予想どおりヘヴィにロテイトしたBチーム。PLチームに勝つのは簡単ではないだろうとは予想していたが、あのような試合で勝ててよかった。
アーセナルが早い時間にゴールを決めて支配的にプレイした前半から、後半はすっかり流れがかわってブレントフォードがプッシュするという展開。われらには非常に苦しい試合になってしまったが、相手があれだけチャンスをつくってもそれをことごとく無駄にしたのだから、それに助けられた感じはある。
なにはともあれ、今回もアウェイでまた“1-0 to the Arseal”。ひとまずはお仕事完了で、カラバオカップはつぎのラウンドへ進むことになった。
試合をざっくり振り返ろう。
Ramsdale impresses on Arsenal return in Brentford win
アルテタの試合後コメント「(ラムズデイル)彼がいてくれてとてもうれしい」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプトより。
アルテタ:わたしはとてもうれしい。勝つか敗けるかだったから。われわれはブレントフォードに来て、彼らのベストチームとプレイした。今日のチームにはたくさんの問題もあった。7人もの重要な選手をケガで失っている。
われわれのスタートは非常によかった。ファーストハーフにはかなりコントロールした。とてもいいゴールもあったし、もっと取っているべきだった。そしてセカンドハーフは、ブレントフォードのやりたい試合のなかで長くプレイすることになった。
われわれはあまりにもダイレクトにプレイしはじめ、ボールをキープせず、ファイナルサード入っていくことに苦労した。それが起きると、試合は間延びしはじめて、多くのロングボール、多くのデュエル、セットピース、スロウイン、コーナー、フリーキックになっていった。ペナルティスポット付近に11人がいる状況で守らねばならないというのは、ブレントフォードが相手ならタフなことだ。
(重要なブロックとラムズデイル)イェア、ボックス内でとてもよいブロックがいくつかあったし、守備で重要な時間があった。とくにアーロンのセイヴ。ボールがポストにヒットしたやつだと思う。だから、全員にとても満足している。とくにケガ人が多数出ているいま、試合に勝ってこのコンペティションに残る道をみつけたことに満足している。
(ESRが100試合達成)とてもうれしい。そのことはわかっていたし、それを勝利で祝えたのがグレイト。試合のなかで彼のいい時間もあった。最後のほうは苦しんでいたが、それは彼がまだフィジカリーには十分じゃないから。しかし、彼の復帰はグレイトだった。
(エルネニーの復帰も)イエス。彼は完全にそれに値する。長い長いプロセスだった。彼もかなりの時間とワークを捧げたし、フィジオとメディカル部門もまた称賛しないと。彼らが必要だった。彼はチームに特別なものをもたらすので、今日彼がいくらかプレイできたことはうれしかった。
(チャールズ・サゴーJRのデビュー)とてもよかった。彼は非常に安定していて、今シーズンもとてもよい。ファーストチームともよくいっしょにトレインしているし、ケガ人が出ていることもあって、誰かが必要だった。われわれは、彼を信頼し機会を与える必要があった。彼がとてもいいデビューができたことがうれしいよ。
試合後のプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。
(勝利のあと感情的に……)
アルテタ:とてもうれしいから。このコンペティションは勝つか敗けるかで、われわれが残った。
ふたつのとても異なるハーフになった。ファーストハーフは、われわれがかなりコントロールし、ゴールも取った。そしてもっと取るチャンスがあったが、それをしなかった。
そしてセカンドハーフ。相手はよりアグレッシヴなアプローチであり、われわれはボールを前進させることに苦労した。われわれは、あまりにダイレクトになってしまい、そうなれば試合は難しくなる。多くのデュエルがあり、フリーキック、ロングスロウを毎回守らねばならなかった。全員が戻っていて、そこからテリトリーを奪い返さねばならなくなった。
彼らはそれが非常にうまい。われわれがいいプレイをしなくなったとき、守備のビッグパフォーマンスが必要になった。そしてそれをやった。われわれは、ボックスでいくつかのビッグブロックをやり、アーロンもビッグセイヴをやった。
(アーロン・ラムズデイルのパフォーマンス……)
彼は、この状況でもずっと素晴らしい。ほかの全員と同じように。ヤコブ、彼はとてもいいプレイをしていたし、トミヤスも、ジョルジは3日前のことからリアクトした。とてもいい試合をした。リースも、スタートした試合は多くないがゴールし、エミール、それとチャールズも。彼には大きな日になった。アカデミー選手がチームにいるのは素晴らしいことだ。
たくさんポジティヴなことがあった。それといつものように、まだ進歩すべき余地もかなりある。
(サポーターが試合中ずっとアーロンの名前をうたっていた……)
われわれも彼のことがもっと好きになっている。毎日彼といて、彼を知り、彼のキャラクターを知り、彼がチームにもたらせるものを知り、そしてわれわれは彼がいてくれて非常にうれしい。
(久しぶりにラムズデイルがスタート……)
どの選手もとても重要。われわれにはたくさんのケガ人もいるし、チームに貢献できる選手もたくさんいる。
フットボールでは、いまが重要だ。今日彼はプレイするチャンスを得て、とてもいいプレイをした。
(ESRのパフォーマンス……)
彼にはファーストハーフにとてもいい時間があったと思う。彼にもやりやすい試合で、クオリティを進歩させていた。そして、セカンドハーフで5分か10分たったあと、彼はより苦しむようになった。フィジカリーには彼はまだ90分プレイするところまでいっていない。
われわれはあのフィールドで、4人か5人のことを気にしておかねばならなかったし、ラインナップに関しては今日は大きな懸念があった。コルニーには7人フィットしていない選手がいる。
