やっとグディソン・パークで勝った。2017ぶり。
試合自体は今回もまたアーセナルがほとんどボールを支配して進めながらも、なかなかゴールは生まれず。全体的に派手なできごともあまりなくて、やや退屈に感じたアーセナルファンも多かったみたいだけれど、それでも3ポインツが大きかった。クリンシートもナイス。昨シーズンからアウェイで12クリンシーツはリーグでダントツトップ。なぜかアウェイでは強い。
フィジカリティやスクワッドデプスなど、グディソン・パークのエヴァトン相手にこの6年間のわれらとは違うところは示せたのではないか。
試合を振り返ろう。
Trossard strike earns Arsenal victory at Everton
アルテタの試合後コメント「これまでGKのロテイションをしなかったことに後悔があった」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプトより。
アルテタ:(グディソンの呪い)ここで6年も勝てなかったのは長かった。だから、われわれは教訓を活かし、もっとよくならねばならなかった。
わたしはこの勝利がうれしい。だがとくに勝ちかただ。チームがいかにプレイしたか。いかに支配的だったか。ピッチでの存在感。われわれは、この試合に勝つにまったくふさわしかった。
わたしが思うに、われわれにはボックスにいる誰かが最後の一線を超える機会が多くあった。エヴァトンを讃えよう。彼らはボックスを極めてうまく守った。そして、われわれが決めたときにも、彼らには大きな大きなブロックがあった。
あれはゴールを決めるためのグレイトな別のやりかただった。それが違うリソースをもたらし、より予測不能になれる。
ここはわたしには特別な場所だ。このクラブにとても感謝している。われわれと対戦する以外のときは、ぜひがんばってほしい。今日は幸運にもわれわれは試合に勝てた。
(サポーター)すごかった。どのグラウンドでも、毎回、彼らはずっとよくなっていると思う。彼らはいまを楽しんでいる。彼らは、チームにとってものすごく重要であり、みんなにはいつでも感謝の気持ちを示してほしい。つねにいっしょにやっていくのだと。水曜にまた会おう!
試合後のプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。
(2017以来のエヴァトンでの勝利……)
アルテタ:とてもうれしい。チームのパフォーマンスが非常にうれしい。これは6年間できていなかったことだ。
これは、われわれが直面していたチャレンジであり機会であり、自分たちがすべきことすべてを考えていた。そしてそれをピッチ上で実施した。
わたしは、スタートからフィニッシュまでわれわれが試合を支配したと思う。たくさんのチャンスをつくったし、かなり支配して、相手になにもさせなかった。そして、それがここでできたということは、選手には大きな称賛になる。ここであれをやるのはまったく簡単ではないのだから。
(勝利は紙一重だった……)
われわれはすべてに取り組んでいる。すべてのマネジャーがやらねばならないことだ。試合への準備をするとき、やらねばならないことは相手の弱点をさらけ出し、こちらのそれを隠すこと。そして、これがわれわれがやろうとしてやってきたことの結果だ。それをやれば結果は出る。
われわれは多くのやりかたで端緒を開き、ラストパスやラストアクション、ラストフィニッシュにおいてもしっかりできていた。だから、相手のことも称賛しないと。彼らはボックスをとてもとてもうまく守った。
もしマルティネリのゴールが認められていれば、この試合はかなり違ったものになったかもしれない。そうはならなかったが、それでもわたしはスーパーハッピー。
(マルティネリのケガ……)
彼は、ゴールしたときのランのあと違和感があった。彼はふだんなら筋肉のケガをするタイプではないのだが、彼は下がらねばならなかった。どうなるか様子を観よう。
(ショートコーナー戦術……)
われわれは、自分たちでありつづけるために、あらゆる状況に備えている。われわれは相手にはなにも与えたくない、だがわれわれはセットピースの練習をしている。
それはわれわれには非常に重要なものだ。なぜなら、われわれはファイナルサードでそれをたくさんその状況をつくるから、それが上手でなければならないのだ。それはどのクラブにとっても試合に勝つ方法だから。
(サブのひとりがゴールを決めるのは3試合連続……)
誰も場所を保証されない。わたしが保証しない。選手は最高レヴェルでパフォームするためにここにいるのであり、試合に勝つために貢献するためにここにいる。それこそが、われわれがやらねばならないことだ。
