風すごい。
さて、フットボールファンにおなじみの『Transfermarkt』が、先週の火曜、PLチームに所属する選手の市場価値(market value=MV)をアップデイトしていた。これは、前回の去年12月以来のデータ更新で、いまのところ外国リーグのアップデイトはなく(※伊セリエAを除く)、イングランドでもPLのみとなっているようだ。
たった3ヶ月分の更新なので、そこまで派手な変化はない。
アーセナルの選手を中心にチェックしてみよう。
TransfermarktがEPL選手の市場価値をアップデイト(2024年3月)
PLでもっとも価値ある選手ベスト10
もっともMVの高い選手ベスト10人。シティから4人、アーセナルからも4人が選出された。
アーセナルの4人は、サカ(€130m)、ライス(€110m)、オーデガード(€95m)、マルティネリ(€80m)となっている。
PLでもっとも価値あるベスト11(2024年3月)
MVのもっとも高い選手をポジション別に当てはめて、TMがセレクトしたベスト11。
ここでもアーセナルからは4人選出されている。サカ、オーデガード、ライス、サリバ(€80m)。
Strikers、Midfielders、Defendersのカテゴリそれぞれで、彼らがトップグループに含まれるという。
こちらは上昇幅が大きかった選手を優先したヴァージョン? ちょっと人選が違う。
今回のアップデイトでも、明暗の分かれた選手たちもいる。
この3ヶ月でPLでもっとも市場価値が増加した選手
マンUのMainooという18才がわりとダントツでトップ。ここ最近は、よくみかける名前。アーセナルではサカが6位(タイ)に入っている。
3位のToneyはちょっと意外に思えたが、彼のデータを観ると単純にバンされていた期間に下がっていたMVが今回戻っていて、一時的に落ちていたと解釈すべきのようだ。
この3ヶ月でPLでもっとも市場価値が減少した選手
おうふ。ここでは一転してチェルシーとマンUの存在感がある。
こうして市場価値を下げている選手たちの名前をみると、所属クラブが不振ということも大きいが、単純に選手の過大評価だったという印象も強い。
アーセナルのターゲットでもあったCaicedo、Lavia、あるいはAntonyやAmrabatなど、名前先行で実力が評判に見合っていないというか、インフレ市場に引きずられた取引だったように思える。
それと、クラブであまりプレイしていない選手や、個人としてフォームが以前より落ちている選手なども価値は落ちている。
PLクラブのMV
PL全体では、今回のアップデイトで前回から€240m増えて、総額€11.09bnに達したそうな。
前回より価値を減らしているクラブは少数派である。成績不振のクラブ。
ベスト10だけ。
アーセナルは、前回同様マンシティに次ぐ2位。
リーグテーブルでトップハーフとボトムハーフとのあいだあたりをウロウロしてるチェルシーが3位。選手だけは超豪華。しかしなぜか勝てない。
クラブの規模からして、BHAが9位にいるのはけっこうすごいのでは? MitomaのMVはちょっと下がってたよ。