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【マッチレビュー】23/24 EPL ボーンマス vs アーセナル(30/Sep/2023)アウェイで快勝。アーセナルのよき一日

試合の論点

ボーンマス vs アーセナルのトーキングポインツ。

チームの団結とハヴァーツの自信回復

この件は試合後にミケルが語っているので、あんまりここに書くこともないかもしれない。

今回の試合のハイライトは、試合そのものというよりも、チームがペナルティの機会をハヴァーツに譲ったところ。あれは美しかった。

そして本人もプレッシャーを感じているだろうなかで、落ち着いてしっかりと決めた。むしろ、本人よりもあの試合を観ていたファンのほうがドキドキしたかもしれんね。わしもあのときは、もし失敗したらどうしよう??とつい考えてしまった。

あれはサカが譲ったとか、オーデガードがジェズースを説得したとか、いろいろ云われているが、それはまあどちらでもよいと思う。より重要なことは、ハヴァーツ本人はもちろん、チームの一体感をひとりひとりが再確認したことだろう。ゴールが決まったあとの祝い方にもそれがあらわれていた。誰もが安堵して喜びを爆発させたみたいな。まあ、ビッグガビはあんなに頭をペンペンしなくてもよいと思うけど。。

アーセナル加入以来苦しんでいるチームメイトを助けるために、そして失っている自信を回復させるために、チームとして示したアーセナルファミリーの強固な絆。目標を達成するにはぜったい必要なやつ。

そして、それはファンも同じ。試合後のファン投票で、彼をPOTMに選出してお祝い。

アウェイファンもすごかった。ハヴァーツを応援しないアーセナルファンなんているのかい?

試合後、アルテタはハヴァーツについて「もしかしたら、あれですべてが変わるかもしれない」と述べた。

つまりケチャップのフタである。一度出ると、ドバーと出てしまうやつ。これで彼のプレッシャーが軽減されて、今後そうなることを願いたい。彼のためでもあるし、それがチームのためにもなる。

ハヴァーツの問題が解決してくれると、アーセナルはさらにもう一段階前に進める。

ケガ問題はどうなった? サカは大丈夫??

今回のチームセレクションは、アルテタが試合前に話していたチームニュースからはちょっと想像しにくいものだった。試合前は、トレインも満足にできていなかったというレギュラー3人がスタートから登場。アルテタの話しぶりだと、遠征スクワッドには含まれても、セレクション外さえ覚悟していたのだけれど。

相手をあざむくための煙幕というか。ただ、このように試合前に話していたチームニュースとセレクションが違うものになっているのは、アルテタではこれが初めてではない。やっぱりミケルが三味線を弾いていたと考えるのが妥当かもしれない。それにどれだけ効果があるのかはよくわからないが……

あるいは、フィットネスに不安がある選手もリスクをかけたのか。まあ、たしかにボーンマスだってシティだって同じ3ポインツの価値ではあるので、ボーンマスだから手を抜くという考え方はしないのは理解できる。

ただ、あの様子ならライスとサリバはそれでもよかったとして、サカはどうだったろう。

彼は前半だけで足を痛そうにしていて、フィジカル的にはあまり調子もよさそうにも観えなかった。

HTの時点ですでに2-0だったので、ぼくはそこで今後の重要な試合のために温存してもいいんじゃないかと思ったくらい。だが、アルテタは50分に3-0で試合がほぼ決まってもなおサカを下げない。彼が下がったのは、さらにそこから20分以上たったあとだったという。交代する前の彼はもう足をひきずっていた。

さすがに、あれはどうなのか。足の具合は試合前からの不安のあった部分だろうし、彼をあそこまで引っ張る必要はあったのか。

アルテタはレギュラーを固定しがちだし、選手を酷使しがちなのはこれまでどおり。だが、それはどういう信念に基づいたものなのか。今回のサカのようなことがあると、バックアップの信頼度が低いだけでは、説明がつかないような気もしてきた。よくわからない。彼のようなコンディションの選手を、できるだけ長く使いたい動機はなんなのか。

今後、大きな問題にならないことを望む。が、このようなことがつづけばいずれ……

 

この試合については以上

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4 Comments on “【マッチレビュー】23/24 EPL ボーンマス vs アーセナル(30/Sep/2023)アウェイで快勝。アーセナルのよき一日

  1. ToT×LIVはリアタイしてましたが、
    両チームとも「これ、アーセナル勝てんのか?」と思えるほどスペクタクルな展開で、第三者視点では非常にエキサイティングな試合でした。
    よって、ホント誤審にブチ壊された感が強すぎてアーセナルの素晴らしい勝利の余韻もモヤっと。。。

    と、コンスタントにグレイトなホワイトが、アウェイサポへの挨拶もそこそこに早々にロッカーへ引き上げたように見えて少し気になってます。

  2. ハヴァーツのPKの場面は、キャプテンからボールを渡されたシーンも美しかったし、ゴールを決めた後のチームメイトの(本人以上に)嬉しそうな顔も美しかったですね。
    こんなの見せられたら他のチームの選手もアーセナルに来たくなるだろうな。
    PKする瞬間「これで外したら、本当にメンタル引っ張るだろうなあ」と不安になりましたが、自信に満ち溢れた完璧なキックでした。
    昨年のAmazonPrimeのアルテタがホワイトボードに描いていた例の”Passion, CLARITY, ENERGY=ARSENAL FC”という絵を思い出しました。

  3. ジンチェンコ、ライスが下りすぎて、そのせいでウーデゴールも下がってきてビルドアップ重たい問題は未解決のまま。ラヤのCB化も現状だと、単に最終ラインの位置を下げることになっていてそこまで効果的ではない気がする。という今シーズンのアーセナルの課題or疑問は継続ですが、ハヴァーツの重荷を軽減できたポジティブな試合だと個人的には思いました。守備のタスクは最初から繊細にこなしているのだから、そこももっと評価してあげるべき。

  4. しかし、これまで以上にあからさまに贔屓されてるトッテナムを
    一体どこが止める事が出来るのでしょうか?

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