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2024夏の移籍デッドラインデイ、アーセナルで起きそうなこと

こんにちは。

今日はPLの移籍ウィンドウの最終日、いわゆるデッドラインデイですね。正確には、英国時間で8月30日(金)PM11:00、日本時間では8月31日(土)のAM7:00に移籍市場が閉じることになっている。

毎年デッドラインデイにはあちこちでドラマが起きるものであり、今年はアーセナルにそれが起きるかどうか、ポインツをまとめておこう。



アーセナルの2024夏ウィンドウ直近の状況

デッドラインデイ展望の前に、今日までのアーセナルに関する移籍活動の進捗をまとめておこう。まだクラブから発表になっていないが、すでに決まったといわれる案件がいくつかある。

エディ・エンケティア to クリスタル・パレス

エディ・エンケティアは、クリスタル・パレス行きが決まったようだ。

移籍金は、£25m+5m。いまから3日前の時点でクラブ間の合意、本人も受け入れていると伝えられていた。発表を待つのみ。

エディは、この夏はいろいろなクラブとの交渉が報じられたが、結局クラブと本人の両パーティが受け入れられるオファーを出したのはパレスだけ。フォレストはせっかくアーセナルが納得する条件をオファーしたのに、本人が拒否という。

一部報道によると、エディはパレスのEzeと個人的に仲良しだそうで、それもまたこの移籍を後押ししたようだ。Ezeのパレスでの将来はそこまで長くないように思えるが……

アーロン・ラムズデイル to サウサンプトン

ラムズデイルもようやく移籍が決まったとみられる。一昨日、アーセナルとサウサンプトンが合意とオーンステイン。

そしてアーセナルは、代替のセカンドGKを取らねばならなくなり、以前から伝えられていたエスパニョールのJoan Garcíaにやっとグリーンライトかと思いきや。交渉はここへ来て頓挫。

これはどうもエスパニョールの側が、突然要求を引き上げたようだ。彼には€30mのRCがあったが、アーセナルの€20mのオファーを受け入れると見られながら、土壇場でやっぱりRCの満額を支払えと。足元を見てきた。アーセナルの動きを見れば、相手が翻意したとしか思えない。

選手本人はアーセナル行きを望んでいたと云われるので、この件でいちばんがっかりしているのはJoan García本人かもしれない。

ネト from ボーンマス

そこで急遽、アーセナルはプランB発動。ボーンマスのGKネト(35)に向かい、ボーンマスとローンで即座に合意したという。買い取りオプションなどはなしのストレイトローン。

ネトはブラジル人で、プリシーズンのボーンマス戦後も、ジェズースやジョルジーニョらと談笑する姿が見られたように、チームへの適応は問題なさそうだ。

アーセナルは、今年もラヤがほとんどの試合でプレイする予感のあるなか、35才という年齢もセカンドGKにはふさわしい。セカンドGKに、20-30mのような大金をかけるよりよほどマシという声もある。

いずれにせよ、ひとまずセカンドGKの問題は解決したとみられる。

と、最近のアーセナル世界ではこのような動きがあった。

2024夏の移籍デッドラインデイ、アーセナルに起きそうなこと

今回のウィンドウの最終日(本日)まで、アーセナルがやりのこしている大きな宿題が、アタッカーの補強。

シーズン前から指摘されるように、純正ストライカー不在は今シーズンのアーセナルの数少ない不安要素のひとつであり、また信頼できるRWがサカしかいない現状は、このままシーズンに突入するのは危険であることはたしか。

RWのバックアップとしても数えているであろうジェズースが、またしてもケガをしてしまったこともファンを不安にさせているだろう。

しかし、アタッカーについては現時点でいくつかのプランがあるようだ。この土壇場でバタバタと出てきたオプション。あと一日でまとめることができるだろうか。

Raheem Sterling(チェルシー)

すでにチェルシーの巨大スクワッドからも戦力外として扱われているSterling(29)。これまでもアーセナルと噂はあったが、ここへ来て彼がアーセナルに来る可能性は高まっているように見える。

本人はアーセナル移籍にだいぶ乗り気で、そのためには現状の£300kpwからペイカットすら受け入れるという報道も。彼の代理人も選手をアーセナルに売り込んでいるらしい。

アーセナルは、もちろんアルテタとの関係もあり選手の適応に不安もないため、彼の受け入れに前向きだが、チェルシーが彼との契約を破棄することを期待しているという。できるだけ金は払いたくない。

