完全に敗けた気分。

アウェイならまだしも、ホームであのパフォーマンスはないでしょうよ。。わしゃ、てっきりアーセナルが圧倒するものだと信じきっていたので、ちょっと驚いたほど。いや、好調だというToTはふつうに勢いがあったし強かったけど、アーセナルだって負けず劣らず好調だったはずじゃないのか？

トロサールがケガでアウトで、試合中にライスまで失ったので、たしかにこの日のアーセナルには不運の側面もあるが、残ったメンバーでもチームのスタンダードを維持しなければ、去年と同じである。

結果はいちおうドロウなので、シーズン無敗もキープしているし、いつも難しいNLDとしては最悪の結果ではない。しかし、このフラストレイション。

トトナムにしてみれば、苦手なNLDのアウェイでこの結果なら勝ったみたいなものだろう。それがよけいにフラストレイションを募らせる。

試合後のアーセナルファンも、今シーズンここまでのポジティヴムードはどこへやら、チームに対して一気に批判的なトーンに変わって、前から気になっていたとばかりに諸問題をあげつらう始末である。

最近では珍しくアルテタのサブも疑問視されているし、エディはもう集中砲火みたいにやり玉に上げられている。

はあ。やんなっちゃうね。

Arsenal and Tottenham play out thrilling derby draw

アルテタの試合後コメント「試合を支配するための落ち着きを欠いた」

試合直後のアルテタのインタヴュー。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプトより。

アルテタ：（アーセナルのパフォーマンスは勝利にふさわしかった？）二度もリードしたのに、その時間もチャンスも活かすことができなかった。とくにファーストハーフ。

もっとできたはず。そこから最大を引き出さねばならなかったのに、そうしなかった。われわれが試合を支配しコントロールしていた時間に失点したことは、大きな大きな打撃だった。

ダービーでこの観客の前でプレイすることよりいいものはない。選手たちもとても興奮していたと思う。だが、ときどき興奮しすぎることがある。そうなれば、ボールをコントロールする落ち着きを欠く。

われわれはドロウを受け入れねばならない。それ以外にできることはなかった。

（HTにふたりの交代。ライスのケガ？）デクランは調子がよくない。背中に違和感があり、つづけることができなかった。ファビオは戦術的な決断だ。

セカンドハーフでは、われわれは適応し、トライせねばならなかった。ゴールしたのに、その直後に失点したことがあまりにも大きな打撃になった。

試合後のプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。

（試合について……）

アルテタ：勝って3ポインツ得られなかったことに、とても失望している。とくに二回も試合でリードしたので勝利のチャンスはあった。それがどちらも失点しまった。

われわれは試合をコントロールした。ガビーのチャンスで2-0にもできた。その後失点してしまい、必要だったゴールでバウンスバックもした。しかし、1分ももたずにまた失点したのは残念だ。

思うに、それがかなりチームに感情的影響を及ぼした。われわれはファイナルサードにもっとパスを入れるための落ち着きを欠いていた。それで、若干トランジショナルな試合になってしまった。

彼らと対戦するのにそれはリスキーで、その後には最後の15分、20分でわれわれはプッシュをつづけた。だが、おそらくわれわれはファイナルパスのクオリティを欠いた。それで試合に勝てなかった。

（先行していたり、クリアなチャンスを外したりのフラストレイション……）

ビッグゲイムでは、両方のボックスがとても重要になる。われわれはそうしたチャンスを決めねばならなかったのに、それをしなかった。ふたつの失点は、どちらもエラーっぽいもので、そうなれば勝つのは難しくなる。しかし、選手たちの努力やエナジー、アティチュードはすごかった。

