまった。そういうことだ。チームとしてもっとよくなりたい。そこは間違いない。

（今シーズンこのチームからまだ得られるもの……）

イェア。チームはもっとよくなれる。水曜夜のわれわれはすごかった。観ていて楽しく、チームは素晴らしく、そして3日後にはあの状況で引き分けてしまった。チームは進歩の必要がある。安定を確かなものにして、毎日レヴェルを上げていく。われわれは進歩せねばならない。もっとよくなりたい。

以上

ESRが大人気って話をアルテタがしてたはずなのだけど、トランスクリプトからもれているな。

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