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【マッチプレビュー】23/24 カラバオカップR3 ブレントフォード vs アーセナル(27/Sep/2023)Bチームで目指すバウンスバック

アルテタの会見コメントについて

今回のアルテタコメントで気になるポインツがいくつか。

新ストライカーの予定はまったくなし?

アーセナル世界におけるNLD後の最大のトーキングポインツのひとつが、ゴールできるストライカーの必要性。がっかりしたもんなあ。

だが、ファンの期待に反して、アルテタは1月のストライカー獲得の予定はいっさいないとコメントした。

ただ、これはどうだろう。1月はともかくとして、現時点で9を補強する予定がまったくないとは、あまり真に受けないほうがいいような気もする。

アーセナルがIvan Toneyをほしがっているという噂は毎日のように報道されているし(昨日は£60mどころかブレントフォードは£80mを要求するとも)、あらたにヴィラのOllie Watkinsについてエドゥが彼の代理人と接触したというニュースも出ていた。ナポリのOsimhenは、まあああいう前代未聞級でメッシーなことになっているため、アーセナル界隈も盛り上がってる。

もちろん、こういった報道とクラブの要求がかならずしも同調しているわけではないが、現時点で(とくにエディがブレイクしていない以上)、アルテタがジェズースとエディのふたりでストライカーエリアは今後も安泰と考えているとは思えず。あのNLDがなくてもだ。

どちらかといえば、メインストライカーを買ってジェズースを9/WGにするほうが、いまのチーム事情としても理にかなっているし。

No.1が入れ替わったくらいなのだから、もうほとんど安泰なエリアなんてないかもしれない。アルテタがこの状況を今後も放置するとすれば、そのほうが不自然に思える。

まあ、これからジェズースかエディがちゃんとゴールして、アルテタの云うようにほかの選手たちが去年のようにゴールをし始めたら、この件はもっとトーンダウンするかもしれないけど。

FWの決定力に加えてチャンスクリエイションにも課題

ただ、みんなでゴールをシェアするという理想的な去年を再現することが、いまのところ難しいのは、今年はチームとしてチャンスクリエイションに問題ありだからだ。

会見のなかに、チャンスクリエイションに関する質問がいくつか出ているのは、そこもNLD後の大きな論点になっているから。

ストライカーのフィニッシュだけでなく、その前のクリエイションの数字も悪くなっているという。この件について、アルテタは「リーグベストだ」とか、なんだか的を得ない回答をしているように見えるが、その質問をしたプレスは、それこそ単純に「いまチャンスクリエイションに問題ありますよね」と指摘したかったのだろう。

今シーズンここまでで、アーセナルのper90のショッツは14.7でリーグ7位(ゴール数も7位)。まずトップを競うチームとしてはシュートが少なすぎる。npxGもリーグ11位だったりとかなり平凡。FBRefでもシューティング関係は悪い数字が確認できる。

あと、BBQのひとが紹介していたけっこう衝撃のスタットがアーセナルのここまでのキーパスで、それがリーグ17位という。それより悪いのは、バーンリー、シェフU、エヴァトンだけ。key-passesというのはゴールにならなかったラストパス、つまりアシスト未遂のことで、チームのチャンスクリエイションの指標のひとつ。それがこのように悪い。

もちろん今シーズン開始当初は、ハヴァーツらが加入した新チームでパーティのRBのような「実験的こころみ」をしばらくつづけたので、パフォーマンスの数字が落ちているのはしょうがないところもあるという気はする。

だが、ジェズースやビッグガビがチームに戻るなどして去年のすがたに近いチームのシェイプになっても、そこは大きくは改善されていないという。とくにNLDでは、多くのファンがパフォーマンス不足を実感するところとなってしまった。

チャンスが少ないって、アーセナルのようなクラブのファンにとっては地獄みたいである。これが一時的なことであることを望む。

サカは使いすぎか?

NLDで試合終了間際で途中交代になったサカは足を引きずっていたということで、その後もトレインできないくらいには悪く、今回の試合はどうもアウトらしい。とはいえ、もし彼がフィットしていたとしても、もっとも休ませる必要のあったひとりだけれど。

サカの酷使についても、NLD後は議論になっていた。

このままではいつかケガしてしまうという不安が、アーセナルのリーグ連続出場を記録した直後、結局現実になってしまった。彼は週末のボーンマスでプレイしなければ、記録更新はない。

世界のトッププレイヤーが毎シーズンかなりの時間プレイするのは免れない宿命だとしても、アルテタのサカの使い方を観ていると、もっと賢い使い方はできるよなあとは思う。とくに彼の相手からの狙われっぷりを観ていると。

ちなみにこれもまたBBQ氏の受け売りだが、NLDのサカは後半に入ってから(というか30分以降、終盤のプッシュする時間帯まで)全然パスが受けられなくなっていたので、もっと早い時間に変えてもよかったんじゃないかという。あ・またサブの早い遅いの話をしちゃいましたごめんなさい。

まあ、いずれにせよ、ミケルはあまりにサカにこだわりすぎてるようには見えるので、本気でスクワッド全体で戦うつもりなら、スクワッド全体をもっと信用して起用して、サカのような選手の負担を少しでも減らしてほしい。

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