CL is back!
PLのビッグマッチから中二日でもうCLの試合。しかもアウェイ。これはタフな日程である。
アーセナルのグループステイジ3試合めは、セヴィーヤ(A)。
CLでアーセナルは初戦のPSV(H)で勝ちながら、つぎのLens(A)で敗けてしまっている。グループBをできればトップで勝ち抜くため、今回はどうしても勝ちたい。週末のPLチェルシーでの失望を払拭するためにも、3ポインツが必要だ。
試合をプレヴューしてゆこう。
アルテタの試合前コメント 「(ラヤ)苦しんでいない」
昨日行われたアルテタの試合前プレスコンファレンス。今回の会見にはジョルジーニョが同席していた。AFCオフィシャルサイトより。
(カイ・ハヴァーツのベストは彼がすでに成功しているCLで観られる?……)
アルテタ:それもたしかに理由のひとつだ。さらにクオリティと彼があの年齢にしてすでにキャリアのなかで行ってきたことの数。そしてスターティング11もよくしていくためにも。彼には素晴らしいクオリティがあり、チームがよくなるのを助けてくれる。
(GKをコンスタントに変更することが期待されているが、それは非現実的?……)
わからない。どういう理由かにも依るだろう。エラーはフットボールの一部であり、ディフェンダー、ストライカー、ゴールキーパーでもミスは起きる。そのたびに彼らを変えるか? ノーだ。
(ダヴィド・ラヤは注目を浴びて苦しんでいる?……)
まったくそんなふうには見えない。
(GKによけいなプレッシャーがかかっている?……)
ビッグクラブでプレイするならプレッシャーはある。勝たねばならないし、ベストでいなければならない。すぐとなりにいる選手が毎日欠かさずプッシュしてくる。
しかし、われわれはプレイヤーごとに、ポジションごとにやっていける。キミは、レフトバック、ホールディングMFに何が起きているかわたしに云うだろう、すでにジョルジーニョに関して質問もしているね、そしてガブリエル・ジェズースがここにいて、そこには別の質問もある。
それはディベイトであり、このゲイムの美しさでもある。たくさんのオプションを持つことで、そうした話がより頻繁にされるようになる。それが事実だ。
(サカのような若い選手たちがリーダーシップグループの一員になること……)
彼らにとり非常に重要なことだと思う。なぜなら、われわれのプレイのやりかたやチーム、クラブにおいて、彼らの役割はリーダーシップレヴェルを反映していなければならないからだ。それを育てるためにチームの周辺になければならない。
そこには完璧な環境があると思うよ。われわれにはとてもよい選手、チームのミクスチャがある。グループには経験もあるし、舞台裏で起きていることを理解するために、彼らと過ごす時間が今後は非常に価値あるものになる。
(アーロン・ラムズデイルはスクワッドに含まれる?……)
イエス。
(明日の夜は人種差別のことが気になる? 前回のセヴィーヤのホーム試合で起きたことです……)
セヴィーヤは非常に強く、そして早く反応した。グレイト。美しいフットボールの雰囲気を楽しもうじゃないか。それよりいいことはないし、わたしはただフットボールの話だけを願っている。明日は楽むつもりだ。
(Lensとのアウェイ試合での教訓?……)
あの試合からはいくつかあった。とくにCLでは相手になにも与えてはいけないということ。試合をコントロールするためには、両ボックスが極めて重要で、今回もとても早くそこから抜け出すときがあるだろう。
それがどうして起きるのか、なぜ試合が自分たちの思い通りにならなかったのか、理解する必要がある。しかし、その多くは自分たちのなかにある。われわれの試合の敗けかた、2回も見返しても、結果にふさわしくなかった。
(元チームメイトであるホセ・アントニオ・レイエスについて……)
グレイトなおもいでがある。彼はわたしのルームメイトで、よくいっしょに過ごした。彼は特別なパーソナリティがあるファンタスティックなキャラクターで、フットボールの才能も半端なかった。
あの年齢で、わたしは彼より優秀な選手を思い出せないほどさ。彼はすべてを持っていた。
彼は両方のクラブでプレイし、歴史の一部になっている。彼はインヴィンシブルズの一員でもあったのだから。彼にここにいてほしかった。わたしたちのクラブを誇りに感じてほしかった。明日は彼にとってとても特別な夜になるだろう。
(近年のアーセナルのヨーロッパでのアウェイフォームにはなぜにこんなにも浮き沈みがあるので?……)
相手がとても強い。アウェイで勝つのはつねに難しい。だが、ヨーロッパのアウェイで勝つこと、すべてのトップチームにあるシフトは、同じ結果ではない。マージンが決定的になり、困難に直面したときのある時間帯のチームの感情状態、そこがカギだ。
以上
GKの話題は当然出るでしょうなあ。そしてアルテタは、そのことばかりに突っ込まれたくない感じがありあり。
この試合のGK選びは、ひとつの焦点ではある。
そしてレイエス(レジェス)。数年前に交通事故で亡くなってしまった。セヴィーヤとアーセナルの両方でプレイした。
ミケルとは1才違い。アーセナルでは時代が違うし、彼らはどこでいっしょにプレイしたのかと調べたら、スペインユース(U-21)時代が重なっていたので、そこだろう。
彼のことをしのぶ試合でもある。
♾️ Eterno José Antonio 💫 pic.twitter.com/ZqmVjPZ17F
— Sevilla Fútbol Club (@SevillaFC) October 23, 2023
ジョルジーニョの試合前コメント「契約更新の話はしていない」
会見に同席したジョルジ。一部のみ訳そう。
ジョルジーニョ:(アーセナルでの将来)正直、その話はまったくしてないね。ぼくが云えるのは、ここですごく満足しているということだけ。アーセナルでほんとにハッピーだ。
ぶっちゃけ、それについては考えてもいないよ。ぼくが考えているのは明日のことだけ!
ぼくらにはすごく可能性があると思う。もちろん、若いチームだ。これは競争であり、選手みんなを成長させる。
ステップバイステップでやっていく必要がある。そして楽しむこと。
ジョルジーニョの今後については、たびたびニュースを見かけていて、そのたびに本人か代理人が「アーセナルでハッピー」を繰り返しているような印象がある。
彼の契約は今シーズンかぎりで、アーセナルには1年の延長オプションがあると云われる。MFの補強次第だろうが、いまのような状況を本人が受け入れてくれるなら、アルテタはやっぱり彼に来年もいてほしいんじゃないだろうか。