楽しいCLの時間がやってきた!
と云いたいところながら、アーセナルちゃんはこの5試合で2つしか勝っていないというバッドフォームなのだよなあ。そしてガスパール氏ときたらこんなときにいきなり辞めるし。このモヤモヤをなんとかしてほしいよ。
だから、今回の試合が復調のきっかけになればいんだが。
さてアーセナルのCLグループフェイズ、ここまでW2 D1につづくMD4の対戦相手は、イタリアのインテル・ミラン。セリエAの去年の勝者で、現在も2位というたいへんに強いチーム。正直、アーセナルは悪い時期にあたってしまったとしか思えない。
だが、ここで強者相手に結果を出せば、間違いなく自信回復になる。その機会と前向きにとらえるべき。
試合をプレビューしてゆこう。
アルテタの試合前コメント「(エドゥが去っても)計画とヴィジョンをつづけていく」
昨日行われたアルテタの試合前記者会見。今回の会見には、選手からはブカヨ・サカが同席した。AFC公式サイトより。
(エドゥの退社について……)
アルテタ:すべてがとても早く起きた。もちろん、わたしは彼といっしょに働くのが大好きだった。この素晴らしい旅で、彼のとなりにいることをほんとうに楽しんだ。初日から、わたしたちはずっといっしょだったから。
まずなにより、わたしは個人的にも彼がわたしにしてくれたすべてのこと、それとクラブにしてくれた素晴らしい仕事について、とても感謝している。わたしたちにはお互いに特別なケミストリがあったと思うし、ともに働き、お互いの役割を楽しんだ。わたしは、いま自分がいるこんなにも美しい場所で人生の一部を彼と過ごすことに恵まれたし、彼はこの素晴らしいクラブを率いることではその大きな部分を占めた。
そしていま彼は、違う場所と役割で、なにかべつのことを行う素晴らしい機会を得た。彼の正しいプロとしての動きだった。われわれは、それを心の底から尊重しなければならないし、全員が彼のこれからの活躍を願っているはず。
(エドゥが去ったこと心配しているサポーターになんと説明する?……)
オーナーシップと進めている計画とヴィジョンはとてもはっきりしているし、野心的。われわれは、これからもそれを継続していく。われわれにはとても力強いリーダーシップチームがあるし、信じられないようなノウハウ、本物の情熱、クラブへの素晴らしい気持ちもある。いまやっていることを、われわれは止めるつもりはない。
クラブ全体に、興奮、情熱、どこまで行きたいかの理解が行き渡っている。そしてそれが意味するのは、誰かがその役割を埋めるためにそこに入る機会でもあること。エドゥが連れてきた人たちもいる、彼とともに働いてきた彼らもとても重要。
そして、われわれは先へ進む。「ありがとう」と云って前進しなければならない。なぜなら、これがわれわれの業界の現実なのだから。
(オーデガードとライスについて……)
マーティンが戻ったのは素晴らしいニュース。彼は今日初めてフルセッションを行った。われわれの予想よりもやや早かったが、彼も調子はよいと感じている。
彼はチームといっしょにいたかった。だから、試合で使うかどうかは明日決める。だが、少なくともチームとともに遠征に加わることは、彼には大きなステップ。
デクランは、残念ながらニューカッスルでケガをしてしまった。彼は試合を終えることはできたものの、この数日は気分が優れなかった。だから、彼が週末に向けてフィットするかどうか、木曜にみなければならない。
(今シーズンは勝利へのプレッシャーがある?……)
わたしは血湧き肉躍っているよ。この試合は、われわれがプレイしたい類の試合だ。ミランへ来てインテルとプレイすること。彼らは2年前にはCLのファイナルまで行ったチームであり、去年はスクデットを取ったチーム。だから、ここで自分たちの現在、野心を示すことだ。間違いなく、われわれがプレイしたい試合。
(ヴァレンシアに捧げられる黙祷……)
これは素晴らしいこと。わたしたちにはたくさんの支援が必要だから。