(土曜にアーロンはプレイするか……)
われわれは毎試合を分析している。つぎの試合でふさわしいキャラクタリスティクスはなにか、そのあとに決断する。
(ESRのフィットネス……)
彼はノックがあったが、それはそのせいではない。われわれは彼の時間をマネジする必要があった。この2週間で彼にはかなり負荷をかけたし、試合の終えるのに苦しんだ。それはリースも同じだ。
(ESRがチームにもたらすもの?……)
彼は非常にヴァーサタイルで、彼がボールをもって走るところを見ただろうが、小さなスペイスで周囲をつかってボックスに到達するキャパシティがある。彼にはほかのアタッキングMFとは違うクオリティがあり、彼がチームにいるのはグレイトだ。われわれは、ベストの彼が必要であり、ここからはリズムもつかみ始める。チームにはとてもいいこと。
(ラムズデイルのWissaのセイヴと、そのときのホームサポーターとのやりとりについて……)
ふたつめの質問部分は観てない! セイヴのほうは観た。わたしはとてもいいアングルにいたし、あれはグレイトなセイヴだった。この試合の勝利にとっては決定的だった。
(ラムズデイルのクオリティ……)
アーロン・ラムズデイルのクオリティについて尋ねるのに、わたしはふさわしくないと思うよ。だって、みんながその決断を疑問視していたなかで、彼を連れてきたのはわたしなんだから。
(今シーズン、3つのアウェイ試合をどれも1-0で勝っている……)
どれも違う試合だったが、結果は同じになっている。われわれは、パフォーマンスを生み出せたことにとても満足している。とくにクリンシーツ。そこはホームでは苦しんでいるものだ。
これからも、われわれにはそれが必要になる。8日間のあいだに3連続でアウェイ試合があり、勢いといいフィーリングを維持するために、それが非常に重要になる。つぎのボーンマスはとてもタフな試合になる。
(チャールズ・サゴーJRにをデビューさせた……)
もちろん、われわれにはいま多くのケガ人が出ていることが、その可能性を高めた。だが、われわれはそれができるときはいつでも、アカデミーを観てチャンスを与えねばならない。
この数ヶ月のチャールズは、おそらくU-23のなかではもっとも安定しているひとり。彼は、かなりわれわれといっしょにトレインしてきた。あとは、機会を与えることだった。今日それをしないのだったら、いったいいつ若い選手にチャンスを与えられるか? 彼がいい経験をできたことがわたしもとてもうれしい。
(彼がプレイするならチームのどこにフィットする?……)
彼はウィンガーだ。右でも左でも。今シーズンは9としてのプレイも少なくない。彼はそうしたポジションでヴァーサタイルで、彼がそこにいてくれて、彼の成長を観られることは素晴らしいことだ。
ラムズデイルがビッグセイヴのあと、まだプレイがつづいているのに一瞬うしろを振り返ってホームサポーターになにやら反応していたことは、試合後にちょっと話題になっていた。あれはなにを云っていたんだろう。彼はけっこう相手チームのサポーターとふれ合いがち。
リース・ネルソンの試合後コメント「自分たちもやれることを証明した」
冷静にコースを狙ってG1。ナイス落ち着き。試合後のインタヴュー。AFCオフィシャルサイトより。
ネルソン:よかったよ。ピッチに戻ってこれたことはナイス。エミールやエディ、いつもの面々とまた始められるのもナイス。勝つとは思ってたんだ。ゴールも取れた。つぎのラウンドに進めたのがうれしいね。
(ゴールについて)エディがプレスしたがるのはわかっていた。彼はアプフロントでアグレッシヴだから。彼らのCBの雑なタッチがあって、そこへエディが襲いかかって、ぼくへのレイオフみたいになった。でも、ぼくより先にDFがさわると思ったから、ちょっと混乱したけど、ぼくは自分の動きをすることができて、ボトムコーナーに決めることができた。
(後半のブレントフォードの逆襲)もちろん簡単じゃなかった。セカンドハーフは相手がしかけてくるとミケルが云っていたように、たくさんのロングボール、ディープクロスがあった。でも、ぼくらはボックスをとてもうまく守ったと思う。トミヤスとガブリエルのでかいふたりが、ボックスをよく守ってくれた。セカンドボールをひろうことは、ウィンガーやアタッキングMF次第で、それもうまくやれたと思う。
(ESRの100試合)ぼくもとてもうれしいよ。でも彼も不満があるだろうね。ボックスのなかでちょっとしたトリックみたいなことをやり、あそこでゴールを決めているべきだったから、でも彼はグレイトな選手であり、グレイトな仲間であり、ぼくがいっしょにプレイしたなかではベスト選手のひとり。彼とはここまでずっといっしょに育ってきた。だから、100試合おめでとうだメイト!
(エルネニーの復帰)もちろんうれしいことだ。いまはもうぼくらもすごくいい選手たちの集まりになっているし、その一部になれることに興奮してる。エルネニーはチームのなかでは年長者のひとりで、もう長いことここにいる。今日はファンからのすごい歓迎もあった。最後にはゴールもしそうになってたしで、今日はよかった。
(つぎのボーンマス)あまりプレイできていなければ、もちろんチームに入っていくことは難しいこともある。今日ボスが信頼したスターティング11はとてもよくやっていたし、キミが云うようにブレントフォードは悪いチームじゃない。だから、ぼくらもやれることを証明したんだ。
この3日でぼくらもリカヴァして、ボーンマスとのアウェイ試合に備える。
あのネルソンのゴールは決まったからよかったものの、アシストになったエンケティアのパスは、なんだかNLDのことが若干PTSDになってるように見受けられた。絶好のゴールチャンスで、ストライカーなら勝負してもよさそうな場面だった。もしシュートしてまた失敗したら……とふと脳裏によぎってしまったみたいな。パスはパスで弱くていまいち覚悟がないような感じで。あんまりいい兆候ではない。