したがって、この案件は、チェルシーが選手のフリーでの移籍、あるいはかなり安価での移籍を認めるかどうかがカギになりそうだ。

もちろん、彼らはあの馬鹿げたスクワッドビルディングのおかげで、いま積極的に選手を売却せねばならない状況にあり、この件は成立しそうに思える。このあとOsimhenも買うってんだからウケる。

彼にはほかのクラブからの引き合いもあるようなので、どうなるかまだわからないが、もろもろ状況を考えるとかなりありそうに思える。たとえば、2年のような短期契約ならリスクも低く、アーセナルはかなり受け入れやすい。

が、もしこれが成立しないとすればチェルシーがライバルの利益を妨害したいという動機によってかもしれない。彼らは、すでにジョルジやハヴァーツの売却でアーセナルをかなり助けてしまっている現状があり、今年はPLタイトルの有力候補になっているアーセナルだから、これ以上は避けたい。そういう考えはあるのかもしれない。

移籍成立確率:★★★★☆

Kingsley Coman(バイエルン)

Sterling同様、代理人がアーセナルに選手を売り込んでいると云われるひとりが、バイエルンのKingsley Coman(28)。バイエルンは、バルセロナとアーセナルに彼を買わないかとオファーしているというニュースもある。

バイエルンは、デッドラインまでにレヴァークーゼンのJonathan Tahをどうしても獲得したく、そのためには選手の売却が必要でComanをどうにか売りたい状況があるという。

こちらの件に関しては、オーンステインも「アーセナルがComanに興味を持っているのは知らない。最後の24-48時間で状況が変わらないかぎりはない」のように述べていたし、少なくないメディアでアーセナルが興味を持っていると云われるものの、どちらかといえばバイエルン主導の案件に見える。

Comanに関しても、アーセナルには選手の高い給与(€300kpw)が問題であり、それに加えてそれなりの移籍金も要求されるだろう。

サウジクラブが彼にオファーをしているという現状からすれば、バイエルンがどこまで妥協するか。ちなみに、彼はサウジからのオファーはここまで受け入れていないというので、やはりヨーロッパのトップレヴェルでキャリアを続けたい意向はあるのだろう。その点では、アーセナルはかなり魅力的ではありうる。

彼のバイエルンとの契約はまだ3年を残しており、MVは€50m。売り姿勢のバイエルンは多少の譲歩はあるかもしれないが、給与と合わせても、アーセナルにとってComanは、Sterlingほどお得感はない。

移籍成立確率:★★★☆☆

Ivan Toney(ブレントフォード)

あんまり話題にもなっていないが、一部でこういう報道がある。

Arsenal transfers: Gunners plot £50m Ivan Toney move to tee up dramatic deadline day battle with Chelsea

デッドラインデイにアーセナルが£50mでToneyへ。チェルシーとバトルって、まだ買うのかよ。

しかし、このひとは一時はアーセナルからの強い興味が伝えられて、ブレントフォードも£80mを要求する!なんて鼻息を荒くしていたというのに、あれからずいぶんとトーンダウンし、結局入札競争なんて起きなかった。メディアが騒いだだけだったのでは。

このひとのガチムチのプロファイルは、いまのアーセナルの方針にはとても合っているだろうけど、28才に50m払うとなればよほどの期待がないといけないはず。

移籍成立確率:★☆☆☆☆

その他サプライズ?

どうだろう。

売却方面は、ネルソンは残りそうだし、キヴィオールは「キミを離さない、なぜなら大切な選手だから」とアーセナルが彼に伝えたとかなんとか。

今年のアーセナルは、すべてのコンペティションが最大で72試合あるそうなので、スクワッドデプスはいくらあっても悪くない。あまりチャンスのない彼らには気の毒だけど、この一年ガマンしてタイトルを勝ち取った選手になってほしいと思う。

アタッカーのほかに誰が来るか。噂がないので、ほんとうに誰か来たらサプライズ。まあ最終日に突然新たな名前が出てくるってのもあるあるではある。

ニューカッスルのAntony Gordonがエドゥのお気に入りというニュースを見かけたが、まあ彼らのようなチームがIsak同様、あえて優秀な選手を手放す理由はない。

そういえば、フラムと退団してフリーエージェントになっているウィリアンがPL復帰を希望しているそうで、彼が来たら椅子から転げ落ちることうけあい。

Chelsea and Fulham: Willian open to Premier League move

「40才までプレイできる」。そこはキングカズをリスペクトして60才までと云ってほしかった。

 

明日の朝まではニュースから目が離せないね!

 

おわり



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