やあ。ゆうべの試合。
シーズンも残り10試合のタイミングで1位と3位が1ポイント差で直接対戦するタイトルディサイダーとも云われ、マンシティのホームでアーセナルがついに結果を出すか注目が集まっていたなか、結果は0-0で引き分け。
もちろん勝てなかったことは残念だが、あそこでアーセナルがポイントを取るのは2016年以来のことで、今回もまた一歩前進したことをポジティヴに捉えるべきかもしれない。最悪の結果も免れた。相変わらずライヴァルクラブのファンは今回もなにやら騒いでいるようだが、内容だって、全然恥ずかしいものではなかった。ちゃんと、つぎにつながる試合になったと思う。
試合を振り返ろう。
アルテタの試合後コメント「進歩をつづけよう」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFC公式サイトの書き起こしより。
アルテタ:信じられないようなチームに対し、とてもタフでとても接戦だった。わたしは、選手たちはまったくもってとてもとてもよくやったと思う。とても規律があり、必要なときにはとても忍耐強かった。
よかった点は、いくつか大きなチャンスがあったこと。決められなかったが大きな状況もあった。ちょっとだけ落ち着きを欠いてしまった。とくに、最初のフェイズのボールを持ったとき、もっとプレイしよう、もっと持とう、もっと勇敢になろうとしたとき。だが、相手に困難を強いたのは、彼らの功績だ。
(選手たちは不満)それは、わたしがドレッシングルームで毎日感じていることだ。信じられないものだよ。われわれはあのチームに3年ぶりにホームでのゴールを許さなかったのだ。そして、その長さがその難しさを物語っている。だが、彼らはもっとやりたかった。個人として、もっとできたはずだと。チームとしてもそう。それはいいことだ。
われわれはステップを踏んだ。われわれがやっているすべてのよきことを維持し、これからも進歩しよう。
(水曜のPL)つぎはルートンだ。これはもう終わった。ルートンはまたとてもタフな相手だ。彼らがトップチーム相手にやっていることは知っている。だから、われわれは水曜の夜には、また素晴らしい雰囲気と応援が必要になる。
試合後の記者会見。AFC公式サイトより。
(試合を振り返って……)
アルテタ:スリリングな試合だった。タフな試合だった。非常に要求される相手であり、しかし、こちらもそれとよく競ったと思う。
守備では、われわれは際立ってよかった。われわれは、できるだけ高くプレッシャーをかけねばならず、そこはとてもよかったと思う。多くの困難をもたらした。
相手がよかった時間ではロウブロックを強いられ、そこから抜け出すのはかなり難しかったし、彼らはたくさんの人数をかけてきた。しかし、われわれはスペイスを許さなかった。
彼らがホームでゴールできなかったのは3年ぶりのことだ。それだけ彼らが優秀だったということ。
そして、悪かった点はこちらにゴールする大きなチャンスがあったときに、それをしなかったこと。だから、つぎのステップはボールをもったときにもっと落ち着くことだ。とくに攻撃の最初のフェイズをもっとうまくやること。
(マンシティに対し、ふたつのクリンシーツ……)
どでかい。それをやるのは極めて困難。だから、これは選手ひとりひとりのコミットメントを示しているし、彼らの規律を示している。彼らがいかに競ったか。
ひとつはフットボールの試合をプレイすることであり、もうひとつは競い合うこと。あのチームを相手にして、今日われわれはとてもとてもうまくやった。
(タイトル争いの観点からはよい結果だった?……)
わからない。試合には勝ちたいし、勝つために準備していた。もし勝てないのならドロウにしなきゃいけないし、われわれはそうした。11ヶ月前もわれわれはここにいて、全然違うものだった。
チームとしては一歩づつ前進を継続しなければいけないし、進歩しなければならない。今日はそれをやった。われわれはまだまだこれからだ。
(今日の結果は前回のここでの対戦からアーセナルがどれだけ進歩したかを示している?……)
