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【マッチプレビュー】23/24 EPL アーセナル vs リヴァプール(4/Feb/2024)さよならクロップ

ゆうべの日本代表は惜しくも敗けてしまったね。イランも強かったので、どっちが勝ち抜けてもおかしくないくらいだったか。

アーセナル界隈では、このAsian Cupの結果は概ね歓迎ムードという感じ。トミヤスがケガせずロンドンに戻ってくるということで一安心。もちろん彼には気の毒でも、喜ばずにはいられなかった。リヴァプールのファンも似たような気分なのかな?

さあ、今日はそのリヴァプール。ワクワクである。

試合をプレビューしてゆこう。



アルテタの試合前コメント

金曜のプレスコンファレンスは、昨日のエントリで伝えた。未読のかたは、まずこちらをどうぞ。

【試合前記者会見】23/24 EPL アーセナル vs リヴァプール(4/Feb/2024)「パーティにセットバック。スクワッドには含まれない」 | ARSENAL CHANGE EVERYTHING

Sky Sportsによるアルテタ独占インタヴュー

そのエントリをアップしたあと、『Sky Sports』がビッグマッチ直前ということでアルテタの独占インタビューをやっているのを発見。以下にそちらを。彼の発言部分だけ。

Mikel Arteta exclusive: Arsenal boss opens up on stresses of management ahead of Liverpool clash

アルテタ:自分たちが毎日行っていること、それを非常に特権だと感じている。わたしは自分のやっていることが大好きだ。

わたしにとり、美しさ、エナジー、情熱、それと日曜のリヴァプールのようなビッグゲイムへの気持ちは、プレッシャーとかストレス以上のものがある。

早起き

(アドレナリン?)眠るのは問題ないんだ。とてもよく眠れる。しかし早く起きてしまう。朝5時、4:30、あるいは5:30とかになったり。そして、脳がつぎの活動に働きはじめて、すべてがまとまりはじめる。そういうふうに脳が働くにはいい時間帯なんだ。思ったことがかたちになりはじめ、ちらかったアイディアがまとまりはじめる。

それが起床の時間で、わたしはそれらを書きとめることからはじめて、つぎの試合に勝つためにベストなやりかたについて、あらゆる確度から考えはじめる。

仕事と私生活のバランス

わたしの長い一日のはじまりは、まず3人の子どもたちが走ってきてわたしに飛びかかること。うちの犬も同じことをやる。

そこから、妻とスタッフ。周りにいるスタッフはいつでもエナジーをもたらそうとしてくれるし、ポジティヴで、わたしやチームをサポートするためにできることをなんでもしてくれる。

そのあとに必要なことは、選手たちを観ること。彼らにあそこからあそこへ行くように伝え、彼らはそこへゆっくり動きはじめる。つまり、彼らがうしろについてくる。それはすごくパワフルなことだよ。それが、またやっていこうというエナジーをもたらす。

(家族はみんなあなたの仕事を支持している?)100%。彼らの理解が必要だ。それについて話しあいたいし、愛し、ほかのトピックからは離れる。人生においては(仕事と私生活)どちらも等しく重要だから。そのバランスがかなり重要で、わたしには幸運にもそれがある。

(仕事から離れるためにすること)できることはたくさんあるが、個人としては、自分の身体がなにが必要かを教えてくれる。これはわたしの意見だが、瞑想がとてもよく効くね。気持ちをからっぽにして、そのあとは仕事を再開するのによいコンディションになっている。

読書もわたしのとても好むものだ。さまざまなトピックについてよく読んでいる。ほかの業界だとか、ほかの同業者たちがやってきたこととか。とてもいい。

リヴァプール戦で必要なnon-negotiable

われわれは、お互いよく知るものどうしだ。もう何回も対戦しているし、リヴァプール戦に必要なことがあり、われわれとの対戦でも相手はしなければならないことがある。

試合のインテンシティはスーパーハイになるだろう。個人への要求、集中、注意、クオリティ。試合ではそれをもたらさねばならない。

(リヴァプールに対し優位になるには?)自分たちは自分たちという断固たる決意(non-negotiable)。われわれは、自分たちのプレイをする必要がある。自分たちのやりたい試合をプレイする。選手たちには、自分たちの望むやりかたでプレイする信念と渇望がある。

マージンはかなり小さい。日曜は試合に勝つ権利を得なければならない。それをやるためには、自分たちがやっているように、あるいはもっとよくパフォームしなければならない。それだけだ。あとは、その結果になる。

言うは易く行うは難し、そうだね。しかし、われわれはリヴァプールとのこの2試合でそれを成し遂げてきた。いま、さらなるものをもたらす必要がある。勝たねばならない。

Kloppへのあこがれ

(Kloppはあなたがシティのコーチとしてアーセナルのマネジャーとしてもっとも研究したコーチ?)彼がいちばんだったかはわからないが、もっともそうしたひとりではある。このリーグには、トップトップマネジャーたちがいて、彼らにはだいぶ考えさせられる。

そうしたマネジャーたちと試合をするのが大好きだ。それは試練であり、もっとよくなりたいし、ベストに対してもっと自分をテストしたい。

PLはベストな場所だ。とても夢がある。なぜなら、さらなるレヴェルへ到達することはチャレンジだから。違う考え方をすることもそう。自分がなにをやりたいかに立ち戻るまえに、違う方向に向かったり。

(Kloppのクラブとリーグへの最大の貢献は?)非常にはっきりとしたアイデンティティ。

彼はリヴァプールを変えた。彼らはすべてが団結している。観客、選手、絆とケミストリがうまれ、さらにとても競争力あるマインドセットが加わり、それに96分間苦しまされる。

彼らは、それをイングランドとヨーロッパで何年にもわたりやってきた。彼らが新しいバーをセットしたのだから、大きな尊敬と憧憬がふさわしい。

以上。アルテタがリラックスして試合に集中してそうな様子がうかがえてナイスなインタヴューだった。

 

この試合が終わると、クロップのチームとアーセナルが対戦するのはしばらく観られなくなるというのも、ぼくはいまごろ気づいた。彼がこのつぎにPLで仕事をするとは思えないし、それともしばらく休むの? いずれにせよ、彼がいる日常ではなくなる。それはちと寂しいものがあるな。

ところで、ミケルからひさしぶりに聞いた“non-negotiable”。問答無用とかご意見無用とか、ここではいろいろに訳してきたんだけど、この文脈だと「断固たる決意」という日本語が適訳なんじゃないかと急に思いついた。英訳したら逆にはならないと思うから意訳になるだろうが、彼のnon-negotiableというのはつまり“no buts”(つべこべ云うな)のアティチュードだから、断固たる決意はけっこういい訳だと思う。#翻訳メモ

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

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