チームニュース

オーデガード、トミヤス、KT、サリバ（※レッドカードで1試合バン）がアウト。

サカ、ティンバー、カラフィオーリは、いちおうダウト。

この3人とも金曜のチームトレイニングには参加していなかったため悲観的に見られていたようだが、土曜の時点ではサカとティンバーはスクワッドに招集されているという説もある。

カラフィオーリは、イタリアンメディアが「マイルドなMCL（内側側副靭帯）」と伝えていた。それほどシリアスなケガではなかったと、信頼と実績の『Corriere dello Sport』。

😌 #Calafiori, sospiro di sollievo: l’infortunio non è grave. Ecco come sta https://t.co/n8FUk6yqHY

— Corriere dello Sport (@CorSport) October 24, 2024

Dr. Rajは、そうだとすると、これはいわゆるgrade 1のMCL断裂だろうと述べていた。それがたしかなら、1-2週間程度の離脱が見込まれるという。したがって、カラフィオーリはこの試合は当然無理ながら、再来週のCLインテルあたりには間に合うかも？（願望）

それと、今週はオーデガードに関する重要なニュースがあった。それは、ノルウェイNTのボス（Solbakken）が、彼をつぎのIBで招集したいと述べたこと。NTのボスだから、当然彼のフィットネスの進捗は把握しているはずであり、これは、先週アルテタが述べた彼の復帰ターゲット時期である「11月中旬」を裏付けるもの。

キャプテンの復帰は、時期的に、カラフィオーリと同じくらいのタイミングになるかもしれない。

予想ファースト11

4-2-3-1

ハヴァーツ

マルティネリ、トロサール、ジェズース

ライス、メリーノ

ジンチェンコ、ガブリエル、ホワイト、パーティ

ラヤ

 

ハヴァーツとトロサールがフロント2の4-4-2。ひとまずサカとティンバー、カラフィオーリが不在の前提での予想。

 

今回のチームセレクションで最大の注目は、もちろんバック4。そしてフルバック。

DFは、サリバ、カラフィオーリ、ティンバー、トミヤス、KTが不在で、最大の問題は、RCBとLBをどうするか。ちょっと可能性を考えてみよう。

もしジュリティンがフィットしていたら、LBあるいはRCB、RBのいずれか。ここも議論がありそうだ。

個人的には、サリバの代替としてRCBでの起用がもっともありそうに思っているが、いっぽうSalahとTAAに対峙する左サイドはこの試合では超重要になる。ティンバーはNLDでのLBは非常に印象的だった。1 v 1やネリとのリンクアップ。あのインパクト。ここで、あのときのパフォーマンスの再現を期待されてLBに抜擢されてもおかしくはない。

仮にティンバーがフィットしていないとして、今回の予想ではジンチェンコを選んだが、とくにリヴァプール相手では理想には程遠いだろう。彼らのストロングポイントに対して守備に課題あるジンチェンコを選ばねばならないのは、苦肉の策としかいいようがない。もちろん、ボールを持っているときのポジティヴな効果はあるだろうから、超積極的とも云えるけども。彼らのようなビッグチームとの対戦でカギになるのは、どちらかといえばオフザボールのほうだろう。

ジンチェンコは今シーズン、まだPLで1試合しかスタートしておらず（初戦のウォルヴズ）、最後にプレイした試合が8月末のブライトンで、もう2ヶ月近くプレイしていない。その点では、マッチフィットネスにもやや不安がある。

しかしそれも選択肢がないので仕方がない。もしジンチェンコを選ばないなら、キヴィオールかMLS。この3人なら、アルテタが不安を承知でジンチェンコに賭けてもおかしくはない。まあ彼はつねにひとりで守備するわけではないし、かなり精力的に守備参加してくれるマルティネリもいる。MLSのスタートが観たいのはやまやまだが、若い選手に慎重なアルテタがわざわざビッグゲイムでMLSをPL初スタートさせるとは思えない。

そしてRCB。サリバがいないカヴァは、ベン・ホワイトが順当か。ビッグガビとベニー・ブランコは、かつての名コンビっぷりを思い出す必要がある。もうひとりのCBオプションであるキヴィオールは、ボーンマスでRCBでプレイした印象が悪いし、そもそも左足の彼はポジション適性としてRCBに合っていない。少なくともスタートには選びたくない選択肢。

パーティもジョルジーニョもいるCMは比較的厚いエリアで、ライスをCBに移動させるオプションもあるっちゃある。スタートからやるとは考えにくいが、試合のなかでそのかたちになることはあるのかもしれない。

ベンジャミンがCBにシフトするとなると、RBはパーティ。これも理想的ではないが、しかたがない。もしティンバーあるいはキヴィオールがRCBでプレイするなら、パーティもCMでプレイし、MFの組み合わせも変わりそうだ。ライスとメリーノを維持するなら、トロサールがベンチ？ あるいはトロサールがRWに入るか。

こう考えてみると、できればどれもやりたくないオプションばかりで、いずれにせよ限られた選択肢のなかアルテタは最適なものを選ぶしかない。これまでやっていない人選、攻守のバランス、チームセレクションにはかなり難しい判断を強いられる。

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