わたしが思うに、文脈とここにどうやって来たかも違う。しかし、難しさは依然として同じだ。
わたしは、彼らがダントツで世界最高のチームだといい続けるし、ダントツで世界最高のマネジャーだといい続ける。われわれは彼らに追いつき、もっとよくなろうとしている。それがわれわれが直面しているチャレンジ。
(交代になったブカヨ・サカは問題ない?……)
彼は数週間離脱していて、ちょっとした問題もあった。彼は疲労を感じていたんだ。いま彼はトレインしていない状態だった。試合前に一日だけだ。彼も大きな貢献をしたが、今日の彼には90分は長すぎだった。
(ポゼッションで劣勢になったときにどう適応する?……)
試合前にはっきりさせたことがある。30のパスを追いかける準備はいいか。30のパスを追いかけたあと、ボールを失い、また30のパスを追いかける? イエス。なら、キミはマンチェスター・シティとプレイできる。
ここはとても重要だ。もしその準備ができていないなら、彼らとはプレイできない。
(シーズン終盤の連戦で今日の結果は何をもたらすか……)
もちろん、それは信念を生み出す。勢いを継続し、いまいるいいポジションを維持する。そして、このような事実がある。選手たちはそこにいて、もっと多くを望み、個人でもより多くを自分に課している。彼らはもっとよくできたし、われわれはトレインしているときほどは、うまくやれていない。
それはつまり、彼らがいかに求めているかということ。いま自分たちがやっていることを継続するために、ベストを尽くそうとしている。
(今日はマンシティのゲイムプランを予想していた?……)
オプションはある。それは手の中にある。彼らが選手たちを下げだしたとき、彼らはウィンガーをGKやAMまで下げ、フルバックをインサイドに入れ、センターバックをインサイドに入れる。
そうした7-8人のインサイドにいる選手たちを追いかけたくなるが、今度はHaalandを1 v 1にすることになる。そこはどちらを選ぶかだ。
それで勝てるならグレイト! もしそうでないなら、何が起きたのか理解し、オープンスペイスを攻撃することになる。だから、彼らのラインは非常に狭いのだ。
(昨シーズンからのアーセナルの進歩についてこの結果が示すもの?……)
われわれが進歩しているということだ。よく競うし、こうした試合をどうプレイすべきか理解している。
しかし、チャンピオンシップを勝つために踏むべきステップはまだある。ここで勝たねばならない。
今日われわれはドロウにすることができたし、それをやるためには、まだまだ多くのことを進歩させねばならない。
以上。なんだか、似たような質問が多いな。
ウィリアム・サリーバの試合後コメント「満足はしていない」
BBC Sport、Sky SportsのMOTM。Haalandをまたしてもポッケに。AFC Mediaの試合後インタビュー。
サリバ:ビッグチーム相手のタフな試合だった。ぼくらも(ドロウで)100%は満足はしていない。でもいいんだ。ポイントをもらっておくよ。ここに来るのは楽じゃないし、失点しなかったのはぼくらがうまくやったということ。
もちろん、彼らのゴールを止めたことは誇れることだけど、まだ終わっていないから。まだ9試合残っていて、ぼくらはそれに勝たなければならない。
今シーズンのぼくらは守備がとてもいい。ディフェンダーだけでなく、チーム全体だ。これは誇れることで、これからもつづけていく必要がある。そして、つぎの試合に集中だ。もうみんなつぎの試合にすごく集中しているよ。
選択肢などない。その準備ができていなきゃいけない。
Bernardo Silvaの試合後コメント「アーセナルは違うチームになっていた」
ちょっと気になる発言だったので。
BS:(アーセナルは)違うチームだった。彼らはより経験を積んだから。トップサイドだ。
若い選手たちが一年経験を積んだ。今日彼らは、昨シーズンここでのプレイがどんなものかを感じ、今日ぼくは、彼らが以前よりずっと強くなっていると思った。
そうかそうか。