今日のチームは支配するためのボール扱いに落ち着きを欠いた。スパーズのようなとてもいいチームと対戦するのに必要なストラクチャをセットできなかった。

（ファーストハーフの効果的なプレッシングに対して、セカンドハーフは？……）

わたしはセカンドハーフもハイプレスでたくさんのボールを奪い返したと思うよ。2回あったうちのひとつはMaddisonにボールが渡ったとき。

彼らを称賛すべきなのは、彼らにはクオリティがあり、チャンスを生かしたから。だが、それ以外では多くの状況をつくらせたとは思わない。より危険だったのは、われわれが単純にボールを渡してしまったときだったり、こちらがボールを奪ったときで、われわれがあるエリアでボールを奪ったときに、ちゃんとボールを扱わなかった。それが、彼らに広がってランをさせることを許してしまった。

（デクラン・ライスのケガについて……）

彼は背中に違和感があった。ファーストハーフ中に彼がよくないと云ってきた。ハーフタイムに彼を診て、続けられないとわかった。だから、交代する必要があった。

（ファビオ・ヴィエラのサブ？……）

ファビオはケガではない。タクティカルデシジョンである。

（スクワッドのケガ……）

今日もすでにテストだった。なぜならわれわれは5人のビッグプレイヤーたちを失っていたから。だが、それがいまの自分たちだ。われわれは、ほかの選手に信頼とチャンスを与える必要があった。われわれには3日ごとに試合があり、それが示さねばならないレヴェルだ。やるっきゃない。

（トトナムもタイトル候補……）

彼らはとてもいいチームだと思う。とてもよくコーチされている。チームにスピリットや内なるエナジーを感じた。これからのことについては、6試合じゃまだ早すぎる。

（ライスは長期離脱になりそう？……）

そうじゃないと祈りたい。彼の検査をしなければ。彼のような選手が自ら交代を申し出るのは奇妙なことだ。不快ではなかったので。長期のケガじゃないといいが、これから観てみよう。

（ミドウィークの試合のおかげでこの試合が若干leggyになった？……）

わからない。われわれはとても力強く試合を終えた。われわれは非常に支配的だった。われわれはファイナルサードでプレイしていたし、彼らはそこから出られなかった。

われわれがかなりアゲアゲでプレイしていた時間もあったし、ダービー、舞台、雰囲気、エナジーがあった。そして、同じペイスでこちらがボールを持っていないときもあったし、それを奪い返しもした。

われわれに欠いたのいは、もっと危険になるための落ち着きだ。われわれには、それができるはずだったのに。

（スパーズのイコライザーになったジョルジーニョのプレイについて……）

わたしは彼が大好きだ。みんなもそう。これもフットボールの一部だ。彼らがプレイするとき、そうしたエラーをやることも許されている。みんなそんなに簡単なプレイをしているわけじゃない。もし、誰かがそうなってもそれはチームを助けるためだった。彼もわかっている。ジョルジにはみんながついている。

（マンシティと4ポインツ差……）

われわれはそのことは考えていない。試合に勝とうとしているだけ。今日われわれは試合に勝つために努力し、はっきりしたいくつかの理由でそうすることはできなかった。それだけだ。われわれは進歩しないと。

ウィリアム・サリバの試合後コメント「この試合から学ぶ必要がある」

2失点はどちらも責められないなあ。AFCオフィシャルサイトより。

サリバ：ちょっとがっかりはしてる。ファンの前で勝ちたかったから。もっとうまくやるべきだった。でもいいんだ。今日はドロウだったけど、もうつぎの試合に集中してる。

ぼくらがファーストハーフをコントロールした。残念ながら終了間際に失点したけど、カムバックもした。だが、そのすぐあとにまた失点してしまった。つぎの試合のためにも、ぼくらはこの試合から学ぶ必要がある。

ダービーだから勝ちたかったよ。でもすくなくとも敗けはしなかった。最後にはいくつかチャンスをつくられて失点しかかもしれなかった。これからはもっとうまくやっていく。この試合を教訓にして、もっとよくなってカムバックする。

（自分のパフォーマンス？）ぼくは最大限チームを助けようとしている。でもクリンシートをキープできなかったことはうれしくない。つぎはそうしたい。

毎試合でファンのみんなに感謝したい。彼らがそこにいてくれると、ぼくらはいい気分で、もっと力強い気持ちでいられる。彼らのためにももっとうまくやっていくよ。

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