何が起きているのか、騒ぐことが必要だ。なぜなら、多くの家族や人たちに多大な困難が強いられた状況があるから。とくに、そうした困難が数ヶ月にわたり続いているため、継続的な支援が必要で、もっと広く知らしめていかねばならない。だから、われわれはこのことに感謝している。
(ヤコブ・キヴィオールの機会と彼がもっとプレイするためには何が必要か……)
とくに、彼がもつすべてのクオリティを出して、チームに貢献すること。それだけだ。彼が機会を得たとき、チームをパフォームさせて試合に勝たせるレベルを示すこと。それだけだ。
(これはクラブのキャラクターが試される試合?……)
われわれが4-5年の間に経験してきたすべてがあり、いま自分たちはなんと素晴らしい場所にいるのか。なぜなら、われわれはすべての困難を乗り越えてきたから。われわれは素晴らしいときを過ごしているし、いまいる場所に恵まれている。
われわれはこのコンペティションをプレイし、70試合をプレイするだろうし、ケガもあるだろう、ほかの多くのチームと同じように敗けもする。そして、それが自分たちのいまいる場所を示す。そして、明日はまたここで勝ち、自分たちがいかに優秀か、どう反応したかを示す。
(アーセナルはイタリアでどう見られている?……)
わからない。すべてのマネジャーに意見があるし、もし彼らの見方というものがあるのなら、われわれも自分たちのことをどんなチームが相手でも競える強いチームだと観ている。それを示すのが明日だ。自分たちのいまのレベルを示し、彼らを倒せる。
(Simone Inzaghiとインテルについて……)
彼らにはとてもはっきりしたアイディアとアイデンティティがあると思う。わたしにとっては、そこがインテルの最大の強みであり、マネジャーの最大の功績。彼にはいくつかの具体的なアイディアがある。とくにボールポゼッションや、一部の選手に違うスペイスを占領させるようポジションを動かすやりかた。それがトリッキーであり、予測を難しくさせる。
しかし、フェアに云えば、われわれはPLでも解決しなければならないたくさんの戦術的難問に直面している。だから、明日もそれと同じことをやる。
(なぜにあなたはサカのキャプテンを好む?……)
とくに彼が周囲からどう見られているか。みんなが彼を尊敬し、尊重する。彼のとなりにいたがる。彼には、そのポジティヴィティをひとに与えるキャパシティがあるのだ。とても特徴的な笑顔で、彼のエナジーを伝える。彼はいまやリーダーのひとり。
彼はアカデミーからはるばるやってきて、最高の才能、最高の選手のひとりであることに疑いはない。彼はそのステイタスをこのチームのなかで得ている。
(エドゥの退社とニューカッスルでの敗戦でサポーターに伝えること……)
敗けたり、誰も想像もしなかったニュースを聞いたとき、いつもわれわれがしているようにポジティヴなエナジーで団結することだ。そして前進する。それもフットボールの一部であり、それでも力強くいなければならない。それこそ、われわれがやっていること。
われわれはそれをやってここまできた。だから、団結することだ。
(イタリアにいること……)
ここに来ることは特権であり、わたしも試合に向けては完璧な準備をしている。
わたしは文化、言語、世界との違うやりかたで関わることが大好きなんだ。とくに自分たちの選手やスタッフと。
(デクラン・ライスの不在……)
それはノックで、足に問題がある。彼は違和感があるので、現時点ではフィットしていない。
「イタリアにいること」の部分について、どういう意味の質問か動画を確認したらイタリア語の質問で自動翻訳が無反応。イタリアの記者がなにを訊いているのかわからなかったが、ミケルはイタリア語も理解しているふうで笑いながら英語で質問に答えていた。あこがれのマルチリンガル。
今回の会見でもっとも注目されていただろうエドゥの辞任については、ミケルもさすがにやや感傷的なコメントになった。「すべてがとても早く起きた」という彼のことばからも、突然の事態に戸惑いも感じられる。彼の日々の仕事にこれからどのような影響があるのか、気になるところだ。
この会見に後半部分があるのかどうか不明。あとで公開されるようなら追記するかもしれない。