それは、誰にとっても変わらない。自分たちでそうしたスタンダードを設定し、内部で何が起きようとも、それより重要なことはない。それが、われわれの目標だ。
(観客をコントロールすること……)
わたしも観客が非常に良いということをわかっている。それは感じられることだろう。彼らが盛り上げてくれるとき、試合が変わり、勢いがシフトする。そのときはなんとか試合から距離を置く必要がある。なぜなら、彼らがローラーコースターにのるのは、つまり彼らがとてもいいチームだからだ。そこから降りるのはとても難しい。今日のチームはそれをやっていたと思う。
(なぜこの試合でラヤをスタートさせる気になった?……)
ファビオがプレイするとか、エディをガブリエル・ジェズースに優先してプレイさせるとかと同じ根拠だ。ガブリエルがなぜスタートしないかは誰からも訊かれていない。彼はより多くのトロフィを勝ち取ってきた選手だが、誰もなぜとは訊かない。
これは歴史的にも行われてきたことだが、ふたりの選手がそのポジションにいて彼らをプレイさせないということは、わたしにはできない。ダヴィドにはアーロンやカールのような素晴らしいクオリティがある。われわれは彼らを使わねばならないし、それでこうなった。
わたしはとても若いマネジャーだ。この仕事をまだ3年半しかしていない、それでもいくつかの後悔がある。それは2回あった。ふたつの試合でそれぞれ60分、それと85分、わたしはそのときキーパーを変えることもできたが、そのときはそれをしなかった。それをやる勇気がなかった。
だが、わたしはウィンガーだったかストライカーとセントラルDFを変えてバック5にし、結果をつかんだ。それらの試合はドロウにしたが、わたしはうれしくなかった。
誰かがそれをやり、それは奇妙なことだからなぜかと訊かれる。だが、なぜダメなんだい? もしもうひとりのGKにすべてのクオリティが備わっていて、あるいは何かが起きていて勢いを変えたい、ならそれをやればいい。
それがわたしが抱いている後悔の念で、いまはわたしのフィーリングはチームの全員が繋がっていて、コンペティションに関わらず全員がプレイしなければならないということ。それがわたしのメッセージ。
(ラヤのスウィーパーキーパーとしてのクオリティ……)
われわれは選手のクオリティに適応し、彼らの強みを生かしたプレイをさせようとしている。あることをやるための試合だったり、ほかのことをやるための試合だったりがあり、わたしの意見ではエヴァトンは非常に重要だった。われわれは決断をし、チームに恩恵をもたらそうとした。
(ベンチになったアーロンからどんなリアクションがほしい?……)
ジェズースと同じ。トミヤスと同じ。まったく同じ。われわれは11人でプレイする。10+1でも10でも9でもない。まったく同じなのだ。
以上
「(試合中に)GKを変える勇気がなかったことを後悔している」。すごい告白きたなあ。この件は後述。
レオ・トロサールの試合後コメント「いい感じに入ってくれた」
サカのカットバックから技ありなG1。ベルジャンNTでのファインゴールも真顔だった。あんまり笑顔をみせてくれないひと。今回はちょっとニコリとしていた。試合後インタヴュー。AFCオフィシャルサイトより。
トロサール:(ドレッシングルームのムード)みんなが喜んでる。当然。ここで3ポインツはぜったいほしかったし、それができた。みんなとても喜んでいるよ。
もちろんいつだって準備はできている必要がある。だが、タフな試合で入っていくのはいつだって難しい。とくにファーストハーフ。彼らはボックスをとてもよく守っていて、はっきりしたチャンスをつくるのは難しかった。そのあとは、ただ忍耐だった。
セカンドハーフにはいくつかのチャンスがあったと思う。あとはそれを決めるかどうかで、幸運にもゴールすることができた。ブカヨがボールを持つのを観たとき、ぼくは決めなきゃと思った。彼はそれをぼくに上手にレイオフしてくれて、ぼくはファーストタッチで決める必要があった。いい感じに入ったよ!
(CLでプレイするのは初めて)正直とても興奮している。ぼくには初めてのCLでもあり、アーセナルでそれを経験できるのはうれしい。とても楽しみにしている。
キーパーのローテーションはブライトンを見倣ったんだと思います。向こうは去年から。後半多少修正したように見えたけど、ライスは放っておくと動きすぎてしまうのでしょうね。そこが直らない限り、ずっと攻撃が停滞した試合が続いてしまう。あとラインブレイクをアドリブではなく、しっかりと戦術に組み込まないと。
すみません、試合中にGKをということですかね。それなら確かにびっくりです。
チェンさん…みんな…僕はジャカが恋しいです😭😭😭